新しい希望農場宣言(4月3日)
1995年4月3日
真のご父母様は、ブラジルの「新しい希望農場」で4月3日早朝5時、世界160か国を代表した指導者たちの前で、「新しい希望農場宣言」を発表された。これは「サンパウロ宣言」の具体的な実践方案の一つとして、理想的な社会、理想的な国のモデルとして立てるための措置であり、以下はその要旨である。
今日の世界は、性道徳の紊乱(びんらん)と家庭破壊、そして個人主義の澎湃(ほうはい)で深刻な人間の危機に直面している。また、一つしかない地球の環境汚染と公害等は、人類の存在自体を威嚇している。
全人類はどの時代よりも、他の人とともに互いに協力し、愛する実践運動を必要としている。さらに、万物と自然を愛し、大切にすべき環境保護運動が切実に必要とされる時である。特に、これらの運動は宗教者たちが率先しなければならない。
私は、早くから「人間のために創造した自然万物を愛さずに、人間を愛するとは言えないし、神様の実の子女としてつくられた人を愛さずに、神様を愛するとは言えない」と教えてきた。神様を愛する人が、その神様が子女としてつくられた人間を愛することは、当然のことである。ひいては、神様が人類のためにつくられた自然を愛さずに、どうして人類と神様を愛するといえるだろうか?
理想的な社会や国とは、あらゆる人が国境と皮膚の色を超越して相互協力し、調和を成して、幸福に暮らしていく社会である。この社会は、人々が同じ神様の息子・娘であることを自覚し、真の父母を中心として一つの兄弟になった大家族社会である。
そこは、血統と所有権と心情を復帰した祝福家庭たちが、真の父母の言語、真の父母の文化の下(もと)、自由と平和と統一の世界を成す所である。人々は、神様の心情文化の中で共生共栄共義の生活をするようになる。
それゆえ、この世界は、腐敗や不正、そして戦争や罪悪と無関係であり、人類は、地球環境に対する公害要因を除去し、万物に対して真なる主人として愛し、保護しながら暮らすようになっている。
その世界での生活のための活動と作業は、他の人のために生き、愛する心情を根底とした喜びの奉仕であり、実践であり、したがって構成員の生活水準は平準化される。教育は、あらゆる文明の利器を活用して享受するが、知識教育、体育、技術教育はもちろん、祝福家庭を土台とした心情教育と規範教育を優先することによって、天道に従う選民を育てる教育となる。
このような理想の実践は、真のご父母様の思想、すなわち、為に生きる真の愛の理念でなくては不可能である。アダムの堕落によって信仰を失い、復帰の道を運命づけられた人類は、絶対信仰、絶対愛、絶対服従が必要である。神様が宗教を立てて摂理されるのも、この目的のためである。ノアのような摂理的人物の絶対信仰が貴いのも、このためである。
私は、地上においてのみならず、霊界での凄絶(せいぜつ)な霊的闘いまで勝利してきながら、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の実体になり、その勝利基盤を相続させるのである。
私たちは、真のご父母様のこのような伝統に実践において似、また、地と万物と人と神様を愛してきた真の父母の生活に似て、そのとおりに生きてこそ、理想的な国のモデルをつくることができるのである。
「新しい希望農場」は、正にその実践のための訓練場である。投入し、また投入しながら、地と水と自然を愛し、万国の人々が一堂に会し、一角兄弟になって、神様の国を創建する実践道場である。
ここで成果を収め、万民に見せてあげることによって、人類が皮膚の色と文化と国家を超越して、どのように愛の共同体を成すのかを教育することであろう。
さらに、自然、万物を愛し、大切にする模範とともに、全地球環境をこのような思想によって国際管理すべきことを悟らしめることであろう。人類が戦争と飢餓と犯罪をなくし、平和に暮らしていくことのできる手本を、ここで示してあげることであろう。
世界160か国の宣教国で人的、物的支援をなし、祈祷をもって声援することであろう。世界の青年たちがここで訓練し、実践経験を帯びて本国に帰り、その国を理想的な国にするための先頭に立つことであろう。
まず、各大陸別に支援し、また40か国からは第1次として5名ずつ派遣するが、5月1日から各2名ずつ先に送って、この歴史的な運動に同参するようにすることであろう。
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1. 文鮮明先生御言選集
文鮮明先生御言選集 19950403 - 新しい希望農場宣言
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