+聖トマ使徒 聖人の記念日に、神に賛美をささげよう。
おはようございます。
今日は聖トマ使徒 聖人の記念日です。
主・イエス・キリストと聖母マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、聖トマ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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トマス使徒はイエスの十二使徒の一人で「双子」と呼ばれていました(ヨハネ20・24参照)。ガリラヤ地方出身の漁師であり、とても強固な性格を持っていました。イエスが自分を危険にさらそうとしていたベタニア村へ行こうとする際、他の弟子たちは止めようとしましたが、トマスは「わたしたちも行って、一緒に死のうではないか」(ヨハネ11・16)と大きな勇気を見せました。
一方、復活したイエスに会わなかったトマスは、キリストの復活を信じませんでした。しかし、復活したイエスに会った後は「わたしの主、わたしの神よ」(ヨハネ20・28)と告白し、教会の復活信仰を宣言しました。福音書以外では彼の生涯について確実に知られていることはほとんどありませんが、インドに行って人々に福音を伝えたと言われています。彼の遺体をエデッサ(現在のトルコのウルファ)に移した7月3日を6世紀から祝祭日として祝い続けています。
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ヨハネによる福音
<「わたしの主、わたしの神よ」>
20・24十二人の一人でディディモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたとき、彼らと一緒にいなかった。25そこで、ほかの弟子たちが、「わたしたちは主を見た」と言うと、トマスは言った。「あの方の手に釘の跡を見、この指を釘跡に入れてみなければ、また、この手をそのわき腹に入れてみなければ、わたしは決して信じない。」26さて八日の後、弟子たちはまた家の中におり、トマスも一緒にいた。戸にはみな鍵がかけてあったのに、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。27それから、トマスに言われた。「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。また、あなたの手を伸ばし、わたしのわき腹に入れなさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」28トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。29イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」(ヨハネ20・24-29)
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教会の教えです。
トマスは師の復活を信じませんでした。師の傷ついた手と脇腹を見なければ認められないと言いました。それも同僚の弟子たちの前で堂々と言いました。生前のイエス様の奇跡を見、その奇跡の食べ物を食べて感激していたあのトマスが、なぜイエス様の復活を拒否したのでしょうか?
彼は師の死を認めることができませんでした。天の力を持っていた師がそのようにあっけなく死ぬことを受け入れることができなかったのです。そのような彼にとって、同僚の弟子たちが言う復活の知らせは、混乱をもたらすものでしかなかったのです。
彼の疑いは天性のものだったのかもしれません。イエス様が生きていたときにも、細かく問い詰めなければ気が済まなかったのかもしれません。イエス様もそのような彼の性格をよく御存じのはずです。だからこそ、トマスの前にもう一度現れたのです。この現れでトマスは崩れ去ります。疑い深く、問い詰めることが好きな自分のためにもう一度現れた師の愛に感動したのです。
単に師の手と脇腹の傷を確認したから変わったのではありません。イエス様の愛と忍耐がトマスを変えたのです。このように愛は常に理論を超えます。
トマスの心を変えたイエス様の愛を黙想することが今日の福音の教えなのです。
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イエス様の憐れみと忍耐の愛を学び、また見なくても信じる深い信仰をもたらす聖霊、きてください。