「祝福家庭子女二十一日修練会」でのみ言
1990年2月16日
女性としての役割
女性は子供を産むことができなければ、女性としての役割を果たし得なかったことになります。子供を産むためのその部分は、女性において花のようなものなのです。次は女性のお尻を見なさい。大きいのです。お尻が大きいのは男性のためにそうなっているからでしょうか。女性自身のためにそうなっているからでしょうか。女性のお尻が大きいのは、子供を産むためなのです。女性の胸が大きいのも、子供を産むためなのです。胸の大きい女性はどんなに不便でしょうか。食事をする時も距離が遠くなるのです。(笑い) どうして笑いますか。必要なことなので、このような話をしているのです。お尻が大きいのも、胸が大きいのも、すべてが女性自身のためではないというのです。女性の手が柔らかいのも誰のためでしょうか。女性自身のためでしょうか。男性のためでしょうか。化粧をするのも何のためですか。女性自身のためにそうするでしょうか。男性のためでしょうか。(男性のためです)。女性にとって、男性とは、切り離し得ない存在なのです。そうではありませんか。女性にとって、子供の産める女性になることに勝る喜びがどこにあるでしょうか。天下に対して号令できる、先生よりもっと立派な息子も産むことができるのです。そのような願いをもっていませんか。
永遠の真理
先生の顔を見ると、中間以上の美男子に入るのです。先生の二十代には、先生にプロポーズをする女性が多かったのです。でも、先生はラブレターを書いたことが一回もありません。統一教会の教主になることが簡単なことでしょうか。一番問題になるのは、寝ることを主管しなければならないことです。その次は、食べることと性欲の主管なのです。君は何歳ですか。(二十歳です)。二十歳ならば、お嫁に行きたいという気持ちをもっているでしょう? ネックレスもイヤリングも持っているでしょう。先生は今まで指輪をはめたことがほとんどありません。「畑であまりにも働いて、指輪をはめてみたことがない。だから私は天国へ入ることができない」と言うことがあり得るでしょうか。あり得ないのです。だから、指輪を一回もはめてみたことがなくても落胆する必要はありません。先生はネクタイも締めないで通っています。私も毎日ネクタイを締めて気持ち良く生活したいです。ネクタイをすれば顔が若く見えるし、しかも明るくなるのです。
女性がよく浮気をしますか、男性がよく浮気をしますか。アパートのような所を訪ねてみれば、一人暮らしをする確率は、男性より女性のほうが多いのです。匂いが好きなのは男性ではなく、女性なのです。香水が好きなのも女性です。女性はその姿が端整でなければなりません。男性と女性はどちらが長い時間座っていることができるでしょうか。(女性です)。どうしてですか。(女性は子供を産まなければならない使命があるからです)。お尻が大きいためなのです。男性はお尻が小さいので長い時間座っていることができません。君たちもそうでしょう? じっとしていられないでしょう? それは何を意味していますか。男性は垂直であり、女性は水平を意味しているのです。
それでは、垂直が先でしょうか、水平が先でしょうか。垂直が先なのです。垂直があって初めて水平があるのです。男性を貴く思わない国は一〇〇〇年の歴史を継承することができません。それは真理なのです。大韓民国が五〇〇〇年の歴史を保ってきたのは、男性を重要視する国だったからです。「雌鳥歌えば家滅ぶ」という諺もあります。このごろの女性たちは鳴く雌鳥ですか、鳴かない雌鳥ですか。(鳴く雌鳥です)。君たちはどうですか。(鳴きません)。鳴くか鳴かないか、どうして分かりますか。「けれども、鳴かないように努力している。なぜかと言えば、原理を学んでみると、それが分かったからです」と答えなければならないのです。雌鳥が鳴いてはいけないのです。息子と娘が協力して母親の口を閉じるようにしなければなりません。「雌鳥歌えば家滅ぶ」というのは、昔からの歴史的事実なのです。韓国の興亡盛衰がそのことをよく証明しています。男性のあとを付け回す男性はいません。男性のあとを付け回す女性もいないのです。いるとしても、街では付け回すかもしれませんが、男性の家まで追いかける女性はいません。男性も女性の家まで追いかけてくるのは難しいです。それで、女性は囲んで育てなければならないのです。
天国生活の資格者
人間が堕落しなかったならば、神様も苦労しなくてもよかったし、統一教会の文先生も監獄に出たり入ったりしながら苦労しなくてもよかったでしょう? しかも君たちのお父さんとお母さんまで苦労させたし、今や君たちまで苦労させようとするのです。苦労しなくてもできることならば苦労しません。君たちの両親より先生が優れているでしょう? 力の面においても、体重の面においても、君たちの父母よりも上なのです。先生のみ言を聞いたからみ言の代価を払わなけばならないでしょう? (はい)。生命のみ言を聞いたからには命を捨てなければならないでしょう? 先生に会いたいという人がどんなに多くいるか分かりますか。君たちは先生の実力をよく分からないでしょう? この前、選挙が行われた時も、先生は二〇〇人以上の国会議員の立候補者を助けてあげたのです。二〇〇人以上ならば、全国会議員の数の三分の二以上なのです。その人たちは先生が招けば、みな来るようになっているのです。みな挨拶をしに来たがっているのです。君たちよりも先生のほうが上でしょう。ただで得たものを好んではいけないのです。先生は古稀が過ぎたのですが、君たちに負けないように努力しているのです。先生はとても強いでしょう?
一つ君たちに聞いてみましょう。先生がアメリカへ行った時、先生に対して誘惑しようとする女性たちはいなかったでしょうか。多かったのです。CIAを通して、統一教会に対して様々な工作を企んだのです。色仕掛けで誘惑しようとするのです。しかし、先生にはそれが通じないのです。先生の立派な点は、美人たちが一〇〇人裸になって横たわっている所に行っても、何の関係なしに寝ることができるのです。自分の情欲をコントロールできない者は天国生活をすることができないのです。ゆえに、「鼓子(生殖器の不完全な男)になれ」という言葉があるのです。何の話か分かりますか。(はい)。
一番難しい、サタンの三大関門とは何か分かりますか。第一は食べることです。口は食べて食べて食べてもまた食べようとするのです。その次は休むことです。寝ることなのです。寝れば寝るほどまた寝たくなるのです。そうでしょう。遊べば遊ぶほど仕事はしたくなくなるのです。その次は何でしょう? 性欲なのです。浮気をすることなのです。男性たちはそれを知らなければなりません。統一教会で浮気をして男女問題を起こした人は、これからは一カ所に押し入れて火で燃やしてしまうのです。そんな時が訪れるのです。先生はそのように指示しません。神様はエデンの園でアダムとエバに対してどうしようもなかったのです。二人しかいない時は扱う方法がなかったのです。どんなに悲しみが多かったでしょうか。先生は再びそのような姿は見たくないのです。このように深刻なことなのです。
それゆえに、禁欲という場合、それは永遠を中心として禁欲しなければならないのです。一生涯だけの禁欲ではありません。それを知らなければなりません。永生することができるためには、永遠に禁欲しなければならないのです。そうしなければ、霊界に行った時、夫婦でさえも別れるようになるのです。愛とはこのようなものなのです。たとえ君たちのお父さんとお母さんに対して、お父さんとお母さんではないと説得させることができるでしょうか。(できません)。お父さんとお母さんではないということが説得で通じるものでしょうか。ある独裁者がいて銃剣で脅迫しながら、「こいつ、お前のお父さんとお母さんは、お前の実の両親ではない」と説得できますか。(説得できません)。父子関係とは絶対的なものなのです。父子の関係が絶対的なものであるならば、その父子の関係を生んだお父さんとお母さんの関係(夫婦関係)は自分勝手にしてもいいでしょうか。
神の希望の実体
君たち、きょう先生がここに訪れることを願いましたか、願いませんでしたか。(来られることを願っていました)。訪れたなら、君たちに気軽な話をしてくれるだろうと思ったでしょう。(そうではありません)。それではどう思っていましたか。耳に聞きやすい、口においしい、目に見やすい、鼻に嗅ぎやすい、手に触りやすい話をしてくれることを願っていたでしょう? ところで君たち、きょうここで先生と会ったら、どうですか。恐ろしく見えますか、優しく見えますか。(優しく見えます)。どうしてですか。
先生は発展的な人が好きなのです。現在の状態にとどまっている人は嫌いです。現在の環境を打破してしまい、前進的で創造的な基盤を残す、このような人を必要とし、好むのです。先生はこのような人が好きなのに、君たちはどのような人たちですか。適当に生きようとする人たちでしょう。「適当主義で生きればよい。特別な考え方をもちながら生きなければならないわけではない。私たちのお父さんとお母さんは三十年、いやそれ以上も原理をつかんできたけれども、残ったものは何もない」と考えているでしょう。
君たち、牝牛のことを知っていますか。牝牛が良い子牛を産むためには良い牡牛と会わなければならないでしょう? (はい、そうです)。みなそのようなことは知っていますね。牝牛として最高の希望とは一番良い牡牛と会うことですが、その一番良い牡牛に会える方法とは何でしょうか。大韓民国の中で数多くの牡牛がいるけれども、牝牛は一カ所にとどまっては一番良い牡牛とは巡り合うことができません。同じく現在の状態にとどまっていては、いかなる人も先生とは関係ないのです。君たちのそれぞれの立っている今の立場で、「ああ、現状維持が一番である」と思えば、希望とか、明日とかのことはないのです。現状維持に満足している人は後退せざるを得ないのです。宇宙の公法はすべてを奪ってくるのです。どんなに悪い環境であっても、その環境を克服して勝利しなければなりません。それは歴史が生まれる一つの方法なのです。現在の状態を克服して、未来へ前進的な内外的な力を加えて発展的な結果をもたらす人に対しては、天は助けてあげようとするのです。国もそういう人を引っ張ろうとするのです。先生の話が正しいですか、正しくないですか。(正しいです)。
大韓民国の種になる人
君たち、五官をみなもっているでしょう。(はい)。五官とは何ですか。目、鼻、耳、口、その次は手なのです。どこが一番鋭い感覚をもっていますか。目が一番なのです。この五官は現状を維持しようとしますか。目を見ると、朝見たものに対して、夕方また見たいと思いますか。鼻は、耳は、口はどうですか。みな、より新たなものを願うのです。それは何を意味しますか。目は今朝見たものよりももっと良いものを見たがり、耳は今朝聞いた言葉よりももっと良い言葉を聞きたがり、口は今朝食べた御飯よりももっと美味しい御飯を食べたがり、鼻は今朝嗅いだ匂いよりももっと良い匂いを嗅ぎたがるというのです。手もそうなのです。柔らかなものをなでることは好むけれど、でこぼこしているものをなでることは嫌がるのです。男性と女性の違うところは何でしょうか。女性の肌は柔らかいです。けれど、男性の肌は柔らかくないです。ゆえに、男性は柔らかいものを好むけれど、女性は柔らかくないものを好むのです。福とは悪いものも好むし、良いものも好むし、醜いものも好むし、素晴らしいものも好むのです。柔らかくないものも好むし、柔らかいものも好むのです。もしもきれいなもの、美しいものだけ好むならば、そこには福が訪れないのです。
木は肥やしの香りを食べながら育ちます。良い木として育てるためには、下肥などの良い肥やしを与えなければなりません。良い種になるためには良い肥やしを与えなければなりません。君たちは種籾になりたいですか、もち米になる稲になりたいですか。(種籾になりたいです)。餅はどんな稲からでも作ることができるけれど、種籾はどんなものでもできるのではありません。一〇〇〇粒の中から一粒が選ばれるのです。一万粒があればその一万粒の中から一粒を選ぶのです。種籾になるためには、塩水の中に籾を入れて、選びに選ぶ過程を通して一番底に沈むものが選ばれるのです。同じように、今日大韓民国において種になれる人は、一番深い底に沈もうとする人なのです。これは天理なのです。十分に遊び、十分に寝ながら一等になれという先生は、歴史上に一人もいません。一等になるためには熱心にしなさいというのです。どのくらいの熱心さでしょうか。それは夜通し熱心に勉強することです。そのようなことが一日だけではありません。一年の十二カ月、継続的に熱心に勉強しなければならないというのです。これは平均的な結論なのであり、一般的な結論なのです。
君たちは大韓民国の種になりたいですか。(はい)。赤ちゃんになれる種は男性がもっていますか、女性がもっていますか。(男性がもっています)。女性には種がありますか、ありませんか。(ありません)。男性が貴いですか、女性が貴いですか。(男性が貴いです)。人間の中での種は、男性には必ずあり、女性には絶対にないのです。しかも、この種は男性には植えることができません。女性に植えなければなりません。ゆえに畑も必要なのです。種がどんなに素晴らしいといっても畑が悪ければ収穫は良くなりますか、悪くなりますか。(悪くなります)。君たちは大韓民国で最高の畑ですか、最低の畑ですか。最低の畑であると思っている人は一人もいないでしょう? 話はそのようにするけれども、実際はそうではない場合が多いのです。これは深刻な問題なのです。神様ならば、どちらを先に袋に取り入れるでしょうか。種を先に取り入れるでしょうか、畑を先に取り入れるでしょうか。男性に対して、天のように考え、すべての生命の根源のように考える女性になったならば、大韓民国は豊かな国になれるのです。
全き人となるための訓練
女好きの男は雷に打たれなければなりません。男好きの女は去勢させなければなりません。種が貴いですか、畑が貴いですか。畑がどんなに良くても種の一粒を求めることができないという時、その畑はあらゆる不平不満を言うのです。君たち、結婚していますか、していませんか。(結婚していません)。誰が結婚の取り持ちをしなければならないのですか。(お父様です)。君たちのお父さんとお母さんのことよりも先生のことをもっと愛しましたか、愛しませんでしたか。(愛しました)。先生のことをもっと愛したことを一度も見たことがありません。君たちのお父さんとお母さんの懐で育ち、お父さんとお母さんが一番であると思いながら育てられたでしょう。一度でも、先生のことを一番であると思ったことがありますか。
原理のみ言によれば、君たちのお父さんとお母さんの言うことを聞いては天国に入れないのです。恐ろしい先生についていかなければ天国に入ることができないのです。天国に入るためには、先生がいなければ入れないのです。それは絶対的なことなのですか、相対的なことなのですか。(絶対的なことです)。それは君たち自らが分かったものですか、誰かに聞いて分かったものですか。君たち、霊界へ行ってみたことがありますか。(ありません)。霊界へ行ってみたことがないのに、どうしてそれが分かりますか。
君たちのお父さんとお母さんは豊かな暮らしをしていますか、貧しい暮らしをしていますか。平均的に貧しい生活をしているのです。統一教会の文先生は、君たちのお父さんとお母さんを連れてきて苦労させているけれど、いまだ先生の考えている基準までは至っていないのです。一〇〇点満点までは行けなかったのです。みな逃げてしまったのです。
お父さんかお母さんが会社に就職している人は手を挙げてみなさい。半分以上ですね。統一教会の文先生は君たちのお父さんとお母さんに会社に就職するようにと教育しましたか。この者たち、苦労させたら一人二人と逃げてしまったのです。それらは立派なお父さんとお母さんですか、未熟なお父さんとお母さんですか。(立派なお父さんとお母さんです)。なぜ立派ですか。(今までお父様のみ心に従ってきたからです)。何が従ってきたというのですか。統一教会に入教する時、会社に就職してお金を稼ぎながら暮らすようにと教わったのですか。統一教会に就職するために入ったのですか。(そうではありません)。国を救うために、世界を救うために入ったのでしょう? 国が南北に分かれ、大韓民国がめちゃくちゃになったのに、自分の一家の豊かな暮らしのために、自分の妻子の楽な生活のために、大韓民国を捨て、世界を捨てた者たちなのです。裏切り者たちなのです。就職したければ、国と世界を救ったあとにしなさいというのです。それは正しいことですか、間違ったことですか。(間違ったことです)。先生の言うことは正しいですか、間違いですか。(正しいです)。
それでは、お父さんとお母さんの言うことを聞くべきでしょうか、お父さんとお母さんを君たちが引っ張っていくべきでしょうか。(引っ張っていくべきです)。お父さんとお母さんが完成し得なかったならば、君たちを通してでも完成しなければならない義務が残っているのです。蕩減復帰すべきですか、しなくてもいいですか。(するべきです)。誰が蕩減復帰しますか。(私たちがします)。お父さんとお母さんが過ちを犯したので、その息子と娘たちが蕩減復帰しなければなりません。我々人類の始祖たるお父さんとお母さん(アダムとエバ)が過ちを犯したがゆえに、数千万年の歴史をかけて、後孫たちは苦労しているのです。人間の文化史は七〇〇〇年ではありません。数億年なのです。
すべては、父母が過ちを犯すことによってもたらした結果なのです。父母が蕩減しなければならないのに、それを知らず逃げてしまったから、数億の人々が地獄に落ちてしまったのです。君たちのお父さんとお母さんは服を着て蕩減復帰の道を歩んだならば、君たちは服を脱いで地方へ伝道のために行かなければなりません。どうですか。服を着て行けば四十日がかかり、服を脱いで悪い条件下に行けば十日かかるとすれば、先生は後者を選びます。神様のことを知ってみると、あまりにも悲しみの多いことが分かったので、できるだけ短い期間に蕩減復帰しようと思うのが先生なのです。君たちもそう思いますか。(はい)。結婚していない娘たちを着の身着のままで伝道をしに行かせたと考えてみなさい。伝道に行って涙を流しながら苦労してみなさい。どうなるでしょうか。
このほどソ連から多くの人々が韓国を訪れたでしょう? 西洋の人々がアジアの文先生の言うことを聞いて、自分の国を離れて鉄のカーテンが下ろされた国に入って使命を果たそうとしているのです。もし君たちが、北韓にいる私たちの同族を救うために、三十八度線を越えて北韓に入り、あらゆる苦難を克服しながら地下運動をするようにと言われたならば、「はい」と答えるべきですか、「いいえ」と答えるべきですか。(「はい」と答えるべきです)。金日成は滅びざるを得ない時が訪れるのです。金日成を生きたまま掌握できるほどにならなければならないのです。君たち、金日成を掌握できますか、掌握できませんか。(掌握してみせます)。そうする自信をもっている人は手を挙げてみなさい。三十八度線以北の大隊長を掌握してくることは簡単なことなのです。そのようになれるために訓練しなければなりません。南北統一されたその国を見て喜ぶことができなければなりません。施設を作って訓練させるつもりです。毎日訓練しなければなりません。その自信がありますか。
ために生きる道
女性において一番大事にしなければならないものは何ですか。(純潔です)。純潔を守って何をしますか。女性が一番大事にしなければならないものは男性なのです。どんなに良い種であるとしても、良い主人と会わなければなりません。愛の心をもってお母さんが炊いた御飯はおいしいでしょう? 種もそのようなことが分かるのです。主人が良くなければならないということを。主人が悪ければその種になる前にすべて売ってしまうのです。女性の最高の希望は素晴らしい男性と巡り合うことなのです。男性と会って何をしますか。良い種をもった男性とは、生命をもった男性なのです。そのような男性と会うようになると、女性においてそれ以上の願いはないのです。種も貰え、愛も貰えるのです。そうではありませんか。
君たち、どうして結婚しようと思いますか。愛されるために結婚しようと思うでしょう? 先生は調和面に対して見るのは専門家なのです。きょうここにおいても、さっと見れば一瞬にカップルを組むことができるのです。気持ち良くなればそうすることもできるのです。祝福を受けていない人は手を挙げてみなさい。祝福を受けた人は手を挙げてみなさい。少ないですね。一度宴を張ってみましょうか。(はい)。女性の最高の願いは男性でしょう? (そうです)。「そうではない」と言う女性がいれば、その女性は大変なことになるのです。なぜですか。手も自分の手は嫌がるのです。自分の左手で右手を触っても何の刺激もないため嫌がるのです。男性の手が近づくと振動がくるのです。
君たちのお父さんとお母さんが脱線すれば、君たちが一番苦労しなければなりません。これからは許しがないのです。原理はすべて明るみに出されたのです。誰が審判するかといえば、一番愛する人がするのです。アダムとエバに対して誰が審判したのですか。お父さんがしたのです。アダムとエバを中心としてお兄さんが、お姉さんが怨讐になったのです。同じくそのような時が来るのです。君たちのお父さんとお母さんは絶対的ですか。お父さんとお母さんが好きですか。
蛇は一年に一回ずつ脱皮することを知っていますか。君たちの家庭内にも習慣性があるでしょう。お父さんとお母さんの習慣性が万国に通じると思いますか。学校で学んだ知識が万国に通じると思いますか。知恵のある人がそれ(習慣性と知識など)をもつ時、万国に通じる基盤をもつようになるのです。また歴史を越えて歴史を支配することのできる考え方は、歴史路程をパスすることのできる道を行こうとする時は、どのような態度を中心として生まれるかといえば、自己を中心としては生まれないのです。自己中心的な考え方は歴史的に見ると、前後左右がふさがってしまうのです。過去と現在はいうまでもなく、前後左右がふさがってしまうのです。
このようなことを考える時、自己を中心としては駄目なのです。与えられた環境第一主義を取らなければならないのです。環境第一主義を取ってみると、その環境は過去と現在の地平線を越えていくことができるのです。環境を拡大してみると、その環境は大韓民国の釜山まで行くのです。釜山を越えて満州やシベリヤまで行き、それを越えて立体の宇宙まで行けるのです。宇宙まで越えて行ける秘訣は何でしょうか。ために生きる道しかないのです。自分勝手に生きようとする考え方は通じません。一緒に食事をする時、ために生きようとする人は匙を一番先に使う人ですか。(そうではありません)。他の人が食べてから、残ったものでもおいしく食べる人が、ために生きようとする人なのです。御飯を愛することができれば良いのです。素晴らしい哲学なのです。ために生きようとする人には、通じない所がないのです。食膳も、その人が来たらよいのにと思うのです。
ために生きようとすれば、どんな環境でも無事に通過できるのです。制裁がないのです。東西南北どんな環境に行っても通過できるのです。大韓民国のどんなに頑固なお爺さんとお婆さんであるとしても、自分のために何かしてくれるのであれば歓迎するのです。ために生きようとする者に対しては障害物がないのです。十年、二十年後誰が中心存在になるでしょうか。中心存在になれる秘訣は簡単なのです。一〇〇名の人がいれば、その一〇〇名のために生きる自分になることです。そうすれば、その一〇〇名は自分たちのために生きている人を、自分たちの中心存在として立てるのです。例えば甲という人がいて、その人は博士であっても欲張りで、すべてを奪って逃げようとする悪者であれば、中心者の立場には立てられません。
真の愛の作用
中心はどうして必要でしょうか。中心を必要とするのは保護してあげるためなのです。原理から見れば、完全なる主体(+)の前には完全なる対象(-)が創造されるというのでしょう? 完全なるプラスがあれば、完全なるマイナスが生まれなければならないのです。なぜですか。それは天理なのです。完全なるものは保護しなければならないので、完全なるプラスになるためには、完全なるマイナスが現れなければなりません。マイナスが現れて、二人が互いに助け合わなければなりません。
そこから運動が起こるのです。そこから互いにために生きようとするのです。運動が起こると中心が生じるのです。ために生きる所において中心が生じるのです。そこには神様が臨在できるのです。どうしてでしょうか。ために生きる哲学の始祖は、ために生きる宗教の先祖は神様であるからなのです。保護することのできる中心をもった人は幸福なのです。君たちもみな中心存在になりたいでしょう。球形の真ん中の中心は、中央に向かってくる力を受けて再び押してあげなければなりません。そうすることによって垂直運動が起こるのです。押してあげると、上がったり下がったりするのです。ですから、上がる作用と下がる作用によって、そこに渦巻きができるのです。君たちも中心が必要でしょう? 君たちの心の中に神様がいますか。中心がいるのですか。主体となる心の前に、対象となる体が一つになって、互いに分かれることのできない関係となると、神様は心の中で核となるのです。そうなるためには、体と心は完全に東西にも一つになり、南北にも一つにならなければなりません。そうなると、中心点は自然にできて九十度を成すのです。この九十度はどこに行っても合うのです。どのような球形に合わせても、合うようになっています。
真の愛をもてば、このように九十度を成すようになります。なぜですか。真の愛とは最も近道を通っているからです。愛している人同士が回り道をしながら会いたがるでしょうか。塀があっても飛び越えようとするのです。この場合、塀を飛び越えることは罪になりますか? (罪になりません)。愛している人同士には一番近い道が欲しいのです。障害物があっても、足が折れても、一瞬間でも早く会おうとするのです。神様の息子と娘の場合はどうでしょうか。天と地が連結できる真の愛の交流は垂直線なのです。ゆえに最短距離で接続せざるを得ないのです。
神様とは何ですか。神様とは父なのです。父であれば、血統的な関係がなければなりません。君たちは神様と血統的な関係がありますか。(はい)。神様を中心として、神様の愛と生命と血統を中心として、真の父母の愛と生命と血統を中心として、二つが合わさった根源的な生命の種を私たちは受け継ぐことができなかったのです。堕落することによって、母と息子、娘の関係を悪魔が支配するようになったのです。これを断ち切ってしまい、母と息子、娘の関係を再び収拾して、来られる再臨主は神様と真の父母と一つになって本源的な生命の種を植え、お母さんと息子、娘をすべて接ぎ木して、一つの生命圏をつくって人類を鉄条網から解放しようとするのが宗教の目的なのです。
真の愛の属性
それでは、君たちは真の愛をもっていますか。女性も真なる女性、男性も真なる男性になれば、真の愛は絶対的に臨むことができるのです。真なる男性とは何でしょうか。真なる女性とは何でしょうか。中央に侍ることができなければなりません。心と体は二重的なものであるけれど、絶対的プラスとマイナスとなって互いに侍り合うと、回りに回って自分の良心の底には神様が臨在するようになるのです。垂直になるのです。愛の関係で垂直は一点しかありません。垂直になった男性と女性は水平を通って成長し、本来の中央である神様に侍らなければなりません。男性と女性が完全に授け受けることができ、互いに侍り合うことのできる愛の圏が成されれば、垂直を中心として回るようになるのです。神様と一つになるのです。そのようになれば、神様は自分のものになるのです。愛の属性には相続権があるのです。「同苦同楽」(注¨苦楽を共にすること)する権利があるのです。どこに行っても愛の関係を結ぶならば、共に住むことができるのです。どこに行っても同参権があるのです。そうなると、たとえ地獄に行ったとしても自由に会えるし、自由に住めるのです。
統一教会の男性と女性たちでは、夫の貯金通帳と妻の貯金通帳を別々に持っている者たちは滅んでしまうべきです。そのような行為をする国があるならば、その国も滅びざるを得ないのです。今アメリカがそうでしょう? サタン世界の男性たち、女性たちがそうでしょう? それでは、統一教会の君たちのお父さんとお母さんはどうですか。そうではありませんか。(いいえ)。本当ですか。(はい)。そのように聞いたら気持ち悪くありませんね。その息子と娘はどうですか。お父さんとお母さんの貯金通帳は一つなのに、その息子と娘は貯金通帳を別々に作って、お父さんのことはお父さんが、お母さんのことはお母さんが責任をもち、息子と娘はお父さんとお母さんのことは知らないというのですか。息子も娘もお金ができればお父さんとお母さんの貯金通帳に入れようとしなければなりません。そうすることによって、長く生きながらたくさん貯金した父母のお金は、息子、娘のお金になるのです。
そうして何を中心として一つになりますか。お金ではありません。愛を中心として一つになることによって、その家に「家和万事成」(注¨家和して万事成す)が起こるのです。「家和万事成」になったこの家庭は東の端に行っても反対がなく、西の端に行っても反対がありません。南の端、北の端に行っても反対がありません。「早く早く来てください」と言って歓迎するのです。統一教会の文総裁に対しても、共産党の人たちもそれを知って、「早く早く来てください」と言うのです。どうしてですか。真の愛をもっているためなのです。
真の愛は動き始めると、すぐ元の所に戻ってきません。ぐるぐるどこを回っても、早く来てと歓迎されるのです。真の愛を中心とすればどこに行っても通じるのです。真の愛を中心として垂直ができれば、天下のすべてが歓迎するのです。理想的な天国ではどこへも力を及ぼすために、「家和万事成」は反対される所がありません。なぜですか。天地が和合し、そこには平準化が起こるのです。真の愛のある所には、細胞までも泣きながら喜ぶのです。踊りを踊りながら喜ぶというのです。「目が鼓子になる」ということを聞いたことがありますか。聞いたことがないでしょう。(はい)。愛する夫と会うようになると、女性は目が鼓子になるのです。骨が鼓子となり、皮膚が鼓子となるのです。それは何を意味しますか。すべてのことは最高の基準にたちした時、その作用が失われ、止まってしまうというのです。君たちもそのようなことを一度感じてみたいですか。堕落しなかったならば、人間はみなそのようになったというのです。
牝牛はかわいいですか、醜いですか。牝牛をかわいがるものは持ち主でしょうか、牡牛でしょうか。(牡牛です)。牝牛が大きくなって発情すれば、牡牛の前に行っておしっこをします。君たちも嫁入りをする年になると、男性の香りが分かりますか。猟犬が匂いに鋭いですか、君たちが鋭いですか。牝牛は五里先にいる牡牛の匂いを嗅ぎ、野原や丘にかまわずに走っていきます。文総裁はそんな姿を見て教わったのです。愛とは最短距離を願っているということを。動物さえそうなのに、万物の霊長である人間においてはどうでしょうか。飛べるならば、飛んでいきたくなるくらいでしょう。人間は飛んでいけるようになっているのです。霊界には飛行機がなくても、一瞬の間に行ったり来たりできるのです。一度行ってみたくありませんか。
大宇宙は二二〇億光年なのです。光は一秒に地球を七回半回ると言われるでしょう? 最近、科学の発達によって宇宙の端が二二〇億光年というデーターが出ています。このように大いなる所の主人である神様は、どうしてすべてを管理することができるでしょうか。それを管理することのできる私たち人間の活動舞台がこの宇宙なのです。
愛する息子、娘がアメリカやイギリスへ留学していて、危ないことに会ったならば、そのお母さんは夢か幻想を見るようになっているのです。それは、子供を愛する父母の心があるためなのです。ゆえに、愛とは偉大なるものであるというのです。愛を中心としてあらゆるものが動くようになっているため、愛と一体化できる自分になれば、宇宙の善と神様の善は自分のものになるのです。霊界へ行ってみれば、何百万年も前の人を呼んでも直ぐ出てくるのです。その人に「何年度の生まれですか」と聞くと、「八〇〇年前、あるいは何万年前です」というように答えるのです。生きている間に何をしたかということなどがすべて分かるのです。それはどんなに便利で、素晴らしいことでしょうか。
なぜ先生は真の愛を強調するかといえば、真の愛の原則を通らずにはあの世界(霊界)の運動が起こり得ないためです。どこに行っても遮断されてしまうのです。「家和して万事成す」と言ったでしょう? 真の愛は宇宙の端から端まで互いに引っ張り合うと通じなくなってしまいます。与え合おうとして初めて通じるようになるのです。愛は与えれば与えるほど早く与えようとするのです。愛は与える考え方と共に、速度が速くなるのです。
統一教会では人が死んだ時行う葬式のことを「昇華式」と言います。世の中では人が死んだ時、泣きながら「行かないように」と言います。それは綱で結んで引っ張る行為なのです。統一教会では、愛の力をもって押していくのです。引っ張るのではありません。夫や妻が死んだ時、その妻や夫は「行かないように」と泣くのではありません。もしお母様が亡くなったら、先生は涙を流すでしょうか。どうするでしょうか。笑うでしょうか。泣くでしょうか。興進が亡くなった時、先生は涙を流しませんでした。泣くことを先立ててはならなかったのです。その前に、収拾しておかなければならないことがあったからです。そこから、愛でもって死亡圏を越えた「愛勝日」が生まれたのです。
再臨理想の到来
イスラエル民族はイエス様が死んだのち、敗北した国になってしまいました。神様がイスラエル民族を選んだのはイスラエル民族だけのためではありません。イスラエル民族を選んだのは世界を救うためであったのです。イスラエル民族を犠牲にしても世界を救おうとするのが神様のみ旨なのです。なぜですか。再創造は創造原理を通して成されるのです。創造原理では愛を中心として百パーセント投入しなければならないというのです。何のためですか。相対のためなのです。イスラエルを犠牲にすることによって、世界がイスラエルのために働くことのできる立場に立てば、イスラエルは本来の位置に戻ってくるのです。この原則から外れることによって、世界のために、天のために生きようとされるイエス様を失ってしまいました。
第二次世界大戦以前、世界は一つであったのです。その時、イエス様を中心とした再臨理想が到来するのです。英米仏を中心として見れば、英国は島国で母であり、米国は息子なのです。フランスはイギリスと戦ったでしょう? 天使長なのです。イギリスは母であり、アメリカはアベルであり、フランスは怨讐の息子であるカインなのです。三つの国が一つにならなければなりません。フランスはアメリカとイギリスのために侍らなければならなかったのです。そうすることによって一つになるのです。アメリカを中心として見れば、サタン側はまず島国のエバ国家の日本なのです。次は息子であるドイツです。ドイツはサタンの中でも一番悪党なのです。キリスト教徒とユダヤ人を六〇〇万人虐殺しました。ドイツはサタン側のカインなのです。イタリアは天使長です。サタン側の悪なるエバ、悪なるカイン、悪なる天使長が世界を滅ぼそうとしたのです。宗教を抹殺しようとしたのです。
蕩減復帰するためには、失ったことを取り戻さなければなりません。お母さんを中心としてカインとアベルが分かれたことを復帰しなければなりません。これをするために来られたお方が再臨主なのです。お母さんと息子、娘が一つになって、サタン世界の種を受け継いでしまいました。天側の男性を天が見いだすことができなかったというのです。お母さんと息子、娘が一つになってどこに行かなければならないかといえば、神様を中心としてアダムが完全に愛を受けて、接ぎ木されて一つになったという立場に立たなければなりません。そのようにしてカインとアベルがキリスト教を中心として父なる再臨主に会ったならば、神様の愛と真の父母の愛を中心として、神様の生命と真の父母の生命を中心として、神様の血統と真の父母の血統を中心として、新しい生命圏の復活圏が作られるのです。その上に接ぎ木をしなければなりません。
日本の立場
日本はどうして四十年間韓国を占領したでのしょうか。サタンは既に分かっているのです。かつてのキリスト教文化圏はローマ帝国を中心として栄えました。ローマは半島です。半島は男性の生殖器のようなものです。どのようにして世界文化圏を半島が支配してきたでしょうか。イタリアの文明は今まで何千年も続いています。地中海は女性の生殖器のようなものです。ここからローマ教皇庁を中心として子女たちを繁殖したならば、世界を支配するようになるのです。ところが、ローマを中心としてローマ人を通して世界をローマの統治下に置こうとしたのです。神様の摂理の方向はローマ教皇庁を犠牲にしても世界を救うことでありました。それゆえに、ここでカトリックの内部から反対革命が起こったのです。イギリスの聖公会を中心としたアングロサクソンたちが宗教の自由を求めてアメリカ大陸へ渡るのです。しかも、彼らの文化は島から大陸を経て太平洋を渡り、再び半島へ戻ってくるのです。ローマと同じ立場が韓国なのです。イギリスと同じ立場が日本なのです。
ゆえに、日本は西洋の文明を百パーセント導入したのです。日本の自動車のハンドルは右にあって左側通行なのです。日本帝国の軍隊の制度はドイツのものであり、政治制度と法律はイギリスのものであり、文化はフランスのものなのです。みな盗んで自分たちのものにしたのです。天側のあらゆるものをまねしてきたのです。一八六八年から一九八八年までの一二〇年間、これが明治、大正、昭和なのです。昭和天皇は一九八九年一月に亡くなりました。これは統一王国時代のサウル王、ダビデ王、ソロモン王の一二〇年間と同じなのです。しかもこれはアブラハム、イサク、ヤコブの三代と同じなのです。ここから、交替できる時代へ越えていくのです。一二〇年が過ぎて、世界のサタン的な二世たちがオリンピックを中心としてみな一カ所に集まったのです。六・二五動乱のためにソ連とアメリカは分かれてしまいました。ゆえに韓国は一番大事な所なのです。南北に分かれた韓国を中心として、世界の東西分断の問題が起こるのです。東西に分かれたのがドイツなのです。ゆえにドイツも大事な所なのです。ドイツはサタン側のアダムであり、韓国は天側のアダムなのです。
先生の作戦
このほど、先生の古稀のお祝いの宴が終わってから、二月七日に、アメリカの議会においてブッシュ大統領は、「共産主義はもはや終わった」と宣言しました。その翌日の八日は、ゴルバチョフを中心とする共産党一党から多党制への宣言をしました。中国とアメリカが闘っている間に、先生は三十二名の使節団を送り、仲直りをさせたのです。
先生の古稀の宴が終わるや、世界は次第にその間が狭くなり、近づいているのです。世界の二世チャンピオンたちの集まりがオリンピックなのです。霊的には統一教会の世界一二〇カ国の二世を代表した宣教師たちが韓国へ入り、外的チャンピオンたちと内的チャンピオンたちが連合したのです。彼らのために十四億ウォンのお金を使いました。ソ連に対して、韓国の良い車を二〇〇〇台寄贈するという正式な公文を送りました。その代わりに、「物を受け取る場合は、三十八度線を通って満州を経て行くか、ウラジオストクを通ってシベリアを経て行くかを選ぶように」と言ったのです。そのようにすることができますか。当局者が考えてみるとそれはできないことであったのです。それで、ソ連選手たちのために宴会を開いてあげました。その時、ソ連選手たち九十七人が訪れたのです。彼らは記念メダルも贈ってくれたのです。
大韓民国には主人がいないのです。李承晩博士も追い出されたし、張勉博士も追い出されたし、共和党も滅んでしまったのです。李博士はアダム格であり、朴正煕はエバ格なのです。二人は一つにならなければならなかったのです。朴正煕が亡くなる一週間前に人を送り、悔い改めるようにと忠告したのです。その忠告を受け入れなかったがゆえに、一週間以内に亡くなってしまったのです。全大統領を生かしてあげたのは誰ですか。もし先生が国会に出向くとするならば、金泳三、金大中、金鐘泌は何をしているかを見たいのです。先生は恐ろしい人なのです。共産党も攻めて撃破する人なのです。
モスクワ大会がもう目の前に迫ってきました。四月九日からなのです。万般の準備を整えていかなければなりません。過去、ソ連の秘密警察が先生を殺そうとしました。金日成と一つになって二十五名の人殺しをアメリカへ派遣したのです。CIAを通して私に報告が入ったのです。先生はそのようなことを恐れる人ではありません。ゴルバチョフはレバレンド・ムーンはどういう人物であるかが分かったのです。腐敗していくアメリカが必要とする人はただ一人、レバレンド・ムーンしかいないということは、西欧社会において公認された事実なのです。共産党もそのようなことを知っているのです。正反合の闘争的概念を正分合の統一的概念へ変えれば、共産主義はそのまま越えていけるのです。その体制を中心として無神論から有神論になってしまうのです。共産主義理論は、それ一つだけ修正すれば終わりなのです。
ソ連で今一番頭を痛めているのは二世たちの問題なのです。政府に反対しているのは二世たちです。アメリカでも、二世たちが問題です。韓国でも二世たちが問題なのです。毎日のようにデモをしているでしょう? 北韓でも二世たちが問題です。ところで、北韓の二世たちは外国へ出て留学してきた人々です。南韓で政府に反対している者たちは、勉強を嫌がる群れなのです。北韓において、北韓当局に反対している者たちは、外国に留学した、名の知れた高官たちの息子、娘たちなのです。共産党の二世たちが勢力を広げる時、対処することのできる人々はいないのです。世の中の二世がデモをする時、私たちの二世たちもデモに力を合わせるべきですか、阻止すべきですか。政府を支持すべきですか、先生を支持すべきですか。政府は上で戦っているけれど、先生は正反対の作戦なのです。先生は地方へ行こうとするのです。共産党以上に徹底した思想をもっていけば、金日成は自ら滅んでしまうのです。金日成がまだ存在しているのは、統一教会の基盤を整えることのできる期間が必要であるためです。
世界的カナン復帰路程に入って、大韓民国において文総裁に反対できる人はいないのです。勝負はもう終わったのです。みな滅んでしまうだろうと思ったけれど、皮を剥いで中身を見ると、天下に敵対できる者がいない王様として登場するのです。これからは、国会議員も、「南北統一のための国会議員誰々」という名前を付けなければなりません。統班組織を撃破するようになる前に、金日成が亡くなると問題が起こります。統一教会の組織編成が終わるまで、金日成は亡くなってはならないのです。共産主義体制において金日成は首のような存在です。サタンもよく知っているのです。
世界で、大韓民国は宗家の長孫となる国なのです。その中でも一番立派な種となる存在は文総裁なのです。「旗を持って出るように」と命じると、出るようになっています。「文総裁万歳!」と、高い山に登って一週間に一回ずつ唱えればどうなるでしょう。既成キリスト教会が反対できるでしょうか。それで、すべては終わるのです。「北へ向かって進め!」と号令をかければ、金日成は終わりなのです。その時まで金日成は死んではいけないのです。そのようになる世界の運命が目の前に近づいています。左へ行くか、右へ行くか、前進するか、後退するかの岐路に立たされているのです。その中央に誰が立っていますか。アメリカですか、共産党ですか。アメリカは右翼で、共産党は左翼でしょう? その中央には先生が立っているのです。
サタンの讒訴
気をつけて聞きなさい。これから君たちを苦労させようとしています。苦労させなければならない訳を話してみます。喧嘩をすれば村が分かれてしまいます。堕落しなかったなら、アダム文化圏ができるようになるのです。神様の愛とアダム・エバの完全なる愛を中心として統一されたアダム・エバの文化圏が形成されるのです。その文化圏の世界は、自己を中心とした世界ではありません。今日の堕落した世界は個人主義、利己主義の文化圏です。二〇〇〇年の迫害の中でも栄えたキリスト教文化圏は、アメリカで四十年も過ぎずに滅んでしまいました。アメリカをねらったのはフリーセックスであったのです。フリーセックスの始祖は悪魔です。男性と男性、女性と女性の結婚がアメリカで平然と行われているのです。
このような死亡の暗闇を、誰が救ってあげるでしょうか。アメリカ政府もできないのです。アメリカのどのような大学教授であってもできないことなのです。キリスト教文化圏でもできないのです。文先生以外にはできません。堕落しなかったならば、主人はアダムなのです。霊界へ行っても神様は見えません。なぜ神様が人間を創造されたのかといえば、神様は実体の主人であるアダム・エバを通して、この地上で体験して、霊界へ行って無形の王になるためであったのです。神様と一体となって、神様の愛と生命と血統が統一された立場に立って生まれた息子、娘が堕落するはずがあるでしょうか。あり得ないでしょう。神様の玉座だけ残し、すべてサタンの版図になってしまったのです。あきれて物も言えないくらいなのです。サタンがどのようにしてきたか、実感できないでしょう。
先生は、神様に「恵みを下さい」とお祈りしたことがありません。神様に「お金を下さい」とお祈りしたこともありません。神様の事情と心情を慰めこそすれ、先生は「何か下さるように」とは祈りません。君たちのお父さんとお母さんは大事ですか、大事ではありませんか。(大事です)。それでは、君たちのお父さんとお母さん、お祖父さんとお祖母さんを蹂躙した者がいるとすれば、そのまま置いておける気持ちになるでしょうか。それらをそのまま置いておかなければならない神様の場合はどうでしょうか。
サタンが神様に、「私が堕落してこのように悪なる行動をしたとしても、あなたは堕落したものに対して異なった扱いをするのは間違っているではありませんか」と言った時、神様は「お前の言うとおりである」と言わざるを得ないのです。しかもサタンは「あなたの天国へ入ることのできる息子、娘がいるとすれば、アダムとエバが堕落せずに神様のみ旨の責任分担を完成して愛の実体となったならば、アダム・エバと共に、私をアダム・エバ以上に愛しながら天国へ入るようになっているのが、本来の原理ではありませんか」、このように言うのです。「原理の主人であるあなたと、あなたの息子、娘は、堕落しなかったアダム・エバのように、神様のように、私を愛さなければ天国へ入れません」と言うのが、宗教世界において悪魔がもった秘密兵器なのです。
サタンは利口です。イエス様はローマ兵士から槍で突き刺されながら、胸から血がわき出る、そのような立場でも、「父よ、彼らをお許しください」と、神様のみ前に祈られたのです。彼らを愛し、天国へ入れるアベルの立場に立ち、神様のような立場に立たなければ、サタンはいつまでも讒訴するのです。それで先生もアメリカへ行った時、怨讐たちを愛しました。日本人、アメリカ人、ドイツ人、フランス人、イギリス人、みな先生に対して怨讐の国なのです。その上にソ連、韓国、七カ国が合わさって先生を殺そうとしたのです。しかし、先生は滅んでいくアメリカを救ってあげるために、アメリカのいかなる愛国者以上、怨讐の国を解放するために血と汗を流し、忠臣烈士たちが立てた、それ以上の愛の伝統を立てて帰ってきました。先生がアメリカを建て直したのです。イギリスがエバ国家としての責任を果たし得なかったがゆえに、その代わりに日本を立てました。
二世の義務と使命
アメリカをアベルの立場に立てました。ドイツをカインの立場に立てました。神のみ旨の中で二度と失敗はあり得ないのです。なぜ、レバレンド・ムーンがこのような国を選んだのでしょうか。これらの国を失ってしまえば、キリスト教文化圏がすべて奪われてしまうからです。ユダヤ教の文化圏がすべて奪われてしまうからです。蘇生、長成、完成を連結させることができる歴史性をもったがゆえです。これらの国が反対して、統一教会を荒野に追いやろうとする立場から、十四年間で先生が責任を果たし得たのです。アメリカのキリスト教と統一教会が、カイン・アベルの立場から一体となって、統一教会がアベル的基準を立てることによって、アメリカ政府のカイン・アベルを一つにして、アメリカの大統領を当選させて勝利的旗を立てて帰ったのです。
こうなってみると、ソ連と中国は問題ではありません。アメリカが責任を果たすことができなかったがゆえに、今度はソ連と中国が先生を大事にするようになりました。先生が国へ帰ってくれば、中国も先生に従わなければなりません。ソ連も先生に従わなければ、なくなってしまうのです。共産主義は七十三年以上生きられません。このように宣布してしまったのです。そうなりましたか、なりませんでしたか? (なりました)。残ったものは何でしょう。何もないのです。ブッシュ大統領も先生の言うことを聞かなければなりません。中国の■小平も先生の言うことを聞かなければ滅んでしまうのです。ゴルバチョフ大統領も、先生の言うことを聞かなければ滅んでしまいますよ。
大韓民国はどうなるでしょうか。大韓民国も、先生の言うことを聞かなければ死んでしまうのです。大統領がどうなるか見ていなさい。先生は大統領になりたいためにこのようにするのではありません。南北韓を解放しようとして、このように働いているのです。それで世界を救ってあげようとするのです。世界を救ってあげるためには、盧大統領一人ではできません。アジアを救うためには、大韓民国の六〇〇〇万人が必要なのです。
先生の言うことを聞かなければ、どうなるか見てみなさい。先生は大統領になろうとはしないのです。大韓民国を救って、悪魔のもとから彼らを救って解放しなければならないのです。誰が主人ですか。国民を騙して、自分の地位と名誉を誇る政党組織は必要ないのです。国民が願うのは何かといえば、大統領が問題ではありません。四〇〇〇万人が一つにならなければならないのです。そのために、全国を通して統班撃破運動を指示したのです。
これを誰がするべきでしょうか。二世がしなければなりません。二世は堕落した世界の習慣性をもってはいけないのです。大学の風に染められる、そのような群れになってはいけないのです。神様は主人であり、神様は先生であり、父母なのです。世の中では、主人と先生と父母が別個に存在しているのです。しかし、神様は一つなのです。神様を主人として、指導者として、先生として立てなければなりません。主人を先生のように、先生を主人のように、同じ愛をもって対することのできる国民の平準化運動、それが統一教会の運動なのです。そのような運動を見て、感じて、これを実践するようになるとき、それ以上の仕事はないのです。このことを心にしっかり受け止めて、生と死の境地を越えて走ることのできる力をもたなければなりません。精誠が必要なのです。誰かが指導してくれなくても、自分が責任を果たすべきことはきちんと責任を果たし、国にささげ、世界にささげ、自分は何もなしにこの世を去っていくのです。
「ために生きる愛」でサタン撃破
真なる愛の父母を通して生まれたから、真なる愛の息子、娘とならなければなりません。そうなるために、人類を愛さなければならないのです。神様の代身として、また、お父さんの代身となって、神様を愛さなければなりません。人類の統一された国を立てるために、独立軍のように正々堂々と死んでいこうという考えをもっていかなければ、天国に入ることができません。分かりましたか? (はい)。
アダム・エバが堕落することによって、復帰過程において長子の立場に誰が立ったのですか。カインが長子の立場に立ってしまったのです。アベルが長子の立場に立たなければならないのに、カインが長子の立場に立ってしまったら、神側は立つ立場がなくなってしまうのです。天国には絶対に行けないのです。それでカインは長子であり、神側はアベルでしょう。どこへ行かなければならないかと言えば、サタンの一線に行かなければなりません。サタンの一線とは、どこでしょうか。
世界を代表したアベル圏の立場に立っていれば、世界を代表したカインの国家を訪ねていかなければなりません。殺そうとする所を訪ねていかなければなりません。積極的に反対する所を訪ねていかなければなりません。そこに行って、何をすべきでしょうか。アダムが失ってしまった三天使長を取り戻さなければなりません。失われてしまったエバを取り戻さなければなりません。信仰の息子、娘の中心的な存在にならなければなりません。サタン世界で一番反対する所を訪ねていかなければなりません。反対されないようにして行けば何千年もかかります。
世界的カインの壁を越えていくことができますか。個人として、世界的アベル圏の立場で、世界的サタン的な国へ行かなければなりません。先生が神様の代わりに再創造するのです。先生自身が行って、三天使長を創造しなければなりません。神様がなされることではありません。神様が干渉することができるならば、堕落しなかったでしょう。同じことなのです。そこに行って、三天使長を自分の代わりに立てて、この人たちが私のために命を懸けるようにしなければなりません。協会長、アダム・エバのために命を懸けなければいけないでしょう? (はい)。
死ぬつもりでいる人は生き、生きようとする人は死ぬのです。死ぬことと生きることの問題なのです。統一教会のために死のうと考えてみたことはありますか、ありませんか? この偽りの者たち、君たちは死ぬために来たのですか。生きるために来たのですか。(死ぬためにまいりました)。生きる前に、死ぬ覚悟を固めなければ、生きることができないのです。そうしなければ、越えていくことができません。死のうとする者は生きるのです。逆説的な論理が真理なのです。
そしてイエス様は、「自分の家族が怨讐であり、自分のお父さんお母さん、息子、娘たちを愛することよりも、イエスをもっと愛さなければならない。しかも、自分の十字架を背負ってイエスに従わなければ、イエスの弟子にはなれない」と教えたのです。自分の十字架とは何でしょうか。人間が行くべき道において、個人から天宙まで復帰しなければならない、八段階の十字架をもっているのです。一段階で終わるものではありません。サタンを、正々堂々と攻めていかなければなりません。これからは、国もあり、世界もあるのです。自分の家庭が妨害し、自分の親戚が妨害し、国家、世界が妨害しても、乗り越えなければなりません。
何をもって成しますか。銃剣ではありません。ために生きる愛をもってするのです。神様の愛なのです。これは、防ぐ方法がありません。本源的な、神様のために生きる愛を投入していく道はサタンが妨げることができないのです。ために生きる愛を投入することによって、これを撃破していくのです。次元の高い宗教は自己中心的ではありません。キリスト教もそうでしょう。福祉事業をしなさいと言うでしょう? なぜですか。神様の怨讐である悪魔の血肉を受けた者を愛さなければならないからです。勉強が問題ではありません。救ってくれるお父さんお母さん、お兄さんお姉さんがいなくて、滅んでいく世界なのです。神様に代わって助けてあげる父母になり、お兄さんお姉さんになり、夫と妻になり、息子、娘になれる心をもった主人がいないのです。
世の中の人たちが食べて、遊んでいる時にも、我々は前進しなければなりません。死ぬつもりで行く者に対しては、神は心配されないのです。国民として生まれたからには、国民としての義務を果たし得なければなりません。
皇太子として生まれて、恥ずかしいことも知らずに今まで暮らしていたから、これからは恥ずかしいと思わなければなりません。神様の兵士として選ばれた者たちであることを自覚しなければなりません。それも知らずに、自分のお父さんお母さんのもとにいる者たちは地獄の火の釜に押し入れてしまうのです。サタンの一線に出て、勝利して帰らなければなりません。そうしなければ、生きる道がないのです。そうすれば、種として残るのです。国を背負い、自分の故郷を背負っていかなければなりません。寒風と砂嵐の中で国と故郷を取り戻さなければ、死ぬことさえできないという強い意志をもって、行かなければならないのです。
そこから神の救いの摂理がなされるのです。ゆえに、死ぬ境地に入らなければなりません。みんな自分の故郷に帰って、まず反対する人を訪ねていかなければなりません。アベル的伝統をもった統一教会の人たちが入っていかなければならない舞台がどこかというと、その村で一番反対する者の所だというのです。そういう人々の中には、既成キリスト教の牧師たちがいるでしょう? 反対しても、キリスト教が問題ではありません。戦いなさいというのです。
大迫害の絶頂を越えて
このようなことを知ったとき、深刻な問題なのです。数千年の歴史を通して四大文化圏を中心にして、数多くの人々が犠牲になりました。数千、数百万の人々がサタン世界で祭物として亡くなったのです。その恨みが深いのです。その恨みを、真なる父母の息子、娘が晴らしてあげなければなりません。アメリカも大韓民国も、統一教会の文先生を迫害して追い出してしまったでしょう? (はい)。でも、先生はそのような人たちと共に国を守らなければならなかったのです。
今、韓国は第六共和国です。第七共和国の大統領は文総裁の手によって選ばれなければなりません。(拍手)第七共和国は、南北統一をしなければなりません。金日成と会って南北統一をしなければなりません。韓国のキリスト教と李承晩政権が一つになることができなかったために、南北に分れ、金日成が現れたのです。カイン・アベルが一つにならなければなりません。かつては、神社参拝をした人々と、李承晩博士を中心とした、英語ができる人たちとが政権構想を立てたのです。その中で、中国派、ソ連派、アメリカ派、日本派に分かれてしまったのです。
先生は何主義者ですか。統一主義者なのです。それゆえに東西南北の中央に立っているのです。神様は全世界の宗教圏を立てられながら、人々が知らない間に、キリスト教文化圏を中心として統一体制へと前進させてきたのです。
第二次世界大戦を中心として、神側の勝利的版図を立てて、来られるメシヤがこの蕩減基準に立って、個人、家族、氏族、民族、国家、世界、天宙復帰の八段階を通して接ぎ木をすれば、終わりなのです。神様の圏内には反対がないのです。
キリスト教文化圏とは何でしょうか。来られる再臨主を迎える集団なのです。先生の言うことを聞いていたならば、七年の間にカトリックとプロテスタントが統一されたことでしょう。しかし、全部失ってしまいました。歴史的に縦横に蕩減基準を立てておいたのに、大韓民国のキリスト教と政府が先生を受け入れることができなかったがゆえに失われてしまったのです。神側のエバ国家、カイン、アベル、サタン側のみなが力を合わせて、文先生を殺そうとしたのです。先生はアメリカへ行くまで、政府の指導者たちを説得したのです。しかし、主権者たちは受け入れませんでした。キリスト教が一緒になって先生を殺そうとしたのです。李承晩博士をはじめとして、政府の要人や、朴マリヤ(注¨李承晩大統領時代に副大統領を務めた李起鵬の夫人。政界、大学界に影響があったが、息子によって銃殺された)が一緒になって様々なことを犯したのです。牢獄まで入りました。しかし、無罪となって釈放されたのです。その時、すべての幹部たちが一体となって先生のために闘ったのです。
八月三十一日を中心として、最北のアラスカの地で「八定式」を行いました。そして、九月一日には「天父主義」を宣布したのです。これからは、「愛援主義」であると同時に「父母主義」の時代に入るのです。愛するところにはサタンの反対はないのです。
ここで知らなければならないことは、昔のサタン世界で知った友達やすべてのことは捨てなければならないということです。教会に従うか、父母に従わなければなりません。他のところに従っていけば、滅んでしまうのです。まだ定着できていません。カナン復帰しなければなりません。カナン七部族が頭を上げているからです。
その人たちは、お父さんお母さんの怨讐なのです。統一教会にどれほど反対したのですか。氏族的メシヤを立てて、一族を神の側に立てようとするのです。蕩減復帰の歴史を見るとき、イエス様が歩まれた道を、キリスト教徒たちが歩まなければなりません。十字架に向かって、死ぬつもりで行かなければなりません。十字架が悪魔ではありません。怨讐の国が悪魔なのです。アメリカ、イギリス、フランス、日本、韓国等、国々の壁が十字架なのです。ゴルゴタの丘をなくさなければなりません。キリスト教文化圏がアメリカを中心としてアジアに戻ってくる今日、来たるべき再臨主を協助できる歴史的背景をもちながら、今、日本を中心としてアジアを再編成しているのです。
韓国はキリスト教文化圏を中心として、四十年間の解放を迎えました。誰によって解放を迎えましたか。イギリス、アメリカ、フランスによって韓国は独立したのです。また解放前には、爆弾一つ落ちませんでした。六・二五の時は、韓国中のキリスト教文化圏が迫害されたのです。そして、先生を中心として一九七八年から、韓国は十年の間に、このように発展したのです。それにもかかわらず、キリスト教文化圏が合わさって先生を殺そうとしたのです。
アダム国家・エバ国家と三天使長国家の一体化
日本の人たちは先生に対して忠誠を尽くさなければなりません。先生に対して様々な拷問をしたのです。もし一言言えば、日本が滅びてしまうのです。先生は神様のみ旨を知ったからには、怨讐を愛さなければならなかったのです。愛したという条件を立てなければ、これからは日本は必要ない国になるかもしれません。
偶像商のテラからアブラハムを奪ってきたのと同じように、サタンが一番愛している日本とドイツを奪ってきたのです。イギリスの代わりに日本を立てました。ドイツとアメリカを再び立てたのはどうしてでしょうか。キリスト教文化圏を蘇生、長成、完成させなければならない使命が統一教会にあるからです。キリスト教文化圏は統一教会の伝統的相続基盤なのです。お兄さんの立場に立って、代わりに十字架を背負って牢獄の生活をしながら、アメリカのカイン・アベルと一つにならなければなりません。
アメリカは、先生に従わなければ滅んでしまいます。このようにすべての蕩減的内容を満たし、四十三年間の失われた蕩減復帰をしたという条件を備えたので、韓国を中心として長子権復帰運動が起こるのです。次は父母権復帰なのです。父母権復帰をするためには氏族的メシヤを配置しなければなりません。アメリカとソ連を、先生を中心として左と右において、一回転させればすべては終わりなのです。ソ連の世界に統一教会の文化圏、つまりアダム文化圏を植えればすべてが終わるのです。アメリカのキリスト教は、レバレンド・ムーンの思想を中心として、統一教会に従うようになっているけれど、アメリカに従うようになってはいません。
アダム・エバを中心として、三天使長と神様が地上天国のみ旨を成し遂げようとしたのです。そして、アダムの家庭を中心として、天国をつくろうとしたのですが、アダムの堕落によってサタンの世界的版図ができてしまったのです。それゆえに、神側のアダム国家とエバ国家、そして、三天使長国家が現れなければなりません。このような立場で立てられたアダム国家が韓国であり、エバ国家が日本であります。
三天使長の国家はどこですか。一つは西洋においてのアメリカであり、一つは東洋においての中国であり、さらにはソ連なのです。この三天使長は誰の話を聞かなければならないでしょうか。先生がエバ国家日本の言うことを聞かなければならないでしょうか。アメリカ、中国、ソ連の言うことを聞かなければならないでしょうか。それとも先生を中心として、日本と三天使長国家がアダムの言うことを聞かなければならないでしょうか。どちらでしょうか。三天使長がアダムの言うことを聞かなければなりません。アダムの言うことを聞けるような環境をつくらなければなりません。
それゆえに、中国も韓国が必要であるし、ソ連も韓国が必要なのです。北韓が問題でありません。アダム国家の二世、エバ国家の二世に対して先生が主人になって、自由に動くことができるのです。日本を救うことができる者たちは統一教会しかありません。大韓民国も、統一教会の人々が必要な時が来るのです。
真の父母の伝統を相続する者
お兄さんの伝統的基盤を誰が引き継がなければなりませんか。それは彼らの父母でもなく、彼らの息子、娘である、まさしく皆さんなのです。皆さんは、彼らが備えておいた伝統的基盤をそのまま引き継いで、彼らよりもっとうまくやらなければなりません。そのためには、今まで私たちは南韓で戦ってきましたが、これからは北韓を越えて中国人たちと戦い、ソ連人たちとも戦わなければなりません。北韓だけで戦っていても、神が願われる世界をなすことはできないのです。
私たちの影響はとても大きいのです。全世界にいる数多くの食口たちは三年以内に統一しなければなりません。統一、それを言うのは簡単ですが、簡単なことではありません。先生は十四年もの間、アメリカをはじめとして、日本、ドイツなど、自由世界を救援してきて、私たちの統一思想で世界の修士、博士たちを教育し、私たち統一家の食口としてきました。しかし、世界統一をなそうとすれば、もう少し時間を置いて、皆さんは先生と一つになって、先生が歩んできた道に従っていかなければならないのです。すなわち、クリスチャンはイエス様の行かれた道を行かなければならないのであり、イスラエル民族はヤコブが行った道を行かなければならないのであり、統一家の食口は先生が行った道を行かなければならないのです。今や、アメリカをはじめ、日本など、全世界の人々と皆さんまでも、統一世界のために十四年間(昔、先生が世界復帰のために歩んできたように)苦難の道を行かなければなりません。
二世たちも同じです。イスラエルの二世たちは先頭に立ち、天の伝統を引き継いで、十年の伝統を一年で相続しようと、そういう熱意に満ちて出動しましたが、皆さん、二世はさらに「一年でも長過ぎる。神が願われた一カ月だけで、すべてのことを蕩減復帰しよう」という心をもって臨まなければなりません。先生は四十三年間かかって世界を復帰してきましたが、皆さんは四十三年もかかってはいけません。先生の場合、国が反対し、全体がサタンの巣窟になって反対しましたが、今日まで少しも屈せず歩んできました。この伝統を皆さんがそのまま引き継いでいかなければなりません。それは、先生が歩んできた時にもっていたような心を、皆さんがそのまま相続していってこそ、なし得ることなのです。このような心をもつことなしには、決して最後まで残ることはできません。
今や先生が四十三年間、苦難の復帰の道に勝利してきたので、どこに行っても私のために宴を開いて、あちこちから「来てください」と言われるのです。けれでもそのような所、全部に私がいくことはできないので、皆さんが代わりに行って歓迎を受けるのです。また、「韓国■■■■連合会」の氏族会長たちも私が現れると、みな、「来てください」と言います。ここでもやはり皆さんが私を代身して総裁の名で行っても、豚や牛を屠ったりして、手厚いもてなしを受けるでしょう。ですから、今や皆さんが、先生の代わりにもてなしを受けることのでき意る時代が来たのです。皆さんは今、私のすべてを相続して、皆さん自身がみ言の実体、神の代身者となって、家を出て三カ国を越え、三つの道を越え、三つの郡を越え、三つの面を越えていかなければなりません。
どこに危険があったとしても、天のために命をささげて行かなければならないのです。先生は命の危険を冒して危険な所に入り、すべて勝利して生きてきました。なぜそうだったのでしょうか。まさしく聖書のみ言のごとく、真理のみ言のごとく生きたからです。「生きんとする者は死に、死なんとする者は生きん」という、そのみ言のごとく生きたからです。皆さんもサタン側の家(父母、兄弟)を出て、天のために死を覚悟し、サタン世界と戦っていく者は、どこに行っても勝利して生きるでしょう。
先生は過去において、興南の監獄を出て、定州から千里にもなる釜山まで下ってくる時、お母さんが裸足で走ってきて、泣きながら「行かないで」と止めるのを振り払って出てきました。日帝時代の時は、日本の警察からひどい鞭を受けて、傷ができ、その傷口にさらに鞭打たれても、戦って勝利してきました。先生は罪があって鞭打たれたのではありません。サタン側にいるすべての悪人たちの罪を、先生が代わりにかぶって蕩減復帰しなければならなかったので、鞭打たれたのです。
「萬苦之勝者、榮光之王者」
皆さん! 統一教会の皆さんは、先生が行った道に従わなければなりません。二世でも例外がありません。三代かけて行かなければなりません。すなわち、三代の受難の道を経なければならないのです。ですから、三十六家庭の二世たち、七十二家庭の二世たちは、三世のためによく備えて、先生の直系の家庭を中心として蕩減復帰完成をしなければならないのです。このすべてのことが蕩減復帰の真理の道です。また苦難と試練の道なのです。
この道は、飢えを避け、血を流さずしては行くことができません。先生が今まで血を流してきたのです。これを皆さんは私のような血で、相続しなければなりませんし、三世たちまでも血の路程で相続しなければなりません。そうして三世の時代になれば、世界中心主義時代となるのです。
国を守護するためには、大胆な勇士がたくさんいなければなりません。大胆な勇士とは冒険を楽しむ、意気盛んな男のことです。このような勇士たちが、まさしく統一教会の勇士たちであり、激戦の場で難攻不落の高地を占領できる勇士たちなのです。
このような勇士になるためには、どこに行っても全体の中心にならなければなりません。田舎に行けば、村の人たちを中心として代表的な者にならなければなりません。そうなるためには、彼らより遅く寝て、早く起きるなど、彼らよりもっと内的で、かつ外的な行動をしなければなりません。そうすることによって、彼らが自然と従ってくる、そういう中心者になるのです。
それから、外交能力のない者は中心者になれません。ゆえに、外交能力を養わなければなりません。女性も同じです。夫に対して外交能力がない女性は追い出されることもあります。ですから女性のほほえみも、十種類のほほえみを区別してほほえむことができなければなりません。夫に対するほほえみ、舅に対するほほえみなど、人によって温和なほほえみを浮かべるので、彼らから称賛される、愛嬌のある女性になるのです。
また経済的自立能力をもたなければなりません。貧しい家に嫁いだとしても、苦労を甘受し、節約し、働いてでも舅、姑に食べ物を差し上げれば、その家全体が自分のものとなり、その家の家族全員から認定されるようになるのです。
その次には説得力がなければなりません。皆さんは私から数多く説得されたように、先生がもっている説得力を、そのごとく引き継いで、説得力ある人にならなければなりません。
また、皆さんは先生の意志に従って生きなければなりません。私が神のみ意に従って生きるように、皆さんも先生の意志に従って生きることが、すなわち神のみ意に従って生きることです。そうすることによって、神を中心とした人生になり、平安な心で神と共に生きる人生になるのです。
皆さんはどこに行って何をしても、周囲の人々から多くの反対を受けるようになるでしょう。しかし、反対は決して悪いことではありません。反対されることによって、皆さんは悪いことができなくなります。反対は一つの防御策であり、新しい相続権を伝授される、間接的な方法なのです。ですから先生は、数多い反対を受けてきたために一番強い者となったのであり、天から数多い相続権を付与されたので、私に反対したすべての教会や国家や国民が、今や私の前に頭を垂れて、私に仕える位置にまでいくようになったのです。ですから皆さんは先生より苦労して、先生が受けられなかった栄光の立場まで継承して受けなければなりませんし、何千年後の後孫たちまでも、さらなる苦労の場に出て行かなければなりません。
また、苦労は涙で連結されて、涙と共にいく道に愛国者がいるのであり、涙と共に行く道に孝子がいるのです。忠臣と選民がいく道も同じことです。すなわち、涙と共に生涯をささげて行く道に、選民の道があるのです。また、世界を動かすことのできる歴史と伝統を相続できる歴史、このようなすべての歴史が涙と共につくられてこそ、世界を支配することができるのです。
聖者の道理を尽くす人
皆さんが真正なる統一教会の男性ならば、統一教会の男として行かなければならない道があります。老父に侍る、そういう父母の前で、兄弟が死んだとしても、涙を流すことはできません。その時は涙を流さずに、冷静な態度を取るのが、孝子が行く道だということを皆さんは知らなければなりません。まさしくそのような時こそ、真正なる涙と共に、真の歴史的伝統が伝授されるからです。
すなわち、統一教会の生きた伝統を伝授させるために、先生は皆さんを涙を流す場に追いたてて、皆さん自身が三十、四十歳を越えるまで涙を流し、皆さんの人生を克服していけば、真の生命において失敗者とならず、先生のような勝利者になることを確信します。皆さんは真の生命がこのようなものだと知るだけ知って、何もしませんか、それとも真の生命をもつ人になりますか。(はい、なります)。
その次には、皆さんは氏族的メシヤとなるのです。「氏族的メシヤ」という言葉が何かを知らなければなりません。すなわち、メシヤの立場は父母の立場であり、父母の立場は真の愛を共にする実体とならなければ、父母の立場に立つことはできないということを知らなければなりません。堕落世界においても父母の立場として一つ残っているのは、子女のために自分のすべてをささげて子女を愛する父母の心です。まさしくこれが荒漠たるこの世に残っている、ただ一つの真の心情を感じさせる実体なのです。また、創世以後、本質的な形態として残っている唯一の愛なのです。ですから皆さんは、このような本質的な愛と心情圏の中に入らなくては、天の国に入ることができません。
このような本質的な愛の問題は一日が問題ではありません。夜を明かしながら、涙を流しながら、愛する子女を主管できる父母の心情をもって、いつも愛する時、それ(天の国に入ること)が可能なのです。まさしくこのような愛が、統一教会の愛であり、このような愛を統一教会の伝統として皆さんが相続していかなければなりません。
ところで、このような伝統を立てるには、たくさんの人は必要ではありません。ただ二人いればいいのです。この二人は、男性の代表一人、女性の代表一人です。この人たちが、天の国を代表して忠誠の心で忠孝の道理、烈女の道理、聖者の道理を尽くせば、周囲にいるすべての人は、この代表的な男女二人と一つになることによって、みな聖者の道理を尽くした人になるのです。
皆さん、統一教会で一番有名な人は誰ですか。まさしく、先生です。皆さんが先生のような人になればどうなりますか。外側にいる皆さんが先生の代身者になっても、神様は不平を言われません。神様が「統一教会にいる皆さんは誰に似たいのか」と問われれば、誰に似たいと答えるでしょうか。(先生です)。そうです。代身者とならなければいくことができません。昔、失ってしまった先知者(失敗した摂理の中心人物)の蕩減復帰までもしなければならないのです。
いつも血を流しながら、打たれて、鞭を受けるという作戦で、天の国の所有権につくり変えてきたのが摂理の戦法であるために、先生はいつも血を流しながら復帰摂理の道を歩んできたのです。皆さんが本当に先生に似たいと願い、先生の代身者となりたいと願うのなら、先生と同じ道を歩まなければなりません。苦労をしなければなりません。血と涙を流す、そういう場に入っていかなければなりません。この血と涙を通して、先生と内的に一つとなり、外的に一つとなってこそ、先生の代身者となることができるのです。
昔、政丞(注¨李王朝時代の官職名の一つ。左大臣、右大臣にあたる。丞相)たちの息子、娘が一代も続かずに滅びてしまいましたが、それはなぜですか。彼らはお父さん、お母さんと違ったからです。すなわち、父母と子女の間が同じでなかったからです。ですから「先生に似なさい」という言葉はとても良い言葉です。先生に似なくては、神の心情的蕩減の八段階を通して個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙まで復帰することができません。このような縦的な蕩減をするためには、愛を中心として上下にすべてが無事通過することができる、愛の道をつくっておかなければならないのです。そうなれば、この地球上にはサタンが立つ場所が無くなって、自動的に追放されるようになるのです。
ところが、最近の人々は、サタンの血とサタンの神経器官に連結されて、サタンの血がどんどん流れているのです。このような血縁関係を切ろうとすれば、どれだけ大変なことか分かりません。先生も北韓の興南の監獄で労働しながら、一日に一三〇俵の肥料を作らなければならなかったのです。疲労と飢餓のため、囚人の三〇パーセントが毎年死んでいったのです。結局、八〇〇名を超える囚人たちはその後ほとんど死んでしまいましたが、先生一人は神が守護してくださってこのように生き抜き、韓半島を中心としてみ旨を広め、今やアメリカを中心とした世界復帰の道を歩んでいるのです。
世界万民に対する使命
少し前に、共産国家のポーランドで統一教会が正式承認を受けて、統一教会の看板を世界で初めて共産国家にかけるようになりました。このようなことは、決して一日でなったのではありません。数十年前からサタンの勢力と闘争をしてきたのです。時には、統一教会のために地下運動をして捕まり、刑場で死刑に処された人もいました。このようなことは、すべて歴史に記録されています。このような骨が痛む報告を先生が受けた時、到底我慢することができませんでした。皆さんは知りません。私たちが平安な生活をしてきたならば、ポーランドは解放されなかったでしょうし、統一教会も認可されることはなかったでしょう。
統一教会の青年たちは共産党の青年たちより偉大です。このような統一教会の青年たちがいたので、今日、統一教会が救国的な統一教会になることができたのです。これから北韓を伝道するには、南韓の食口がすべて北韓に上らなければなりません。特に二世を中心として北韓に上り、北韓を伝道して、鴨緑江(注¨北韓と中国の国境を流れる川)を越えて、中国の地とソ連の地まで進出し、伝道事業に励まなければなりません。
そして、私がソ連にいく時、ロシアの宗教指導者たちに「ソ連に統一教会を七十カ所建てるでしょう」と言い、ソ連政府に「承諾しなさい」と通告してきましたが、文書で送ったのでもうすぐ返事があるはずです。だから最も寒い北極の最初の教会は、明らかに統一教会でしょう。(拍手)
また、皆さんは夢をもたなければなりません。つまらない(悪い)夢であっても、夢をもった人が発展します。夜寝て夢を見て、家族を驚かせるほどの声をあげる人のように、皆さんも、人々が声をあげて驚くほどの夢をもたなければなりません。どんな夢が、驚くほど偉大な夢ですか?
人が一生の間に、一二〇名から三六〇名ほどが礼拝を受けることのできる教会を一つも造れずに死ぬなら、平安な心で目を閉じることはできないでしょう。三六〇日間何の考えもなく、別にすることもなく過ごす人たちが、一生の間そうであれば、どれほど損害ですか。ですから、三六〇名ほど礼拝を受けることのできる教会を一つ造り、三十六名の自分の血族をもって死んでこそ、寂しくないのです。そして五十億人類の蕩減復帰を、皆さんが果たさなければなりません。
負債を負わない人
皆さんは、これから全世界の拍子に合わせて踊りを踊ることができる、そういう人にならなければなりません。そうなるためには、あらゆることを満遍なく果たすことができなければなりません。特に言語面がそうです。英語、中国語、ロシア語など、すべての言語を満遍なくこなすことができなければなりません。
先生はアメリカに初めて来た時五十四歳でしたが、英語ができなくてアメリカ人たちの間で、真の父母のうわさを聞くことができませんでした。それで勉強をしたのです。夜十二時以後に、幹部たちを送り出してから勉強を始めました。ですから、お母様は一人で待っているうちに眠ってしまうことも多かったのです。心の中では不平もあったことでしょう。先生も、これほど熱心に勉強するのですから、皆さんは先生よりももっと熱心に中国語、ロシア語までも勉強しなければなりません。
少し前に、先生は中国語辞典(注¨『中韓辞典』)を作りました。高麗大学校の洪一植博士が編纂しましたが、先生の友人も手伝ってくれて、その本が出ることになりました。ロシア語の辞典も同じように先生が作りました。オリンピックを韓国で開催するのに中国語辞典とロシア語辞典を作れないならば、世界に恥をかくからです。
皆さんは人生において負債を負ってはなりません。負債を負った人は、その人の僕になるのです。先生はソ連と中国とアメリカと自由世界まで負債を負わせて回ったのです。決して負債を負ったことはありません。絶対負債を負ってはなりません。
ところが、皆さんは先生に全員負債を負っています。ですから、皆さんは先生の僕にならなければならないのです。善良で、かわいい僕なのです。間借りに住んでいる人が騒いで、やかましくすれば、その家主に追い出されるように、皆さんも先生の言葉を聞かなければ追い出されるのです。だから皆さんは先生の言葉をよく聞くことができるでしょう。(はい)。
兄弟権復帰・父母権復帰・王権復帰成就
結論は、なぜカナン復帰した二世たちが滅びたかと言えば、結婚を間違ったから、ということなのです。荒野で寒く、ひもじい路程を歩んだ二世たちがカナンに実際に入ってみると、カナン七族はおいしいものを食べて、良い服を着て、牛や羊をたくさんもった、そういう富裕な者たちだったのです。その財物に誘惑されて、彼らと結婚することによってイスラエルの伝統をなくしてしまい、カナン七族が仕える異邦の神に仕えるようになって、結局滅びるようになったのです。
皆さんはすべて二世です。今や統一教会の解放の時代が来ました。どこの誰も反対できません。少し前、八七年度に日本が先生に反対して、一度ひどい目に遭ったことがあります。今や誰でも先生に反対すれば、みな滅びます。アメリカもソ連も同じことです。ですから統一教会は伝統の教会であり、伝統を変えるようなことをすれば、結局滅びることになるでしょう。ちょうどイスラエルの二世たちが彼らの伝統をカナン七族の牛や鳥と取り替えて滅んだようにです。
それから、皆さんは本当の氏族的メシヤになろうとすれば、長子権復帰がなされなくてはメシヤになることができません。すなわちカイン・アベルが一体化して、個人、家族、氏族的メシヤとして、天宙的八段階を越えた、そのような長子権を契機として、世界的共産的民主体制(神様が望まれる理想世界)、長子権が復帰されたそのような体制になって、長子も天の側であり、次子も天の側となる時、初めて母親を取り戻すことができるようになるのです。
結局、母が二人の息子を誤って生んだので、二人の息子が分かれて争うことになったのですが、今や争いを解消させ、一つになれる平和の基盤を兄弟が築き上げていくようになるのです。それゆえに母親、父親、子供において、子供たちが母の子供として、長子も天の国の長子であり、次子も天の国の次子である、すなわち堕落しなかったエバが正常な立場で息子、娘を生むのと同じ基準が戻ってくるようになるのです。
しかし、来るには来たけれど、これは血統が違います。血統が違うので母親の腹中に再び入って、もう一度愛を受けてもう一度育つのです。母親はこの正常に育った二人の息子を通して、堕落しないで愛したという、そのような心情圏内に入っていくことができるようになるのです。それで母親が二人の息子と三位一体となるので、父親の基準に返ることになって初めて父親が二人の分かれた息子と再び出会うことになるのです。
このように再び出会うようになって、父親は母親を愛するよりも、もっと大きな愛で二人の息子たちを愛し、息子たちも母親を愛するよりも、もっと大きな愛で父親を愛し、母親も二人の息子を愛するよりも、さらに大きな愛で父親を愛するのです。このようにして、堕落しなかった本然の創造理想の国へ入っていくことができるのです。これがすなわち蕩減復帰なのです。
このようになるので、長子権復帰がなされずしては、父母権復帰もなされないのです。そして父母を中心として見る時は、有史以来アダム家庭も失敗、イエス家庭も失敗しました。しかし、世界的基準の再臨主家庭は、個人再臨から天宙再臨に至るまで、すべて再臨摂理に成功したので、皆さんは再臨主と一つとなればサタンも讒訴することができなくなります。こうして長子権が復帰されて、カイン・アベルが一つとなることによって、父母権が復帰されるのです。父母権が完全に復帰されれば、再臨主と出会わなければなりません。
再臨主はすなわち第三のアダムであり、第三のアダムがこの地上で勝利することによって、第二のアダムの失敗も、第一のアダムの失敗も、すべて蕩減復帰されるようになるのです。もしもアダムが失敗せずに成功していれば、神様と一つとなって、被造世界ではそのすべてのものがアダムの思いのまま成し遂げられたことでしょう。
アダムが失敗し、イエス様が失敗したけれども、地上における再臨主の勝利によって、神様と統一教会が一つとなり、先生を中心として神様を代身する立場でアダムの代わりに、イエス様の代わりに、その機能を発揮する時代が来ているのです。
だから、氏族的メシヤである皆さんが、再臨主の前に、皆さんの家庭と氏族的基盤を連結させる、その責任分担がどれほど重要かということを知らなければなりません。すなわち、皆さんの父母は堕落した今の世界で皆さんを生みましたが、皆さんの蕩減復帰によって、皆さんの父母圏が天の国に入籍され、そうしてサタン圏を逃れて天の国で皆さんが生まれる、そのような基準まで上がっていくのです。
その次に、皆さんは、皆さんの個人王権と地方と国家までの王権を、再臨主の天宙的王権と連結し、皆さんの個人的王権と氏族的、民族的、国家的王権等すべての王権が天上天国王権と連結されることによって、皆さんの個人王権がすなわち天上天国の王権になるのです。
それゆえに、皆さんは氏族的メシヤとしての兄弟権復帰、父母権復帰、王権復帰、この三つを必ず成し遂げなければなりません。この三つを復帰して、忠孝の道理を尽くすことを願っています。アーメン。