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毎日新聞2026/8/30 06:45(最終更新 8/30 06:45)532文字
官民連携包括協定を締結し、協定書を手にする花畑町長(右)とリブ社のダニエル・ジュー最高技術責任者=福岡県吉富町で2026年8月19日午後2時17分、出来祥寿撮影
福岡県吉富町は、人工知能(AI)を活用した高齢者見守りサービスの実証実験を始めた。利用者ごとの健康状態や生活パターンを学習し、転倒などのリスクを事前に予測・検知する。効果を検証して本格導入を検討する。
実験では、米シリコンバレーのデジタルヘルス技術企業「Live Freely(リブフリーリー)」が開発したアプリ「BUDDY(バディ)」を活用する。利用者が着用するスマートウオッチなどのウエアラブル端末と連携し、AIが日常の行動や健康データを分析。転倒の兆候を捉えるほか、心拍数や活動量などから体調変化を把握する。
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スマートウオッチを身につけ、AIを活用した見守り実証実験に参加する町民たち=福岡県吉富町で2026年8月19日午後2時36分、出来祥寿撮影
アプリは服薬管理やGPSによる位置把握機能も対応。異常時は家族や緊急連絡先へリアルタイムで通知する。
町では全約3050世帯のうち、65歳以上の独居や高齢夫婦のみが1100世帯を超える。19日から60~70代の町民10人を対象に開始した実証実験は11月中旬まで実施。転倒予測の精度やSOS通知の実効性、安全確保の効果などを検証する。
町住民福祉センターひだまりで締結式があり、花畑明町長やリブ社のダニエル・ジュー最高技術責任者ら約50人が出席した。花畑町長は「お年寄りが安心して地域で暮らせる、共生社会への第一歩にしたい」と期待した。【出来祥寿】