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毎日新聞2025/8/22 東京朝刊有料記事760文字
気象庁の那覇検潮所=同庁提供
なるほドリ 先月、外国で起きた地震なのに、日本でも津波があったね。
記者 ロシアのカムチャツカ半島付近を震源(しんげん)とする地震の時ですね。国内でも一時、各地で津波警報が出ました。岩手県久慈(くじ)市の久慈港では、高さ1・4メートルの津波が観測されました。
Q でも、海では普段でも波があるのに、津波の高さってどうやって測るの?
A 気象庁は、各地の沿岸(えんがん)にある「検潮所(けんちょうじょ)」などと呼ばれる施設(しせつ)で、波の高さを日常的に測っています。施設内には井戸があり、底に近い側面から外に出ている管が海までつながっています。このため、潮(しお)の満ち引きで海面が上下するのに合わせて、井戸の水面も高くなったり低くなったりします。ただ、井戸は囲まれているので、水面が普段の波の影響(えいきょう)を受けにくいんです。
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Q そうなんだ。
A 津波が来たら、それに合わせて井戸の水面も上下します。井戸の上部には電波を出して、水面で反射した電波を感知する装置(そうち)があります。津波がない時と、津波が来た時では、電波が水面で反射して戻るまでの時間が異なるので、その差から津波の高さを割り出します。
Q 海とつながった井戸がミソなんだね。
A 電波ではなく、井戸に浮(う)きを浮かべ、海面の動きに合わせて上下する浮きの動きを計測している所もあります。一方、井戸がない所では海面を電波で計測し、細かく上下する普段の波の影響を取り除いて算出しています。
Q 東日本大震災では大きな津波が来たって聞いたよ。検潮所でも測れるの?
A 大きな津波は、検潮所などに設置した「巨大津波観測計」で水圧を測定することで、高さを求めます。気象庁は全国176カ所の観測データを基に津波の高さを発表しています。(社会部大阪グループ)