再創造の主人
1 尊敬する元・現職の国家首班、イスラエル圏の指導者ならびに青年学生の指導者、そして紳士淑女の皆様!まず、暗鬱だった過去の世紀を跳び越え、新しい夢と希望により新千年を祝福してくださった神の前に感謝を捧げるものです。
2 この瞬間にも民主と共産の鋭い対決が続いている地球上の唯一の国家である大韓民国に皆様をお招きし、このような大会を開催するようになったのは、個人的に見れば、この国が私の祖国でもありますが、神の摂理から見れば、韓半島が人類平和を創出すべき21世紀の中心国家であるためです。
3 私は本日、「再創造の主人」という題名の講演により、神の摂理についての皆様の理解を助け、また平和世界を創建すべき私たちの使命と責任がどこにあるかを明らかにしようと思います。
4 尊敬する貴賓の皆様、今私たちが身を置いているこの時代は、摂理的に大革命の時代です。すべての国家と宗教は、昔のような生活方式を越えて、今から新しい摂理に従って生きなければなりません。この地上世界だけでなく霊界、すなわち私たちが肉身を脱いで入って暮らさなければならない死後の世界も同じです。
5 すでに、私が任命した平和大使たちは数万人に及んでいます。時々、その平和大使たちが「私たちはどのように生きなければなりませんか?」と尋ねています。統一教会が過ごしてきたすべての道を踏襲し、霊界の実相が現実生活の中心的な内容になっているということを知らなければなりません。ですから、その内容に合わせて生きてこそ霊界と一致します。今は、そのような生活の中で自分が生きているという自信をもたなければなりません。
6 レバレンド・ムーンが語った内容の中で過去から現在のみ言に至るまで変わったものがありません。新世界のみ旨のために生きるか、生きられないかというのが、理想天国を実現するにおいて主役となるか、なりえないかということが決定されます。それが原則になるので、その原則に従って生きなければなりません。
7 今までコンセプト(concept;概念)的な生活をしてきたとすれば、これから実際的な生活で天国と霊界、そして肉界と一致しうる生活を、私たちの生活環境を越えて、国家まで拡大させてこそ、地上天国と天上天国が実現します。今まで各国家ならば国家の伝統的な思想とかコンセプトを中心として考えたことなどを克服し、新しい次元に然るべき基準を新たに立てなければならないのが、天一国主人の立場であるということを知らなければなりません。
8 レバレンド・ムーンは、統一教会を創立した当時に25~26歳でしたが、原理の全般的な骨子をかいつまんで協会を創立したということを知らなければなりません。その時代に統一教会に入ってきた人々は、真の父母とともに新しい世界で暮らしました。
9 レバレンド・ムーンが再創造の摂理をするところにおいては、堕落していないアダムの立場を責任をもって再びつくらなければなりませんでした。ですから、恨の神を幸福の神として解放してさしあげなければならなかったのです。それゆえ統一教会は、「神の王権即位式」と「天宙天地真のご父母様真の愛の平和統一祝福家庭王即位式」まで'奉献してさしあげました。
10 今日まで神が手を付けられなかった創造世界を、真の父母を通して蕩減復帰しなければなりませんでした。ですから蕩減の責任が神にあったのではなく、アダムにあったのです。アダムが整備しなければなりませんでした。そうしなければ神が本然の位置に立ちうる方法がなかったので、長い間の歴史を通して全知全能なる神でありながらも、無能な神の立場で苦労してこられたという恨めしい事実を皆様は知らなければなりません。
11 個人、家庭、氏族、民族、国家、世界と天宙まで越えて天上世界と地上世界に自由自在に往来することのできる皆様自身というものを自ら悟って、神まで仕えてさしあげることができなければなりません。ですから、神の国を創造して、奉献してさしあげなければ、アダムの使命は終わりません。
12 皆様が地上で真の愛の理想圏を成し遂げることができなければ、あの世に行っても完成できなかった限界圏から越えていくべき峠について、修錬過程を経なければらならない道が残るようになるということを知らなければなりません。ですから現在の私たちの生活がどれほど貴重であるかを悟らなければなりません。
13 そして、神は創造されましたが、完成することができなかったものを完成させるべき責任が神にあるのではないという事実も知らなければなりません。堕落の責任がアダム家庭にあったということは、驚くべき事実です。今まで人類歴史の中でこのような内容を知った人は、一人もいませんでした。
14 再創造の主人は神でなくて皆様です。それゆえ天一国の主人である私たちが重要なのです。レバレンド・ムーンが25~26歳の若い年齢にこのすべてのことを知り、統一教会という看板を掲げて歩んできたという事実を知らなければなりません。皆様もそのような本然の立場から新たに出発しなければなりません。
15 尊敬する貴賓の皆様、レバレンド・ムーンが家庭堂の創堂式で宣布したスピーチの主要内容が何だと思いますか? 婚姻届けと出生届けに関する内容でした。レバレンド・ムーンの婚姻届けや出生届けではなく、神の婚姻届けと出生届けについての内容だったのです。
16 神は結婚式を行うことができませんでした。出生届けも出すことができませんでした。だれのためにできませんでしたか? 堕落したアダムのためです。ですから、真の父母は神の王権即位式を奉献してさしあげた土台の上で、神を解放してさしあげなければなりませんでした。
17 堕落のために神が天地の主人として出発することができなかったという恨めしい事実を知らなければなりません。神の権限を堕落のなかった本然の世界へ戻しさえすれば、一時に宇宙を新しくつくることができます。それゆえ、今から皆様が神のみ旨に従って新しく決心しうるならば、万事がうまくいくでしょう。
18 天下が天の国の所有権として復帰されうるようにレバレンド・ムーンが努力しているという事実を知らなければなりません。その事実を知ったなら、皆様もきょうを新しい出発の日と定めて責任を果たすという信念をもちうる神の息子、娘たちとならなければなりません。それから神を中心とした家庭を築かなければなりません。
19 皆様も天の側に立って今まで神を苦労させ、宗教圏を受難の中に追い込んだサタン側に属する国々を整理するという決心をしなければならないでしょう。私が暮らしたい故郷の地を建設することができなければなりません。
20 万物まで真の愛を施すのも、皆様がしなければなりません。万物、すなわち植物と動物を再創造しなければならないのです。それらのものは、人間の堕落のために真の愛の相対的な立場を失いました。ですから自分が失敗してそのようになったように考え、自分が責任を負って復帰しようと考えなければなりません。そのような人が天一国の主人です。
21 全人類が兄弟であると考えなければなりません。皆様がそのような心情を感じられなければ、あの世に行って王宮の周辺だけをぐるぐる回る暮らしを千年万年繰り返すようになります。皆様は祝福された先祖として純潔・純血・純愛の血統を残すために、あらゆる精誠を尽くさなければなりません。レバレンド・ムーンが軌道を敷いておいたので、皆様は最善を尽くして走っていってこそ、目的地に到達することができます。
22 新しい時代、すなわち国家を皆様の祝福家庭の上に立てることのできる新しい時代が到来しただけに、徹底した心をもたなければなりません。ですから、神に侍って家庭を拡大した国、世界、地上と天上へ帰らなければならないのが、統一教会の目的であることをはっきりと知らなければなりません。
23 イエス様が蕩減復帰を終えてローマまで祝福してあげたなら、40代までに地上天国と天上天国をすべて築いたはずです。ですから、一つの宗教、一つの文化圏、一つの国を中心とした一つの心情圏が築かれることができなければなりませんでしたが、そのようになりえずイスラム教、ユダヤ教、キリスト教が生じたという恨めしい内容を知らなければなりません。
24 イエス様を殺した罪は、イスラエルが千代万代犠牲になったとしても許されることができません。イスラエル民族が罪の量をすべて満たしたのではありません。イスラエル民族をヒットラーが自らの思いのままにあれほどまでに殺すことができたでしょうか。蕩減の量が満ちなかったので、そうすることができたのです。歴史的に分かれたユダヤ教とイスラム教、そしてキリスト教が統一教会を中心として一つになるべき時代が来ました。
25 再臨主は最初に来た主人が定着できずに行ったゆえ、再び来る主人です。再び来て真の父母となって地上世界と天上世界の解放圏を築かなければなりません。そのような事実が摂理史とともに絡み合っていることを人類は知りませんでした。
26 今は知ったので、すべて天―国に入籍して新しい民にならなければなりません。そうすることができずに死んで、霊界に行けば引っかかるのです。ですから、だれであれ生きている間にすべてのことを清算するために、至誠の限りを尽くさなければなりません。
27 皆様の五官だけでなく十官を百回千回燃やしたとしても、越えていかなければならないその道に誤りを残すようになれば、だれが責任をもつことができますか? 神が責任をもつことができますか? 神は責任をもつことができません。そのようなことに神が責任をもつことができるならば、初めからアダムとエバを堕落するように放っておかれなかったはずです。
28 再創造の主人はだれですか? 神ではありません。皆様白身であり、皆様の家庭です。ですから、家庭盟誓を唱えるとき、「天一国主人私たちの家庭は…」と言って始めるのです。神がつくられた極めて小さな微生物から宇宙全体がペア・システムになっています。それをサタンが分けました。
29 皆様が真の愛で植物を愛し、動物を愛し、地を愛しながら、これまで真の主人になることができなかった恨みを解かなければなりません。ですから新しい人生観、宇宙観、天宙観が定立しなければならないのです。もともと家庭堂は必要ありません。神を父母として侍って生きる家庭が必要なのです。そのような家庭が築かれなかったのを蕩減するために家庭堂をつくりました。
30 私たちの家庭は、それを蕩減するために供え物になることができる道を開拓する孝子、忠臣、聖人、聖子の家庭に間違いないという自覚が必要です。ですから、神の心情圏内で千年万年血と汗をまいても、足りないことを感じながら歩まなければらならないのが天を訪ねていく家庭の道です。
31 皆様自身を中心として天の国と天の宮殿までも、再び建設する孝子、忠臣、聖人、聖子の家庭になろうという、そこに地獄がありえるでしょうか。その家庭自体が天の国の王宮になることによって、神が訪ねてきて住まわれるようになるでしょう。
32 レバレンド・ムーンが統一教会を立てて導いてきながら多くの苦労をしましたが、今まで苦労したことは苦労ではありませんでした。福を体恤して感謝することのできる心情圏を体得した位置まで経てきたので、そのように感じることができるのです。その位置まで行ってみなかった人は分かりません。
33 すべての人間が神を父の立場に立ててさしあげ、子女として愛を受けることができなければならないのに、人間始祖が堕落してそのようになることができませんでした。ですから、今まで人類が行かなければならない恨の歴史が残っていたのです。
34 真の父母の生涯も恨の路程でした。今後、世界がその内容を知るようになれば、毎日のように痛哭することが起きるでしょう。イスラエル民族が「嘆きの壁」で涙を流して悔い改めるようなことになるでしょう。
35 いずれにせよ、神が結婚式をなさる時代圏に入ってきました。神が婚姻届けを出すことができるようになったので、息子、娘たちが出生届けを出すことができるのです。神が第一イスラエル、第二イスラエル、第三イスラエルの三代圏を越えて本然の位置に戻られるのです。
36 今や皆様は、真の父母の勝利圏の上で結婚届けと出生届けを出すことができる二つの権限を相続しうるようになりました。ですから寝ても覚めても一心、一体、一念、一和の生活をする天一国の民となれば、天の国の皇族となるのに不足はないという事実を信じ、そのように実践してくださるよう願います。
37 選民圏を代表した第一イスラエルのエルサレム宣言、第二イスラエルのワシントン宣言、そして第三イスラエルのソウル宣言の産室である鮮文大学で開催された「ラスティング・ラブ・コンファレンス」に参加した二世圏の指導者の皆様と本ソウル宣言に参加するためにリトルエンジェルス大劇場のこの場を共にされた一世圏の世界の指導者の皆様に深く感謝申し上げます。
38 皆様は天の選民圏を受け継ぐ一世と二世の指導者たちです。皆様がたすべては、国連の再創造のための歴史的な聖業に招かれて本日、このソウル宣言の現場に立っておられるということを銘記してくださるようお願いします。これらすべてのことに対して神に感謝申し上げながら、参席者の皆様のご家庭と国に神の大きな祝福が共にあることを祈願いたします。ありがとうございました。
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文鮮明先生の講演 - 23. 再創造の主人
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