+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第11月曜日です。
愛の主・イエス・キリストと神の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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マタイによる福音
<わたしはあなたがたに言う。求める者には与えなさい。あなたから借りようとする者に、背を向けてはならない。>
そのとき、イエスは弟子たちに言われた。5・38「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。39しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。40あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、上着をも取らせなさい。41だれかが、一ミリオン行くように強いるなら、一緒に二ミリオン行きなさい。42求める者には与えなさい。あなたから借りようとする者に、背を向けてはならない。」
(マタイ 5・38-42)
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毎日の福音の黙想文です。
アメリカの石鹸工場での出来事です。 この工場では野心的に莫大な費用を投資して新しい包装機械を導入しました。 ところが、この機械に欠陥があるのか、石鹸が入らないまま空き袋で包装される製品がたびたび出てくるのです。 この問題の解決のために、まず包装機械を修理しなければなりませんでしたが、修理中は石鹸が入っているかどうかを確認する必要がありました。 石鹸のない空き袋のまま商品が出荷されると、信頼に大きな問題が生じるので、導入したのがX線透視器です。 その価格がなんと60万ドルで、さらに相当量の維持費も必要でしたが、前述の信用上の問題で仕方がないと思いました。
ところで、おかしなな現象が生じました。 X線透視器を注文して待っている間、工場では製品不良率がゼロになっていたのです。 では、包装機械が正常に作動しているからでしょうか? 違います。 それより新しく入ってきた職員が家から扇風機を持ってきて、石鹸の包装ラインで強風で流しておいたからだそうです。 それではどうなったでしょうか? 旋風機の風によって石鹸の入っていない空き袋は軽いので飛んでいったのです。
扇風機代はわずか50ドル、しかしその効果は60万ドルのX線透視機が羨ましくないほどでした。 とても複雑でお金のかかる問題だと思っていましたが、解決はお金がほとんどかからないとても簡単なものでした。
私たちの生活の中でも、このように複雑な問題がたくさんあります。 ところで、これらの問題を簡単に解く方法はないものでしょうか? もしかしたら「できない」という否定的な考えだけを持っていたので、簡単に解決できる道を見つけられなかったのではないでしょうか? その中で代表的なものが、人々との関係ではないかと思います。 遠ざかった関係、疎遠になった関係を回復することは、不可能だとも言われています。 しかし、複雑に考えすぎているからではないでしょうか?
今日の福音を通して、イエス様は悪人に対抗せず、右を頬を打たれたら他の頬まで向け、下着を取ろうとする者には上着まで与え、求める者には与え、借りようとする者を断らないように言われます。 なぜここまでおっしゃるのでしょうか?このような人々を世は善良だと言いますが、同時に世の事情も知らずバカみたいに生きる、徹底的に損をする人生を送る人だとからかうでしょう。 正直、自分がやられた分だけ、相手もやられてこそ、気が済むような世の中ですが、なぜ損ばかりしろというのか理解できないと抗弁もできます。 ところで、実際のところ、自分の気持ちが、相手に報復して被害を与えた時に、少しでも楽になるものでしょうか?
主は悪を悪で返せとは言われません。 それよりは、悪を愛で返すようにと言われています。 それと共に、世の目線では損をしているように思われますが、隠したものも探してくださる主が、報いてくださるとおっしゃいました。 「愛の道」は、単純に考えれば簡単です。 しかし複雑に考えると、絶対に実践できない道が、まさにこの「愛の道」なのです。
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イエス様のことを知らなかった時の世間的教えではなく、キリスト者になった後、イエス様の教えだけに従う愛の実践ができますように聖霊、きてください。(日本側が7月に放流しようとする反キリスト教的行為「福島原発放射能汚染水放流」をやめることができますように、日本と韓国、全世界の海が救われますように、主の御心が成し遂げられますようにお祈りください。)