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毎日新聞2026/2/6 東京朝刊有料記事752文字
グーグルで「なるほドリとは」と検索すると、毎日新聞サイトでの説明の要約が「AIによる概要」で表示された
なるほドリ インターネットの検索(けんさく)で「ゼロクリックサーチ」が増えているって聞いたけど、何のことかな?
記者 検索した人が表示された要約だけを見て、引用元となったサイトをクリックしなくなることですね。生成AI(人工知能)の発達で、検索した情報を簡潔な文章にまとめて回答するサービスが急速に普及(ふきゅう)しています。そのため、検索サービスの回答を見るだけで満足してしまう人が増えているのでしょう。
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Q 確かに、以前は検索された言葉に関連するサイトを並べて紹介(しょうかい)するだけだったね。だから詳(くわ)しい内容を知るには、それらのサイトを開く必要があった。でも、要約された回答を見るだけで済めば手早くて便利になるね。
A ゼロクリックサーチばかりに頼(たよ)っていると、落とし穴があるかもしれません。
Q どういうこと?
A 検索結果を要約で表示するサービスは、生成AIがネット上を探して集めたさまざまな情報を基に、回答を作っています。しかし、基になった情報の中には、間違(まちが)っていたり、意図的にうそをついていたりするものが含(ふく)まれている可能性があります。要するに、出てきた回答が100%正しいとは言えないのです。
Q うのみにしたら危ないんだね。他にも問題があるのかな?
A 生成AIは正確な回答を出すため、新聞社などのサイトに載(の)った記事の情報を収集して引用する場合が多いのですが、対価を払(はら)わず無断で収集しているケースがあります。新聞社は記事がクリックされることで広告収入を得ていますが、ゼロクリックが増えると、取材などに必要な費用が得られなくなるのです。日本新聞協会は、無断利用の中止と対価の支払(しはら)いをAI事業者側に求めています。(社会部東京グループ)