２０２４－０６－２７「岩を土台としていた家、砂の上に建てた家」

＋神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。おはようございます。今日は年間第1２水曜日です。み心の主・イエス・キリストとみ心の聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。＊＊＊＊＊＊＊＊＊マタイによる福音<岩を土台としていた家、砂の上に建てた家>そのとき、イエスは弟子たちに言われた。7・21「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。22かの日には、大勢の者がわたしに、『主よ、主よ、わたしたちは御名によって預言し、御名によって悪霊を追い出し、御名によって奇跡をいろいろ行ったではありませんか』と言うであろう。23そのとき、わたしはきっぱりとこう言おう。『あなたたちのことは全然知らない。不法を働く者ども、わたしから離れ去れ。』 24そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。25雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。26わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。27雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方がひどかった。」 28イエスがこれらの言葉を語り終えられると、群衆はその教えに非常に驚いた。29彼らの律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。（マタイ7・21-29） ＊＊＊＊＊＊＊＊＊チェ・ジョンフンバオロ神父様の「今日の黙想」です。 今日の福音は、山上の説教の最後の部分です。マタイはイエス様の教えをまとめて山上の説教の部分に配置します。まるでモーセがシナイ山に登って神の掟を受けたように、イエス様も山に登って教えを伝えられます。山上の説教は「真福八端（至福の教え）」を始めとして、律法の完成に関する教えやその他の多くの教えが続きます。 そしてそのすべての教えの結論として、今日の福音の言葉を耳にすることができます。「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。」自分が教えを多く知っているだけでは意味がありません。聞いたことを実行しなければなりません。真の信仰には実践が求められます。神様は実践なしに御名を呼ぶだけでは救われないと明確におっしゃっています。 実際、実践は私たちの信仰を岩の上に建てるようなものです。実践に基づいて築かれた信仰だけが、私たちの中でより強固に根付きます。自らの言葉を実践しながら生きる人だけが経験する体験があり、その体験の中で信仰は一層強固になります。言葉だけで信仰生活をしている人々の信仰は、砂の上に建てられた家と同じであり、困難や苦しみが襲ってくると簡単に崩れてしまいます。 素晴らしい言葉は私たちの周りにあふれています。YouTube、ブログ、ソーシャルネットワークサービス(SNS)などを通じて、深く考えることができる黙想の文章や美しい言葉を互いに共有しています。これは素晴らしいことであり、私たちの救いにとっても大きな助けとなります。 さて、もっと重要なことが残っています。互いに分かち合ったこの言葉を実践することです。私たちが互いに分かち合った美しい言葉は、さらに真の愛の実践として分かち合わなければなりません。この実践の上に築かれた信仰は、決して揺るがないでしょう。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊主は毎日の福音を通して私たちに天の国に導いてくださいます。実践する一日を生きることで、生き生きとこの地上で岩の上の家を建て、天の国を味わうことができますように！聖霊、きてください。