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セリーヌ・ディオンさん、スティッフパーソン症候群を告白「長い間、自身の体調と向き合ってきた」
「時に歩行が困難になったり、歌を以前のように歌えなかったりと、日常生活にまで影響を及ぼしている」と明かした。
Yuto Komatsu
2022年12月09日 16時29分 JST|更新 13時間前
スティッフパーソン症候群( - しょうこうぐん、stiff person syndrome:SPS)とは、非常に稀な進行性の神経性疾患で、自己免疫疾患の一種。 筋肉を弛緩させるための神経系統がうまく働かず、痛みを伴う体の硬直や筋痙攣を起こし、音や接触などの体感によって症状が誘発、悪化する(別名:スティッフマン症候群(stiff man syndrome:SMS)、スティフ・マン症候群、全身強直症候群、全身硬直症候群、stiff-person症候群、stiff-man症候群、Moersch-Woltman syndrome)。
セリーヌ・ディオンさん
via Associated Press
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歌手のセリーヌ・ディオンさんは12月8日、「スティッフパーソン症候群」と診断されたことをInstagramで公表した。2023年2月に予定していたヨーロッパツアーは、2024年に延期されるという。
医学事典「MSDマニュアル」によると、スティッフパーソン症候群は中枢神経系疾患。体幹や腹部の筋肉が徐々に硬く大きくなり、最終的には全身の筋肉が動かなくなるという。
ディオンさんはInstagrmに投稿した動画で、「長い間、自身の体調と向き合ってきた」と切り出した。
声を震わせながら「スティッフパーソン症候群という、100万人に1人が患う神経疾患と診断された」と公表した。自身の病状について「時に歩行が困難になったり、歌を以前のように歌えなかったりと、日常生活にまで影響を及ぼしている」と明かした。
動画の中でディオンさんは、「2月のヨーロッパツアーには間に合わない」としながらも、「回復に向かう途中であるという希望を持っている」と前向きなメッセージを送っている。
動画の最後には「すぐに皆さんに会えることを心の底から祈っています」とファンに向けての想いを語った。