+神をたたえよう。神はわたしたちのうちに不思議なわざを行われた。
おはようございます。
今日は聖アントニオ(パドバ)司祭教会博士記念日です。
聖霊の主・イエス・キリストと教会の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、聖アントニオ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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聖アントニオは1195年ポルトガル·リスボンの貴族の家に生まれました。 彼はアウグスティノ修道会を経て聖十字架修道会で生活し、司祭になりました。 聖人はモロッコで最初に殉教した小さな兄弟会(フランシスコ会)修道士5人の遺体がポルトガルに到着した時、深い感銘を受け、アフリカ宣教の夢を抱いて修道会を小さな兄弟会(フランシスコ会)に移りました。 宣教師としてモロッコに派遣された後、イタリアに戻った彼は卓越した説教でパドバの多くの人々を主に導きました。 しかし、1231年に熱病で36歳の若さで死去しました。 聖アントニオは死去した翌年、グレゴリオ9世の教皇により列聖されました。
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マタイによる福音
<あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である。>
そのとき、イエスは弟子たちに言われた。5・13「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。14あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。15また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。16そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」(マタイ5・13-16)
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チョ·ミョンヨン神父様の「今日の黙想」です。
ある本で世の中を腐らせない防腐剤の役割をする3つを見たことがあります。 その3つは教育、芸術、宗教です。 では、この3つは果たして世の中を腐らせない防腐剤の役割を忠実に果たしているでしょうか。
教育は各種の私立教育が乱立し、真の教育が消えて久しいという話をよく聞きます。 芸術も刺激的で退廃的なものが横行し、世の中をさらに混乱させているそうです。 それでは宗教はどうでしょうか? 貧しくて疎外された人々の世話よりも、自分の欲を満たすことに余念がなく、防腐剤の役割をまともに果たしていないそうです。
このような話を聞きながら、主に従う信仰人として、多くの反省をすることになります。 塩が肉を腐らせないように、主の弟子たちも、やはり世で塩のような防腐剤の役割をしなければなりません。 また、塩が本来の味を失っては何の役割も果たせないように、弟子たちも、やはり主から与えられた真の味を失ってはならないのです。 ところで、(私たちも)世俗的で物質的なものに対する多大な関心と愛で、防腐剤の役割をまともに果たせず、本当に味も失ってしまったのではないでしょうか?
貧しく疎外された人々のことは全く考えず、自分自身さえうまくいけばそれでいいという考え、 私の欲と利己心を満たすための信仰生活をする人々、 主を信じると言いながらも、世の中のことをもっと念頭に置いて生きている私たち。
それは、主がおっしゃった塩の役割をまともに果たせない人々の姿です。 しかし、主は、私たちだけは、このような役割を果たせるように、私たちを招待し続けています。 アメリカに養子縁組されたキム·ウィックスという韓国の孤児少女の視覚障害である者声楽家がこんなことを言いました。
「人々が盲目の私を導く時、『あの100メートル前方に何かがある』とは言いません。 ただ『前に水があるから飛びなさい。』、『階段があるから足を上げなさい。』と言います。 私を導いてくださる方を信じて一歩ずつ歩けば、私は自分が行きたい目的地に必ず到着します。 神様が私たちを導く方法もこのようなものです。 私たちは10年後を知りません。 また、私たちは20年後も知りません。 また知りたくもありません。 今日何をすべきかを示す神様に信頼しながら、今日を生きれば、神様は明日に導き、ついに私の生涯を、神様が約束して計画した場所に、たどり着くことができると思います。」
塩の役割は、確かに大変です。 しかし、主の呼びかけに応えながら生きていく時、きっと一番良い道、一番大きな幸せの道にたどり着くのです。
世の塩と光になりなさい、という今日の福音の御言葉を記憶しながら、主に対する固い信頼で主が望む姿に、一歩ずつ前に進むようにしましょう。
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イエス様に似た世の光となり塩となれますように、聖霊、きてください。