+神をたたえよう。主・キリストはまことに復活されたアレルヤ。
おはようございます。
今日は復活節第3土曜日です。
復活された主・イエス・キリストと神の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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ヨハネによる福音
<主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。>
そのとき、6・60イエスの弟子たちの多くの者は言った。「実にひどい話だ。だれが、こんな話を聞いていられようか。」61イエスは、弟子たちがこのことについてつぶやいているのに気づいて言われた。「あなたがたはこのことにつまずくのか。62それでは、人の子がもといた所に上るのを見るならば……。63命を与えるのは〝霊〟である。肉は何の役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、命である。64しかし、あなたがたのうちには信じない者たちもいる。」イエスは最初から、信じない者たちがだれであるか、また、御自分を裏切る者がだれであるかを知っておられたのである。65そして、言われた。「こういうわけで、わたしはあなたがたに、『父からお許しがなければ、だれもわたしのもとに来ることはできない』と言ったのだ。」
66このために、弟子たちの多くが離れ去り、もはやイエスと共に歩まなくなった。67そこで、イエスは十二人に、「あなたがたも離れて行きたいか」と言われた。68シモン・ペトロが答えた。「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。69あなたこそ神の聖者であると、わたしたちは信じ、また知っています。」(ヨハネ6・60-69)
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ソン·ヨンミン使徒ヨハネ神父様の今日の黙想です。
イエス様の復活を体験する以前は、ペトロだけでなく、他の弟子たちもイエス様の御言葉と預言を全て理解することができませんでした。 さらに、イエス様が御自分のことを生きている命のパンだと言い、自分の肉と血を食べ、飲むこそ永遠の命を得るという話に多くの人が、「実にひどい話だ。だれが、こんな話を聞いていられようか。」と不平を言うのも理解できます。
もちろん失望した弟子たちにイエス様が尋ねた時、ペトロは皆に代わって、「主よ、わたしたちはだれのところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます。」と堂々と告白します。 この告白に込められた確信が、イエス様の十字架の死で虚しく終わってしまうかは、ペトロさえも予想できなかったはずです。
復活したイエス様に会って聖霊を受けた後になって、ペトロは、世のすべてのことが神のみ摂理に従ったものであることに気づきます。 そしてイエス様が神様の栄光の座に上がったことに気づいたペトロは、世のすべての病と死さえもイエス様に任せられたことを知ったので、イエス様に信頼して、自分の手で中風にかかったアイネアを癒し、タビタという女弟子を死から再び蘇る驚くべき奇跡を行うことができました。
「命を与えるのは〝霊〟である。肉は何の役にも立たない。」とおっしゃったイエス様の御言葉は、肉体を軽視し霊的なことにしがみつくようにということではありません。
肉は限界を持った人間を意味し、イエス様の霊の導きと助けなしには、人間自ら神様の御言葉としるしの意味を悟ることができないということを強調されたのです。
私たちも、毎瞬間、神様の御心が何であるかを尋ね、聖霊の知恵を求めましょう。
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霊であられる神様の聖霊によって私たちの肉は従います。皆聖なるキリスト者となれますように!聖霊、きてください。