+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第32金曜日です。
慈しみ深い主・イエス・キリストと比類のない乙女マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
*********
ルカによる福音
<人の子が現れる日にも、同じことが起こる。>
そのとき、イエスは弟子たちに言われた。17・26「ノアの時代にあったようなことが、人の子が現れるときにも起こるだろう。27ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていたが、洪水が襲って来て、一人残らず滅ぼしてしまった。28ロトの時代にも同じようなことが起こった。人々は食べたり飲んだり、買ったり売ったり、植えたり建てたりしていたが、29ロトがソドムから出て行ったその日に、火と硫黄が天から降ってきて、一人残らず滅ぼしてしまった。30人の子が現れる日にも、同じことが起こる。31その日には、屋上にいる者は、家の中に家財道具があっても、それを取り出そうとして下に降りてはならない。同じように、畑にいる者も帰ってはならない。32ロトの妻のことを思い出しなさい。33自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。34言っておくが、その夜一つの寝室に二人の男が寝ていれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。35二人の女が一緒に臼をひいていれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。」37そこで弟子たちが、「主よ、それはどこで起こるのですか」と言った。イエスは言われた。「死体のある所には、はげ鷹も集まるものだ。」(ルカ17・26-37)
*********
イ・ヨングン神父様の黙想文「「死体のある所には、はげ鷹も集まるものだ。」です。
昨日の福音では、「神の国の到来と人の子の時」についての時と場所と方法について聞きました。
続いて、今日は再臨を迎える私たちの姿勢について聞きます。
イエス様は人の子の時に起こることを、水と火によって滅ぼされた旧約の二つの出来事、すなわちノア(創世記6-7章)とロト(創世記19章)の時と同じであると話し、「再臨」の準備について語ります。
しかし、ノアとロトの時代にどのようなことが起こったのでしょうか?
ノアの時代については「食べたり飲んだり、めとったり嫁いだり」とあり、ただ普通に生きていたことが述べられているだけで、特別な罪や堕落については言及していません。
ただ彼らは他人に無関心で、愛に消極的であっただけです。
したがって、ここで強調されているのは人々の罪ではなく、彼らがやがて起こることに全く準備をせず、ただ食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりすることだけに没頭していたという事実です。
これは、私たちが彼らのように、たとえ罪を犯さなくても、自身の世俗的な生活に浸り、神様を知らず、神様を畏れず、神様の御心を求めず、他者に対して自分をささげる愛を実現しなければ、滅びに遭うということを意味しています。
マタイによる福音書25章の「裁きのたとえ」でも見ることができるように、彼らが愛さなかったことが問題であったことを教えてくれます(マタイ25・31-47)。
一方、ロトの時も「食べたり飲んだり、買ったり売ったり、植えたり建てたりしていたところ」に火と硫黄で滅ぼされました。
ロトもノアと同様に、やがて来る災害を事前に知ってソドムを離れる措置を取って救われることができました。しかし、彼の妻は家の中にある所持品への執着から振り向いてしまい、塩の柱になってしまいました。
そのため、イエス様は言われます。
「自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。」(ルカ17・33)
結局、この二つの物語は「人の子の日」をあらかじめ準備するよう教えているのです。
つまり、食べたり飲んだり、自分の所有や命の保全に囚われず、その時に備えなさいというメッセージです。
これにより、私たちの生活がどこに向かい、誰に向かうべきなのかを知ることができます。
つまり、「死」に向かっているのか、「命」に向かっているのかを見極めるのです。
イエス様は言われます。
「死体のある所には、はげ鷹も集まるものだ。」(ルカ17・37)
主よ!
私自身ではなく、あなたに向いて生きることができますように。
私の生活が腐り果てた死体のようなものでないようにさせてください。
あなたの言葉が生きている、ぴちぴちとした命の生活でありますように。
自己保存のための死の生活ではなく、他者へと自分を差し出す命の生活でありますように。
アーメン。
*********
ロトの妻のようにではなく、常に主の再臨を希望しながら主のために生きるキリスト者となれますように!聖霊、来てください。パクアグネス
「自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。」(ルカ17・33)