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毎日新聞2024/11/27 東京朝刊有料記事721文字
決算記者会見で説明するセブン&アイの井阪隆一社長=4月、和田大典撮影
なるほドリ 最近、ニュースで「MBO」って聞いたけど何のこと?
記者 企業の合併(がっぺい)・買収(ばいしゅう)(M&A)の手法の一つで、英語の「マネジメント・バイアウト」からとった略語です。セブン-イレブンを傘下(さんか)に持つセブン&アイ・ホールディングス(HD)が今月13日、創業家(そうぎょうけ)側からMBOの提案を受けたと発表して話題になっています。
Q よくある買収とどう違うの?
A 買収というと、ある会社を別の会社などが買い取るイメージがありますよね。一方、MBOは経営陣が自社の株式を原則すべて買い取って唯一の株主になります。セブン&アイのような上場(じょうじょう)企業の場合、市場(しじょう)で自由に売買できる株式がなくなって「非上場企業」になります。
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Q どうしてそんなことをするの?
A 一般的に、さまざまな株主の意見や要求に左右されることなく経営に集中するためです。中長期の改革も進めやすくなるほか、会社として同意しにくい「敵対的(てきたいてき)買収」を提案されるリスクも減らせます。上場企業では最近、大正製薬(たいしょうせいやく)HDやベネッセHDがMBOをしました。
Q セブン&アイにはどんな事情があるの?
A セブン&アイは今夏、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから「グループを買収したい」と提案されました。創業家側の提案にはこれに対抗(たいこう)する狙(ねら)いがあるようです。ただ、仮にMBOをすると7兆円以上かかる見込みで国内では今年1月に成立した大正製薬HDの約7100億円を上回って過去最大。創業家側は大手行などから必要なお金を調達する構えで攻防が激しくなりそうです。(経済部)