天一国安着のために - 3. 氏族的メシヤ
皆さんの家庭が模範となって自分の一族を動かし、その一族が一つになって国に忠誠を尽くせるようにして、その国が神様の国として設定されるようにしなければなりません。今は、統一教会が内的に、世界的に伸びていかなければならないので、皆さんは、国家基準を早く造成して越えていかなければなりません。国を取り戻さなければ、天国に入っていくことはできないのです。天国は、誰かがつくってくれて入っていくのではありません。自分がつくって入っていくのです。
(『文鮮明先生御言選集』31巻284頁)
理想家庭を中心とする氏族と国家を立てることは、皆さんがしなければなりません。皆さんが今、担当しなければならないことです。女性たちもそうであり、男性たちもそうです。氏族的メシヤの使命は、皆さんたち夫婦がしなければならないことなのです。理想家庭を中心とする氏族と国家、これが目的です。氏族的メシヤがすることとは何ですか。氏族を連結させることです。なぜ氏族を連結させなければならないのですか。そうしてこそ、国ができるからです。
(『同』232巻326頁)
氏族的メシヤが父母様のみ旨に従い、神様のみ旨に従って自分の氏族を全て収拾すれば、国が収拾されるのです。十二の支派、十二の氏族、十二の氏族的メシヤさえ一つになれば、国は復帰されるというのです。時間の問題です。
ですから、氏族的メシヤは、長子権を復帰し、父母としてアダム家庭が失敗したこと、イエス家庭が失敗したこと、その次にサタン世界の全てを収拾できなければなりません。先生がそれを、全て克服して勝利しました。ですから、神様の代わりに、神様を中心として先生が、祝福家庭を氏族的メシヤとして配置したのです。
(『同』198巻337頁)
なぜ氏族的メシヤが必要なのですか。天の故郷と天の父母から生まれていないからです。故郷が天の国の故郷となることができず、父母が天の国の父母になることができなかったので、これをつくっておいて初めて、世界に生まれた万民が天の国の民になり、天の国の故郷をもち、天の国の血統を受け継いだ本然の位置に入ってくるようになるのです。そのようになることによって地上天国ができるということです。
(『同』198巻339頁)
なぜ氏族的メシヤが貴いのかといえば、家庭と国の間に立っているからです。これを原理で見るとき、家庭が蘇生、氏族が長成、国家は完成です。国家を中心として見るときは、国家が蘇生であり、その次には世界が長成であり、天宙が完成だと、このようになるのです。世界を中心としては、世界が蘇生であり、天地が長成であり、神様が完成です。これが真の愛で結ばれるのです。
この三段階原則によって連結されていく、このような発展の原則から見るとき、国を探し求めるに当たって、氏族的メシヤの基準がどれほど貴重かということを知らなければなりません。
(『同』187巻176頁)
氏族的メシヤさえ全世界的に使命を果たすようになれば、国家は自然に成し遂げられます。なぜでしょうか。先生が国家中心、世界中心、天宙中心の勝利的基準を成したので、自然に国家編成は成されるのです。全体の氏族的メシヤを私が送り出したので、私と一つになれば氏族が連結され、数十、数百の氏族の中心存在は国家の中心になるのであり、数億万の中心存在は、世界の中心存在になるのです。霊界や創世以降の天宙まで、全て同じようになっています。公式がそのようになっているのです。
(『同』232巻246頁)
自分の父母、親戚、姉弟たちを伝道するのです。今までは、カインを中心として伝道してきました。これからは、自分の一族を救わなければなりません。祝福家庭は氏族のメシヤです。
(『同』299巻252頁)