+聖イグナチオ(アンチオケ)司教殉教者記念日に、神に賛美をささげよう。
おはようございます。
今日は聖イグナチオ(アンチオケ)司教殉教者記念日です。
救い主・イエス・キリストときよらかな御母聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、聖テレジア、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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ルカによる福音
<アベルの血から、たゼカルヤの血にまで今の時代の者たちはその責任を問われる。>
そのとき、イエスは言われた。11・47「あなたたちは不幸だ。自分の先祖が殺した預言者たちの墓を建てているからだ。48こうして、あなたたちは先祖の仕業の証人となり、それに賛成している。先祖は殺し、あなたたちは墓を建てているからである。49だから、神の知恵もこう言っている。『わたしは預言者や使徒たちを遣わすが、人々はその中のある者を殺し、ある者を迫害する。』50こうして、天地創造の時から流されたすべての預言者の血について、今の時代の者たちが責任を問われることになる。51それは、アベルの血から、祭壇と聖所の間で殺されたゼカルヤの血にまで及ぶ。そうだ。言っておくが、今の時代の者たちはその責任を問われる。52あなたたち律法の専門家は不幸だ。知識の鍵を取り上げ、自分が入らないばかりか、入ろうとする人々をも妨げてきたからだ。」53イエスがそこを出て行かれると、律法学者やファリサイ派の人々は激しい敵意を抱き、いろいろの問題でイエスに質問を浴びせ始め、54何か言葉じりをとらえようとねらっていた。(ルカ11・47-54)
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毎日のミサの「今日の黙想」です。
昔のことですが、軍隊生活をしていたとき、江陵に武装した北朝鮮の工作員が現れたと言われ、50日以上も江原道の山間で待ち伏せをしたことがあります。待ち伏せというのは、文字通り地面を掘ってその中に入り、厚い服や毛布だけを持って昼夜を過ごすことを意味します。ほんの少しの隙を見て水が流れる場所に行って歯を磨いたり、さっと髪を洗ったりするぐらいで、ほとんどは塹壕の中で過ごさなければなりません。ですから、50日以上も風呂に入ることができませんでした。
最初は本当に大変でした。上着はもちろんのこと、下着ですら一週間に一度やっと替えるぐらいでしたから、どれほど汚かったことか。しかし、一週二週と時が経つうちに、自分の体がどれほど汚れているのかあまり感じられなくなり、臭いがするかどうかさえ分からないほどになりました。そうして長い待ち伏せが終わり、部隊に戻って風呂に入り、服を着替えて、やっと体も心も爽快になりました。そうです。人は長い間きれいにしていないと、自分がどれほど汚れているのか、また洗う必要があるかすらよく分からなくなるのです。
今日の福音でイエス様は律法学者やファリサイ派の人々を見て不幸だと言われます。彼らは長い間清くありませんでした。外見はきれいだったかもしれませんが、内面は汚れていました。祖先も清くなく、預言者たちの警告すら聞き入れず、彼らを殺してしまいました。今日の福音の律法学者とファリサイ派の人々は、そのような先祖の後を継いで良心が鈍くなってしまいました。だからイエス様が旧約の預言者たちのように彼らに神の言葉を伝えますが、彼らは先祖のようにイエス様を迫害しようとします。
そうです。彼らはこのように罪が積もり積もって、自分たちがどれほど汚れているのか気づいていません。
私たちはどうでしょうか?内面を頻繁にきれいにしているでしょうか?