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[朝日新聞デジタル 2022年1月20日]
▣ 物価(ぶっか)の動(うご)き 賃上(ちんあ)げで経済(けいざい)支(ささ)えよ。
(물가 움직임 임금인상으로 경제를 지탱하라.)
石油(せきゆ)などの値上(ねあ)がりによる世界的(せかいてき)なインフレ傾向(けいこう)が、日本(にほん)にも徐々(じょじょ)に及(およ)んでいる。家計(かけい)への悪影響(あくえいきょう)を防(ふせ)いで消費(しょうひ)を支(ささ)えるには、順調(じゅんちょう)に利益(りえき)を上(あ)げている多(おお)くの企業(きぎょう)がしっかりと賃上(ちんあ)げしなければならない。日本(にほん)銀行(ぎんこう)は今週(こんしゅう)まとめた「経済(けいざい)・物価(ぶっか)情勢(じょうせい)の展望(てんぼう)」で、22年度(にせんにじゅうにねんど)の物価(ぶっか)見通(みとお)しを若干(じゃっかん)引(ひ)き上(あ)げた。
(유가 등의 상승에 따른 세계적인 인플레이션 경향이, 일본에도 서서히 미치고 있다. 가계에의 악영향을 막고 소비를 떠받치려면, 순조롭게 이익을 내는 많은 기업들이 확고히 임금을 올려야 한다. 일본 은행은 이번 주 정리한 “경제·물가 정세 전망”에서, 2022년도의 물가 전망을 약간 끌어올렸다.)
[단어]
○ 物価(ぶっか) 물가.
○ 動(うご)く 움직이다.
○ 賃上(ちんあ)げ 임금인상.
○ 経済(けいざい) 경제.
○ 支(ささ)える 버티다. 떠받치다.
○ 石油(せきゆ) 유가.
○ 値上(ねあ)がり 값이 오름.
○ 世界的(せかいてき) 세계적.
○ インフレ インフレーション 인플레이션.
○ 傾向(けいこう) 경향.
○ 徐々(じょじょ)に 서서히. 천천히.
○ 及(およ)ぶ 미치다. 달하다.
○ 家計(かけい) 가계.
○ 悪影響(あくえいきょう) 악영향.
○ 防(ふせ)ぐ 막다. 방어하다.
○ 消費(しょうひ) 소비.
○ 順調(じゅんちょう) 순조.
○ 利益(りえき) 이익.
○ 企業(きぎょう) 기업.
○ しっかり 단단히. 꼭. 확고히.
○ 銀行(ぎんこう) 은행.
○ 今週(こんしゅう) 금주.
○ 纏(まと)める 정리하다.
○ 経済(けいざい) 경제.
○ 情勢(じょうせい) 정세. 형세.
○ 展望(てんぼう) 전망.
○ 見通(みとお)し 전망.
○ 若干(じゃっかん) 약간.
○ 引(ひ)き上(あ)げる 끌어올리다.
エネルギー価格(かかく)の上昇(じょうしょう)に加(くわ)え、需要不足(じゅようぶそく)が和(やわ)らぐ中(なか)で企業(きぎょう)が原材料(げんざいりょう)の値上(ねあ)がり分(ぶん)を製品(せいひん)価格(かかく)に上乗(うわの)せする動(うご)きも緩(ゆる)やかに進(すす)むとの見方(みかた)からだ。日銀(にちぎん)は物価(ぶっか)上昇率(じょうしょうりつ)2%(にパーセント)を目標(もくひょう)に大規模(だいきぼ)な金融(きんゆう)緩和(かんわ)を続(つづ)けている。ただ、目指(めざ)すのは景気(けいき)拡大(かくだい)が進(すす)み所得(しょとく)が増(ふ)える中(なか)での安定(あんてい)した物価(ぶっか)上昇(じょうしょう)であり、資源高(しげんだか)や供給(きょうきゅう)制約(せいやく)によるインフレは、そうした条件(じょうけん)を満(み)たしておらず持続性(じぞくせい)もないとの見解(けんかい)だ。
(에너지 가격의 상승에 가세해, 수요부족이 완화되는 가운데 기업이 원재료의 가격 상승분을 제품 가격에 추가하는 움직임도 완만하게 진행될 것이라는 견해다. 일본은행은 물가상승률 2%를 목표로 대규모 금융완화를 계속하고 있다. 단지, 목표로 하는 것은 경기 확대가 진행되고 소득이 증가하는 가운데의 안정된 물가 상승있어, 자원 가격상승이나 공급 제약에 의한 인플레는, 그러한 조건을 만족시키지 못하고 지속성도 없다는 견해다.)
[단어]
○ エネルギー 에너지.
○ 価格(かかく) 가격.
○ 上昇(じょうしょう) 상승.
○ 加(くわ)える 가하다. 더하다.
○ 需要(じゅよう) 수요.
○ 不足(ふそく) 부족.
○ 和(やわ)らぐ 누그러지다. 풀리다.
○ 企業(きぎょう) 기업.
○ 原材料(げんざいりょう) 원재료.
○ 値上(ねあ)がり分(ぶん) 가격 상승분.
○ 製品(せいひん) 제품.
○ 上乗(うわの)せ 덧붙여 올림. 추가로 덧붙임.
○ 動(うご)く 움직이다.
○ 緩(ゆる)やか 완만함. 느릿함. 느슨함. 관대함.
○ 進(すす)む 나아가다. 진출하다.
○ 見方(みかた) 보는 방법. 견해. 생각. ☞ 味方(みかた) 자기편. 아군.
○ 日銀(にちぎん) 일본 은행.
○ 物価(ぶっか) 물가.
○ 上昇率(じょうしょうりつ) 상승률.
○ 目標(もくひょう) 목표.
○ 大規模(だいきぼ) 대규모.
○ 金融(きんゆう) 금융.
○ 緩和(かんわ) 완화.
○ 続(つづ)ける 계속하다.
○ 目指(めざ)す 지향하다. 목표로 하다.
○ 刑期(けいき) 형기.
○ 拡大(かくだい) 확대.
○ 進(すす)む 나아가다. 진출하다.
○ 所得(しょとく) 소득.
○ 増(ふ)える 늘다. 증가하다.
○ 安定(あんてい) 안정.
○ 資源(しげん) 자원.
○ ~高(だか) 他の語の下に付いて複合語をつくるときは、一般に「だか」となる。数量・金額などを合計したもの。収穫量や知行ちぎょうの額、また金銭の総額など。「生産高」「石こく高」... 基準となる額に比べて高値であること。「五円高の相場」
..※ 円高(えんだか) 엔고
○ 供給(きょうきゅう) 공급.
○ 制約(せいやく) 제약.
○ 条件(じょうけん) 조건.
○ 満(み)たす 채우다. 가득 채우다.
○ 持続性(じぞくせい) 지속성.
○ 見解(けんかい) 견해.
上昇率(じょうしょうりつ)自体(じたい)も、22年度(にせんにじゅうにねんど)平均(へいきん)で1・1%(いちてんいちパーセント)前後(ぜんご)にとどまるとの見方(みかた)で、2%(にパーセント)にはほど遠(とお)い。従(したが)って、政策面(せいさくめん)では現行(げんこう)の緩和策(かんわさく)を続(つづ)けるとの姿勢(しせい)を強調(きょうちょう)している。確(たし)かに、欧米(おうべい)に比(くら)べれば日本(にほん)の消費者(しょうひしゃ)物価(ぶっか)上昇率(じょうしょうりつ)は依然(いぜん)極(きわ)めて低(ひく)い。とはいえ、企業(きぎょう)の間(あいだ)で売買(ばいばい)される物品(ぶっぴん)の値段(ねだん)[企業(きぎょう)物価(ぶっか)]は12月(じゅうにがつ)に前年(ぜんねん)より8・5%(はってんごパーセント)[速報値(そくほうち)]上(あ)がって。問題(もんだい)は、物価(ぶっか)上昇幅(じょうしょうはば)が日銀(にちぎん)の見通(みとお)しを大(おお)きく越(こ)え、しかも相当(そうとう)程度(ていど)続(つづ)きそうな場合(ばあい)だ。
(상승률 자체도, 22년도 평균으로 1·1%전후에 머무른다는 견해로, 2%와는 거리가 멀다. 따라서, 정책면에서는 현행 완화책을 계속하겠다는 자세를 강조하고 있다. 확실히, 구미에 비하면 일본의 소비자 물가 상승률은 여전히 지극히 낮다. 그렇다고는 해도, 기업의 사이에 매매되는 물품의 가격[기업 물가]은 12월에 전년보다 8·5%[속보치] 올랐다. 문제는, 물가 상승폭이 일본은행의 전망을 크게 넘고, 게다가 상당 정도 계속될 것 같은 형편이다.)
[단어]
○ 上昇率(じょうしょうりつ) 상승률.
○ 自体(じたい) 자체.
○ 平均(へいきん) 평균,
○ 前後(ぜんご) 전후.
○ とどまる 움직이지 않다. 머무르다.
○ 見方(みかた) 보는 방법. 견해. 생각. ☞ 味方(みかた) 자기편. 아군.
○ 遠(とお)い 멀다.
○ 従(したが)う 따르다. 쫓다.
○ 政策(せいさく) 정책.
○ 現行(げんこう) 현행.
○ 緩和(かんわ) 완화.
○ 続(つづ)ける 계속하다.
○ 姿勢(しせい) 자세.
○ 強調(きょうちょう) 강조.
○ 確(たし)かに 확실히.
○ 欧米(おうべい) 구미. 유렵과 미국.
○ 比(くら)べる 비교하다. 대조하다.
○ 消費者(しょうひしゃ) 소비자.
○ 物価(ぶっか) 물가.
○ 依然(いぜん) 의연. 여전. ☞ 以前(いぜん) 이전.
○ 極(きわ)める 극하다. 끝까지 가다.
○ 低(ひく)い 낮다. 작다.
○ 企業(きぎょう) 기업.
○ 間(あいだ) 사이.
○ 売買(ばいばい) 매매.
○ 物品(ぶっぴん) 물품.
○ 値段(ねだん) 가격.
○ 前年(ぜんねん) 전년.
○ 速報(そくほう) 속보.
○ 問題(もんだい) 문제.
○ 上昇幅(じょうしょうはば) 상승폭.
○ 日銀(にちぎん) 일본은행.
○ 見通(みとお)し 전망.
○ 越(こ)える 지나가다. 기준을 넘다.
○ 相当(そうとう) 상당.
○ 程度(ていど) 정도.
○ 場合(ばあい) 경우. 사정.
米国(べいこく)でも昨秋(さくしゅう)まで当局(とうきょく)が「一時的(いちじてき)」と見(み)ていた物価(ぶっか)上昇(じょうしょう)の勢(いきお)いが収(おさ)まらず、政策(せいさく)対応(たいおう)の前倒(まえだお)しを余儀(よぎ)なくされた。国(くに)により状況(じょうきょう)は異(こと)なるが、注視(ちゅうし)が必要(ひつよう)だ。政策(せいさく)の差(さ)で為替(かわせ)が大(おお)きく円安(えんやす)に振(ふ)れれば、輸入品(ゆにゅうひん)のインフレの影響(えいきょう)が増幅(ぞうふく)される可能性(かのうせい)もある。エネルギーや食料品(しょくりょうひん)など必需品(ひつじゅひん)の値上(ねあ)がりは、家計(かけい)に重(おも)い負担(ふたん)となる。消費(しょうひ)を減(へ)らさざるを得(え)なくなれば内需(ないじゅ)の足(あし)を引(ひ)っ張(ぱ)り、コロナ禍(か)からの経済(けいざい)回復(かいふく)に水(みず)を差(さ)しかねない。
(미국에서도 지난해 가을까지 당국이 “일시적”이라고 본 물가 상승세가 꺾이지 않아, 정책 대응을 앞당겨 어쩔수 없이 하게 되었다. 나라에 따라 상황은 다르지만, 주시가 필요하다. 정책 차이로 환율이 크게 엔하락으로 흔들리면, 수입품 인플레이션 영향이 증폭될 가능성도 있다. 에너지나 식료품 등 필수품 가격 상승은, 가계에 무거운 부담이 된다. 소비를 줄일 수밖에 없게 되면 내수의 발목을 잡아, 코로나로부터의 경제회복에 찬물을 끼얹을 수 있다.)
[단어]
○ 米国(べいこく) 미국.
○ 昨秋(さくしゅう) 지난 가을.
○ 当局(とうきょく) 당국.
○ 一時的(いちじてき) 일시적.
○ 物価(ぶっか) 물가.
○ 上昇(じょうしょう) 상승.
○ 勢(いきお)い 기세. 기운.
○ 収(おさ)まる 수습되다. 해결되다.
○ 政策(せいさく) 정책.
○ 対応(たいおう) 대응.
○ 前倒(まえだお)し 예정·예산을 앞당겨 씀.
○ 余儀(よぎ)ない 어쩔[하는] 수 없다. 부득이하다.
⇒ 余儀(よぎ)なくされる 어쩔 수 없이 하게 되다.
○ 状況(じょうきょう) 상황.
○ 異(こと)なる 다르다. 같지 않다.
○ 注視(ちゅうし) 주시.
○ 必要(ひつよう) 필요.
○ 差(さ) 차.
○ 為替(かわせ) 환.
○ 円安(えんやす) (환시세에서) 일본의 엔시세가 외국 통화에 비해 쌈. 엔저. ⇔ 円高(えんだか) 엔고
○ (ふ)る 흔들다.
○ 輸入品(ゆにゅうひん) 수입품.
○ インフラ 인프라. 산업기반.
○ 影響(えいきょう) 영향.
○ 増幅(ぞうふく) 증폭.
○ 可能性(かのうせい) 가능성.
○ エネルギー 에너지.
○ 食料品(しょくりょうひん) 식료품.
○ 必需品(ひつじゅひん) 필수품.
○ 値上(ねあ)がり 가격상승.
○ 家計(かけい) 가계.
○ 重(おも)い 무겁다.
○ 負担(ふたん) 부담.
○ 消費(しょうひ) 소비.
○ 減(へ)らす 줄이다. 감하다.
○ 内需(ないじゅ) 내수.
○ 足(あし) 발. 걸음. 보조.
○ 引(ひ)っ張(ぱ)る 끌다. 끌어당기다.
○ 差(さ)す 가리다. 쓰다. 손을 앞으로 뻗다. 내밀다. 밀려오다.
○ かねない (動詞 連用形를 받아) (그 전제하에서는) ~할 듯하다. ~할지도 모른다. ~않는다고 말할 수 없다.
家計(かけい)部門(ぶもん)全体(ぜんたい)では、この間(かん)の消費(しょうひ)抑制(よくせい)や給付金(きゅうふきん)で貯蓄(ちょちく)を増(ふ)やした余力(よりょく)があるとはいえ、やはり今後(こんご)のカギを握(にぎ)るのは、春闘(しゅんとう)での着実(ちゃくじつ)な賃上(ちんあ)げの実現(じつげん)だ。22年度(にせんにじゅうにねんど)の物価(ぶっか)上昇率(じょうしょうりつ)が1%(いちパーセント)程度(ていど)だとしても、それに見合(みあ)うベースアップに定期(ていき)昇給分(しょうきゅうぶん)を含(ふく)めた3%(さんぱーせんと)程度(ていど)の賃上(ちんあ)げは、所得(しょとく)目減(めべ)りを防(ふせ)ぐための最低(さいてい)条件(じょうけん)になる。原材料高(げんざいりょうだか)などにもかかわらず企業(きぎょう)の利益(りえき)は全体(ぜんたい)では高水準(こうすいじゅん)を保(たも)っている。
(가계 부문 전체에서는, 저간의 소비 억제나 급부금으로 저축을 늘릴 여력이 있다고 해도, 역시 향후의 열쇠를 쥔 것은, 춘계임금투쟁에서의 착실한 임금 인상의 실현이다. 22년도의 물가상승률이 1%정도라고 해도, 거기에 알맞는 베이스업에 정기 승급분을 포함한 3%정도의 임금 인상은, 소득 감소를 막기 위한 최저 조건이 된다. 원자재 가격 상승 등에도 불구하고 기업의 이익은 전체적으로는 높은 수준을 유지하고 있다.)
[단어]
○ 家計(かけい) 가계.
○ 部門(ぶもん) 부문.
○ 全体(ぜんたい) 전체.
○ 消費(しょうひ) 소비.
○ 抑制(よくせい) 억제.
○ 給付金(きゅうふきん) 급부금.
○ 貯蓄(ちょちく) 저축.
○ 増(ふ)やす 늘리다.
○ 余力(よりょく) 여력.
○ ~とは言(い)え ~라고(다고) 하지만. 그렇다고 하더라도.
○ やはり 역시. 전과 같이.
○ 今後(こんご) 금후. 차후. 앞으로.
○ 鍵(かぎ) 열쇠.
○ 握(にぎ)る 쥐다. 잡다.
○ 春闘(しゅんとう) 춘계임금투쟁. 春季賃金闘争
○ 着実(ちゃくじつ) 착실.
○ 賃上(ちんあ)げ 임금인상.
○ 程度(ていど) 정도.
○ 見合(みあ)う 균형이 맞다. 알맞다.
○ ベーア 베아. ベースアップ = 베이스업의 준말. 베이스 업. 평균 임금 수준의 인상. 임금 인상
○ 定期(ていき) 정기.
○ 昇給(しょうきゅう) 승급. 급료가 오름.
○ 含(ふく)める 포함시키다. 품게 하다.
○ 所得(しょとく) 소득.
○ 目減(めべ)り 흘리거나 새거나 해서 분량·무게가 주는 것. 시세나 가치의 변화로 그 가치가 상대적으로 감소함.
○ 防(ふせ)ぐ 막다. 방어하다.
○ 最低(さいてい) 최저.
○ 条件(じょうけん) 조건.
○ 原材料(げんざいりょう) 원재료.
○ 関(かか)わらず 관계없이. ~에도 불구하고.
○ 企業(きぎょう) 기업.
○ 利益(りえき) 이익.
○ 全体(ぜんたい) 전체.
○ 水準(すいじゅん) 수준.
○ 保(たも)つ 가지다. 지니다.
経団連(けいだんれん)は18日(じゅうはちにち)に公表(こうひょう)した春闘(しゅんとう)方針(ほうしん)で、好業績(こうぎょうせき)の企業(きぎょう)はベアも含(ふく)めて「新(あたら)しい資本(しほん)主義(しゅぎ)の起動(きどう)にふさわしい賃金(ちんぎん)引(ひ)き上(あ)げが望(のぞ)まれる」とした。昨年(さくねん)の「ベアも選択肢(せんたくし)」よりは前向(まえむ)きだが、「個々(ここ)の企業(きぎょう)に敵(てき)した対応(たいおう)を」とも述(の)べている。個社(こしゃ)の事情(じじょう)はあるとしても、それならばもうけている企業(きぎょう)は大幅(おおはば)な賃上(ちんあ)げこそが「敵(てき)した対応(たいおう)」であるとの自覚(じかく)を持(も)つべきだ。
(경단련은 18일에 공표한 춘투 방침으로, 좋은 실적의 기업은 임금 인상도 포함해 “새로운 자본주의의 기동에 어울리는 임금 인상이 바람직하다”라고 했다. 작년의 “인금인상도 선택사항”보다는 적극적이지만, “개개의 기업에 적합한 대응을”이라고도 말하고 있다. 각사의 사정은 있다고 해도, 그렇다면 돈을 벌고 있는 기업은 대폭적인 임금 인상이야말로 “적합한 대응”이다 라는 자각을 가져야 한다.)
[단어]
○ 経団連(けいだんれん) 경제단체연합회 経済団体連合会
○ 公表(こうひょう) 공표.
○ 春闘(しゅんとう) 춘계임금투쟁. 春季賃金闘争
○ 方針(ほうしん) 방침.
○ 業績(ぎょうせき) 업적. ⇒ 好業績(こうぎょうせき)
○ 企業(きぎょう) 기업.
○ ベーア 베아. ベースアップ = 베이스업의 준말. 베이스 업. 평균 임금 수준의 인상. 임금 인상
○ 含(ふく)む 포함하다.
○ 新(あたら)しい 새롭다.
○ 資本(しほん) 자본.
○ 主義(しゅぎ) 주의.
○ 起動(きどう) 기동.
○ ふさわしい 어울리다.
○ 賃上(ちんあ)げ 임금 인상.
○ 引(ひ)き上(あ)げる 끌어 올리다.
○ 望(のぞ)む 바라다. 소망하다. ⇒ 望(のぞ)まれる
○ 昨年(さくねん) 작년.
○ 選択肢(せんたくし) 선택지.
○ 前向(まえむ)き 정면으로 향함. 사고방식이 발전적·적극적임.
○ 個々(ここ) 개개. 낱낱. 하나하나.
○ 企業(きぎょう) 기업.
○ 敵(てき)する 알맞다. 적당하다. 합당하다.
○ 対応(たいおう) 대응.
○ 述(の)べる 말하다. 진술하다. 기술하다.
○ 事情(じじょう) 사정.
○ 儲(もう)ける 이익을 보다. 벌다. 덕을 보다. ☞ 設(もう)ける 마련하다. 베풀다.
○ 大幅(おおはば) 큰 폭.
○ 自覚(じかく) 자각.
○ 持(も)つ 가지다. 들다. 쥐다.
https://www.asahi.com/articles/DA3S15177664.html?iref=pc_rensai_long_16_article
▣ 物価の動き 賃上げで経済支えよ。
石油などの値上がりによる世界的なインフレ傾向が、日本にも徐々に及んでいる。家計への悪影響を防いで消費を支えるには、順調に利益を上げている多くの企業がしっかりと賃上げしなければならない。日本銀行は今週まとめた「経済・物価情勢の展望」で、22年度の物価見通しを若干引き上げた。
エネルギー価格の上昇に加え、需要不足が和らぐ中で企業が原材料の値上がり分を製品価格に上乗せする動きも緩やかに進むとの見方からだ。日銀は物価上昇率2%を目標に大規模な金融緩和を続けている。ただ、目指すのは景気拡大が進み所得が増える中での安定した物価上昇であり、資源高や供給制約によるインフレは、そうした条件を満たしておらず持続性もないとの見解だ。
上昇率自体も、22年度平均で1・1%前後にとどまるとの見方で、2%にはほど遠い。従って、政策面では現行の緩和策を続けるとの姿勢を強調している。確かに、欧米に比べれば日本の消費者物価上昇率は依然極めて低い。とはいえ、企業の間で売買される物品の値段(企業物価)は12月に前年より8・5%(速報値)上がった。問題は、物価上昇幅が日銀の見通しを大きく超え、しかも相当程度続きそうな場合だ。
米国でも昨秋まで当局が「一時的」と見ていた物価上昇の勢いが収まらず、政策対応の前倒しを余儀なくされた。国により状況は異なるが、注視が必要だ。政策の差で為替が大きく円安に振れれば、輸入品のインフレの影響が増幅される可能性もある。エネルギーや食料品など必需品の値上がりは、家計に重い負担となる。消費を減らさざるを得なくなれば内需の足を引っ張り、コロナ禍からの経済回復に水を差しかねない。
家計部門全体では、この間の消費抑制や給付金で貯蓄を増やした余力があるとはいえ、やはり今後のカギを握るのは、春闘での着実な賃上げの実現だ。22年度の物価上昇率が1%程度だとしても、それに見合うベースアップに定期昇給分を含めた3%程度の賃上げは、所得目減りを防ぐための最低条件になる。原材料高などにもかかわらず企業の利益は全体では高水準を保っている。
経団連は18日に公表した春闘方針で、好業績の企業はベアも含めて「新しい資本主義の起動にふさわしい賃金引き上げが望まれる」とした。昨年の「ベアも選択肢」よりは前向きだが、「個々の企業に適した対応を」とも述べている。個社の事情はあるとしても、それならばもうけている企業は大幅な賃上げこそが「適した対応」であるとの自覚を持つべきだ。