+神をたたえよう。神はわたしたちのうちに不思議なわざを行なわれた。
おはようございます。
今日は聖セシリアおとめ殉教者記念日です。
愛の主・イエス・キリストと神の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、聖セシリア、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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聖セシリアはローマ貴族の家の出身で、幼い頃から敬虔な信仰者として育った。 聖セシリアの生存年代は正確ではないが260年頃に殉教したと伝えられ、迫害時代の間に聖セシリアに対する敬虔さが広く伝播されたという。 「セシリア」という言葉は「天上の百合」という意味で、背教の強要を退け、童貞で殉教した聖女の人生をそのまま見せてくれる。 よくビオラやオルガンを演奏する姿で描かれた聖セシリアは、音楽家の守護聖人として敬われている(今日の典礼から)
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ルカによる福音
<ではなぜ、わたしの金を銀行に預けなかったのか。>
そのとき、イエスは19・11一つのたとえを話された。エルサレムに近づいておられ、それに、人々が神の国はすぐにも現れるものと思っていたからである。12イエスは言われた。「ある立派な家柄の人が、王の位を受けて帰るために、遠い国へ旅立つことになった。13そこで彼は、十人の僕を呼んで十ムナの金を渡し、『わたしが帰って来るまで、これで商売をしなさい』と言った。14しかし、国民は彼を憎んでいたので、後から使者を送り、『我々はこの人を王にいただきたくない』と言わせた。15さて、彼は王の位を受けて帰って来ると、金を渡しておいた僕を呼んで来させ、どれだけ利益を上げたかを知ろうとした。16最初の者が進み出て、『御主人様、あなたの一ムナで十ムナもうけました』と言った。17主人は言った。『良い僕だ。よくやった。お前はごく小さな事に忠実だったから、十の町の支配権を授けよう。』18二番目の者が来て、『御主人様、あなたの一ムナで五ムナ稼ぎました』と言った。19主人は、『お前は五つの町を治めよ』と言った。20また、ほかの者が来て言った。『御主人様、これがあなたの一ムナです。布に包んでしまっておきました。21あなたは預けないものも取り立て、蒔かないものも刈り取られる厳しい方なので、恐ろしかったのです。』22主人は言った。『悪い僕だ。その言葉のゆえにお前を裁こう。わたしが預けなかったものも取り立て、蒔かなかったものも刈り取る厳しい人間だと知っていたのか。23ではなぜ、わたしの金を銀行に預けなかったのか。そうしておけば、帰って来たとき、利息付きでそれを受け取れたのに。』24そして、そばに立っていた人々に言った。『その一ムナをこの男から取り上げて、十ムナ持っている者に与えよ。』25僕たちが、『御主人様、あの人は既に十ムナ持っています』と言うと、26主人は言った。『言っておくが、だれでも持っている人は、更に与えられるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる。27ところで、わたしが王になるのを望まなかったあの敵どもを、ここに引き出して、わたしの目の前で打ち殺せ。』」
28イエスはこのように話してから、先に立って進み、エルサレムに上って行かれた。(ルカ19・11-28)
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イ·ジェファ神父様の「地に埋めてしまった恩寵」です。
神学校時代、自分の長所と短所を発表する機会がありましたが、長所を話すのがとても難しかったのです。 短所を話すのは謙遜にしているように見えるのに比べ、長所を話すのはなぜか恥ずかしかったのです。 最初はこれが偉そうな顔をするのを嫌がる気持ちのせいだと思いましたが、深く黙想してみると根本的な原因が見つかりました。
それは、普段の私が現在の生活に満足していないということでした。 私の人生に満足できなくて嬉しいことがなく、当然感謝の気持ちを持つこともできなかったし、このような人生の態度は、神様が私にくださった多くの良いものを、分かちあったり活用することもできないようにすることでした。
私たちはしばしば神様に新しい恵みを求める祈りを捧げます。 神様に請願をすることは信仰の表現であり、大切な祈りであることは明らかです。 しかし、一つ忘れてはならないことがあります。 それはすでに父なる神様は私たちが必要とする恩寵を惜しみなく与え、今後も継続してくださるという事実です。 たとえ私たちが日常の中でそれに気づかなくてもです。
「ムナのたとえ」で、イエス様の焦点は、増えた「ムナの数」にあるのではなく、それを誠実に活用することです。 神様は私たち皆に、量は違っても神様の御心に合うように使える十分な恩寵を与えてくださいました。
重要なことは、私たちの些細な日常の中で、神様の豊かな恩寵に気づき、神様の御心に従って使うことです。 最後の僕のように恩寵を地中に埋めておく、愚かな人生を送らないように努力しなければなりません。
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与えられたお恵みに感謝し、神の国を伝えるため十分活用できますように、聖霊、きてください。