+聖ルカ福音記者 聖人の記念日に、、神に賛美をささげよう。
おはようございます。
今日は聖ルカ福音記者 聖人の記念日です。
救い主・イエス・キリストと清い乙女のすぐれた模範聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、聖ルカ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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ルカによる福音
<収穫は多いが、働き手が少ない。>
そのとき、10・1主はほかに七十二人を任命し、御自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。2そして、彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。3行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ。4財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶をするな。5どこかの家に入ったら、まず、『この家に平和があるように』と言いなさい。6平和の子がそこにいるなら、あなたがたの願う平和はその人にとどまる。もし、いなければ、その平和はあなたがたに戻ってくる。7その家に泊まって、そこで出される物を食べ、また飲みなさい。働く者が報酬を受けるのは当然だからである。家から家へと渡り歩くな。8どこかの町に入り、迎え入れられたら、出される物を食べ、9その町の病人をいやし、また、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。」(ルカ10・1-9)
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毎日のミサの「今日の黙想」です。
今日はルカ福音史家の祝日です。ルカの福音書には、イスラエルの民を超え、世界のすべての民族に対する普遍的な福音宣教の神学がよく表れています。福音を黙想しながら、キリスト者は皆、主の「弟子」として派遣された存在であり、「宣教師」であることを再認識します。イエス様は弟子たちを派遣されるお気持ちを「羊を狼の群れの中に送るようなもの」と表現されています。福音を宣べ伝えるために派遣される場所には、大きな危険や誘惑、困難があるかもしれないという心の準備をさせる言葉です。
私たちキリスト者にとって、福音宣教の難しさは、何よりも現代社会の複雑さだと思います。「消費社会、浪費社会、余剰社会、下流社会、飢餓社会、危険社会、怒り社会、監視社会、過労社会、疲労社会、勝者総取り社会、格差社会、部品社会、ゼロサム社会、分裂社会、噂社会……」現代社会を診断したある社会学の新刊の目次に登場する言葉だけを見ても、私たちが福音を伝えなければならないこの社会が、どれほど多様な病理現象に苦しんでいるかを実感できます。
複雑な社会に対する分析は必要ですが、そのような分析を行う中で、しばしば悲観的な観点が成長し、確信に満ちた福音宣教の勇気が失われがちです。しかし、このように絡み合った社会の中でも、私たちが忘れてはならない点は、イエス様が宣べ伝えられる救いの喜ばしい知らせは、常に「本質」に集中しており、神との出会いに希望を置いているという事実です。
そのような意味で、フランシスコ教皇が「現代世界の福音宣教に関する教皇の使徒的勧告」『福音の喜び』で示された洞察は、派遣された弟子としての生活をどこから始めることができるかをよく示しています。
「今日の世界で最も大きな危険は、あらゆる極端な消費主義とともに、個人主義的な不幸です。」(第2項)
「私はすべてのクリスチャンが、どこにいても、今この瞬間に新たにイエス・キリストと人格的に出会うように、さもなければ少なくともその方と出会うための心、毎日絶えずその方を探し求める開かれた心を持つように勧めます。この招きが自分には当てはまらないと考えてはなりません。」(第3項)
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本物の弟子になるには、まず、教皇様の使徒的勧告の「福音の喜び」を知り、実践し、主の働き手となれますように!聖霊、来てください。