+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第22水曜日です。
慈しみ深い主・イエス・キリストと被昇天の聖母マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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ルカによる福音
<「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだ。」>
そのとき、4・38イエスは会堂を立ち去り、シモンの家にお入りになった。シモンのしゅうとめが高い熱に苦しんでいたので、人々は彼女のことをイエスに頼んだ。39イエスが枕もとに立って熱を叱りつけられると、熱は去り、彼女はすぐに起き上がって一同をもてなした。40日が暮れると、いろいろな病気で苦しむ者を抱えている人が皆、病人たちをイエスのもとに連れて来た。イエスはその一人一人に手を置いていやされた。41悪霊もわめき立て、「お前は神の子だ」と言いながら、多くの人々から出て行った。イエスは悪霊を戒めて、ものを言うことをお許しにならなかった。悪霊は、イエスをメシアだと知っていたからである。
42朝になると、イエスは人里離れた所へ出て行かれた。群衆はイエスを捜し回ってそのそばまで来ると、自分たちから離れて行かないようにと、しきりに引き止めた。43しかし、イエスは言われた。「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだ。」44そして、ユダヤの諸会堂に行って宣教された。(ルカ4・38-44)
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毎日のミサの「今日の黙想」です。
今日の福音の登場人物を観察してみましょう。
まず第一に、シモンの姑を知っている人々です。彼らはシモンの姑を癒していただくよう懇願します。他者のための願いや祈りは、神を喜ばせます。その中に愛があるからです。
次に、シモンの姑です。彼女は自身の病が治るとすぐに仕え始めます。神からいただいた恩恵が決して自分だけのためではないことをシモンの姑はよく理解しています。
第三に、病人たちです。病に苦しみながらも他の人々の助けでイエスを探し求める姿から、彼らの信仰と謙遜を推し量ることができます。私たちが困難な時、他者の助けを通じてイエス様に近づこうとする努力が必要です。
第四に、悪霊たちです。彼らはイエス様を神の子と認めます。しかし、それは信仰告白ではありません。「あなたがなぜ我々の仕事を妨げるのか?」という風な抗弁です。
第五に、イエス様を引き止める群衆です。人々がイエス様を引き止める理由は二つあります。一つは、彼が神から遣わされた聖なる方だという悟りです。もう一つは、彼に対する人間的な執着です。前者は、霊的な出会いを通じてイエス様を送り出すことができますが、後者は最終的に浄化される必要があります。
最後に、イエス様ご自身です。今日のイエス様は、人々のために昼夜を問わず献身しながらも、祈るのを怠りません。そして、人々からの歓迎を背にし、ほかの場所へと去られます。
私たちは上記の登場人物の中で誰に最も似ているでしょうか?
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わたしたちもイエス様のようにいつも他者のために祈り、愛で献身できますように聖霊、きてください。