+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第31金曜日です。
慈しみ深い主・イエス・キリストとよろこびの源聖母マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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ルカによる福音
<この世の子らは、自分の仲間に対して、光の子らよりも賢くふるまっている。>
そのとき、16・1イエスは、弟子たちに言われた。「ある金持ちに一人の管理人がいた。この男が主人の財産を無駄遣いしていると、告げ口をする者があった。2そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『お前について聞いていることがあるが、どうなのか。会計の報告を出しなさい。もう管理を任せておくわけにはいかない。』3管理人は考えた。『どうしようか。主人はわたしから管理の仕事を取り上げようとしている。土を掘る力もないし、物乞いをするのも恥ずかしい。4そうだ。こうしよう。管理の仕事をやめさせられても、自分を家に迎えてくれるような者たちを作ればいいのだ。』5そこで、管理人は主人に借りのある者を一人一人呼んで、まず最初の人に、『わたしの主人にいくら借りがあるのか』と言った。6『油百バトス』と言うと、管理人は言った。『これがあなたの証文だ。急いで、腰を掛けて、五十バトスと書き直しなさい。』7また別の人には、『あなたは、いくら借りがあるのか』と言った。『小麦百コロス』と言うと、管理人は言った。『これがあなたの証文だ。八十コロスと書き直しなさい。』8主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。この世の子らは、自分の仲間に対して、光の子らよりも賢くふるまっている。(ルカ16・1-8)
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ㇹ・ギュ神父様の毎日ミサの「今日の黙想」です。
多くの人が今日の福音のたとえを読みながら疑問を抱くかもしれません。イエス様が不正に見える家計管理者を褒めているのか、それともたとえの中の家計管理者のように、自分を追い出そうとする主人に対して、そして自分に不利益を与える人に対して家計管理者のように行動するように言っているのか疑問に思うでしょう。
不正な管理人のたとえは、私たちに世の人々の姿を示しています。この世では人々は自分に有利なもの、自分に得になるものを探しています。不正な管理人はその姿をよく表しています。地位を失った管理人は、何が原因かは明確には述べられていませんが、この世の計算に従って自分のために行動します。主人に借りのある人々に親切に見えるかもしれませんが、その行動は正義に基づいているわけでも、人々のためでもありません。彼は自分のために、主人や人々に自分の能力を示します。そのような管理人は称賛されます。「彼が賢く対処したからです」。
この管理人から私たちは何を学べるでしょうか?それは彼の行動です。外に表れた行動ではなく、自分に利益をもたらすものを求める姿勢です。この世では人々はこのように自分に得になるものを求めます。イエス様は、まるで世の人々が自分のために最善を尽くすように、信仰者たちも、信仰の中で自分に利益をもたらすものを得るために、最善を尽くすように言っているかのようです。この世にも賢い人々がいるように、私たちも信仰の中で賢くなる必要があります。
誰も与えることができない、私たちにとって最良のものを求める必要があります。
今日の福音において、イエス様は世の賢さよりもさらに賢く、私たちの救いを求めるために、最善を尽くすように言っています。
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私たちはイエス様の目を持って、世の知恵を超える賢さを持って、愛を実践できますように!聖霊、来てください。