+聖ドミニコ司祭記念日に、神に賛美をささげよう。
おはようございます。
今日は聖ドミニコ司祭記念日です。
救い主・イエス・キリストと天主の母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、聖ドミニコ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
*****聖聖ドミニコは1170年頃、スペインのカレルエガの貴族の家庭で生まれました。幼い頃から聖徳を積むことに専念し、彼は司祭となり、神の言葉を熱心に説教して人々を悔い改めの道に導きました。彼は1206年に説教と宗教教育を主に担当する説教者会(ドミニコ会)を設立し、清貧な生活と説教を通じて福音の真理を徹底的に探求するよう促しました。1221年に死去した彼を1234年にグレゴリウス9世教皇が列聖しました。
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マタイによる福音
<あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。>
16・13イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。14弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」15イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」16シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。17すると、イエスはお答えになった。「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。18わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。19わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」20それから、イエスは、御自分がメシアであることをだれにも話さないように、と弟子たちに命じられた。
21このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。22すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」23イエスは振り向いてペトロに言われた。「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」
(マタイ16・13-23)
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毎日のミサ「今日の黙想」です。
今日の福音で、イエス様はペトロ使徒を二つの石を考えさせます。一つ目は「岩」であり、二つ目は「つまずきの石」です。イエス様がペトロを「岩」と呼ばれたのは、彼の信仰告白のためでした。ペトロは他の人々と異なり、イエス様を「メシア、生ける神の子」と告白したのです。しかし、「岩」であったペトロはすぐに「つまずきの石」となってしまいます。イエス様を救い主として信じていましたが、その苦難と死を受け入れられなかったからです。
イエス様は言われます。「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」この御言葉の「引き下がれ」の意味をよく考えるとき、私たちはイエス様にとって「つまずきの石」ではなく「岩」となることができます。
イエス様が荒れ野でサタンを退けたときも、「サタン、引き下がれ。」(マタイ4・10)と言われました。この言葉の原語は「hypage satana」で、単純に「退け」と追放されたのです。しかし、今日の福音でペトロに言われた「サタン、引き下がれ」は前のと少し異なります。原語で「hypage opiso mou satana」ですが、文字通り翻訳すると「サタン、私の後ろに退け」と言えます。つまり、イエス様の「前」ではなく「後」に行くようにと言われることで、「再び私の追随者となれ」と仰っているのです。サタンがイエス様に「追放」を命じられたのとは異なり、ペトロには「追随」を命じられたのです。
そうです。私たちが「つまずきの石」ではなく「岩」となるためには、イエス様の後ろにいなければなりません。
多くの場合、私たちはイエス様の「後ろ」ではなく、その「前」に立とうとします。そのたびに、私たちはイエス様にとってつまずきの石となってしまいます。
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毎日主の御言葉を聞き、イエス様の御心を識別し、イエス様の邪魔者ではなく従う者となってイエス様の岩になれますように!聖霊、きてください。