+神をたたえよう。主・キリストはまことに復活されたアレルヤ。
おはようございます。
今日は復活節第2金曜日です。
復活された主・イエス・キリストと神の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
**********
ヨハネによる福音
<イエスは座っている人々に欲しいだけ分け与えられた。>
そのとき、6・1イエスはガリラヤ湖、すなわちティベリアス湖の向こう岸に渡られた。2大勢の群衆が後を追った。イエスが病人たちになさったしるしを見たからである。3イエスは山に登り、弟子たちと一緒にそこにお座りになった。4ユダヤ人の祭りである過越祭が近づいていた。5イエスは目を上げ、大勢の群衆が御自分の方へ来るのを見て、フィリポに、「この人たちに食べさせるには、どこでパンを買えばよいだろうか」と言われたが、6こう言ったのはフィリポを試みるためであって、御自分では何をしようとしているか知っておられたのである。7フィリポは、「めいめいが少しずつ食べるためにも、二百デナリオン分のパンでは足りないでしょう」と答えた。8弟子の一人で、シモン・ペトロの兄弟アンデレが、イエスに言った。9「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう。」10イエスは、「人々を座らせなさい」と言われた。そこには草がたくさん生えていた。男たちはそこに座ったが、その数はおよそ五千人であった。11さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。12人々が満腹したとき、イエスは弟子たちに、「少しも無駄にならないように、残ったパンの屑を集めなさい」と言われた。13集めると、人々が五つの大麦パンを食べて、なお残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった。14そこで、人々はイエスのなさったしるしを見て、「まさにこの人こそ、世に来られる預言者である」と言った。15イエスは、人々が来て、自分を王にするために連れて行こうとしているのを知り、ひとりでまた山に退かれた。(ヨハネ6・1-15)
********
今日の黙想です。
「この人たちに食べさせるには、どこでパンを買えばよいだろうか」イエス様がおっしゃると、フィリポは「めいめいが少しずつ食べるためにも、二百デナリオン分のパンでは足りないでしょう。」と答えます。 これはどうすることもできないという態度です。
しかし、アンデレは大麦のパン5個と魚2匹を持っている少年をイエス様に連れてきます。 少年の持つ大麦のパンは、当時の貧しい人々が食べる食べ物です。 もしその少年が自分のものがつまらないという理由でイエス様に差し上げることを恥じて隠したとすれば、その結果はどうだったでしょうか? 多くの人がお腹いっぱい食べたその奇跡は起きなかったでしょう。
実際、その多くの人に大麦のパン5個と魚2匹はあってもないと同じです。 しかし、それがひとまずイエス様の御手に握られると、皆がお腹いっぱい食べても残ったのです。
イエス様は小さなものでも喜んで受けて、むしろそれを有用に使うという点に注目しなければなりません。 実際、私たち各自の能力や才能は考えてみればつまらないだけです。 しかし、私たちの小さな真心と犠牲でも、これを神様に捧げれば、途方もない実が結ばれるのです。
もしかしたら私たちが持っているものと私たちのありのままを神様に差し上げようとしないので、私たちの周りにこんな分かち合いの奇跡が相次いで起きていないと思います。
*********
わたしたちの自分の持っているすべてのものはただでいただいたものです。惜しまず、イエス様のために隣人のために分かち合うことができますように聖霊、きてください。