まるで宅配便? 脳の神経細胞内で物質を運ぶ構造を解明 東大など
毎日新聞2025/11/24 06:00(最終更新 11/24 06:00)538文字
筒状の微小管上で、物質をかついで移動する分子モーターのイメージ図。フックでひっかけるようにして運ぶ=順天堂大提供
脳の神経細胞内などで生命活動に必要な物質を運ぶたんぱく質「分子モーター」(大きさ約1万分の1ミリ)の立体構造を、東京大や順天堂大などの研究チームが明らかにした。その構造は、大量の荷物を処理する宅配便の伝票のように細かく規定されており、複雑で多様な営みを行う生物の神秘に迫る成果といえそうだ。
分子モーターは数十年前に発見された。微小管と呼ばれる構造物上を移動しながら、指定された荷物を指定された場所に運ぶ宅配便のような役割を果たしている。しかし、荷台に積み込む部分の立体構造を知ることは技術的に難しく、物質をどう選び、つかんでいるのかという肝心の部分は長年の謎だった。
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チームは特殊な電子顕微鏡を使うなど複数の方法を組み合わせ、立体構造を生体内の状態からほぼ変形させることなく調べることに成功。物を掛ける時に使うフックのような構造をしていることを突き止めた。また、別のたんぱく質と結合し、荷物の選択を担っている様子もとらえた。
チームの広川信隆・東京大名誉教授は「細胞内で物質の輸送が滞ると、神経変性疾患や繊毛病などさまざまな病気を引き起こす。治療法の開発にも貢献できるのではないか」と話す。
成果は10月24日付の米科学誌サイエンス・アドバンシズに掲載された。【田中泰義】
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25.11.24 08:54
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