+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第18月曜日です。
救い主・イエス・キリストと天主の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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マタイによる福音
<天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた>
イエスは洗礼者ヨハネが死んだことを聞くと、舟に乗ってそこを去り、ひとり人里離れた所に退かれた。しかし、群衆はそのことを聞き、方々の町から歩いて後を追った。14イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て深く憐れみ、その中の病人をいやされた。15夕暮れになったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、もう時間もたちました。群衆を解散させてください。そうすれば、自分で村へ食べ物を買いに行くでしょう。」16イエスは言われた。「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」17弟子たちは言った。「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」18イエスは、「それをここに持って来なさい」と言い、19群衆には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。20すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、十二の籠いっぱいになった。21食べた人は、女と子供を別にして、男が五千人ほどであった。(マタイ14・13-21)
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ソ・チョル神父様の毎日の黙想文です。
「憐れむ心」とは、断腸の思い、すなわち子供の苦しみを見て内臓が切れそうな痛みを感じる母親の心です。イエス様は、ご自身を探し彷徨う多くの群衆を見て憐れむ心を抱かれます。「イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。」(マルコ 6・34)。
その憐れむ心がイエス様を動かし、病で苦しむ人々を見てその病を癒してくださいます。夕方になると、五つのパンと二匹の魚しかないことを知った弟子たちは、群衆を解散させ各自で食べ物を買いに行かせるようイエス様に提案します。群衆を憐れむイエス様は、パンと魚を取り天を仰いで賛美を捧げ、弟子たちに分け与えるようにされ、女と子供を別にして、男が五千人ほどの人々を満腹にされます。
残りのパン屑を集めると十二の籠にいっぱいになり、これは神がイエス様を通して与えられた贈り物が、十二部族であるイスラエルに豊かに溢れることを意味します。このようなイエス様の奇跡は、神がモーセの時代に荒野で与えられたマナの奇跡や、エリシャが大麦パン二十個で百人の人々を食べさせた奇跡(列王記下4・42-44参照)を思い出させます。神はこの二つの出来事を通してご自身の救いの計画を実現されます。神は命を与える方です。
「彼らに食べ物を与えなさい」とイエス様が言われると、五つのパンと二匹の魚しかないと逃げ腰だった弟子たちは、群衆にパンを分け与える奉仕をします。弟子たちも今やイエス様の心、すなわち憐れむ心を持つようになったのでしょう。
私たちも利己心を捨てて、他の人を憐れむことができるように変わらなければありません。
そのような心で隣人を見るとき、自分のものを分け与えることができます。
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すべてが主からいただいたものです。惜しみなく持っているものを主のために隣人に与えることができますように聖霊、きてください。