투자 "투자가 잘 될지 어떨지는 운이지만…" 모리나가 타쿠로가 지적하는, 버블 붕괴로 파산자가 되는 사람의 공통점

[お持て成し]

"투자가 잘 될지 어떨지는 운이지만…" 모리나가 타쿠로가 지적하는, 버블 붕괴로 파산자가 되는 사람의 공통점 / 11/16(토) / 슈에이샤 온라인

◇ 투자의존증 이렇게 해서 당신은 가장 많은 손해를 본다 #1

2023년 '자산소득 배가 원년 - 저축에서 투자로'라는 슬로건이 정부에서 발신됐다. 세제 혜택도 있어 지금까지 투자에 흥미가 없었던 많은 사람들도 투자를 시작했지만, 경제 애널리스트 모리나가 타쿠로 씨는 많은 사람이 투자에 열중하는 지금의 상황에 경종을 울리고 있다.

서적 「투자 의존증」(삼오관 신샤)으로부터 일부를 발췌·재구성해, 그 위험성을 설명한다.

◇ 투자가 잘 될지 안될지는 운

투자신탁을 사면 운용사에 매년 신탁보수를 지급한다. 그 요율은 비교적 요율이 낮은 인덱스펀드(S&P500이나 닛케이평균 등 이미 투자의 분산처가 확정된 펀드)에서도 0.05%에서 1.7% 정도다.

언뜻 보면 별것 아닌 것 같지만 가령 신탁보수가 1.7%라면 10년간 운용했다면 투자금액의 17%가 운용사 주머니로 들어가는 셈이다.

참고로 운용사가 투자할 종목을 정하는 액티브 펀드 중에는 신탁보수가 2%를 넘는 것도 있다. 펀드매니저가 성장성이 높은 종목을 선택함으로써 더 높은 수익률을 실현하므로 보수는 높아야 마땅하다는 언급이지만 액티브 펀드의 운용 성적이 인덱스 펀드의 성적을 앞지른다는 증거는 존재하지 않는다.

내 옛 동료이자 친구였던 야마자키 하지메 씨는 2024년 1월 세상을 떠났는데 생전에 내게 이런 말을 했다.

「모리나가씨, 운용(運用)이라고 하는 말은 〝운(運)을 이용한다(用)〟라고 쓰지요. 투자가 잘 될지 안 될지는 운으로 결정되는 겁니다」

자산운용 프로 중의 프로였던 야마자키 씨조차 무엇에 투자하면 돈을 벌지는 알 수 없다. 미래는 아무도 예측할 수 없기 때문이다.

그런데도 금융 전문가들은 자신들에게는 미래가 보이는 듯한 얼굴을 하고 높은 수수료를 고객으로부터 받는다. 게다가 내가 이상하다고 생각하는 것은 그들은 일이 성공하든 실패하든 수수료를 바꾸지 않는다.

예를 들어 투신 기준가격이 하락하면 투자자는 손실을 입는다. 그런데, 그러한 때에도, 운용사는 기정의 신탁 보수를 요구한다. 투자자는 엎친 데 덮친 격이다. 

제 고충을 배려한 것은 아니라고 생각하지만 최근 들어 성과보수형 신탁보수를 채용하는 투신이 등장했다. 그러나 그 투자신탁의 신탁보수액은 터무니없을 정도로 높아 도저히 쓸모가 없다. 금융업자란 그만큼 탐욕스러운 존재다.

◇ '빚으로 투기' 절대 금물

몸통의 단독 승리라는 의미에서는 유명한 에피소드가 있다.

19세기 중반에 캘리포니아에서 골드러시가 일어났다. 미국 전역에서 일확천금을 꿈꿨던 채굴자들이 캘리포니아에 집결했다. 이들은 돈맥을 발견하고 부자가 된 자와 돈맥을 찾지 못해 파산한 자로 나뉘었는데 골드러시 속에서 확실하게 돈을 번 자가 있었다. 채굴자들에게 삽을 팔아넘긴 업자다.

금융업자가 몸통으로 홀로 승리한다는 구조는 거품 속에서 선명하게 드러난다. 그것은 세계 최초의 버블인 1630년대 네덜란드의 튤립 버블 때 이미 시작되었다.

구근 하나에 수 천만엔을 호가하고 부유층부터 일반 서민에 이르기까지 투기에 열중하다 거품 붕괴로 모두 파산자가 됐다.

그런데 왜 서민들이 그런 고액 투자에 손을 댈 수 있었을까.

당시 튤립 구근은 현물 거래 위주였지만 중간부터 일부 고액 구근에는 소유권 증명서가 발급되면서 구근 자체가 아직 땅속에 있어도 거래가 가능해졌다. 현대의 말로 하면 보안화(증권화)가 이뤄진 것이다.

그로 인해 튤립 구근의 소유권은 분할할 수 있게 된 것이다. 금융업자가 발명한 이 구조로 서민들은 고액 구근 투기의 고리에 동참할 수 있었다. 뿐만 아니다. 금융업자들은 투기를 위한 자금을 대출해 거품을 부추긴 것이다.

거품 붕괴로 파산자가 되는 사람의 대부분에게 공통되는 것은 「빚으로 투기를 했다」라는 것이다. 자기 자금만으로 투기를 거듭하다 거품이 꺼지더라도 최악의 자기 자산을 모두 잃을 뿐이지만 빚으로 투기를 하면 그것만으로 끝나지 않는다.

거품 붕괴 시 자산은 폭락하지만 빚은 일절 줄어들지 않기 때문이다. 그러니 빚으로 투기는 절대 금물이다.

단지, 그런 것은 투자의 세계에서는 상식중의 상식이다. 그래서 그는 자동적으로 빚을 지게 하는 수단을 생각해냈다. 그것이 레버리지 (Leverage / 지렛대의 원리)다.

사진/shutterstock

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모리나가타쿠로 / 1957년, 도쿄도 태생. 도쿄대학 경제학부 졸업. 경제 기획청 종합 계획국, 미츠이 정보 개발(주) 종합 연구소, (주) UFJ 종합 연구소를 거쳐, 독협 대학 경제학부 교수. 전문은 노동경제학과 계량경제학. 딱딱한 경제학을 알기 쉬운 말투로 설명하는 것에 정평이 나 있어 집필 활동 외에 텔레비전·라디오에서도 활약중. 2023년 12월, 스테이지 4의 암 고지를 받는다. 
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모리나가타쿠로

https://news.yahoo.co.jp/articles/38a336405371fea633a5fa8f6f6d787c8fdff64b?page=1

「投資がうまくいくかどうかは運だが…」森永卓郎が指摘する、バブル崩壊で破産者になる人

「投資がうまくいくかどうかは運だが…」森永卓郎が指摘する、バブル崩壊で破産者になる人の共通点
11/16(土) 11:02配信

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集英社オンライン
投資依存症　こうしてあなたはババを引く　＃1
2023年に大幅に改訂されたNISA

2023年に「資産所得倍増元年 - 貯蓄から投資へ」というスローガンが政府から発信された。税制優遇措置もあり、これまで投資に興味がなかった多くの人たちも投資を始めたが、経済アナリストの森永卓郎氏は多くの人が投資に夢中になる今の状況に警鐘を鳴らしている。

【画像】1630年代にオランダで起きたバブルといえば?

書籍『投資依存症』（三五館シンシャ）より一部を抜粋・再構成し、その危険性を説明する。

投資がうまくいくかどうかは運
投資信託を買うと、運用会社に毎年信託報酬を支払う。その料率は、比較的料率が低いインデックスファンド（S＆P500とか日経平均など、すでに投資の分散先が確定しているファンド）でも、0.05％から1.7％程度だ。

一見、たいしたことがないように見えるかもしれないが、たとえば信託報酬が1.7％だと、10年間運用した場合は、投資金額の17％が運用会社の懐に入る勘定になる。

ちなみに運用会社が投資する銘柄を決めるアクティブファンドのなかには、信託報酬が2％を超えるものもある。ファンドマネージャーが、成長性の高い銘柄を選択することで、より高い利回りを実現するのだから報酬は高くて当然という触れ込みなのだが、アクティブファンドの運用成績がインデックスファンドの成績を上回っている証拠は存在しない。

私の元同僚であり、友人でもあった山崎元氏は、2024年1月に亡くなったが、生前私にこんな話をした。

「森永さん、運用という言葉は〝運を用いる〟と書きますよね。投資がうまくいくかどうかは運で決まるんです」

資産運用のプロ中のプロだった山崎氏でさえ、何に投資したら儲かるかはわからない。未来のことは、誰にも予測できないからだ。

それなのに、金融のプロは、さも自分たちには未来が見えるような顔をして、高い手数料を顧客から受け取る。しかも私がおかしいと思うのは、彼らは仕事が成功しても、失敗しても手数料を変えない。

たとえば、投資信託の基準価格が下落すれば、投資家は損失を被る。ところが、そうしたときにも、運用会社は既定の信託報酬を要求する。投資家は泣きっ面に蜂になるのだ。

私の苦情に配慮したわけではないと思うが、最近になって、成果報酬型の信託報酬を採用する投資信託が登場した。しかし、その投資信託の信託報酬の額は法外なほど高く、とても使いものにならない。金融業者というのは、それほど強欲な存在なのだ。

「借金で投機」は絶対に禁物
胴元の一人勝ちという意味では、有名なエピソードがある。

19世紀半ばにカリフォルニアでゴールドラッシュが起きた。全米から一攫千金を夢見た採掘者がカリフォルニアに集結した。彼らは、金脈を見つけて富豪になった者と金脈を見つけられずに破産した者に分かれたが、ゴールドラッシュのなかで確実に儲けた者がいた。採掘者たちにスコップを売りつけた業者だ。

金融業者が胴元として一人勝ちするという構造は、バブルの中で鮮明に浮かび上がる。それは、世界初のバブルである1630年代オランダのチューリップバブルのときにすでに始まっていた。

球根ひとつに数千万円の値が付き、富裕層から一般庶民にいたるまでが投機に熱中して、そしてバブル崩壊で軒並み破産者になった。

しかし、なぜ庶民がそんな高額投資に手を出すことができたのか。

当時、チューリップの球根は、現物の取引が中心だったが、途中から一部の高額球根には「所有権証明書」が発行されるようになり、球根そのものがまだ土中にあっても取引が可能になった。現代の言葉で言えば、セキュリタイゼーション（証券化）が行なわれたのだ。

そのことによって、チューリップの球根の所有権は分割できるようになったのだ。金融業者が発明したこの仕組みによって、庶民は高額球根投機の輪に加わることができた。それだけではない。金融業者は投機のための資金を融資して、バブルを煽ったのだ。

バブル崩壊で破産者になる人の多くに共通するのは「借金で投機をした」ということだ。自己資金だけで投機を繰り返したあとでバブルが崩壊しても、最悪自分の資産をすべて失うだけだが、借金で投機をするとそれだけでは済まない。

バブル崩壊時に資産は暴落するが、借金は一切減らないからだ。だから、「借金で投機」は絶対に禁物なのだ。

ただ、そんなことは投資の世界では常識中の常識だ。そこで胴元は、自動的に借金をさせる手段を考え付いた。それがレバレッジ（テコの原理）だ。

写真/shutterstock

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森永卓郎（もりなが たくろう）

1957年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。経済企画庁総合計画局、三井情報開発（株）総合研究所、（株）UFJ総合研究所を経て、獨協大学経済学部教授。専門は労働経済学と計量経済学。堅苦しい経済学をわかりやすい語り口で説くことに定評があり、執筆活動のほかにテレビ・ラジオでも活躍中。2023年12月、ステージ4のがん告知を受ける。
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森永卓郎