ガス中毒「特効薬」 火災現場で実用化へ 同志社大、化合物を開発
毎日新聞 2023/2/22 09:54(最終更新 2/22 09:54) 有料記事 492文字
開発した化合物について説明する同志社大の北岸宏亮教授=京都府京田辺市で21日午後
一酸化炭素(CO)やシアン化水素によるガス中毒を解毒する化合物を、同志社大の北岸宏亮教授(有機化学)らのチームが21日までに開発した。火災で死因の多くを占めるガス中毒に対する「特効薬」とし、救急現場などでの10年以内の実用化を目指す。
チームによると、火災などでのガス中毒は病院搬送後にしか治療できず、現場で迅速に治療する方法はなかった。チームは「火災によるガス中毒から多くの命を救え、後遺症の治療にも効果がある」としている。
開発した化合物はCOとシアン化水素にそれぞれ強く結びつく部分で構成。生理食塩水に溶かして血中に投与するとCOなどを吸着し、尿として排出される。
火災現場を模擬し、マウス13匹にCOを吸わせて致死状態にした後、この化合物を投与すると、約85%の11匹が生存した。投与後数分で血圧が回復し、約2時間後にはガス成分がほぼすべて排出された。投与しなかったマウスは全て死んだ。
2019年に京都アニメーション放火殺人事件を起こし、自らも大やけどした被告の主治医を務めた上田敬博鳥取大病院教授は「臨床試験に移行する際には大々的に協力する」とコメントを寄せた。(共同)
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가스 중독 '특효약'. 화재현장에서 실용화에. 도시샤대학, 화합물을 개발.
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23.02.23 11:15
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