+聖バルナバ使徒の記念日に、神に賛美をささげよう。
おはようございます。
今日は聖バルナバ使徒の記念日です。
み心の主・イエス・キリストとみ心の聖母マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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聖バルナバはキプロスのレビ族出身です。バルナバは「慰めの子」という意味で、本名はヨセフです(使徒4・36参照)。彼は聖マルコの従兄弟でもあります(コロ4・10参照)。「聖霊と信仰に満ちた人」(使徒11・24)として称賛される聖バルナバ使徒は、ユダヤ教から改宗した後、自分の財産を売り、初代教会共同体に捧げ、他の使徒たちと共に熱心に宣教しました。伝承によれば、聖人は60年頃にキプロスのサラミスで殉教しました。
(今日の典礼より)
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マタイによる福音
<ただで受けたのだから、ただで与えなさい。>
そのとき、イエスは使徒たちに言われた。10・7「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。8病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい。9帯の中に金貨も銀貨も銅貨も入れて行ってはならない。10旅には袋も二枚の下着も、履物も杖も持って行ってはならない。働く者が食べ物を受けるのは当然である。11町や村に入ったら、そこで、ふさわしい人はだれかをよく調べ、旅立つときまで、その人のもとにとどまりなさい。12その家に入ったら、『平和があるように』と挨拶しなさい。13家の人々がそれを受けるにふさわしければ、あなたがたの願う平和は彼らに与えられる。もし、ふさわしくなければ、その平和はあなたがたに返ってくる。」(マタイ10・7-13)
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今日のミサの「毎日の黙想」です。
今日は聖バルナバ使徒を記念する日です。キプロス出身で本名が「ヨセフ」であるバルナバ使徒の人格について、聖書は短くも明確に言及しています。彼は「良い人で、聖霊と信仰に満ちていた」人物です。彼は人間的にも寛大で、信仰心が熱心な人物であったことでしょう。
バルナバ使徒はイエス様を直接見たことはなかったかもしれませんが、すべてを捨ててイエス様に従った弟子でした。そのような彼は、自分の財産を売って教会に捧げ(使徒4・37参照)、パウロ使徒の宣教旅行に参加し、自身の宣教旅行でも多くの人を主に導きました。伝承によれば、バルナバはキプロスのサラミスで殉教しました。
彼は「教会の時代」に使徒として、また宣教師として生きる模範を示したと言えます。聖バルナバは人々を包み込み、励まし、勇気を与える特別な能力を持っていたことでしょう。だからこそ、彼は本名の代わりに「慰めの子」という意味を持つ「バルナバ」と呼ばれたと考えられます(使徒4・36参照)。そのため、バルナバ使徒は「憂鬱な人々の保護聖人」とも呼ばれます。
福音を全身で伝える人とは、決して我執や優越感、または自己陶酔に浸っている者ではなく、出会う人々に力と勇気を与え、励まし、暖かく抱いてくれる人物であることを改めて考えさせられます。
バルナバ使徒のように、主が出会わせてくださる人々と共にし、彼らに慰めを伝える「慰めの子」となることこそがキリスト者の真の召命と言えるでしょう。
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私たちも聖バルナバのように温かく慰める良きキリスト者になれますように、聖霊、きてください。