元来、一度に幾つもの事が出来ない性格なので解決しなければならない事が重なると必ずヒステリーを起こして周囲に当たってしまう私でした。しかし年齢を重ねるごとに、天寶修練会に参加し霊界を解怨していく中でだいぶ整理され以前ほど爆発することもなくなってきました。
そのような中で今年の3月に人事異動があり新しい教会長さんをお迎えし、祝福部長として祝福候補者の登録実務も担当することになりました。教会リーダー、天寶修練苑担当、サイバー宣教師江華教会カフェ担当を兼任していたので事務処理だけでも大変でした。しかも今年は江華教会創立以来の快挙である2世祝福3名輩出という事で喜ばしい反面、事務処理が半端ではありませんでした。しかも重なる時は重なって、ソウルの西大門区の観光解説者養成教育の日本語解説者育成の講師に招請されました。講義の為の原稿や資料、パワーポイントの作成業務まで加わり息つく暇もありませんでした。
中でも一番困惑したのが祝福候補者の書類作成、申請業務です。実は前任者が体調不良を理由に業務引継ぎをしないままで私が投入されました。故にサイトの登録の為のログインから挫折してしまう有様でした。また祝福式は迫っているのに候補者の教育履修が未履修であったり、書類の内容が不十分で幾度も申請のし直しを強いられ、ストレスが頂点に達してしまいました。しかしそれ以上に私は内面の自分との戦いにも勝利する必要がありました。
実は22年に2世祝福を頂いた長男でしたが23年に破談となってしまいました。息子は一時、信仰を失いかけました。私もきっと教会での責任分担が無かったら今の自分があっただろうかと思うくらい絶望のどん底に突き落とされました。息子が破談となる中でこれから祝福を受ける候補者を実の親以上の心情で精誠を尽くしてあげれるだろうかという思い、愛の減少感との戦いでした。
しかし故に天は余計な思考をしないように多くの業務を与えて下さり私を守って下さったのだと思います。仕事場にもパソコンを持っていき、空き時間はほとんど事務処理をしていました。また、書類を作成しながら祝福候補者の2世達に自然と情が行くようになり何としてもこの3名を守りたいという心情がわいてきました。愛の減少感を超える勝利の法則が悟れたような気がしました。公的な歩みが堕落性から私を守ってくれたと実感します。
お母様もご子女様方の母親である前に人類の母としてのお立場を優先されました。お母様の分身である私たち日本宣教師は原則としてお母様の路程を指針として歩むことで限界を超えられるのだと実感しました。祝福式を一週間後に控え、ようやく全ての業務が終了しました。きっと祝福式の映像を見ながら泣くんだろうなと思います。愛してよかったと心から思えるからです。