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[朝日新聞デジタル 2021年8月5日]
▣ 入院(にゅういん)方針(ほうしん)転換(てんかん)「自宅(じたく)急変(きゅうへん)」に備(そな)え急(いそ)げ。
(입원방침 전환 '자택 돌변' 대비 서둘러라)
コロナ感染者(かんせんしゃ)が急増(きゅうぞう)する地域(ちいき)では、入院(にゅういん)の対象(たいしょう)を重症者(じゅうしょうしゃ)か重症化(じゅうしょうか)の恐(おそ)れが高(たか)い人(ひと)に限(かぎ)るとする方針(ほうしん)を、政府(せいふ)が打(う)ち出(だ)した。呼吸(こきゅう)困難(こんなん)などを伴(ともな)う中等症(ちゅうとうしょう)でも、リスクが高(たか)くない場合(ばあい)は自宅(じたく)療養(りょうよう)が基本(きほん)となる。重症者(じゅうしょうしゃ)ら向(む)けの病床(びょうしょう)を確保(かくほ)するためだという。
(코로나 감염자가 급증하는 지역에서는 입원 대상을 중증자가 중증화 우려가 높은 사람으로 한정한다는 방침을, 정부가 내놓았다. 호흡 곤란 등을 수반하는 중등증이라도, 리스크가 높지 않은 경우는 자택 요양이 기본이 된다. 중증자 들을 위한 병상을 확보하기 위해서라고 한다.)
[단어]
○ 入院(にゅういん) 입원.
○ 方針(ほうしん) 방침.
○ 転換(てんかん) 전환.
○ 自宅(じたく) 자택.
○ 急変(きゅうへん) 급변.
○ 備(そな)える 준비하다. 대비하다.
○ 急(いそ)ぐ 서두르다. ⇒ 急(いそ)げ
○ 感染者(かんせんしゃ) 감염자.
○ 急増(きゅうぞう) 급증.
○ 地域(ちいき) 지역.
○ 対象(たいしょう) 대상. ☞ 対照(たいしょう) 대조. ☞ 大勝(たいしょう) 대승. 압승.
○ 重症(じゅうしょう) 중증. ⇒ 重症者(じゅうしょうしゃ) ⇒ 重症化(じゅうしょうか)
○ 恐(おそ)れる 두려워하다.
○ 限(かぎ)る 경계·범위를 짓다.
○ 政府(せいふ) 정부.
○ 打(う)ち出(だ)す 쳐서 나오게 하다. 주의·주장을 명확하게 내세우다.
○ 呼吸(こきゅう) 호흡.
○ 困難(こんなん) 곤란.
○ 伴(ともな)う 함께 가다. 동반하다.
○ 中等症(ちゅうとうしょう) 중등증. 중등도질환.
○ 場合(ばあい) 경우. 사정.
○ 療養(りょうよう) 요양.
○ 基本(きほん) 기본.
○ 向(む)ける 향하다.
○ 病床(びょうしょう) 병상. 병석. ※ 病症(びょうしょう) 병증. 병의 증세.
○ 確保(かくほ) 확보.
限(かぎ)られた医療(いりょう)資源(しげん)を、病状(びょうじょう)が厳(きび)しい人(ひと)から割(わ)り当(あ)てていく考(かんが)え方(かた)自体(じたい)は理解(りかい)できる。だが菅首相(すがしゅしょう)は先月(せんげつ)30日(さんじゅうにち)の会見(かいけん)で、「ワクチン接種(せっしゅ)こそが決(き)め手(て)」と述(の)べ、特段(とくだん)の言及(げんきゅう)はしていなかった。わずか3日(みっか)後(ご)に施策(しさく)の大(おお)きな転換(てんかん)が打(う)ち出(だ)され、驚(おどろ)き、戸惑(とまど)う人(ひと)は多(おお)いのではないか。
(한정된 의료 자원을, 병세가 위독한 사람으로부터 할당해 가는 생각 자체는 이해할 수 있다. 하지만 스가총리는 지난달 30일 회견에서 "백신 접종이야말로 결정적"이라며 특별한 언급을 하지 않았다. 불과 3일 후에 시책의 큰 전환이 나와 놀라, 당황하는 사람은 많은 것이 아닌가.)
[단어]
○ 限(かぎ)る 경계·범위를 짓다. ⇒ 限(かぎ)られる
○ 医療(いりょう) 의료.
○ 資源(しげん) 자원.
○ 病状(びょうじょう) 병상. 병세. ※ 病症(びょうしょう) 병증. 병의 증세.
○ 厳(きび)しい 엄하다. 심하다.
○ 割(わ)り当(あ)てる 할당하다. 분배하다.
○ 考(かんが)える 생각하다.
○ 自体(じたい) 자체.
○ 理解(りかい) 이해.
○ 首相(しゅしょう) 수상.
○ 先月(せんげつ) 지난 달.
○ 会見(かいけん) 회견.
○ 接種(せっしゅ) 접종.
○ 決(き)め手(て) 결정하는 사람. 결정적인 방법·수단·근거.
○ 述(の)べる 말하다. 진술하다.
○ 特段(とくだん) 특단. 특별.
○ 言及(げんきゅう) 언급.
○ わずか 얼마 안 되는 모양. 조금. 약간.
○ 3日(みっか) 3일.
○ 打(う)ち出(だ)す 쳐서 나오게 하다. 주의·주장을 명확하게 내세우다. ⇒ 打(う)ち出(だ)される
○ 驚(おどろ)く 놀라다. 경악하다.
○ 戸惑(とまど)う 어리둥절해 하다. 망설거리다. 당황하다.
判断(はんだん)に至(いた)った経緯(けいい)と今後(こんご)の取(と)り組(く)みについて、医療(いりょう)関係者(かんけいしゃ)や各(かく)自治体(じちたい)はもちろん、国民(こくみん)に丁寧(ていねい)に説明(せつめい)することが求(もと)められる。コロナの特徴(とくちょう)の一(ひと)つに軽症(けいしょう)と診断(しんだん)されても急速(きゅうそく)に悪化(あっか)することがある。これまでは念(ねん)のための入院(にゅういん)や、看護師(かんごし)らが常駐(じょうちゅう)するホテルなどでの療養(りょうよう)が推奨(すいしょう)されてきた。
(판단하게 된 경위와 향후 대응에 대해, 의료관계자나 각 자치체는 물론, 국민에게 정중하게 설명할 필요가 있다. 코로나의 특징 중 하나로 경증 진단을 받아도 급속히 악화될 수 있다. 지금까지는 만약을 위해 입원하거나 간호사들이 상주하는 호텔 등에서 요양을 권장해 왔다.)
[단어]
○ 判断(はんだん) 판단.
○ 至(いた)る 이르다. 도달하다.
○ 経緯(けいい) 경위.
○ 今後(こんご) 금후. 차후. 앞으로.
○ 取(と)り組(く)む 맞붙다. 대진하다. 몰두하다.
○ 医療(いりょう) 의료.
○ 関係者(かんけいしゃ) 관계자.
○ 自治体(じちたい) 자치체. = 自治団体(じちだんたい)
○ 国民(こくみん) 국민.
○ 丁寧(ていねい) 친절함. 정중함. 신중함.
○ 説明(せつめい) 설명.
○ 求(もと)める 구하다. 바라다. 요구하다. ⇒ 求(もと)められる
○ 特徴(とくちょう) 특징.
○ 一(ひと)つ 한 개.
○ 軽症(けいしょう) 경증.
○ 診断(しんだん) 진단.
○ 急速(きゅうそく) 급속.
○ 悪化(あっか) 악화.
○ 念(ねん)のため 만약을 위해.
○ 入院(にゅういん) 입원.
○ 看護師(かんごし) 간호사.
○ 常駐(じょうちゅう) 상주.
○ 療養(りょうよう)요양.
○ 推奨(すいしょう) 추장. 추천하여 장려함.
新方針(しんほうしん)の下(もと)ではこうした運用(うんよう)が難(むずか)しくなる。重症化(じゅうしょうか)リスクが高(たか)いかどうかを見極(みきわ)めるのは容易(ようい)でなく、判断(はんだん)を迫(せま)られる医療(いりょう)従事者(じゅうじしゃ)の負担(ふたん)と責任(せきにん)がさらに増(ま)すことも予想(よそう)される。感染(かんせん)拡大(かくだい)が止(とま)らない東京都(とうきょうと)では、自宅(じたく)療養者(りょうようしゃ)が1万2千人(いちまんにせんにん)以上(いじょう)おり、さらに8千(はっせん)を越(こ)す人々(ひとびと)が「入院(にゅういん)・療養(りょうよう)調整中(ちょうせいちゅう)」として自宅(じたく)に留(と)め置(お)かれている。
(신방침 하에서는 이러한 운용이 어려워진다. 중증화 리스크가 큰지 가늠하기가 쉽지 않아, 판단을 내려야 하는 의료 종사자들의 부담과 책임이 더 커질 것으로 예상된다. 감염 확대가 멈추지 않는 도쿄도에서는, 자택 요양자가 1만2천명 이상 있어, 게다가 8천을 넘는 사람들이 「입원·요양 조정중」으로서 자택에 머물러 있다.)
[단어]
○ 新方針(しんほうしん) 새로운 방침.
○ 運用(うんよう) 운용.
○ 難(むずか)しい 어렵다.
○ 重症化(じゅうしょうか) 중증화.
○ リスク 리스크. 위험.
○ 見極(みきわ)める 끝까지 지켜보다. 확인하다.
○ 容易(ようい) 용의.
○ 判断(はんだん) 판단.
○ 迫(せま)る 다가오다. 다가가다. ⇒ 迫(せま)られる
○ 医療(いりょう) 의료.
○ 従事者(じゅうじしゃ) 종사자.
○ 負担(ふたん) 부담.
○ 責任(せきにん) 책임.
○ 増(ま)す 커지다. 많아지다. 늘다.
○ 予想(よそう) 예상.
○ 感染(かんせん) 감염.
○ 拡大(かくだい) 확대.
○ 止(とま)る 멈추다. 그치다.
○ 自宅(じたく) 자택.
○ 療養者(りょうようしゃ) 요양자.
○ 以上(いじょう) 이상. ☞ 異常(いじょう) 이상.
○ 八千(はっせん) 8천.
○ 人々(ひとびと) 사람들.
○ 入院(にゅういん) 입원.
○ 療養(りょうよう) 요양.
○ 調整(ちょうせい) 조정. ⇒ 調整中(ちょうせいちゅう)
○ 留(と)め置(お)く 유치하다. 돌려보내지 않고 잡아 두다.
現在(げんざい)空(あ)いているとされるベッドや療養先(りょうようさき)を全(すべ)て使(つか)ってもカバーできない数字(すうじ)で、医療(いりょう)提供(ていきょう)体制(たいせい)は破綻(はたん)しかけていると言(い)わざるを得(え)ない。楽観論(らっかんろん)を振(ふ)りまいてきた首相(しゅしょう)や小池百合子(こいけゆりこ)都知事(とちじ)の責任(せきにん)は重(おも)い。
(현재 비어 있다고 여겨지는 침대나 요양원을 모두 사용해도 커버할 수 없는 숫자로, 의료 제공 체제는 파탄하고 있다고 말하지 않을 수 없다. 낙관론을 펴온 총리나 고이케 유리코 도지사의 책임은 무겁다.)
[단어]
○ 現在(げんざい) 현재.
○ 空(あ)く 비다.
○ ベッド 베드. 침대.
○ 療養先(りょうようさき) 요양원.
○ 全(すべ)て 전부. 모두.
○ 使(つか)う 사용하다.
○ カバー 커버. 덮개. 손실이나 부족을 보충함.
○ 数字(すうじ) 숫자.
○ 医療(いりょう) 의료.
○ 提供(ていきょう) 제공.
○ 体制(たいせい) 체제.
○ 破綻(はたん) 파탄.
○ 言(い)わざる 말하지 않으려고 입을 막고 있는 원숭이의 상.
○ 楽観論(らっかんろん) 낙관론.
○ 振(ふ)り撒(ま)く (흩) 뿌리다.
※ 水(みず)を振(ふ)りまく 물을 흩 뿌리다. 金(かね)を振(ふ)りまく 돈을 마구 뿌리다.
○ 首相(しゅしょう) 수상.
○ 都知事(とちじ) 도지사.
○ 思(おも)い 생각.
大阪(おおさか)や東京(とうきょう)では過去(かこ)の流行(りゅうこう)で自宅(じたく)療養(りょうよう)を余儀(よぎ)なくされ、十分(じゅうぶん)に目(め)が行(い)き届(とど)かないまま亡(な)くなった感染者(かんせんしゃ)も少(すく)なくない。この先(さき)、同様(どうよう)の悲劇(ひげき)を引(ひ)き起(お)こさぬよう、政府(せいふ)は往診(おうしん)やオンライン診療(しんりょう)を充実(じゅうじつ)させ、症状(しょうじょう)悪化(あっか)の際(さい)には速(すみ)やかに入院(にゅういん)させるというが、そのためには地域(ちいき)の開業医(かいぎょうい)の協力(きょうりょく)、機材(きざい)の調達(ちょうたつ)、健康(けんこう)観察(かんさつ)を行(おこな)う要員(よういん)の確保(かくほ)が不可欠(ふかけつ)だ。
(오사카와 도쿄에서는 과거의 유행으로 자택 요양을 피할 수 없게 되어, 충분히 눈길이 미치지 못한 채 죽은 감염자도 적지 않다. 앞으로 비슷한 비극이 오지 않도록 정부는 왕진과 온라인 진료를 충실히 하고, 증상 악화시 신속히 입원시키겠다고 하지만, 이를 위해서는 지역 개업의 협조, 기자재 조달, 건강관찰 요원 확보가 필수적이다.)
[단어]
○ 過去(かこ) 과거.
○ 流行(りゅうこう) 유행.
○ 自宅(じたく) 자택.
○ 療養(りょうよう) 요양.
○ 余儀(よぎ)ない¥ 어쩔 수 없다. 부득이하다.
○ 十分(じゅうぶん) 충분.
○ 行(い)き届(とど)く 두루 미치다. 자상하게 마음 쓰다.
○ 亡(な)くなる 죽다.
○ 感染者(かんせんしゃ) 감염자.
○ 少(すく)ない 적다. 어리다. 나이가 적다.
○ 同様(どうよう) 같음 모양. 같음.
○ 悲劇(ひげき) 비극.
○ 引(ひ)き起(お)こす 일으키다. 야기하다.
○ 政府(せいふ) 정부.
○ 往診(おうしん) 왕진.
○ 診療(しんりょう) 진료.
○ 充実(じゅうじつ) 충실.
○ 病床(びょうしょう) 병상.
○ 症状(しょうじょう) 증상.
○ 悪化(あっか) 악화.
○ 際(さい) 때. 기회.
○ 速(すみ)やか 빠름. 신속. 조속.
○ 入院(にゅういん) 입원.
○ 地域(ちいき) 지역.
○ 開業医(かいぎょうい) 개업의.
○ 協力(きょうりょく) 협력.
○ 器材(きざい) 기재. 기구의 재료.
○ 調達(ちょうたつ) 조달.
○ 健康(けんこう) 건강.
○ 観察(かんさつ) 관찰.
○ 行(おこな)う 행하다.
○ 要員(よういん) 요원.
○ 確保(かくほ) 확보.
○ 不可欠(ふかけつ) 불가결.
手配(てはい)を急(いそ)がねばならない。首相(しゅしょう)は最近(さいきん)、「重症化(じゅうしょうか)リスクを減(へ)らす画期的(かっきてき)な治療薬(ちりょうやく)」として、特例(とくれい)承認(しょうにん)された抗体(こうたい)カクテル療法(りょうほう)にたびたび言及(げんきゅう)する。だがこれも、投与(とうよ)を受(う)けられるのは当面(とうめん)入院(にゅういん)患者(かんじゃ)に限(かぎ)られる。データの蓄積(ちくせき)を急(いそ)ぎ、外来(がいらい)や在宅(ざいたく)でも利用(りよう)できる環境(かんきょう)を早期(そうき)に備(そな)える必要がある。
(수배를 서둘러야 한다. 수상은 최근, 중증화 리스크를 줄이는 획기적인 치료약으로, 특례 승인된 항체 칵테일 요법을 자주 언급한다. 하지만 이것도, 투여를 받을 수 있는 것은 당분간 입원 환자에 한정된다. 데이터 축적을 서둘러, 외래나 재택에서도 이용할 수 있는 환경을 조기에 정비할 필요가 있다.)
[단어]
○ 手配(てはい) 수배. 준비. 절차.
○ 急(いそ)ぐ 서두르다. ⇒ 急(いそ)がねばならない 서두르지 않으면 안된다.
○ 首相(しゅしょう) 수상. = 内閣(ないかく)総理大臣(そうりだいじん)
○ 最近(さいきん) 최근.
○ 重症化(じゅうしょうか) 중증화. 病気(びょうき)がおもくなること。
○ リスク 리스크. 위험. 모험.
○ 減(へ)らす 줄이다. 감하다.
○ 画期的(かっきてき) 획기적.
○ 治療薬(ちりょうやく) 치료제. 치료약.
○ 特例(とくれい) 특례. ☞ 督励(とくれい) 독려.
○ 承認(しょうにん) 승인. ☞ 商人(しょうにん) 상인. 장사꾼.
○ 抗体(こうたい) 항체. 면역체. ☞ 交代(こうたい) 교체. 교대. ☞ 後退(こうたい) 후퇴.
○ カクテル 칵테일.
○ 療法(りょうほう) 요법. ☞ 両方(りょうほう) 양방. 쌍방. 양자.
○ たびたび 여러 번. 자주. 몇 번이고.
○ 言及(げんきゅう) 언급. ☞ 原級(げんきゅう) 원급. ☞ 減給(げんきゅう) 감급. 감봉.
○ 投与(とうよ) 투여. 약을 줌. = 投薬(とうやく) 투약.
○ 受(う)ける 받다. ⇒ 受(う)けられる
○ 当面(とうめん) 당면. 현재 직면함.
○ 入院(にゅういん) 입원.
○ 患者(かんじゃ) 환자.
○ 限(かぎ)る 경계·범위를 짓다. 한정하다. ⇒ 限(かぎ)られる
○ データ 데이터.
○ 蓄積(ちくせき) 축적.
○ 外来(がいらい) 외래. = 外来患者(がいらいかんじゃ)
○ 在宅(ざいたく) 재택. 집에 있음.
○ 利用(りよう) 이용.
○ 環境(かんきょう) 환경.
○ 早期(そうき) 조기.
○ 備(そな)える 준비하다. 대비하다.
○ 必要(ひつよう) 필요.
政府(せいふ)は春(はる)以降(いこう)、病床(びょうしょう)と療養(りょうよう)施設(しせつ)の確保(かくほ)に取(と)り組(く)むと説明(せつめい)してきたが、実現(じつげん)できないまま現下(げんか)の状況(じょうきょう)至(いた)った。デルタ株(かぶ)の感染力(かんせんりょく)の強(つよ)さはかねて指摘(してき)されており、言(い)い訳(わけ)にはできない。根拠(こんきょ)なき楽観(らっかん)主義(しゅぎ)と場当(ばあ)たり的(てき)な対応(たいおう)と決別(けつべつ)しなければ、事態(じたい)は悪化(あっか)するばかりだ。
(정부는 봄 이후, 병상과 요양시설 확보에 나서겠다고 설명해 왔으나, 실현되지 못한 채 현 상황에 이르렀다. 델타주 감염력의 강도는 전부터 지적되고 있어, 변명할 수 없다. 근거 없는 낙관주의와 임기응변적 대응과 결별하지 않으면 사태는 악화될 수밖에 없다.)
[단어]
○ 政府(せいふ) 정부.
○ 春(はる) 봄.
○ 以降(いこう) 이후.
○ 病床(びょうしょう) 병상.
○ 療養(りょうよう) 요양.
○ 施設(しせつ) 시설.
○ 確保(かくほ) 확보.
○ 取(と)り組(く)む 맞붙다. 대진하다. 몰두하다.
○ 説明(せつめい) 설명.
○ 実現(じつげん) 실현.
○ 現下(げんか) 지금. ☞ 原価(げんか) 원가. ☞ 減価(げんか) 감가.
○ 状況(じょうきょう) 상황.
○ 至(いた)る 이르다. 도달하다.
○ 感染力(かんせんりょく) 감염력.
○ 強(つよ)い 강하다. ⇒ 強(つよ)さ
○ 予(かね)て 미리. 전부터.
○ 指摘(してき) 지적.
○ 言(い)い訳(わけ) 변명.
○ 根拠(こんきょ) 근거.
○ 楽観(らっかん) 낙관.
○ 主義(しゅぎ) 주의.
○ 場当(ばあ)たり (연극·집회 따위에서) 즉석의 재치로써 호평이나 인기를 얻음. 임기응변. ⇒ 場当(ばあ)たり的(てき)
○ 対応(たいおう) 대응.
○ 決別(けつべつ) 결별.
○ 事態(じたい) 사태.
○ 悪化(あっか) 악화.
https://www.asahi.com/articles/DA3S14998988.html?iref=pc_rensai_long_16_article
▣ 入院方針転換 「自宅急変」に備え急げ。
コロナ感染者が急増する地域では、入院の対象を重症者か重症化の恐れが高い人に限るとする方針を、政府が打ち出した。呼吸困難などを伴う中等症でも、リスクが高くない場合は自宅療養が基本となる。重症者ら向けの病床を確保するためだという。
限られた医療資源を、病状が厳しい人から割り当てていく考え方自体は理解できる。だが菅首相は先月30日の会見で、「ワクチン接種こそが決め手」と述べ、特段の言及はしていなかった。わずか3日後に施策の大きな転換が打ち出され、驚き、戸惑う人は多いのではないか。
判断に至った経緯と今後の取り組みについて、医療関係者や各自治体はもちろん、国民に丁寧に説明することが求められる。コロナの特徴の一つに軽症と診断されても急速に悪化することがある。これまでは念のための入院や、看護師らが常駐するホテルなどでの療養が推奨されてきた。
新方針の下ではこうした運用が難しくなる。重症化リスクが高いかどうかを見極めるのは容易でなく、判断を迫られる医療従事者の負担と責任がさらに増すことも予想される。感染拡大が止まらない東京都では、自宅療養者が1万2千人以上おり、さらに8千を超す人々が「入院・療養調整中」として自宅に留め置かれている。
現在空いているとされるベッドや療養先を全て使ってもカバーできない数字で、医療提供体制は破綻しかけていると言わざるを得ない。楽観論を振りまいてきた首相や小池百合子都知事の責任は重い。
大阪や東京では過去の流行で自宅療養を余儀なくされ、十分に目が行き届かないまま亡くなった感染者も少なくない。この先、同様の悲劇を引き起こさぬよう、政府は往診やオンライン診療を充実させ、症状悪化の際には速やかに入院させるというが、そのためには地域の開業医の協力、器材の調達、健康観察を行う要員の確保が不可欠だ。
手配を急がねばならない。首相は最近、「重症化リスクを減らす画期的な治療薬」として、特例承認された抗体カクテル療法にたびたび言及する。だがこれも、投与を受けられるのは当面入院患者に限られる。データの蓄積を急ぎ、外来や在宅でも利用できる環境を早期に整える必要がある。
政府は春以降、病床と療養施設の確保に取り組むと説明してきたが、実現できないまま現下の状況に至った。デルタ株の感染力の強さはかねて指摘されており、言い訳にはできない。根拠なき楽観主義と場当たり的な対応と決別しなければ、事態は悪化するばかりだ。