日本語新聞の社説

[응도]

[일본어신문 사설 126]
[朝日新聞デジタル 2022年2月10日]

▣ 文通費(ぶんつうひ)見直(みなお)し　透明化(とうめいか)　今(いま)国会(こっかい)で必(かなら)ず。
(문통비 재검토해 투명화 이번 국회에서 반드시)
　　
公(おおやけ)の議員(ぎいん)活動(かつどう)を支(ささ)えるために、税金(ぜいきん)から支出(ししゅつ)されるお金(かね)である。使(つか)い道(みち)を明(あき)らかにできない道理(どうり)はない。政治(せいじ)資金(しきん)に対(たい)する国民(こくみん)の不信(ふしん)を払拭(ふっしょく)するには、使途(しと)の公開(こうかい)を義務付(ぎむづ)ける法改正(ほうかいせい)を今(いま)国会(こっかい)で確実(かくじつ)に実現(じつげん)することが不可欠(ふかけつ)だ。
(공적 의정활동을 떠받치기 위해, 세금에서 지출되는 돈이다. 용처를 밝히지 못할 이유가 없다. 정치자금에 대한 국민의 불신을 씻으려면, 사용처의 공개를 의무화하는 법 개정을 이번 국회에서 확실하게 실현하는 것이 불가결하다.)

[단어]
○ 文書(ぶんしょ)通信(つうしん)滞在費(たいざいひ) 문서 통신 체재비 ⇒ 文通費(ぶんつうひ)　
○ 見直(みなお)す 다시 보다. 재검토하다.
○ 透明(とうめい)　투명. ⇒　透明化(とうめいか)
○ 国会(こっかい) 국회.
○ 必(かなら)ず 반드시. 꼭.
○ 公(おおやけ) 공. 공공. 정부. 국가.
○ 議員(ぎいん) 의원.
○ 活動(かつどう) 활동.
○ 支(ささ)える 버티다. 떠받치다.
○ 税金(ぜいきん) 세금.
○ 支出(ししゅつ) 지출.
○ 金(かね) 돈.
○ 使(つか)う　쓰다. 사용하다. ⇒　使(つか)い道(みち) 용도. 사용법. 쓰는 법.
○ 明(あき)らか 밝음. 환함. 분명함. 뚜렷함.
○ 道理(どうり) 도리. 이치.
○ 政治(せいじ) 정치.
○ 資金(しきん) 자금.
○ 国民(こくみん) 국민.
○ 不信(ふしん) 불신.
○ 払拭(ふっしょく) 불식. 떨고 훔쳐서 깨끗이 없앰.
○ 使途(しと) (돈의) 용도.
○ 公開(こうかい) 공개.
○ 義務(ぎむ)　의무. ⇒　義務付(ぎむづ)ける 의무화하다. 의무를 지우다.
○ 改正(かいせい)　개정. ⇒　法改正(ほうかいせい)
○ 確実(かくじつ) 확실.
○ 実現(じつげん) 실현.
○ 不可欠(ふかけつ) 불가결.

国会(こっかい)議員(ぎいん)に、給与(きゅうよ)にあたる歳費(さいひ)や期末(きまつ)手当(てあて)などとは別(べつ)に、毎月(まいつき)１００万円(ひゃくまんえん)が支払(しはら)われる文書(ぶんしょ)通信(つうしん)滞在費(たいざいひ)[文通費(ぶんつうひ)]に関(かん)する与野党(よやとう)協議(きょうぎ)が始(はじ)まった。昨秋(さくしゅう)の衆院選(しゅういんせん)後(ご)、たった１日(いちにち)の在職(ざいしょく)で満額(まんがく)が支給(しきゅう)されるのはおかしいとの指摘(してき)を受(う)けて、見直(みなお)し論(ろん)が浮上(ふじょう)したが、使途(しと)の公開(こうかい)をめぐって与野党(よやとう)の足並(あしな)みがそろわず、昨年末(さくねんまつ)の臨時(りんじ)国会(こっかい)では法改正(ほうかいせい)が見送(みおく)られた。
(국회의원에게, 급여에 해당하는 세비나 기말수당 등과 별도로, 매달 100만엔이 지급되는 문서 통신 교통 체재비<문통비>에 관한 여야당 협의가 시작됐다. 작년 가을의 중의원 선거 후, 단 1일의 재직으로 전액이 지급되는 것은 이상하다는 지적을 받고, 재검토론이 부상했지만, 용도의 공개를 둘러싸고 여야당의 보조가 맞지 않아, 작년 말의 임시국회에서는 법 개정이 보류되었다.)

[단어]
○ 国会(こっかい) 국회.
○ 議員(ぎいん) 의원.
○ 給与(きゅうよ) 급여.
○ あたる 맞다. 적중하다.
○ 歳費(さいひ) 세비.
○ 期末(きまつ) 기말.
○ 手当(てあて) 급여. 수당.
○ 別(べつ) 별도.
○ 毎月(まいつき) 매월.
○ 支払(しはら)う　지불하다. 치르다. ⇒　支払(しはら)われる
○ 文書(ぶんしょ) 문서.
○ 通信(つうしん) 통신.
○ 滞在費(たいざいひ) 체재비.
○ 関(かん)する 관계하다.
○ 与野党(よやとう) 여야당.
○ 協議(きょうぎ) 협의.
○ 始(はじ)まる 시작되다.
○ 昨秋(さくしゅう) 작년 가을. 지난 가을.
○ 衆院選(しゅういんせん) 중의원선거. = 衆議院(しゅうぎいん)議員(ぎいん)総裁選(そうさいせん)
○ たった 겨우. 단지. 다만.
○ 在職(ざいしょく) 재직.
○ 満額(まんがく) 전액.
○ 支給(しきゅう) 지급.
○ おかしい 우습다. 이상하다.
○ 指摘(してき)　지적. ☞　私的(してき) 사적.
○ 受(う)ける 받다.
○ 見直(みなお)す 다시 보다. 재검토하다.
○ 浮上(ふじょう) 부상. 떠오름.
○ 使途(しと) (돈의) 용도.
○ 公開(こうかい) 공개.
○ めぐる (한 바퀴) 돌다. 순환·순회하다.
○ 与野党(よやとう) 여야당.
○ 足並(あしな)み 보조. 발.
○ そろう　갖추어 지다. (모두 한 곳에) 모이다. ⇒　揃(そろ)わず
○ 昨年末(さくねんまつ) 작년 말.
○ 臨時(りんじ) 임시.
○ 国会(こっかい) 국회.
○ 改正(かいせい)　개정. ⇒　法改正(ほうかいせい)
○ 見送(みおく)る　배웅하다. 전송하다. 보류하다. 미루다. ⇒　見送(みおく)られる

これ以上(いじょう)ずるずると、結論(けつろん)を先延(さきの)ばしすることは許(ゆる)されない。文通費(ぶんつうひ)の目的(もくてき)は、公(おおやけ)の書類(しょるい)の発送(はっそう)や通信(つうしん)などのためと、歳費法(さいひほう)に定(さだ)められているのに、具体的(ぐたいてき)な基準(きじゅん)や範囲(はんい)があいまいで、公開(こうかい)の義務(ぎむ)もないため、政治家(せいじか)が事実上(じじつじょう)自由(じゆう)に使(つか)える「第(だい)２の給与(きゅうよ)」になっている。
(더 이상 질질 끌어, 결론을 미루는 것은 허용되지 않는다. 문통비의 목적은, 공공서류 발송과 통신 등을 위한 것으로, 세비법에 규정돼 있는데도, 구체적인 기준과 범위가 모호하고, 공개의무도 없기에, 정치인이 사실상 자유롭게 쓸 수 있는 “제2의 급여”로 돼 있다.)

[단어]
○ 以上(いじょう) 이상.
○ ずるずる 질질.
○ 結論(けつろん) 결론.
○ 延(の)ばす　연장시키다. 연기하다. ⇒　先延(さきの)ばし 연기함. ☞ 伸(の)ばす 펴다. 평평하게 하다.
○ 許(ゆる)す 허가하다. 허락하다. 용서하다.
○ 目的(もくてき) 목적.
○ 公(おおやけ) 공. 공공. 정부. 국가.
○ 書類(しょるい) 서류.
○ 発送(はっそう) 발송.
○ 通信(つうしん) 통신.
○ 歳費(さいひ) 세비.　
○ 定(さだ)める　정하다. 결정하다. ⇒　定(さだ)められる
○ 具体的(ぐたいてき) 구체적.
○ 基準(きじゅん) 기준.
○ 範囲(はんい) 범위.
○ 曖昧(あいまい) 애매. 모호.
○ 公開(こうかい) 공개.
○ 義務(ぎむ) 의무.
○ 政治家(せいじか) 정치가.
○ 事実(じじつ)　사실. ⇒　事実上(じじつじょう)
○ 自由(じゆう) 자유.
○ 使(つか)う　쓰다. 사용하다. ⇒　使(つか)える
○ 給与(きゅうよ) 급여.

私設(しせつ)秘書(ひしょ)の給与(きゅうよ)や他(ほか)の議員(ぎいん)のパーティー券(けん)購入(こうにゅう)のほか、私的(してき)な生活費(せいかつひ)の一部(いちぶ)に充(あ)てられるケースもあるとされる。法(ほう)の趣旨(しゅし)からの逸脱(いつだつ)がまかり通(とお)るのも、使(つか)い道(みち)が明(あき)らかにされず、チェック機能(きのう)が働(はたら)かないためだ。
(사설비서의 급여나 다른 의원의 파티권 구입 외에, 사적인 생활비의 일부에 충당되는 경우도 있는 것으로 알려졌다. 법의 취지에서의 일탈이 성행하는 것도, 용처가 밝혀지지 않아, 체크 기능이 작동하지 않기 때문이다.)

[단어]
○ 私設(しせつ)　사설. ☞ 施設(しせつ) 시설. 설비.
○ 秘書(ひしょ) 비서.
○ 給与(きゅうよ) 급여.
○ 議員(ぎいん) 의원.
○ パーティー券(けん) 파티권.
○ 購入(こうにゅう) 구입.
○ 私的(してき) 사적.
○ 生活(せいかつ)　생활. ⇒　生活費(せいかつひ)
○ 一部(いちぶ) 일부.
○ 充(あ)てる　할당하다. 충당하다. ⇒　充(あ)てられる ☞ 当(あ)てる 맞히다. 명중시키다.
○ 趣旨(しゅし) 취지.
○ 逸脱(いつだつ) 일탈.
○ まかり通(とお)る (주위 사정에 아랑곳하지 않고) 태연하게 지나가다. 버젓이 통과하다.(통용되다.)
○ 使(つか)い道(みち) 용도. 사용법.
○ 明(あき)らか 밝음. 환함. 분명함.
○ チェック 체크.
○ 機能(きのう) 기능.
○ 働(はたら)く 일을 하다. 활동하다.

先(さき)の臨時(りんじ)国会(こっかい)では、日本(にほん)維新(いしん)の会(かい)と国民(こくみん)民主党(みんしゅとう)が共同(きょうどう)で、立憲(りっけん)民主党(みんしゅとう)が独自(どくじ)に、文通費(ぶんつうひ)を在職(ざいしょく)日数(にっすう)に応(おう)じた日割(ひわ)り支給(しきゅう)にすることに加(くわ)え、使途(しと)の公開(こうかい)を義務付(ぎむづ)ける歳費法(さいひほう)改正案(かいせいあん)を、それぞれ国会(こっかい)に提出(ていしゅつ)した。しかし、日割(ひわ)りには同意(どうい)していた与党(よとう)が、公開(こうかい)には応(おう)じず、見直(みなお)しは手(て)つかずのままだった。
(지난번 임시국회에서는 일본유신회와 국민민주당이 공동으로 입헌민주당이 독자적으로 문통비를 재직일수에 따른 일당지급과 함께, 용도의 공개를 의무화하는 세비법 개정안을, 각각 국회에 제출했다. 그러나, 일당에는 동의 하고 있던 여당이, 공개에는 응하지 않고, 재검토는 손대지 않은 채였다.)

[단어]
○ 臨時(りんじ) 임시.
○ 国会(こっかい) 국회.
○ 日本(にほん) 일본.
○ 維新(いしん) 유신.
○ 国民(こくみん) 국민.
○ 民主党(みんしゅとう) 민주당.
○ 共同(きょうどう) 공동.
○ 立憲(りっけん) 입헌.
○ 独自(どくじ) 독자.
○ 在職(ざいしょく) 재직.
○ 日数(にっすう) 일수.
○ 応(おう)じる 응하다. 대응하다.
○ 日割(ひわ)り 일당.
○ 支給(しきゅう) 지급.
○ 加(くわ)える 가하다. 더하다.
○ 使途(しと) (돈의) 용도.
○ 公開(こうかい) 공개.
○ 義務付(ぎむづ)ける 의무화하다. 의무를 지우다.
○ 歳費(さいひ) 세비.
○ 改正案(かいせいあん) 개정안.
○ それぞれ 각기. 각자.
○ 提出(ていしゅつ) 제출.
○ 日割(ひわ)り 일당.
○ 同意(どうい) 동의.
○ 与党(よとう) 여당.
○ 公開(こうかい) 공개.
○ 見直(みなお)す 다시 보다. 재검토하다.
○ 手てつかずのまま　손을 대지 않은 채[그대로].

おとといの与野党(よやとう)協議(きょうぎ)の初会合(はつかいごう)では、各党(かくとう)から検討(けんとう)項目(こうもく)として、日割(ひわ)り支給(しきゅう)、使途(しと)の明確化(めいかくか)と公開(こうかい)、未使用分(みしようぶん)の国庫(こっこ)への返納(へんのう)、逮捕(たいほ)・起訴(きそ)された議員(ぎいん)への対応(たいおう)などがあげられた。この際(さい)、文通費(ぶんつうひ)のあり方(かた)を根本(こんぽん)から見直(みなお)すのなら、その目的(もくてき)や月１００万円(がつひゃくまんえん)という金額(きんがく)の妥当性(だとうせい)も俎上(そじょう)に載(の)せていい。
(그저께의 여야당 협의의 첫 회합에서는, 각 당으로부터 검토 항목으로서, 일당 지급, 용도의 명확화와 공개, 미사용 분의 국고에의 반납, 체포·기소된 의원에의 대응 등을 들 수 있었다. 이때, 문통비의 기본방향을 근본적으로 재검토한다면, 그 목적이나 월 100만엔 액수의 타당성도 도마에 올려야 할 것이다.)

[단어]
○ 一昨日(おととい) 그저께.
○ 与野党(よやとう) 여야당.
○ 協議(きょうぎ) 협의.
○ 会合(かいごう)　회합. ⇒　初会合(はつかいごう)
○ 各党(かくとう) 각 당.
○ 検討(けんとう) 검토.
○ 項目(こうもく) 항목.
○ 日割(ひわ)り 일당.
○ 支給(しきゅう) 지급.
○ 使途(しと) (돈의) 용도.
○ 明確化(めいかくか) 명확화.
○ 公開(こうかい) 공개.
○ 使用(しよう)　사용. ⇒　未使用分(みしようぶん)
○ 国庫(こっこ) 국고.
○ 返納(へんのう) 반환.
○ 逮捕(たいほ) 체포.
○ 起訴(きそ) 기소.
○ 議員(ぎいん) 의원.
○ 対応(たいおう) 대응.
○ 根本(こんぽん) 근본.
○ 見直(みなお)す 다시 보다. 재검토하다.
○ 目的(もくてき) 목적.
○ 金額(きんがく) 금액.
○ 妥当性(だとうせい) 타당성.
○ 俎上(そじょう) 조상. 도마 위. ※ 俎 도마 조.
○ 載(の)せる 위에 놓다. 얹다. 게재(기재)하다. ☞ 乗(の)せる　싣다. 태우다. 운반하는 도구위에 두다.

携帯電話(けいたいでんわ)やネットの普及(ふきゅう)で「文書(ぶんしょ)」「通信(つうしん)」のあり方(かた)は大(おお)きく変(か)わった。「通信(つうしん)」に関(かん)しては別途(べっと)、新幹線(しんかんせん)に無料(むりょう)で乗(の)れる「ＪＲパス」や、地元(じもと)と東京(とうきょう)を往復(おうふく)する航空券(こうくうけん)引(ひ)き換(か)え証(しょう)が支給(しきゅう)される。「滞在(たいざい)」では、都内(とない)に議員(ぎいん)宿舎(しゅくしゃ)が用意(ようい)されている。
(휴대전화나 인터넷의 보급으로 “문서” “통신”의 본연의 자세는 크게 바뀌었다. “교통”에 관해서는 별도, 신칸센을 무료로 탈 수 있는 “JR패스”나, 현지와 도쿄를 왕복하는 항공권 교환증이 지급된다. “체재”에는, 도내에 의원 숙소가 준비되어 있다.)

[단어]
○ 携帯電話(けいたいでんわ) 휴대전화.
○ ネット 인터넷. = インターネット
○ 普及(ふきゅう) 보급.
○ 文書(ぶんしょ) 문서.
○ 通信(つうしん) 통신.
○ あり方(かた) 본연의 자세.
○ 変(か)わる 변하다.
○ 関(かん)する 관계하다.
○ 別途(べっと) 별도.
○ 新幹線(しんかんせん) 신칸센.
○ 無料(むりょう) 무료.
○ 乗(の)る 타다. ⇒ 乗(の)れる
○ 地元(じもと)　그 고장. 그 지방. 자기의 생활근거지. ※　身元(みもと) 신원.
○ 往復(おうふく) 왕복.
○ 航空券(こうくうけん) 항공권.
○ 引換証(ひきかえしょう) 교환증. 상환증. ※ 証(あかし) 증거. 증명.
○ 支給(しきゅう) 지급.
○ 滞在(たいざい) 체재.
○ 都内(とない) 도내.
○ 議員(ぎいん) 의원.
○ 宿舎(しゅくしゃ) 숙사. 숙소.
○ 用意(ようい) 용의. 준비. 대비.

ただ、最優先(さいゆうせん)されるべきが、使途(しと)の透明化(とうめいか)であることは言(い)うまでもない。まずは与党(よとう)、とりわけ自民党(じみんとう)が、この大原則(だいげんそく)を受(う)け入(い)れることが出発点(しゅっぱつてん)である。岸田(きしだ)首相(しゅしょう)は政治(せいじ)資金(しきん)の「透明性(とうめいせい)の確保(かくほ)」を訴(うった)えてきた。各党(かくとう)の協議(きょうぎ)に委(ゆだ)ねるという、人(ひと)ごとのような姿勢(しせい)を改(あらた)め、党総裁(とうそうさい)として指導力(しどうりょく)を発揮(はっき)し、公開(こうかい)で党内(とうない)をまとめるべきだ。
(다만 최우선되어야 할 것이, 사용처 투명화라는 것은 말할 것도 없다. 우선 여당, 특히 자민당이, 이 대원칙을 받아들이는 것이 출발점이다. 키시다 수상은 정치 자금의 “투명성의 확보”를 호소해 왔다. 각 당의 협의에 맡기겠다는, 남의 일인 듯 하는 자세를 고쳐, 당 총재로서 지도력을 발휘해, 공개로 당내를 정리해야 한다.)

[단어]
○ ただ 다만. 단지. ※ 只(ただ) 공짜. 무료. 거저.
○ 優先(ゆうせん)　우선. ⇒　最優先(さいゆうせん) ⇒ 最優先(さいゆうせん)される
○ 使途(しと) (돈의) 용도.
○ 透明(とうめい)　투명. ⇒　透明化(とうめいか)
○ 言(い)うまでもない 말할 것도 없다. 물론이다.
○ 与党(よとう) 여당.
○ とりわけ 특히. 유난히. 그 중에서도.
○ 自民党(じみんとう) 자민당.
○ 原則(げんそく)　원칙. ⇒　大原則(だいげんそく)
○ 受(う)け入(い)れる 받아 들이다. 보살피다.
○ 出発(しゅっぱつ)　출발. ⇒　出発点(しゅっぱつてん)
○ 首相(しゅしょう) 수상.
○ 政治(せいじ) 정치.
○ 資金(しきん) 자금.
○ 確保(かくほ) 확보.
○ 訴(うった)える 소송하다. 고소하다. 호소하다. 작용하다.
○ 各党(かくとう) 각당.
○ 協議(きょうぎ) 협의.
○ 委(ゆだ)ねる 맡기다. 위임하다.
○ ひと事(ごと) 남의 일.
○ 姿勢(しせい) 자세.
○ 改(あらた)める 고치다. 변경하다.
○ 総裁(そうさい) 총재.
○ 指導力(しどうりょく) 지도력.
○ 発揮(はっき) 발휘.
○ 公開(こうかい) 공개.
○ 党内(とうない) 당내
○ 纏(まと)める 뿔뿔이 되어 있는 것을 하나로 정리하다. 통합(정리)하다.

https://www.asahi.com/articles/DA3S15200285.html?iref=pc_rensai_long_16_article


▣ 文通費見直し　透明化　今国会で必ず。
公の議員活動を支えるために、税金から支出されるお金である。使い道を明らかにできない道理はない。政治資金に対する国民の不信を払拭するには、使途の公開を義務付ける法改正を今国会で確実に実現することが不可欠だ。

国会議員に、給与にあたる歳費や期末手当などとは別に、毎月１００万円が支払われる文書通信交通滞在費（文通費）に関する与野党協議が始まった。昨秋の衆院選後、たった１日の在職で満額が支給されるのはおかしいとの指摘を受けて、見直し論が浮上したが、使途の公開をめぐって与野党の足並みがそろわず、昨年末の臨時国会では法改正が見送られた。

これ以上ずるずると、結論を先延ばしすることは許されない。文通費の目的は、公の書類の発送や通信などのためと、歳費法に定められているのに、具体的な基準や範囲があいまいで、公開の義務もないため、政治家が事実上自由に使える「第２の給与」になっている。

私設秘書の給与や他の議員のパーティー券購入のほか、私的な生活費の一部に充てられるケースもあるとされる。法の趣旨からの逸脱がまかり通るのも、使い道が明らかにされず、チェック機能が働かないためだ。

先の臨時国会では、日本維新の会と国民民主党が共同で、立憲民主党が独自に、文通費を在職日数に応じた日割り支給にすることに加え、使途の公開を義務付ける歳費法改正案を、それぞれ国会に提出した。しかし、日割りには同意していた与党が、公開には応じず、見直しは手つかずのままだった。

おとといの与野党協議の初会合では、各党から検討項目として、日割り支給、使途の明確化と公開、未使用分の国庫への返納、逮捕・起訴された議員への対応などがあげられた。この際、文通費のあり方を根本から見直すのなら、その目的や月１００万円という金額の妥当性も俎上に載せていい。

携帯電話やネットの普及で「文書」「通信」のあり方は大きく変わった。「交通」に関しては別途、新幹線に無料で乗れる「ＪＲパス」や、地元と東京を往復する航空券引き換え証が支給される。「滞在」では、都内に議員宿舎が用意されている。

ただ、最優先されるべきが、使途の透明化であることは言うまでもない。まずは与党、とりわけ自民党が、この大原則を受け入れることが出発点である。岸田首相は政治資金の「透明性の確保」を訴えてきた。各党の協議に委ねるという、人ごとのような姿勢を改め、党総裁として指導力を発揮し、公開で党内をまとめるべきだ。