次の日とにかく事務所に挨拶に行った'やはり同じことを
言われた。体の中に重い塊が出来、深く沈んで行った。
取り返しのつかない事をしたという弱気と当然の事をした、
までと云う強さが争い此の場はとにかく強さのままで居るしか
ないと思った。
俺達は'金を払って此処に来てるんだから首になることは
あり得ない、こんなことは前代未聞だぞ、首になった事を告げ
ると先輩や仲間はびっくりしていた。
あり得ないことをやった前代未聞、現実の不安をよそに此の
言葉は耳にこころよかった。
誰も取れなかった難しいタキュウを取ったような、、、
誰も行けない場所に行ったような気持も混じっていた。此処で
弾かれてしまったと云う想いと同時にしかし此れは他の場所で
選ばれる為の準備のように思える所もあった。
撮影所から駅までの道ではさすがにどうしょうと云う悪漢たる
想いが 込み上げてきた。遠い将来の想いより明日から行く
所がない事が辛かった。
誰も取れない ボ-ルを取ったものの
返す相手はない!誰も行けない場所に行ったのは良いけど戻る
所がないそれにやっと気づいた子供のような途方に暮れた
心細さが押し寄せてきた。
そんなことを言ったりしている間に
後輩の何人が直接 事務所の人間に
此処に居ても俳優になれないんですかと
無茶気に聞いたらしい!彼等も 確かめずには
居られない程 不安になったのだろう!
そんな好い加減な事 言ってる奴 誰だ?
犯人探しが始まり俺は事務所に呼ばれた。
あまり余計な事言うなよ。
お前がそう考えるのは勝手だけと他の奴を
引っ張るなと 忠告を受けた。
後輩は看過されるし不安になるからな!
忠告は受けたが一度いらき始めた疑念は'おいそれと'は
消えない。何度か呼ばれているうち お前、悪いけど 明日から
來なくていいやと 最後通知表を受け付けられた。
コンビニでバイトしている時だった。
何か用は無いかと事務所に
電話を入れると一言お前は明日から來なくていいよ。
そのままレジに戻った。
俺と同じぐらいの男が"貸しバンとジュ-ス"雑誌を差し出す
俺は機械的にレジを打つ。
こうして何時もと同じような動作を
してると電話の言葉なんか聞かなかったような気がしてくる。
ハイ,先生が若しそのアクション,クラブ、
おエライさんだったら
やっぱりこういう人は儲もうかせは止めさせるんですか?
「僕が、おエライさんだったらですか?」
やっぱりちょっと秩序を乱すそういう人だと云うことになると
やっぱり問題だと考えるかも知れませんね! | |
첫댓글 EBS日本語教材にも "文学の森"と言う内容があったと思うんですが、同じものかどうか?
長いので、後で、ゆっくり読んで見るつもりです。
今日も楽しい一日になりますように。。。