+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は聖ペトロ、聖パウロ使徒祭日です。
み心の主・イエス・キリストとみ心の聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、聖ペトロ、聖パウロ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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マタイによる福音
<あなたはペトロ。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。>
16・13イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。14弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」15イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」16シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。17すると、イエスはお答えになった。「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。18わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。19わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」(マタイ16・13-19)
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教会の教えです。
今日は聖ペトロと聖パウロ使徒の祭日です。ペトロ使徒がいたからこそ、四方にばらばらになっていたイエス様の弟子たちが分裂せずにすみました。弟子たちは皆、ペトロ使徒を中心に完全に一致することができたのです。それが引き継がれ、普遍の教会であるカトリック教会となりました。また、パウロ使徒がいたからこそ、イスラエルで異邦人たちにも福音が伝えられたのです。当時、イスラエルから他国へ福音が伝わるには多くの障害がありました。このような状況の中で、パウロ使徒は大胆に主の御言葉を伝え、『異邦人の使徒』となったのです。
教会内でこのように重要な二つの聖人に関連して、次のような事実を黙想してみたいと思います。それは、二人の聖人がかつて大きな罪人であったという点です。ペトロはイエス様が最もお辛い時、最も大きな慰めを受けるべきその瞬間に、イエス様を見捨てました。さらに、自分の命を救うためにイエス様を知らないと否定しました。それまで彼に与えられたイエス様の愛を忘れるこの裏切りは、拭えない罪の中の罪でした。パウロ使徒は人々を殺しました。それもイエス様を『主』として信じ従うキリスト教徒たちを迫害し、殺したのです。
しかし、ペトロ使徒がかつて『イエス様の裏切り者』であり、パウロ使徒がかつて『神の敵』であったというこの事実は、私たちに大きな慰めを与えます。この二人の聖人がそれほどまでに弱く、判断力がなく、おごり高ぶり、暴力的であったという事実は、彼らが私たちよりも特に優れていたわけではないという思いを抱かせるからです。
そうです。このように不十分で弱い罪人を、イエス様は教会の二つの柱として立てられました。イエス様は、不足だらけの今日の私たちにも、そのように生きることを望んでおられるのです。
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二人の聖人のお陰で異邦人でありながら誰かが伝えてくれたカトリックを通してイエス様に出会ったことに感謝と賛美をささげます。わたしたちもまだイエス様を知らない人々のために、毎日福音を伝えることができますように!聖霊、きてください。