+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第34木曜日です。
王である主・イエス・キリストと預言者の元后(きさき)聖母マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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ルカによる福音
<異邦人の時代が完了するまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる。>
そのとき、イエスは弟子たちに言われた。21・20「エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、その滅亡が近づいたことを悟りなさい。21そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。都の中にいる人々は、そこから立ち退きなさい。田舎にいる人々は都に入ってはならない。22書かれていることがことごとく実現する報復の日だからである。23それらの日には、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ。この地には大きな苦しみがあり、この民には神の怒りが下るからである。24人々は剣の刃に倒れ、捕虜となってあらゆる国に連れて行かれる。異邦人の時代が完了するまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる。」
25「それから、太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。26人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。27そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。28このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」(ルカ21・20-28)
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サレジオ会のヤン・スンクク神父様の黙想文、<「死」は四方を固く閉ざされた壁ではなく、別の世界へ移る扉です!>です。
医療の発展により、臨死体験者、近死体験者、死に似た体験者が多く現れました。ある時、一人の人間の命が尽きて脈が止まり、呼吸が止まる瞬間に、医療スタッフは懸命に心肺蘇生術を行います。そして、ついにヨルダン川を渡り、夢に描いた神の国に入りましたが、有能な医療スタッフによる心肺蘇生術が成功し、再び地上に戻ってきます。
多くの臨死体験者が死後に共通して経験したことがいくつかあります。死ぬ瞬間に、体外離脱をして自分と家族を見ることができたそうです。そして、心から会いたかった先に逝った家族や親しい人たちに再会したのです。
彼らは、この世の強烈で明るい光の通路を見たと言います。おそらく、永遠の命へと渡る通路なのでしょう。そしてもう一つ、暖かく優しい偉大な方の存在を感じたと言います。その方が迎えに来てくださったと言いました。その方にお会いした瞬間、これまで抱えていたすべての傷や恐れ、苦しみと悲しみが雪のように溶け去ったといいました。
だから、臨死体験者たちは一様に告白しました。死は四方を固く閉ざされた壁ではなく、別の世界へ移る扉であると。死は決して終わりではなく、永遠の生命の世界へと渡るはしごや通路であると。
最近、イエスは終末に広がる光景について教え続けています。今まで一度も目撃したことのない恐ろしい雰囲気に、世の人々は恐れ、卒倒するでしょうが、生涯を主に頼り生きてきた信仰者たちはまったく心配する必要がありません。
「そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」(ルカ21・27-28)
ご覧なさい。生涯を主の中に生きてきた私たちにとって、その日は恐ろしい日ではなく、栄光の中で私たちを迎えに来てくださる主と対面する日です。その日、私たちは主と手をつないで、永遠の命の国へと入っていく輝かしい光の中に入るのです。
ある意味で、私たち一人ひとりの死は、個人の次元での別の終末です。世の人々は死のことで泣き悲しむでしょうが、私たちキリスト者はまったくその必要がありません。
それは主の永遠の国に参加する瞬間であり、主の国で再び新たに生まれる日だからです。
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私たちの自分の終末の日のためにあらかじめ今日を最後の日として迎え、忠実な時間を過ごすことができますように!聖霊、来てください。