「よい死の日(4月14日)」に渋谷で「Deathフェス」開催。1回3000円のミニ仏具ガチャや“納棺式”体験も【イベントレポート】
今年3回目を迎えた「Deathフェス」。「死をもっとポップに、終活を再定義する」場を提供しています。「よい死の日」当日の4月14日にイベントを取材しました。
Yuko Funazaki
2026年04月14日 17時47分 JST
ミニ仏具ガチャ「佛佛玉」
Huffpost Japan
「よい死の日」である4月14日に合わせ、東京・渋谷では4月11日から16日まで、「死」をもっと自由に捉えて考えるためのイベント「Deathフェス(デスフェス)」が開催されている。
「死」にまつわる話題は何かとタブー視されがちだが、「Deathフェス」は「死をもっとポップに、終活を再定義する」場として、死の多様な側面をテーマに、様々な体験型プログラムや展示、トークショーを行っている。
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「よい死の日」当日の4月14日に筆者が会場を尋ねると、平日の朝にも関わらず、トークショーは満席。若者からシニアまで、多くの人が集まっていた。
今回で3回目を迎えた「Death Fes」
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会場には他にも、尊厳死や臓器提供に関する情報発信、遺骨中に含まれる炭素から作る合成ダイヤモンド、入棺体験、AIを使った「未来の遺影写真」撮影体験など、「死」にまつわるさまざまなサービスが並んでいる。
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また、刀彫の仏像や漆塗の香皿など、職人手作りのオリジナル仏具が入った1回3000円のミニチュア仏具ガチャといった、死をオープンに語るきっかけとなるユニークな体験型コンテンツが数多く提供されている。
自分の“納棺式”を体験
筆者は今回、瞑想ボックス「AWAI」を体験。静かなボックスの中で、事前に選んだサウンドと香りに没入するというもの。サウンドには「海辺」や「森」などの他に、「デスフェス」ならではの「納棺式」というメニューも。せっかくなのでそちらをセレクトし、ボックスに入った。
「AWAI」ボックスでは、サウンドと香りを選ぶことが出来る
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ボックス内には、私が選んだ「時を編む霧」という香りが漂い、ヘッドフォンからは納棺師の声が聞こえる。これは「故人となった自分になる」というメニューで、納棺師は“故人”(今回は筆者)を身なりを整えるという。
納棺式が始まると、幽体離脱のような、まるで納棺される自分を上から見下ろしているような感覚になる。納棺師の淡々とした進行を聞きながら、「誰に囲まれているんだろう」「自分はどんな表情をしているんだろう」「何を着せられてるのかな...」と、考えを巡らせた。
「瞑想ボックス」の中
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約10分で私の“納棺式”は終了。不思議な体験だった。
以前、入棺体験をしたことがあるのだが、その際は同僚が私への“弔辞”を述べてくれるなど、ディープでパーソナルな体験となった。今回はより儀式的なもので、意外にも客観的な感情と共に“式”ボックスを後にした。
「AWAI」の体験はこのデスフェスのために制作されたというが、今後は喧騒の中でも自分を取り戻すことができる瞑想ボックスとして、駅などへの設置を検討中だという。
今年で3回目
今年3回目を迎えたDeathフェス。昨年2025年のイベントには、10代や20代の若者も含む約4200人が来場した。
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日本は超高齢化社会を迎えており、2024年の死者数は160万人を超え、過去最多となった。
Deathフェスは、身近にあるにも関わらず、未だに敬遠されがちな「死」について様々な分野からアプローチし、オープンに語って知識を得るという貴重な場を提供している。
【Deathフェス詳細】
日程:2026年4月11日(土)〜4月16日(木)11:00-20:00(最終日16日は17:00終了)
会場:東京・渋谷ヒカリエ 8F 「8/」COURT・CUBE、Creative Lounge MOV
チケット:無料、事前登録制 ※当日現地で受付も可能、一部有料プログラムあり
Website: https://deathfes.jp/