+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第14主日です。
救い主・イエス・キリストと天主の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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マルコによる福音
<「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」>
そのとき、6・1イエスは故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。2安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。この人が授かった知恵と、その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。3この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。4イエスは、「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」と言われた。5そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。6そして、人々の不信仰に驚かれた。
それから、イエスは付近の村を巡り歩いてお教えになった。(マルコ6・1-6)
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ソン·ヨンミン使徒ヨハネ神父様「今日の黙想」です。
身体に刺を持ち、その痛みを取り除いてほしいと切実に祈ったパウロ使徒の心を思います。誰しも自分を悩ます弱点や他人に見せたくない欠点があります。しかし、パウロ使徒は自分の弱点がむしろ傲慢にならないように謙虚にしてくれるものであると信じたため、「むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。…… 私は弱いときにこそ強い」と告白します。イエス様がご自身の意思ではなく『父の御心』に従い、運命のように十字架の苦しみと死を受け入れられたと同じように、パウロ使徒も自分の運命を愛せるようになったのです。
神は「恥知らずで、強情な」イスラエルの民にエゼキエル預言者を遣わし、彼らが預言者を受け入れようとも拒もうとも、その中に神が遣わした預言者がいるという事実だけで十分であるとおっしゃいます。預言者自身は反対される標的になるかもしれませんが、神の霊に導かれたエゼキエル預言者は、どのような状況においても、イスラエルの悔い改めを宣べ伝える使命を果たすでしょう。
イエス様の故郷の人々は、イエス様に対して冷笑的な反応を示します。いつもそばにいて特に変わることなく成長してきた故郷の人が、突然偉大な預言者として称賛されることに違和感を持ったからです。変化を嫌い現実に満足している人ほど、現実を批判し振り返ることを叫ぶ預言者の声を避けがちです。
しかし、自分の弱点を暴露し欠点を指摘する人々を避けたくても、時には彼らの批判の中に自分の頑固で狭量な考えを開かせる預言者の声を聞くことがあります。
今日はその声に耳を傾けてみてはどうでしょうか。謙虚に自分を低くすることで、神はむしろ私たちの弱さを通して、私たちを成長させてくださるのではないでしょうか?
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私が思い上がることのないように、むしろ自分の弱さを大いに喜んで誇れますように!聖霊、きてください。