+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第30木曜日です。
慈しみ深い主・イエス・キリストとけだかい乙女マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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ルカによる福音
<預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。>
13・31ちょうどそのとき、ファリサイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに言った。「ここを立ち去ってください。ヘロデがあなたを殺そうとしています。」32イエスは言われた。「行って、あの狐に、『今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える』とわたしが言ったと伝えなさい。33だが、わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。34エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、自分に遣わされた人々を石で打ち殺す者よ、めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だが、お前たちは応じようとしなかった。35見よ、お前たちの家は見捨てられる。言っておくが、お前たちは、『主の名によって来られる方に、祝福があるように』と言う時が来るまで、決してわたしを見ることがない。」(ルカ13・31-35)
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ハンゼホ神父様の毎日のミサの「今日の黙想」です。
エルサレムは「平和の都市」という意味です。しかし、歴史的にエルサレムは平和な都市ではありませんでした。紀元前587年にはバビロニアによって都市が陥落し、神殿が無惨に破壊されました。約100年後に都市は再建されましたが、その後もギリシャ、エジプト、シリアなどの周囲の強大な国々に侵略されました。イエスの時代にもエルサレムはローマ帝国の支配下にありました。なぜ、エルサレムはその名前にふさわしくない歴史を持っているのでしょうか?
エルサレムは神を祀る神殿を備えていながら、偶像崇拝を拒まず、神の意志に反して貧しい人々を搾取しました。預言者たちはこれを批判し、エルサレムの滅亡を宣言しましたが、その地の住民たちは悔い改めるどころか、むしろ預言者たちを迫害し、殺しました。イエスが言われた通り、平和の都市エルサレムは「平和をもたらすものが何であるか」(ルカ19・42参照)を知らなかったのです。
今日の福音でイエスはこう言われます。「今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことは、ありえないからだ。」預言者の中で最も偉大な預言者であるイエスは、他の預言者たちと同様にその地で命を捧げようとされています。それは、エルサレムで闇と死の影に座している人々を照らし、彼らの足を平和の道へ導くためです。
そして、ついにその地ゴルゴタの丘で「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」(ルカ23・34)と祈り、平和の道を宣言します。
また、その地で復活され、「あなたがたに平和があるように」(ルカ24・36)と挨拶され、あなたの平和が実現したことを示されました。
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大預言者であられるイエス様のように、私たちも「今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。」福音宣教師となれますように!聖霊、来てください。