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[일본어신문 사설 127]
[朝日新聞デジタル 2022年2月15日]
▣ コロナ水際(みずぎわ)対策(たいさく) 受(う)け入(い)れに態勢(たいせい)整(ととの)えよ。
(코로나 방역대책 받아들일 태세를 갖추자.)
新型(しんがた)コロナの水際対策(みずぎわたいさく)が長期化(ちょうきか)し、各方面(かくほうめん)に深刻(しんこく)な影響(えいきょう)が及(およ)んでいる。岸田(きしだ)首相(しゅしょう)は先週末(せんしゅうまつ)、「緩和(かんわ)の方向(ほうこう)で検討(けんとう)していきたい」と述(の)べた。見直(みなお)すべき点(てん)を早急(さっきゅう)に見直(みなお)し、日本(にほん)で学(まな)んだり働(はたら)いたりすることを待(ま)ち望(のぞ)む人(ひと)たちに、門戸(もんこ)を開(ひら)くときだ。昨年(さくねん)1月(いちがつ)以降(いこう)、政府(せいふ)は外国人(がいこくじん)の新規(しんき)入国(にゅうこく)を原則(げんそく)として拒(こば)んできた。
(신형 코로나의 방역대책이 장기화되면서, 각 방면에 심각한 영향이 미치고 있다. 기시다 총리는 지난 주말, "완화 방향에서 검토해 나가겠다"고 말했다. 고쳐야 할 점을 시급히 고쳐, 일본에서 배우거나 일하기를 손꼽아 기다리는 이들에게, 문호를 열 때다. 지난해 1월 이후, 정부는 외국인의 신규 입국을 원칙적으로 거부해 왔다.)
[단어]
○ 水際対策(みずぎわたいさく) 물가대책, 검역대책(전염병과 병충해 등의 상륙을 저지하기 위한 공항과 항구 등에서 열리는 검역, 검사 등의 대책)
○ 受(う)け入(い)れる 받아 들이다. ⇒ 受(う)け入(い)れ 받아 들임.
○ 態勢(たいせい) 태세. ☞ 体制(たいせい) 체제.
○ 整(ととの)える 조정하다. 조절하다, 정돈하다. 단정히 하다. 가지런히 하다.
○ 新型(しんがた) 신형.
○ 長期(ちょうき) 장기. ⇒ 長期化(ちょうきか)
○ 各方面(かくほうめん) 각 방면.
○ 深刻(しんこく) 심각. ☞ 申告(しんこく) 신고.
○ 影響(えいきょう) 영향.
○ 及(およ)ぶ 미치다. 달하다. 이르다.
○ 首相(しゅしょう) 수상.
○ 先週末(せんしゅうまつ) 지난 주말.
○ 緩和(かんわ) 완화.
○ 方向(ほうこう) 방향.
○ 検討(けんとう) 검토.
○ 述(の)べる 말하다. 진술하다.
○ 見直(みなお)す 다시 보다. 재검토하다.
○ 早急(さっきゅう) 조급. 몹시 급함.
○ 学(まな)ぶ 배우다. 익히다. 공부하다.
○ 働(はたら)く 일을 하다.
○ 待(ま)ち望(のぞ)む 어서 이룩하기를 바라다. 대망하다. (이제나저제나 하고 마음 속으로 애타게 길다릴 때)
※ 再会(さいかい)の日(ひ)を待(ま)ち望(のぞ)む 재회의 날을 손꼽아 기다리다.
○ 門戸(もんこ) 문호. 출입구.
○ 開(ひら)く 열리다. 열다.
○ 昨年(さくねん) 작년.
○ 以降(いこう) 이후.
○ 政府(せいふ) 정부.
○ 外国人(がいこくじん) 외국인.
○ 新規(しんき) 신규.
○ 入国(にゅうこく) 입국.
○ 原則(げんそく) 원칙.
○ 拒(こば)む 거부하다. 응하지 않다.
11月(じゅういちがつ)にいったん緩(ゆる)める方針(ほうしん)を打(う)ち出(だ)したが、オミクロン株(かぶ)の出現(しゅつげん)を受(う)けて撤回(てっかい)。昨年(さくねん)の新規(しんき)入国者数(にゅうこくしゃすう)は約15万人(やくじゅうごまんにん)で、19年(にせんじゅうきゅうねん)の1%(いちパーセント)にも満(み)たない。朝日新聞(あさひしんぶん)の社説(しゃせつ)は、ウイルスの流入(りゅうにゅう)を国境(こっきょう)で食(く)い止(と)める意義(いぎ)を認(みと)めたうえで、人(ひと)の流(なが)れをいつまでも滞(とどこお)らせるべきではなく、感染(かんせん)状況(じょうきょう)や変異株(へんいかぶ)の解明(かいめい)の進展(しんてん)に応(おう)じた柔軟(じゅうなん)な対応(たいおう)が必要(ひつよう)だと主張(しゅちょう)してきた。
(11월에 일단 느슨하게 할 방침을 내세웠지만, 오미크론의 출현을 받아 철회. 지난해의 신규 입국자 수는 약 15만 명으로, 2019년의 1%에도 못 미쳤다. 아사히신문 사설은, 바이러스 유입을 국경에서 차단하는 의의를 인정하면서, 사람의 흐름을 언제까지나 막게 해서는 안 되며, 감염 상황이나 변이종 해명의 진전에 따른 유연한 대응이 필요하다고 주장해 왔다.)
[단어]
○ いったん 일단, 한때. 잠시.
○ 緩(ゆる)める 풀다. 늦추다. 느슨하게 하다.
○ 方針(ほうしん) 방침.
○ 打(う)ち出(だ)す 쳐서 나오게 하다. 두드려서 나오게 하다.
○ 株(かぶ) 그루. 포기.
○ 出現(しゅつげん) 출현.
○ 受(う)ける 받다.
○ 撤回(てっかい) 철회.
○ 昨年(さくねん) 작년.
○ 新規(しんき) 신규.
○ 入国(にゅうこく) 입국. ⇒ 入国者数(にゅうこくしゃすう)
○ パーセント 퍼센트.
○ 満(み)つ 차다. ☞ 密(みつ) 비밀.
○ 新聞(しんぶん) 신문.
○ 社説(しゃせつ) 사설.
○ 流入(りゅうにゅう) 유입.
○ 国境(こっきょう) 국경.
○ 食(く)い止(と)める 저지하다. 막다. 방지하다.
○ 意義(いぎ) 의의. 뜻.
○ 認(みと)める 인정하다.
○ 流(なが)れる 흐르다. ⇒ 流(なが)れ
○ いつまでも 언제까지나. 영원히.
○ 滞(とどこお)る 정체하다. 막히다. ⇒ 滞(とどこお)らせる
○ 感染(かんせん) 감염.
○ 状況(じょうきょう) 상황.
○ 変異(へんい) 변이. ⇒ 変異株(へんいかぶ) 변이종.
○ 解明(かいめい) 해명.
○ 進展(しんてん) 진전.
○ 応(おう)じる 응하다.
○ 柔軟(じゅうなん) 유연.
○ 対応(たいおう) 대응.
○ 必要(ひつよう) 필요.
○ 主張(しゅちょう) 주장.
第6波(だいろくは)が全国(ぜんこく)に広(ひろ)がって1カ月(いっかげつ)以上(いじょう)になる。先進国(せんしんこく)のなかで突出(とっしゅつ)した規制(きせい)を続(つづ)ける意義(いぎ)は薄(うす)らぎ、むしろ弊害(へいがい)が目立(めだ)つ。日本人(にほんじん)か外国人(がいこくじん)かを問(と)わず、入国時(にゅうこくじ)の徹底(てってい)した検査(けんさ)と一定(いってい)期間(きかん)の隔離(かくり)によって安全(あんぜん)を確保(かくほ)するという、本来(ほんらい)の水際(みずぎわ)対策(たいさく)に転換(てんかん)していかなければならない。施策(しさく)の変更(へんこう)に不安(ふあん)を感(かん)じる人(ひと)もいるかもしれない。
(제6파가 전국에 퍼져 1개월 이상이 된다. 선진국 중에서 돌출된 규제를 계속하는 의의는 희미해지고, 오히려 폐해가 눈에 띈다. 일본인인가 외국인인가를 묻지 않고, 입국 시 철저한 검사와 일정 기간의 격리를 통해 안전을 확보하는, 본래의 방역대책으로 전환해 나가야 한다. 시책의 변경에 불안을 느끼는 사람도 있을지도 모른다.)
[단어]
○ 全国(ぜんこく) 전국.
○ 広(ひろ)がる 넓어지다.
○ 以上(いじょう) 이상.
○ 先進国(せんしんこく) 선진국.
○ 突出(とっしゅつ) 돌출.
○ 規制(きせい) 규제.
○ 続(つづ)ける 계속하다.
○ 意義(いぎ) 의의. 뜻.
○ 薄(うす)らぐ 조금씩 엷어[줄어]지다. 덜해지다. 여리어지다.
○ むしろ 차라리. 오히려.
○ 弊害(へいがい) 폐해.
○ 目立(めだ)つ 눈에 띄다. 두드러지다.
○ 日本人(にほんじん) 일본인.
○ 外国人(がいこくじん) 외국인.
○ 問(と)う 묻다. ⇒ 問(と)わず
○ 入国(にゅうこく) 입국. ⇒ 入国時(にゅうこくじ)
○ 徹底(てってい) 철저.
○ 検査(けんさ) 검사.
○ 一定(いってい) 일정.
○ 期間(きかん) 기간.
○ 隔離(かくり) 격리.
○ 安全(あんぜん) 안전.
○ 確保(かくほ) 확보.
○ 本来(ほんらい) 본래.
○ 転換(てんかん) 전환.
○ 行(い)かなければならない ~하지 않으면 안된다.(해야 한다.)
○ 施策(しさく) 시책.
○ 変更(へんこう) 변경.
○ 不安(ふあん) 불안.
○ 感(かん)じる 느끼다. = 感(かん)ずる
だが、移動(いどう)の制限(せいげん)は個人(こじん)の権利(けんり)を侵(おか)し、経済(けいざい)や社会(しゃかい)活動(かつどう)を沈滞(ちんたい)させ、さまざまな利益(りえき)を損(そこ)なう。とりわけ日本(にほん)留学(りゅうがく)を志(こころざ)す若者(わかもの)の苦境(くきょう)は見過(みす)ごせない。昨年(さくねん)入国(にゅうこく)できたのは国費(こくひ)留学生(りゅうがくせい)ら約1万1千人(やくいちまんいっせんにん)で、19年(にせんじゅうきゅうねん)の1割(いちわり)以下(いか)だった。14万人(じゅうよんまん)以上(いじょう)が足止(あしど)めされオンラインで学習(がくしゅう)するなどしてきたが、進路(しんろ)を他国(たこく)に変更(へんこう)した学生(がくせい)も少(すく)なくない。
(그러나 이동의 제한은 개인의 권리를 침해하고, 경제 및 사회활동을 침체시켜, 각종 이익을 해친다. 특히 일본 유학에 뜻을 둔 젊은이의 곤경은 간과할 수 없다. 작년 입국할 수 있던 것은 국비 유학생등 약 1만 1천명으로, 2019년의 1할 이하였다. 14만 명 이상이 발이 묶여 온라인으로 학습하기도 했지만, 진로를 다른 나라로 바꾼 학생도 적지 않다.)
[단어]
○ 移動(いどう) 이동.
○ 制限(せいげん) 제한.
○ 個人(こじん) 개인.
○ 権利(けんり) 권리.
○ 侵(おか)す 침범하다. 침해하다.
○ 経済(けいざい) 경제.
○ 社会(しゃかい) 사회.
○ 活動(かつどう) 활동.
○ 沈滞(ちんたい) 침체.
○ 様々(さまざま) 여러 가지. 가지각색.
○ 利益(りえき) 이익.
○ 損(そこ)なう 손상하다. 파손하다.
○ とりわけ 특히. 유난히.
○ 日本(にほん) 일본.
○ 留学(りゅうがく) 유학.
○ 志(こころざ)す 뜻하다. 뜻을 두다.
○ 若者(わかもの) 젊은이. 청년.
○ 苦境(くきょう) 고경. 괴로운 처지(입장).
○ 見過(みす)ごす 보고도 그냥두다.(그냥 지나치다). 간과하다.
○ 昨年(さくねん)
○ 入国(にゅうこく) 입국.
○ 国費(こくひ) 국비.
○ 入学生(にゅうがくせい) 입학생.
○ 以下(いか) 이하.
○ 以上(いじょう) 이상.
○ 足止(あしど)め 금족. 못가게 말림. 붙잡음. ⇒ 足止(あしど)めする ⇒ 足止(あしど)めされる
○ 学習(がくしゅう) 학습.
○ 進路(しんろ) 진로.
○ 他国(たこく) 타국.
○ 変更(へんこう) 변경.
○ 学生(がくせい) 학생.
○ 少(すく)ない 적다. 어리다.
留学(りゅうがく)は、将来(しょうらい)この国(くに)で働(はたら)いたり、母国(ぼこく)で日本(にほん)にゆかりのある仕事(しごと)についたりする最初(さいしょ)のステップだ。知日派(ちにちは)を失(うしな)うだけでなく、相互(そうご)主義(しゅぎ)の原則(げんそく)に基(もと)づき、日本人(にほんじん)留学生(りゅうがくせい)の受(う)け入(い)れを拒(こば)む動(うご)きも出(で)ている。日本側(にほんがわ)が被(こうむ)る損失(そんしつ)も極(きわ)めて大(おお)きい。技能(ぎのう)実習生(じっしゅうせい)も途絶(とだ)えた。
(유학은, 장래 이 나라에서 일하거나, 모국에서 일본에 연고가 있는 일에 종사하거나 하는 최초의 스텝이다. 지일파를 잃을 뿐 아니라, 상호주의 원칙에 따라, 일본인 유학생의 수용을 거부하려는 움직임도 나타나고 있다. 일본 측이 입는 손실도 엄청나다. 기능실습생도 뚝 끊겼다.)
[단어]
○ 留学(りゅうがく) 유학.
○ 将来(しょうらい) 장래.
○ 国(くに) 나라.
○ 働(はたら)く 일하다.
○ 母国(ぼこく) 모국.
○ ゆかり 관계. 연고.
○ 仕事(しごと) 일.
○ 最初(さいしょ) 최초.
○ ステップ 스텝. 걸음. 보조. 조치.
○ 知日派(ちにちは) 지일파.
○ 失(うしな)う 잃다. 잃어버리다.
○ 相互(そうご) 상호.
○ 主義(しゅぎ) 주의.
○ 原則(げんそく) 원칙.
○ 基(もと)づく 기초를 두다. 의거하다.
○ 日本人(にほんじん) 일본인.
○ 留学生(りゅうがくせい) 유학생.
○ 受(う)け入(い)れる 받아 들이다.
○ 拒(こば)む 거부하다. 응하지 않다.
○ 動(うご)く 움직이다.
○ 出(で)る 나가다.
○ 日本側(にほんがわ) 일본측.
○ 被(こうむ)る 받다. 입다.
○ 損失(そんしつ) 손실.
○ 極(きわ)める 극하다. 끝까지 가다. 한도에 이르다.
○ 大(おお)きい 크다.
○ 技能(ぎのう) 기능.
○ 実習生(じっしゅうせい) 실습생.
○ 途絶(とだ)える 끊어지다. 두절되다.
いまの制度(せいど)には外国人(がいこくじん)の人権(じんけん)保障(ほしょう)の点(てん)で問題(もんだい)はあるが、働(はたら)き学(まな)ぶ機会(きかい)を失(うしな)った実習生(じっしゅうせい)側(がわ)と、人手(ひとで)の足(た)りない受(う)け入(い)れ側(がわ)の双方(そうほう)に重大(じゅうだい)なダメージが出(で)ている。海外(かいがい)から駐在員(ちゅうざいいん)や出張者(しゅっちょうしゃ)を呼(よ)べない企業(きぎょう)からも悲鳴(ひめい)が上(あ)がる。政府(せいふ)は、1日(いちにち)3500人(さんせんごひゃくにん)の入国者(にゅうこくしゃ)枠(わく)を5千人(ごせんにん)することを検討(けんとう)しているようだが、さらなる拡大(かくだい)に向(む)けて環境(かんきょう)を整(ととの)える必要(ひつよう)がある。
(지금의 제도는 외국인의 인권 보장의 점에서 문제는 있지만, 일하고 배울 기회를 잃은 실습생 측과, 일손이 부족한 수락측 쌍방에 중대한 데미지가 나와 있다. 해외에서 주재원이나 출장자를 부를 수 없는 기업에서도 비명이 터져 나온다. 정부는, 하루 3천5백명의 입국자 범위를 5천명으로 하는 것을 검토하는 것 같지만, 좀 더 확대될 수 있는 환경을 조성할 필요가 있다.)
[단어]
○ 制度(せいど) 제도.
○ 外国人(がいこくじん) 외국인.
○ 人権(じんけん) 인권.
○ 保障(ほしょう) 보장.
○ 問題(もんだい) 문제.
○ 機会(きかい) 기회.
○ 失(うしな)う 잃다. 잃어버리다.
○ 実習(じっしゅう) 실습. ⇒ 実習生(じっしゅうせい)
○ 人手(ひとで) 남의 손. 남의 도움.
○ 足(た)りない 모자라다. 부족하다.
○ 受(う)け入(い)れる 받아 들이다.
○ 双方(そうほう) 쌍방.
○ 重大(じゅうだい) 중대.
○ ダメージ 데미지. 손해. 피해.
○ 出(で)る 나가다.
○ 海外(かいがい) 해외.
○ 駐在(ちゅうざい) 주재. ⇒ 駐在員(ちゅうざいいん)
○ 呼(よ)ぶ 부르다. ⇒ 呼(よ)べる ⇒ 呼(よ)べない
○ 企業(きぎょう) 기업.
○ 悲鳴(ひめい) 비명.
○ 政府(せいふ) 정부.
○ 入国(にゅうこく) 입국. ⇒ 入国者(にゅうこくしゃ)
○ 枠(わく) 테두리. 범위의 제한.
○ 検討(けんとう) 검토.
○ さらなる 가일층의. 한층 더.
○ 拡大(かくだい) 확대.
○ 向(む)ける 향하다.
○ 環境(かんきょう) 환경.
○ 整(ととの)える 조정하다. 조절하다. 정돈하다.
○ 必要(ひつよう) 필요.
入国(にゅうこく)手続(てつづ)きの簡素化(かんそか)や検疫(けんえき)態勢(たいせい)の強化(きょうか)はもちろん、留学先(りゅうがくさき)の学校(がっこう)や企業(きぎょう)も、移動(いどう)に使(つか)う専用車(せんようしゃ)や隔離(かくり)施設(しせつ)の手配(てはい)など可能(かのう)な範囲(はんい)で協力(きょうりょく)して、受(う)け入(い)れ能力(のうりょく)を高(たか)めてほしい。コロナ下(か)でも人(ひと)の交流(こうりゅう)を極力(きょくりょく)絶(た)やさない。開(ひら)かれた国(くに)であり続(つづ)ける姿勢(しせい)を明確(めいかく)に示(しめ)し、所用(しょよう)の施策(しさく)をとることで、国際的(こくさいてき)な信頼(しんらい)を得(え)ていくべきだ。
(입국수속의 간소화와 검역태세의 강화는 물론, 유학처의 학교나 기업도, 이동에 사용할 전용차나 격리 시설의 준비 등 가능한 범위에서 협력해, 수용 능력을 높였으면 한다. 코로나 하에서도 사람의 교류를 극력 끊지 않는다. 열린 나라로 계속 가는 자세를 분명히 하고, 필요한 시책을 취함으로써, 국제적인 신뢰를 얻어가야 한다.)
[단어]
○ 入国(にゅうこく) 입국.
○ 手続(てつづ)き 수속. 절차.
○ 簡素(かんそ) 간소. ⇒ 簡素化(かんそか)
○ 検疫(けんえき) 검역.
○ 態勢(たいせい) 태세. ☞ 体制(たいせい) 체제.
○ 強化(きょうか) 강화.
○ もちろん 물론. 말할 것도 없이.
○ 留学(りゅうがく) 유학. ⇒ 留学先(りゅうがくさき)
○ 学校(がっこう) 학교.
○ 企業(きぎょう) 기업.
○ 移動(いどう) 이동.
○ 使(つか)う 사용하다. 쓰다.
○ 専用(せんよう) 전용. ⇒ 専用車(せんようしゃ)
○ 隔離(かくり) 격리.
○ 施設(しせつ) 시설.
○ 手配(てはい) 수배. 준비. 절차.
○ 可能(かのう) 가능.
○ 範囲(はんい) 범위.
○ 協力(きょうりょく) 협력.
○ 受(う)け入(い)れる 받아 들이다.
○ 能力(のうりょく) 능력.
○ 高(たか)める 높이다.
○ 交流(こうりゅう) 교류.
○ 極力(きょくりょく) 극력.
○ 絶(た)やす 끊어지게 하다. ⇒ 絶(た)やさない
○ 開(ひら)く 열리다. ⇒ 開(ひら)かれる
○ 国(くに) 나라. 국가.
○ 続(つづ)ける 계속하다.
○ 姿勢(しせい) 자세.
○ 明確(めいかく) 명확.
○ 示(しめ)す 가리키다. 보이다.
○ 所用(しょよう) 소용. 사용. 용건.
○ 施策(しさく) 시책.
○ 国際(こくさい) 국제. ⇒ 国際的(こくさいてき)
○ 信頼(しんらい) 신뢰.
○ 得(え)る 얻다.
https://www.asahi.com/articles/DA3S15204396.html?iref=pc_rensai_long_16_article
▣ コロナ水際対策 受け入れに態勢整えよ。
新型コロナの水際対策が長期化し、各方面に深刻な影響が及んでいる。岸田首相は先週末、「緩和の方向で検討していきたい」と述べた。見直すべき点を早急に見直し、日本で学んだり働いたりすることを待ち望む人たちに、門戸を開くときだ。昨年1月以降、政府は外国人の新規入国を原則として拒んできた。
11月にいったん緩める方針を打ち出したが、オミクロン株の出現を受けて撤回。昨年の新規入国者数は約15万人で、19年の1%にも満たない。朝日新聞の社説は、ウイルスの流入を国境で食い止める意義を認めたうえで、人の流れをいつまでも滞らせるべきではなく、感染状況や変異株の解明の進展に応じた柔軟な対応が必要だと主張してきた。
第6波が全国に広がって1カ月以上になる。先進国のなかで突出した規制を続ける意義は薄らぎ、むしろ弊害が目立つ。日本人か外国人かを問わず、入国時の徹底した検査と一定期間の隔離によって安全を確保するという、本来の水際対策に転換していかなければならない。施策の変更に不安を感じる人もいるかもしれない。
だが、移動の制限は個人の権利を侵し、経済や社会活動を沈滞させ、さまざまな利益を損なう。とりわけ日本留学を志す若者の苦境は見過ごせない。昨年入国できたのは国費留学生ら約1万1千人で、19年の1割以下だった。14万人以上が足止めされオンラインで学習するなどしてきたが、進路を他国に変更した学生も少なくない。
留学は、将来この国で働いたり、母国で日本にゆかりのある仕事についたりする最初のステップだ。知日派を失うだけでなく、相互主義の原則に基づき、日本人留学生の受け入れを拒む動きも出ている。日本側が被る損失も極めて大きい。技能実習生も途絶えた。
いまの制度には外国人の人権保障の点で問題はあるが、働き学ぶ機会を失った実習生側と、人手の足りない受け入れ側の双方に重大なダメージが出ている。海外から駐在員や出張者を呼べない企業からも悲鳴が上がる。政府は、1日3500人の入国者枠を5千人にすることを検討しているようだが、さらなる拡大に向けて環境を整える必要がある。
入国手続きの簡素化や検疫態勢の強化はもちろん、留学先の学校や企業も、移動に使う専用車や隔離施設の手配など可能な範囲で協力して、受け入れ能力を高めてほしい。コロナ下でも人の交流を極力絶やさない。開かれた国であり続ける姿勢を明確に示し、所要の施策をとることで、国際的な信頼を得ていくべきだ。