+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
今日は年間第1木曜日です。
慈しみ深い主・イエス・キリストと神の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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マルコによる福音
<たちまち重い皮膚病は去り、その人は清くなった。>
〔そのとき、〕重い皮膚病を患っている人が、イエスのところに来てひざまずいて願い、「御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言った。イエスが深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去り、その人は清くなった。イエスはすぐにその人を立ち去らせようとし、厳しく注意して、言われた。「だれにも、何も話さないように気をつけなさい。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたものを清めのために献げて、人々に証明しなさい。」しかし、彼はそこを立ち去ると、大いにこの出来事を人々に告げ、言い広め始めた。それで、イエスはもはや公然と町に入ることができず、町の外の人のいない所におられた。それでも、人々は四方からイエスのところに集まって来た。(マルコ 1・40−45)
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毎日の黙想文です。
誰もが一度は鑑賞したことのある映画「ベン·ハー」(Ben-Hur)のワンシーンを覚えています。 ハンセン病にかかったベン·ハーの母親と妹がハンセン病患者たちと一緒にいる洞窟で、まるで獣のように集まって暮らす凄惨な姿を描いた場面です。 その母娘があれほど恋しがっていた愛する息子を、そして愛する兄に会いましたが、顔を合わせることも、喜ばしく抱き合うこともできないまま、涙を流しながら隠れる数奇な姿が映画で忘れられない一場面として残っています。 イエス様の時代にハンセン病患者たちはこのように疎外されたまま生きていくしかありませんでした。
このような切迫した苦痛を抱いて暮らし、人々から徹底的に拒否されるハンセン病患者たちに、イエス様だけは彼らを哀れに思って近づき、手を出して癒してくださいます。 ハンセン病は当然罪の代価を受けなければならない人々が受ける天罰だと思った当時のユダヤ社会の通念を崩し、イエス様だけは彼らに慈しみを施します。 これがイエス様を通して見せてくれた「神様の愛の顔」です。
私たちは今日福音で見た慈しみと愛のイエス様の姿を信じて希望しながら生きています。 私たちがどんな立場にいようと、私たちはこのような神の愛の中にいます。 そのため、私たちもまた神様の姿を私たちの人生の中で実践しなければならない「愛の義務」を抱いて日々を生きていかなければなりません。
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「愛の義務」が実践できますように聖霊、きてください。