2025-02-09연중 제5주일＜그들은 모든 것을 버리고 예수님을 따랐다.＞

[박현주agnes]

<그들은 모든 것을 버리고 예수님을 따랐다.>
✠ 하느님의 어린양 주 예수 그리스도 우리의 부르심과 새로이 따름

1 예수님께서 겐네사렛 호숫가에 서 계시고,
군중은 그분께 몰려들어 하느님의 말씀을 듣고 있을 때였다.
2 그분께서는 호숫가에 대어 놓은 배 두 척을 보셨다.
어부들은 거기에서 내려 그물을 씻고 있었다.
3 예수님께서는 그 두 배 가운데 시몬의 배에 오르시어
그에게 뭍에서 조금 저어 나가 달라고 부탁하신 다음,
그 배에 앉으시어 군중을 가르치셨다.
4 예수님께서 말씀을 마치시고 나서 시몬에게 이르셨다.
“깊은 데로 저어 나가서 그물을 내려 고기를 잡아라.”
5 시몬이 “스승님, 저희가 밤새도록 애썼지만
한 마리도 잡지 못하였습니다.
그러나 스승님의 말씀대로 제가 그물을 내리겠습니다.” 하고 대답하였다.
6 그렇게 하자 그들은 그물이 찢어질 만큼 매우 많은 물고기를 잡게 되었다.
7 그래서 다른 배에 있는 동료들에게 손짓하여
와서 도와 달라고 하였다.
동료들이 와서 고기를 두 배에 가득 채우니
배가 가라앉을 지경이 되었다.
8 시몬 베드로가 그것을 보고 예수님의 무릎 앞에 엎드려 말하였다.
“주님, 저에게서 떠나 주십시오.
저는 죄 많은 사람입니다.”
9 사실 베드로도, 그와 함께 있던 이들도
모두 자기들이 잡은 그 많은 고기를 보고 몹시 놀랐던 것이다.
10 시몬의 동업자인 제베대오의 두 아들 야고보와 요한도 그러하였다.
예수님께서 시몬에게 이르셨다.
“두려워하지 마라.
이제부터 너는 사람을 낚을 것이다.”
11 그들은 배를 저어다 뭍에 대어 놓은 다음,
모든 것을 버리고 예수님을 따랐다.
루카 5,1-11
연중 제5주일

아이들과 함께 서해 바다로 소풍을 갔었습니다. 인적이 끊긴 한적한 해변은 그야말로 "우리들 세상"이었습니다. 짐을 풀고, 텐트를 치고, 대충 정리를 끝낸 저희는 "자유시간"에 들어갔습니다.  

어떤 아이들은 수영을, 어떤 아이들은 카드놀이를, 어떤 아이들은 간식부터…. 저희 "꾼"들은 당연히 가까운 갯바위로 달려갔습니다. 설레는 가슴을 겨우 진정시키며 낚싯대를 드리웠습니다.

그러나 웬걸! 고기들은 조금도 협조하지 않았습니다. 물때가 아니었던지 꿈에도 그리던 우럭은 얼굴도 구경할 수 없었습니다.  

"이렇게 가만히 있을 수만은 없다"는 생각이 들어 몇몇 아이들과 자리를 옮겼습니다. 반대편 갯바위를 찾아갔는데, 적어도 2km는 더 되는 거리를 거의 뛰다시피 했습니다.  

포인트도 훨씬 좋아 보여 "이제는 좀 잡히겠지"하고 힘차게 낚싯대를 던졌습니다. 결과는 마찬가지였습니다. 그렇게 하루 내내 잡은 것이 겨우 잔챙이 두 마리뿐이었지요. 이른 아침부터 서둘러 서울을 떠날 때에 한껏 부풀었던 기대감은 완전히 사라지고 참담한 심정이 된 저희는 어깨를 잔뜩 늘어트린 채 집으로 돌아왔습니다.  

오늘 복음에 등장하는 시몬 역시 저희와 똑같은 심정을 이렇게 하소연하고 있습니다. "선생님, 저희가 밤새도록 애썼지만 한 마리도 못 잡았습니다"(루가 5,5).  

시몬의 하소연은 저희 같은 "꾼"들에게는 참으로 현실감있게 다가옵니다. 잔뜩 기대를 걸고, 먼 길을 달려갔지만 단 한 마리도 못 잡았을 때 그 허탈함은 정말 큰 것이기 때문입니다.  

사실 낚시라는 것, 그렇게 만만치 않은 일입니다. 저는 낚시를 사랑하는 사람으로서 한 마리도 못 잡은 시몬의 그 참담한 심정을 충분히 이해합니다. 낚시는 물때가 언제냐에 따라 그 결과가 완전히 달라집니다.  

시몬과 동료들이 밤 낚시를 한 때는 아마도 가장 물때가 좋지 않을 때로 추정됩니다. 밤새도록 그물을 쳐보았지만 단 한 마리도 못 잡은 시몬과 동료들은 허탈한 심정을 이루 다 말로 표현할 수가 없었을 것입니다. 
 일단 고기를 잡아야 생계를 유지하는 어부들인데, 단 한 마리도 못 잡았으니 실망감이 얼마나 컸겠습니까? 밤새 그물을 던졌지만 단 한 마리도 못 잡았던 시몬의 허탈한 모습을 떠올리며, 오늘 제 생활을 한번 돌아보게 되었습니다.  

새벽부터 밤 늦도록 갖은 애를 써보지만, 그럴수록 더욱 뭔가 허전하고, "이게 아닌데, 이런 식으로 살아서는 안 되는데" 하는 걱정에 사로잡힙니다. 불철주야 식사까지 건너뛰며 노력한 결과가 더할 수 없는 부끄러움으로 다가올 때 차라리 죽고만 싶습니다.  

"선생님, 저희가 밤새도록 애썼지만 한 마리도 못 잡았습니다" 라는 시몬의 하소연을 묵상하면서 주님과 연결고리 없이, 진지한 기도 체험도 없이, 주님 현존을 조금도 의식하지 않은 채 실적주의, 활동주의에 푹 빠져 살아왔던 제 자신의 지난 세월을 깊이 반성합니다.  

이에 대한 대책은 무엇이겠습니까? 이제 주님과 함께 잡는 것입니다. 주님 방법에 따라 잡는 것입니다. 주님 뜻에 맡기는 일입니다. 비록 지금 당장 결과가 눈앞에 보이지 않는다 하더라도 주님의 시간을 기다리는 일입니다.  

밤새도록 단 한 마리도 못 잡아 잔뜩 심기가 불편해있던 시몬과 동료들에게 던지신 예수님의 말씀은 위로 말씀이 아니라 불난 데 부채질하는 말씀이었습니다.  

고기잡이로 이력이 나 있던 전문직 어부인 시몬과 동료들이 잔뜩 심기가 불편해 있는데, 고기잡이에는 전혀 문외한인 목수 출신 예수님이 "깊은 데로 가서 그물을 쳐 고기를 잡아라"고 말씀하십니다.  

당시 시몬은 "이 양반이 누굴 놀리나?" 하는 마음이 들었지만 모멸감을 꾹꾹 눌러 참으며 이렇게 대답합니다. "선생님께서 말씀하시니 그물을 치겠습니다."  

이 상황에서 "깊은 데로 가서 그물을 쳐 고기를 잡아라"는 예수님 요청은 한 마디로 기존에 시몬이 지니고 있던 낡은 가치관, 인간적 삶의 양식, 세속적 사고방식을 버리라는 당부입니다.  

예수님께서는 "깊은 데로 가서 그물을 쳐 고기를 잡아라"는 말씀을 통해 어제까지 우리가 지니고 있었던 낡은 인간적 가치관과 사고방식, 행동방식을 이제 멀리 던져 버릴 것을 요청하고 계십니다.  

그래야 완전한 새로움인 예수님을 받아들일 여유가 생기기 때문입니다.
(양승국신부님 ｢참담한 심정｣에서)
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조명연 신부님 글 드립니다~~

「진정한 기쁨을 향해...」

로또 복권에 당첨될 확률은 814만 5,060분의 1이라고 합니다. 숫자로 보니까 잘 이해가 되지 않지요? 이는 매주 만원씩 1,500년을 넘게 복권을 사야 한 번 돌아올 확률이라고 합니다. 어떻습니까? 확률이 아주 높지요? 이 희박한 확률의 주인공이 되겠다고 복권을 구입하는 것은 결코 지혜롭지 않습니다. 더군다나 거액의 복권 당첨금은 어떻게 생긴 것입니까? 바로 기대를 갖고 복권을 구입했다가 ‘꽝’된 사람들의 한숨이 모아진 것입니다. 따라서 그 많은 사람들의 한숨을 모아 자신의 욕심을 채운다는 것이 어떻게 행복할 수 있겠습니까? 그래서 거액 복권의 당첨된 사람들의 대부분이 불행하게 되나 봅니다.

뜻밖의 행운을 기대할 것이 아니라, 내게 이미 다가온 행복 그리고 내게 다가올 행복을 찾는데 더 많은 시간을 소비할 수 있어야 합니다. 로또 복권보다는 꽃 한 송이를 사랑하는 이에게 건네줄 수 있는 마음, 받기보다 주는 것에서 행복할 수 있음을 깨닫는 것, 내게 없는 것보다는 이미 많은 것을 받았음에 감사할 수 있는 마음을 갖는 것이 바로 행복을 찾는 우리의 기쁨의 여정이 될 것입니다.

쓸데없는 욕심으로 순간의 기쁨만을 찾지 말고, 우리에게 계속해서 기쁨을 가져다 줄 수 있는 참된 길을 걸어가길 소원해봅니다.

＊＊＊＊＊＜고개를 숙이지 말라. 고개를 들고 세상을 똑바로 바라보라.(헬렌켈러)＞



연중 제5주일

“깊은 데로 저어 나가서 그물을 내려 고기를 잡아라.”
시몬이 “스승님, 저희가 밤새도록 애썼지만
한 마리도 잡지 못하였습니다.
그러나 스승님의 말씀대로 제가 그물을 내리겠습니다.”
하고 대답하였다.
그렇게 하자 그들은 그물이 찢어질 만큼 
매우 많은 물고기를 잡게 되었다.
(루카 5,1-11)

「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。
シモンは、「先生、わたしたちは、
夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。
しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。
そして、漁師たちがそのとおりにすると、
おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。
（ルカ5・1-11）

“Put out into deep water
and lower your nets for a catch.”
Simon said in reply,
“Master, we have worked hard all night
and have caught nothing,
but at your command I will lower the nets.”
When they had done this,
they caught a great number of fish
and their nets were tearing.
（Luke 5:1-11）


年間第5主日

“깊은 데로 저어 나가서 그물을 내려 고기를 잡아라.”
"ｷｯﾌﾟﾝ ﾃﾞﾛ ｿﾞｵ ﾅｶﾞｿ ｸﾑﾙ ﾈﾘｮ ｺｷﾞﾙ ﾁｬﾊﾞﾗ｡"
시몬이 “스승님, 저희가 밤새도록 애썼지만
         "ｽｽﾝﾆﾑ､ ﾁｮﾋｶﾞ ﾊﾞﾑｾﾄﾞﾛｯ ｴｯｿｯｼﾞﾏﾝ
한 마리도 잡지 못하였습니다.
ﾊﾝ ﾏﾘﾄﾞ ﾁｬｯﾁ ﾓｯﾀﾖｯｽﾑﾆﾀﾞ｡
그러나 스승님의 말씀대로 제가 그물을 내리겠습니다.”
ｸﾛﾅ ｽｽﾆﾒ ﾏﾙｽﾑﾃﾞﾛ ﾁｪｶﾞｸﾑﾙ ﾈﾘｹﾞｯｽﾑﾆﾀﾞ｡"
하고 대답하였다.
그렇게 하자 그들은 그물이 찢어질 만큼 
매우 많은 물고기를 잡게 되었다.
(루카 5,1-11)

「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。
「오키니 코기다시테 아미오 오로시 료오오 시나사이」
シモンは、「先生、わたしたちは、
　　　　　　『센세에 와타시타치와
夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。
요도오시 쿠로오시마시타가 나니모 토레마세데시타
しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。
시카시 오코토바데스카라 아미오 오로시테미마쇼오」
そして、漁師たちがそのとおりにすると、
おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。
（ルカ5・1-11）

“Put out into deep water
and lower your nets for a catch.”
Simon said in reply,
“Master, we have worked hard all night
and have caught nothing,
but at your command I will lower the nets.”
When they had done this,
they caught a great number of fish
and their nets were tearing.
（Luke 5:1-11）


Fifth Sunday in Ordinary Time
Luke 5:1-11
While the crowd was pressing in on Jesus and listening
to the word of God,
he was standing by the Lake of Gennesaret.
He saw two boats there alongside the lake;
the fishermen had disembarked and were washing their nets.
Getting into one of the boats, the one belonging to Simon,
he asked him to put out a short distance from the shore.
Then he sat down and taught the crowds from the boat.
After he had finished speaking, he said to Simon,
"Put out into deep water and lower your nets for a catch."
Simon said in reply,
"Master, we have worked hard all night and have caught nothing,
but at your command I will lower the nets."
When they had done this, they caught a great number of fish
and their nets were tearing.
They signaled to their partners in the other boat
to come to help them.
They came and filled both boats
so that the boats were in danger of sinking.
When Simon Peter saw this, he fell at the knees of Jesus and said,
"Depart from me, Lord, for I am a sinful man."
For astonishment at the catch of fish they had made seized him
and all those with him,
and likewise James and John, the sons of Zebedee,
who were partners of Simon.
Jesus said to Simon, "Do not be afraid;
from now on you will be catching men."
When they brought their boats to the shore,
they left everything and followed him.


２０２５－０２－０９「彼らはすべてを捨ててイエスに従った。」

＋神をたたえよう。神は偉大、すべては神を造られた。
今日は年間第5主日です。
神性の充ち満てるイエズスの聖心といつくしみ深い乙女聖マリア、そして諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようにお祈りします。
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ルカによる福音
<彼らはすべてを捨ててイエスに従った。>
5・1イエスがゲネサレト湖畔に立っておられると、神の言葉を聞こうとして、群衆がその周りに押し寄せて来た。2イエスは、二そうの舟が岸にあるのを御覧になった。漁師たちは、舟から上がって網を洗っていた。3そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。4話し終わったとき、シモンに、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。5シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。6そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。7そこで、もう一そうの舟にいる仲間に合図して、来て手を貸してくれるように頼んだ。彼らは来て、二そうの舟を魚でいっぱいにしたので、舟は沈みそうになった。8これを見たシモン・ペトロは、イエスの足もとにひれ伏して、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者なのです」と言った。9とれた魚にシモンも一緒にいた者も皆驚いたからである。10シモンの仲間、ゼベダイの子のヤコブもヨハネも同様だった。すると、イエスはシモンに言われた。「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」11そこで、彼らは舟を陸に引き上げ、すべてを捨ててイエスに従った。（ルカ5・1-11）
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ヤン・スングク神父様の黙想文「絶望の心」です。

子どもたちと一緒に西海の海へ遠足に行きました。人の気配が途絶えた静かな海辺は、まさに「私たちの世界」でした。荷物を広げ、テントを張り、ざっと片付けを終えた私たちは、「自由時間」に入りました。

ある子どもたちは泳ぎ、ある子どもたちはトランプ遊びをし、ある子どもたちはまずおやつを……。私たち「釣り好き」たちは当然のように近くの磯へ駆け出しました。胸の高鳴りをなんとか抑えながら、釣り糸を垂らしました。

しかし、なんということでしょう！魚たちはまったく協力してくれませんでした。潮の流れが悪かったのか、夢にまで見たオオモンハタの姿すら見ることができませんでした。

「こんなままでは終われない」と思い、数人の子どもたちと場所を移しました。反対側の磯を目指し、少なくとも2kmはほぼ走るようにして移動しました。

ポイントもずっと良さそうに見え、「今度こそ釣れるだろう」と力強く釣り糸を投げました。しかし、結果は同じでした。そうして一日中釣り続けたものの、結局釣れたのは小さな魚が二匹だけでした。早朝から急いでソウルを出発したときの大きな期待は完全に消え去り、肩を落として家へ帰りました。

今日の福音に登場するシモンも、私たちと全く同じ気持ちをこう嘆いています。 「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。」（ルカ5,5）。

シモンの嘆きは、私たちのような「釣り好き」にとっては非常にリアルに響きます。大きな期待を抱いて遠くまで足を運んだにもかかわらず、一匹も釣れなかったときの虚しさは本当に大きいものだからです。

実際、釣りというものはそんなに簡単なものではありません。釣りを愛する者として、一匹も釣れなかったシモンのあの絶望的な気持ちは痛いほどよく分かります。釣りは潮の満ち引きによって結果が大きく左右されるものです。

シモンと仲間たちが夜釣りをしたのは、おそらく最も潮の状態が悪い時間帯だったのでしょう。夜通し網を投げても、一匹も捕れなかった彼らの落胆は、言葉では言い尽くせなかったはずです。

何より、魚を捕らなければ生計を立てることができない漁師たちにとって、一匹も捕れなかったという事実はどれほどの失望をもたらしたでしょうか？ 夜通し網を投げ続けても一匹も捕れなかったシモンの落胆した姿を思い浮かべながら、今日の自分の生活を振り返ってみました。

朝早くから夜遅くまであらゆる努力をしてみるものの、すればするほど何か虚しくなり、「これではいけない、こんな生き方ではダメだ」と思い悩むことがあります。昼夜問わず努力し、食事さえ忘れて働いた結果が、取り返しのつかない失敗として押し寄せるとき、いっそ消えてしまいたいとさえ思うこともあります。

「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。」というシモンの嘆きを黙想しながら、主とのつながりもなく、真剣な祈りの体験もなく、主の現存を少しも意識せず、成果主義や活動主義にどっぷりと浸って生きてきた自分の過去を深く反省します。

では、どうすればよいのでしょうか？ これからは、主と共に漁をすることです。主の方法に従って漁をすることです。主の御心に委ねることです。今すぐ目に見える結果が出なくとも、主の時を待つことです。

夜通し一匹も捕れず、すっかり気落ちしていたシモンと仲間たちに向かってイエス様が投げかけられた言葉は、慰めの言葉ではなく、火に油を注ぐようなものでした。

漁の経験豊富なプロの漁師であるシモンと仲間たちがすっかり気落ちしているところに、漁には全く素人の大工出身のイエス様が「沖へ漕ぎ出して網を降ろしなさい」とおっしゃったのです。

このときシモンは「この人は俺を馬鹿にしているのか？」と思ったかもしれませんが、悔しさを必死に抑えながらこう答えます。 「先生のお言葉ですから、網を降ろしてみましょう。」

この状況で「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」というイエス様の御言葉は、まさにシモンが持っていた古い価値観、人間的な生き方、世俗的な思考を捨てなさいという命令でした。

イエス様は「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」という御言葉を通して、昨日まで私たちが抱えていた古い人間的価値観や考え方、行動様式を遠くへ投げ捨てることを求めておられます。

そうすることで、完全に新しい存在であるイエス様を受け入れる余地が生まれるからです。
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今までの自分のことから新しいキリスト者となれますように毎日の福音を通してイエス様の御心に従うことができますように聖霊、きてください。