これが戦争だ!6~10(1950年韓国5~9)

[河光範]

●これが戦争だ! 06 ( III. 1950年韓国-5)
1950年韓国 (7月-1)  1950年 7月初-1

戦争2週目は日本占領軍の任務から韓国に投入された米軍将兵たちに非常に悲痛な時間だった。米第24師団の将兵たちは、韓国を掃除しようとする大規模な共産軍にほぼ単身で対抗していた。韓国軍の抵抗は敵の初期奇襲攻撃にほとんどが消えてしまった。投入された米軍はただ悲惨な遅延戦を繰り広げるしかなかった。

36時間の間、激しく注がれた雨は、穴を開けられない隠蔽物のように敵軍を援護してくれ、彼らに多くの戦車と対空砲を集結させる時間を提供した。我が空軍のジェット戦闘機は、地上の田んぼと低い雲の間の薄い層にとどまるために、ほとんど前例のない平らな角度で機体を横切って攻撃のために飛んだ。雲に満ちた山峰たちが韓国中央地域で道を塞いでいる密集した戦車や装甲車ほどその飛行機を危険にした。

私が共産軍の進撃を阻止しようと努力しているジェット戦闘機に乗って飛行する機会を持ったのは、まさに戦争2週目になるこの時だった。ビル-サム-ウェイズ中佐が私が乗る戦闘機である「シューティングスター」のパイロットだった。私は慎重に安全ヘルメットを調整して合わせ、パラシュートと酸素マスク、そして座席をしっかりと結んだ。

サム-ウェイズ中佐は、私たちが襲撃された場合、どのように操縦席から脱出するか、また攻撃する前に私たちが高空に上がったときに純粋な酸素の流れをどのように調整するかを私に詳しく説明しました。 そしてまた何があっても体を操縦桿から離れさせるようにする緊急指針に留意した。

私たちの飛行機が他の4機の戦闘機と合流するために滑走路で最後までゆっくり動いている間、輝くジェット飛行機の行列に沿って立っている各飛行チーム長の隣を過ぎたとき、彼らが私に友好的な明るい笑いを送るようだった。

私は人々がジェット機の操縦席の中に入っているだけで騒音が聞こえないという言葉をいつも聞いたがそれは本当ではなかった。サムウェイズ中佐が離陸のために燃料調整板を開いたとき、私たちがまるで大きな精油工場の供給装置に座っているような音が聞こえた。その騒音はひどい力のロケットに私が結ばれたような感じを与えた。

それはすばらしい感興で、とても驚異的な感じでした。ほんの数秒後、私たちは数千フィートの空中にあり、日本は遠く離れていました。サム・ウェイズは、他の戦闘機の翼の下に私たちの戦闘機を密着させ、これらの戦闘機を飛んでいる野砲の役割をする、戦闘機の翼に取り付けられた2つの5インチロケットを見ることができるようにしてくれた。

私たちが地上を離れるとすぐに騒音が消えた。振動もまったくなかった。私の頭のすぐ隣にあるバックミラーを見ながら、私は数分の間、私の後の操縦席のサムウェイズ中佐の写真を撮ろうとした。そしてこのジェット戦闘機が二人が乗れるように製作されて出たのが私にとってとても幸運だと思った。

積み重ねられた雲の間を抜けてすぐに私たちは韓国上空にいることを知った。私たちの頭の上のガラスカバーに霜が付き始め、 私の新しい知識を利用する機会を得た。私はヒーターをオンにしてガラスカバーの霜を除去した。

四方から来る音声が私のヘルメットに満たした。今、我々の攻撃機が合同で爆撃を加えている間、小さな偵察機に乗って、打撃目標地域の周りを回って観察している戦闘機爆撃制御官と無線で接続されているからだった。

離陸する前にサム・ウェイズ中佐と私は他の4人の爆撃機パイロットと一緒に説明を聞いた。各攻撃機はまず彼らの目標を爆撃し、次にロケット攻撃を行うことにした。 攻撃機は、戦闘機が対空砲に当たらない限り決して注意を払わず、作戦終了後の燃料タンク分離投下において、投下物が味方と衝突しないことを確認できるまで燃料タンク投下を遅らせるように努力するだろう。

他のすべてはサムウェイズの手にかかっていた。爆撃観測者は私たちのためのいくつかの良い目標があると述べた。それは水原の南に突進する共産軍を先頭から導くタンクだった。 4台のジェット機が降下し始めた。

サム・ウェイズは先頭戦闘機に添って右側から動いた。近すぎて、我が機が先頭機の尾の排気管に縛られているように見えるほどだった。先に飛行するそのジェット機が雲の中のしばらく開いたすき間で機体を傾けて旋回し、方向を変えて下に降りていった。

我々は非常に近づいて、二つのジェット機が一人で操縦されているようにぴったり合う方向転換と回転と急降下などに従った。 突然、私たちは雲の下に出てきた。下には丹念に手入れして、区画されている野原と雨にしっかりと濡れた丘が広がっていた。

広大な前方の地面に一つの細かい点があったが、それは村だった。その村の終わりに交差点があり、道が出会うすぐそこに木々が立っていた。 1台のタンクが木の後ろにあり、私たちは雲の回廊に沿ってまっすぐにタンクに向かった。最初の爆撃を終えて抜け出しながら、サム・ウェイズが依然として先導ジェット機の後尾に付いて旋回した。

●これが戦争だ! 07 ( III. 1950年韓国-6)
1950年韓国 (7月-2)  1950年 7月初-2 

そして次のロケット攻撃のために彼に従った。2つの火の柱がジェット機の下から飛び出した。そして、サムウェイズがその木々にぶつかる直前にジェット機を引っ張って急上昇させたので、私は写真を撮った後、座席の中に体を丸めた。私たちは時速600マイル以上の速度で飛んでいました。

地と空、生と死、これまでにあったすべてのもの、そして私の頭と肩の上から背中を沿って降り注ぐ雷と稲光が私をますます操縦席の底に押し込んだ。私の体は汗でまみれた。その汗は普通の汗ではなく、私の服とパラシュートをしっかり濡らし、燃えるような涙で目をいっぱいに満たしたまま急速に流れる川の中にあるような汗だった。

そして私の体が押し下げられたとき、私はずっと私に言った。 「なにとぞ操縦桿にぶつからないで！」と。しばらくして、飛行機が水平を保ち、タイトに締め付けられたバイスが私を解放し始めたとき、私はかろうじて頭を上げて膝と安全バンドの上を転がって落ちている宝石のように光るカナリア色の液滴を見ることができた。

それは噛み締めた私の歯と鼻から流れ落ちた。そして「これらは値をつけることができないほど貴重でとても美しいが、私の中で私を動かすようにしたので、私の体の奥深くに留まらなければならない。体の中の何かが壊れたに違いないと思った。痛みと抵抗の中で、私の体は単に人間の動揺の限界内で反応し、私の体系は胆汁を逆流させた。

サム・ウェイズは、爆撃観測者がロケットがタンクを命中させて爆発するのを見ながら気持ち良く、独り言で南部軍特有の悪口を呟き、笑うまさにその瞬間に2番目のジェット機に追いついた。 2番目の攻撃は、私たちが幸運ではなかったことを除いて、最初のものとまったく同じだった。

サムウェイズが私たちのジェット機に近づいているので、私は他の飛行機の翼をカメラのファインダーで見ることができなかった。そして攻撃を追跡して撮影のためにずっと完璧な位置でジェット機をつかんでいたがロケットが発射されなかった。

私たちはロケットが衝突して炎が起こり、 近い丘で轟音が聞こえたとき、さっと音を立てて道を横切って、またすぐに水平を保った。ロケットたちがぶつかりながら全体攻撃を不発にした。

3番飛行機はもう一方の道で素早く避けている装甲トラックを襲った。そのトラックが深い渓谷に逃げるか心配でもしたように攻撃位置に飛び出した後、急降下してそのトラックを吹き飛ばしてしまった。低すぎる高度に攻撃をした後、下降状態から水平飛行に戻るときに炎の破片を突破して飛ばなければならなかった。

4番ジェット機はサム・ウェイズが旋回して彼の後尾についた時、すぐに急降下攻撃に入った。もう一度の機銃掃射。決定的な別の機会。目標に向けた鋭い動き、今回の目標は装甲車だった。そして翼に付いたロケットが発射された。数分後に高い上空で、私はより多くの純粋な酸素が出るように調整した。私はこれが何のための意図だったか確信した。

最後の攻撃の時、操縦席の床に再び体をすくめる前に、私は小さな鏡を通してサムウェイズが何をしているのかをちらっと見たが、そこには、分からない一人の顔が見えた。

まぶたが引き下げられ、目がふくらみ、頬に長い垂直線にしわが作られ、川の水から引き出された麻袋のように濡れて形が分からない顔だった。それは私だった。そして私は考えた。「まさか、こんな顔が」。ところがバイスが私の手を締めてカメラも持つことができなかった。

飛行場に戻る滑走路に着陸しながら、私はつややかな翼とその先に付けられた弾薬のような燃料タンク、鏡の中に映るサムウェイズ、そして今は乾いて色が薄くなった私の膝の上の少し丸い汚れ等を見た。

そして私はしばらく私が実際に別の世界に住んでいたことを、今は私を越えて遠くにある世界、そして二度と足を踏み入れることができない世界にあったことを知った。 その時ジェット機が編隊の自分の位置二止まるようと停止した。私は本当に気分が良かった。

●これが戦争だ! 08 ( III. 1950年韓国-7) 
1950年韓国 (7月-3)  1950年 7月下旬-1

7月下旬： 私がその山を見た時はすでに攻撃が始まって24時間が過ぎた後だった。秋はまだで、 山腰をドレスのように巻きつけている田んぼや大豆畑の緑色を変えることができず、 夏の日も山峰から伸びる渓谷に広がっている薄い霧を突き抜けてその力を誇示していた時だった。

小さな黒い光を帯びたツバメ一匹が、私の隣を過ぎて水田の上に低く飛んで、小さな虫をつかみ、すぐ前にあるヤナギの上で翼を広げた。日光が山の背と私の周りの畑を照らして温かく感じられ、もう戦争が遠ざかったようだった。

しばらくして、私はヤナギの木が立っている市内を横切って、草で覆われた深い泥湯の中で地を掘っている韓国軍砲兵たちを見た。彼らは韓国戦争中に最も名高かった 17連隊の砲兵兵士であり、今は山頂周辺とそこにある敵のトチカに75ミリ野砲で直接射撃ができる砲陣地を掘っていた。

すべての作戦状況図と砲兵地図にその高地の高さは626mと表示されていた。山々は通り過ぎたがそれほど多くはなかったし、 戦争が進行中だが、目標を占領するための戦闘がそれほど多くはなかった。あなたが命令を受けて、その丘の上にある従順な韓国軍徴集兵士の中の一つになるほど運が悪くなかったなら、少なくともそう感じただろう。

弾薬筒を負い、その山の中で前より高く曲がりくねった山道を上がる田舎農夫たちの長い行列と、ねじれながら山から降りているひと群れの負傷兵たちが平和の幻想が嘘であることを山の下の谷で見せていた。お互い答えるように順番に二度の機関銃の一斎射撃音が頂上から下に響き渡った。この626高地は危ない釜山防衛線につながる中心軸に該当する最前線だった。

負傷者のための救護所として利用されている小さな農家の近くで、私は軍隊の警告を知らずに自宅にそのまま滞在していた、無言の緊張した顔の、ある田舎の女性を包帯で包んでいる二人の衛生兵を発見した。

共産軍の爆弾の一発が彼女の頭の中に破片を打ち込ませた。今、彼女は涙も流さず、 大丈夫だという態度でしゃがんで座って衛生兵が破片を取り除こうと努力している中、 彼女に密着している幼い息子に朝の乳を与えていた。

包帯を巻いて小屋の壁に近づいて立っている彼女はどこに戻るべきか分からなかった ように見えた。その時、彼女の隣人が近づいて、私の肩越しに彼女に何かの言葉を呟いた。不幸な知らせの衝撃で彼女の頭が後ろに仰け反って、耐え難い苦痛で彼女の目は歪んだ。彼女の息子が少し前の爆発のために死亡したのだった。

救護所の南側にある大豆畑のほとりになじみの人物が現れ、細かく砲台の砲床設置状態を見て立っていた。彼は17連隊が属している国軍首都師団の米軍事顧問団の代表であるフランクリン・パリス中佐だった。彼は予定より一日以上遅れた今、攻撃を早めることができる解決策を探す為に師団司令部から到着した。

軍事顧問団の機能が諮問役割に厳しく限定されていたため、パリス中佐や彼の補佐官または陸軍本部にある彼の上官までも、どれが韓国軍が戦線で使用する最善の方法であるか単に提案しかできなかった。

各顧問官はその役割を局限するよう命令を受け、しかも「敏感な韓国人たちの感情を傷つけないようにすること」を明らかにする指針までも受けた。 「終わりまでに引き締まる形の戦争」の時代にほとんど全体が経験のない新生軍隊と一緒に働くことは、 特に戦術的な面で最も暴力的で複雑な世界第二次大戦に参加したベテランたちにも達成し難いい命令だった。

その山は実際に高くなかったが、範囲が広くまた曲がりくねった。渓谷から見たとき、その山は野生の低木で覆われた馬蹄のように見えました。その馬蹄の尖った蹄が渓谷を横切って右下に曲がり、救護所と砲台がある狭い道路まで続いていた。

 攻撃2日目の朝、韓国軍がその山の尖った二つ蹄の丘を占め、一方、共産軍は山峰と頂上周辺を監視できるトーチカを占めた。 山峰と山頂周辺を占めることで、共産軍は理論的には山全体と谷底まで統制しているようだった。

しかし、その2日目の朝、彼らは明らかに砲兵の支援も受けられず、深く塹壕を掘って入っている小規模の守備兵力だけを頂上部位に配置していると考えられた。

そこで韓国軍砲兵たちは戦力損失なく、敵の目標に直接射撃をすることができ、救護所の人々と普及トラックの移動、そして弾薬の補給の推進が、敵からの射撃に対する心配もなく野地と道路に沿って行われた。 それは攻撃のための教科書的な最も理想的な条件だった。

東海岸の浦項のすぐ北の砂丘地帯にあった韓国軍3師団と共に攻撃の始まりを待っている間、私はなんの写真も撮らないことにした。なぜなら、韓国軍人たちが毎時間、 押し進むように射撃をしていた迫撃砲と機関銃を沈黙させ、米海軍と空軍の打撃を待ちながら砂丘に沿って掘り下げた塹壕の中でほぼすっきりと座っているだけだったからだ。

●これが戦争だ! 09 ( III. 1950年韓国-8) 
1950年韓国 (7月-4)  1950年 7月下旬-2

特別な関心を失った私は、8師団が新たに再編成され、経験のない部隊で満たされたという言い訳を受け入れた。私は3師団の左側にある伝説的な17連隊が属しているす首都師団の方に装備を移した。 17連隊は輝く戦闘成果を収めたと報告され、その日も山腰を猛烈に攻撃しながら282人の敵を射殺したという短信が伝えられた。

パリス中佐と共に攻撃がどのように進行されているか、正確に私たちが知ることができる626高地の長い南側の稜線を登る直前に、私は偶然私の心の中から押し出されるすべての古い疑いが起こる報告を聞いた。

明らかに、私が連隊指揮所に到着する直前に山の北の稜線を攻撃したその将校は、自分の部下が正確に計画通りに目標を奪取したと報告した。それでも事実はその時、山頂付近の千ヤード以内にはまだ活動している韓国軍がいなかった。

その連隊長は目標を奪取したという朗報を師団に報告し、師団は軍団に報告した。その瞬間に韓国軍指揮部の緊急要請に応じて米空軍が姿を現した。彼らは高爆弾と焼夷弾をつけて山を旋回している戦闘爆撃機だった。彼らは普段の簡潔な質問で、どこを爆撃したいですか？と尋ねていました。

しかし、その韓国軍指揮部は虚偽の報告を隠してまた体面を維持するために、その山は彼らのものであり、爆撃がこれ以上必要ではないと飛行機と無線で交信した。パリス中佐と私は午前の中半頃に南稜線を装甲車について上がり、626高地の最後の攻撃のために側面支援を提供している機関銃射手たちの前方陣地についに到達した。

深く、広い谷が私たちを山頂部位とトチカから分離した。岩と茂みの中に横になって激しく動いている心臓を落ち着かせ、私たちの体を包んでいる恐ろしい熱気から少しでも脱出してみようと努力し、私たちは双眼鏡で反対側の稜線を詳しく見てみた。

ところが驚くほど嬉しくも、韓国軍が遠く下の低木の森地帯を通じて素早く目標に向かって移動しているのが見えた。攻撃は順調に進んでいた。下側の揺れる影からも上のトチカからもなんの音も聞こえなかった。

正午直前に、韓国軍と共に、共産軍たちの射界清掃でほぼ不毛地になった急な丸い丘に到達する前にある樹木地帯を這い上がっていたとき、突然山頂に閃光と共にすべてのものが乱舞した。渓谷の下から大砲と迫撃砲が敵のいる山頂付近に休まなく砲を撃った。何発の砲弾は巨大な岩の塊のような敵トチカの真上から命中爆発したようにも見えた。

我が側の稜線からすべての機関銃射手がずっと耳を引き裂くような射撃をした。そこに何の対応射撃もなかった。ところが警告もなく敵の迫撃砲が山頂付近の隠蔽された陣地から発射され、韓国軍が上がっている樹木の間で爆発し始めた。最初は、韓国軍はトーチカに向かってずっと這い上がろうと試みた。

すると共産軍の迫撃砲手が射程を減らし、 韓国軍の頭のすぐ上に砲弾を注ぎ込んだ。
パリス中佐と私は双眼鏡を通して共産軍たちが陣地からまっすぐ立ち上がり、丘の下に手榴弾を連続投擲し、その手榴弾が攻撃する韓国軍の中で爆発するのを見た。ところがパリスと私はたった一人の韓国軍も方向を回して丘の下に後退するのを見ていなかった。

韓国軍はみんな樹木の間にある少し大きな石や小さな岩の近くに身を隠して肩をいっぱいに曲げているようだった。韓国軍を支援するポナ機関銃は韓国軍が626高地の頂上付近に敵と近すぎて味方の被害なしで射撃することができなかったので止まらなければならなかった。共産軍たちは韓国軍が少し下に退き、塹壕を掘るとすぐに射撃を止めた。

爆発音のエコーが渓谷の中に消え、山は静かになった。私は現場の写真を撮るには遠すぎる場所にいたが、韓国軍部隊が射殺したと報告した共産軍282人のどんな証拠も見られなかった。 それで、下の谷を過ぎて塹壕の中にある韓国軍のすぐ後ろに近づくことができる遠い背面を登るつもりで稜線の横を横切って下った。

私が626高地の隣を通り過ぎる頃、太陽が山の下に入り始めた。私は以前の戦闘であまりにもひどく怪我をした韓国軍の兵士たちが自ら携帯できず、落としたライフルたちを背中に背負って行く背負子人夫に何度も会って過ぎた。

私は疑問を抱き始めた。 「一体報告していた敵軍の死体はどこにあるの？」その時、 機関銃がすぐ前で射撃を開始し、手榴弾が近くで爆発した。迫撃砲弾が口笛を鳴らして落ちるたびに頭の上の小枝の近くで爆​​発し、私は30分以上も2つの石の積み重ねを盾にして身を横になっていた。

息が詰まるような泣き叫びが尾根側から聞こえたが、私より運が良くない誰かが迫撃砲弾に合ったようだった。一斎射撃がしばらく止まるとすぐに、私は再び低木の森を通り、山の最上部付近に向かって突き上がった。私が最初に見た韓国の兵士は頭を
交通壕の下に置き、左足と太ももが粉々になったまま横になっていた。

彼の同僚2人が茂みからゆっくり出て、山の下に彼を運ぶために若い木々とつるを編み、一時的な担架を作り始めました。担架を作る間、彼らは木の枝の間に入ってくるまぶしい日差しを覆うために葉で彼の目を覆ってくれた。

食糧を運搬する普及隊が戦線の将兵たちに行く途中、何も言わず負傷兵と彼の仲間を慎重に通り過ぎた。私はこれらに追いついて、しばらくして足首が壊れて言葉なしに痛みを堪えている別の怪我をして、道に沿っている塀に寄りかかっている負傷兵を発見した。彼の同僚は食事を終え、誰かがこの負傷兵を遠い下にある基地まで一緒に運んでくれるのを一緒に待っていた。

戦線に向かう道は、共産軍の飽和が彼らに落ちる前に隠れる場所を見つけなかった悲しい人々の物語でいっぱいでした。その地域に迫撃砲の砲弾がかなり多く落ちたが、 人命損失は比較的少なかった。この山腰に沿って252人の敵が射殺されたと報告されたが、私は一人も見られなかった。

山頂付近のトチカから100ヤードも離れない前方陣地で、韓国軍兵士たちは何気ないように夕飯を分配されていた。兵士たちが食べる音以外に​​は何の音もなかった。私は両方の兵士が夕食をしている間、両方ともなんかの約束があったのような疑問に思った。

●これが戦争だ! 10 ( III. 1950年韓国-9) 
1950年韓国 (7月-5)  1950年 7月下旬-3

尾根を登って彼らのそばを通り過ぎたが、  負傷兵が私の足をつかむときに少なくとも彼らに与えることができるものを持持っていることに感謝しました。ついに山全体に韓国軍兵士たちが散在していて一見するとみんなが満足するように上部からのある命令を 待っているように見えたが、私はたった一人の韓国軍将校も見られなかった。

おそらく彼らは偵察中であるか、または少し離れた所の丸太の上に座って食事をしているようです。しかし兵士たちは明らかに指揮者が全くないようで、敵の迫撃砲攻撃に非常に脆弱な状態でみんな一緒に集まっていた。誰も夕暮れの攻撃に再びトーチカを打撃する意図を持たなかったようだったが、彼らはできるだけトーチカに近づくように命令され、そうした。

韓国軍と一緒に座ってご飯を分けて食べながら、私はすべての米軍歩兵中隊に彼ら 100人ずつ編入させようとする噂に近い提案が理に合うと思われたし、アメリカ軍人の普通レベルのリーダーシップと戦友愛程度だけ持たればあの韓国軍人たちが奮起して北に反撃していけると信じ始めた。

また、後退して疲れてしまった米軍が、避難民に対する暴力行為によって引き起こされる深刻な社会的、政治的問題の答えを求めるきっかけになることもあるだろう。私が山から降りてくる時はほとんど夕暮れになってしまったが、それほど暗くなくて救護所に至る道や谷への通路などを指す少し暗い色の表示まで見られた。

しかし今、救護所には負傷病が来るのを待つ衛生兵はなかった。救護所があった小屋は暗くて空いていた。明らかに2発の迫撃砲砲弾が大隊指揮所があった村の近くに落ちた。大隊長は直ちに全部撤収し、道に沿って1マイル後方に指揮所を迅速に移動させるよう命令した。

尾根の上にいる兵士たちとのすべての接触が切れた。負傷者たちは今、非常に荒くて簡単な医療措置を受けるためには、胸が引き裂かれる痛みに耐え、1マイルをさらに歩いたり、 這いて来なければならなかった。まだ敵軍の手中にあった626高地も夜になった。

パリス中佐が使えなくなった救護所の近くに私のために残したジープに乗ってギゲ (地名)に戻るために出発するとすぐに雨が降り始めた。夜が突然、黒漆のように暗くなり、道は田んぼの間に突き出た砂小道のようだった。

すべてが共産軍にとって有利になった。特に韓国軍との通信線が過度に拡大されたため、すべての交信が断絶された。師団の指揮所で、私はパリス中佐が彼の補佐官と共に真剣に議論しているのを見た。

彼らは翌朝に実施するために提示された作戦計画を地図に表示して深思熟考していた。その事務室の反対側にある部屋の雰囲気は愉快ではなかった。

そこには首都師団の師団長である白仁燁大佐が緩くて敏感な声で自分の参謀たちを叱っていた。彼が言うことを理解するために韓国語を知る必要はなかった。私はまず彼の燃え上がった目と軽蔑に満ちた顔を見て、 暗闇の中を突き抜けてテーブルを横切って固い顔をしている彼の部下将校達を見た。

明らかに、これらは過去2日間の不都合な攻撃の責任者だったので、彼らは韓国軍で最高の攻撃戦術家として知られる師団長によって叱責されていた。

若い容貌にもかかわらず、師団長の白大佐はやはり若い軍隊である韓国軍でほぼ象徴的な存在だった。戦争がちょうど勃発した時、彼は今は自分の師団の隷下にある17連隊の連帯長だった。彼が率いた戦闘で輝く戦功を立てることで、彼は韓国陸軍で最も優れた戦闘者という名声を得た。

彼は優れたリーダーシップで昇進し、ソウルに駐留している最高部隊である首都師団全体の指揮権を引き受けることになった。 また、白仁燁大佐は共産軍が38選を超えて殺到して降りてきたとき、彼らと戦った戦闘で負傷を3回も受けた。戦争が起きたその日に17連帯は甕津半島に駐留していた。

共産軍が侵攻した初日の甕津半島はソウルや後方とのすべての通信が途絶えた。その時百大佐は他の韓国軍指揮官や米軍指揮官とは全く違ってこの戦争で誰もしなかったその何かをした。彼は38線を超えて共産軍に向かって北に攻撃を命じ、海州市の核心部を占領した。

彼は侵略者を攻撃して北に退却させた唯一の韓国軍将校だったが、彼の連隊は完全に敵に包囲され、今回は包囲を突き抜けて味方のいる南に攻撃するよう命じた。

再び彼は連隊兵力を連れて敵の中心部を攻撃して38選を再び越えてから2500人の連隊兵力が再び北進する準備をしているという報告をすることで韓国軍首脳部の一般参謀たちを非常に驚かせた。

今彼の師団本部として使用している汚くて古い教舍で、彼は自分の指揮所として一日中溢れた作戦状況に対する、真相を隠した虚しい報告を掘り下げていた。私がまだ山の尾根にいる時の午後遅くになってこそ、 白大佐は直接真実を知ることになった。

彼らは攻撃の失敗を彼に隠そうとしたのも十分に間違った事実だったが、彼らの真上に敵がいて、孤立して後方の支援のためにどんな直接接触も切れた626高地周辺前方陣地に何の助けも受けられなかった負傷兵を残していたという事実に激怒したようだった。

彼はまだ17連隊の兵士たちを自分の子供のように思った。彼らは彼を師団長につくった人達だった。彼は彼らと戦い、彼らと共に血を流した。会議室にいる誰も彼が足をばたばたさせながら、まだストラップをかけた左腕を振り回し、包帯をした右手で扉をつかんで振ったとき、彼の行動が意味するところを知っていた。

凍っていた参謀たちが散らばって闇の中に出て行った。ヘッドライトが点灯し、車の始動音が聞こえ、彼らは前方に出発した。 パリスが不参加だったので、私一人で韓国軍スタイルの最後の軍法会議に入会出来たと思った。