+聖イレネオ司教殉教者記念日に、神に賛美をささげよう。
おはようございます。
今日は聖イレネオ司教殉教者記念日です。
み心の主・イエス・キリストとみ心の聖母マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、聖イレネオ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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聖イレネオは、130年頃、小アジアのスミルナ(今日のトルコのイズミル)で生まれました。ローマで学び、フランスのリヨンで司祭叙階を受け、その後そこの司教となり、特にフランスにおけるグノーシス主義の異端に対抗してカトリック信仰を擁護することに多くの力を注ぎました。2世紀の教会の重要な神学者の一人として活動し、グノーシス主義の異端の誤りを詳細に指摘した「異端論駁」という有名な著書を残しました。聖人は200年頃に殉教したと伝えられています。フランシスコ教皇は2022年にイレネオ聖人を一致の学者(Doctor unitatis)という称号とともに教会博士に宣言しました。(今日の典礼から)
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マタイによる福音
<「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」>
そのとき、8・1イエスが山を下りられると、大勢の群衆が従った。2すると、一人の重い皮膚病を患っている人がイエスに近寄り、ひれ伏して、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言った。3イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち、重い皮膚病は清くなった。4イエスはその人に言われた。「だれにも話さないように気をつけなさい。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めた供え物を献げて、人々に証明しなさい。」(マタイ8・1-4)
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イ・ジョンジュ アウグスティノ神父の「今日の黙想」です。
ある重い皮膚病を患っている人が、自分の病を癒してくれるようイエス様に近づきます。イエス様が手を差し伸べ、その人に触れ、その病を癒してくださいます。このように「手」は、私たちの体の中で最も多くの役割を果たし、私たちの思いをよく伝える大切な部分なのです。
イエス様はこの世で最も貧しい人々を大切に考えておられましたが、第2バチカン公会議以降、教会も「貧しい人々のための優先的選択」という命題の下で、イエス様の意図をより深く刻んでいます。しかし、このような選択が学問的や象徴的なものにとどまってはならず、実際に貧しい人々に近づき、彼らと共にいることが大切であることを、今日のイエス様の御手がよく示しています。
重い皮膚病を患っている人々は、貧しい人々の中でも最も疎外された人々です。しかし、貧しい人々を分け隔てし、疎外するのは私たちの尺度です。私たちが自分だけを考える利己心や、誤った情報、そして誰かを無視する心から尺度を作り、こうした分断と疎外が生まれるのです。
私たちが貧しい人々を遠くから見たり、テレビや雑誌、映画を通して触れるだけでは不十分です。分断と壁を打ち破り、彼らに近づき手を差し伸べるべきです。
まるで私たちが困難に直面しているとき、イエス様が私たちに御手を差し伸べ、触れてくださることを望むように。
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イエス様の御手の代わりにわたしたちが隣人のために主の道具になって必要としているところの手となり足となることができますように!聖霊、きてください。