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交差祝福で恩讐超えよ
2003.03.05
文鮮明師、中東平和イニシアチブでスピーチ
世界平和超宗教超国家連合(IIFWP)の創設者・文鮮明師は2日、ワシントンで開催された国際会議「中東平和イニシアチブ―共存を超え新平和文化に向けて」(主催・IIFWP)の最終セッションで、テキストを見ず、自由に参加者に語りかけた。以下はスピーチ抜粋。
172人のあらゆる分野のトップリーダーたち。どんな組織に属していようが、チャンピオンになりたいか、最後になりたいか。(「チャンピオン」と答える)それでは、172カ国のチャンピオンになりたいか。神を中心とした先祖や聖人、60億人類の中で、チャンピオンになりたいか、最後になりたいか。
私を見てハンサムだと思うか、ぶ男と思うか。だれでも世界で一番の美男子、美人になりたい。みんなそうなれるのだが、そうなりたいか。その秘密を知りたいか。
神様さえできないこと、信じられないことをやるという確信があるか。もしあるならば、どんなことをやったとしてもチャンピオンになれる。現在、過去、未来の世界のチャンピオンになれる。
自分の配偶者が自分より優れていることを願うか、劣っていることを願うか。
それでは、夫と妻とではどちらが主体か。中心はどちらか。(「Not easy」という答え )それが問題だ。
この世界に、神が本当に信じられる人間がいるか。あなたたち自身はどうか。歴史を通して、神が完全に信じることができた人はいなかった。
愛の世界においては、配偶者が自分より何倍も優れていることを願う。自分より子女が何倍もすばらしいことを願う。
神は、子女であるアダム・エバを神以上にすばらしくなることを願い創造された。
みなさんは、キリスト教、ユダヤ教などいろいろな信仰を持っているが、自分が堕落していることを知っている者は手を上げなさい。
堕落した父母でも、息子・娘は自分よりすばらしくなることを願う。堕落していない世界では、神がご自身の子女を創造したとき、その子女がどれほどすばらしくなることを願われただろうか。
子女を失った神の心情を知り、神が歴史を通じて人類を保護し、許し、愛してきたことを知った立場で、「神が私を愛した以上に私は神を愛する」「神が信じられないことを信じる」「神様ができないことを私はやる」と言えば、神は何とおっしゃるだろうか。神は私を誇りに思い、私のところにやってきて励ましてくださるだろう。
ここで話をしているのは、172人、172カ国のチャンピオンのことではなく、全宇宙のチャンピオンになるということだ。そこにいたれば、神と自分は一心同体になる。
みなさんは、レバレント・ムーンよりも勝りたいか、劣りたいか。もし、みなさんが私ができないことをやり、信じることができないことを信じるなら、絶対的に世界平和は実現すると確信しながら、私は安心してあの世に行ける。
神が最も望むものは何か。あなたちが信じることができなくとも、私は神の真理を伝えなけらばならない。
人間が堕落したのは事実かどうか。堕落はどうやって起こったか。なぜ神が堕落する可能性を持ったアダム・エバを創造したのか。なぜ、堕落した人類をすべて滅ぼし、新たに創造することができなかったか。
愛の問題で堕落が起こった。神は歴史を通じて、愛の問題を解決する一人を探してきた。そのために準備されたのが宗教だ。
もしアダム・エバが神の息子・娘として創造されたとすれば、彼らが堕落した後、神は彼らが消えてしまうことを望むだろうか。いや永遠に愛することを願う。
愛、生命、血統のうち、何が一番大事か。もし、血統は大事でないという者がいるなら、その者は一代で消えていく。父母は自分を犠牲にして、子どもの生命を救いたいと思う。動物や昆虫なども同様だ。血統がより貴重だということを意味している。
祖父母、父母、子女の三代が重要だ。祖父母は、息子・娘(父母)よりももっと孫を見たいと思う。だから、血統が続く。孫は、祖父母と父母からそれぞれ二種類の愛を受ける。
神様も同様だった。神の孫(アダム・エバの子女)は、神とアダム・エバからそれぞれ愛を受ける。そして、天上(神)と地上(アダム・エバ)の二つの国の主人の立場に立つはずだった。言い換えれば、もしアダム・エバが子女を持っていたならば、見えない世界の王、神の愛とこの世界の王、アダム・エバの愛を受け、天上地上すべての王の立場に立つはずだった。
人類歴史が始まる時点で、神は全人類の父母の立場だった。全知、全能の神はあらゆる計画を持っていた。それは幾十億の人類が平和に暮らす世界を創ることだった。神はご自身の孫に対して、それ以上の願い、希望、未来の計画を抱いておられた。
それでは、これまで神は孫を持ったことがあるだろうか。(「All the time」などの答え)誰が神の孫の立場か。(「All of us」との答え)
(君たちは)堕落したのだ。堕落した先祖の後孫なのだ。神ではない。
だから堕落の意味を知らなければならない。人間の堕落は、偽りの愛、生命、血統を相続したことが原因だ。神の本然の愛、生命、血統とは全く関係ない。
アダム・エバが堕落したのは、彼らが子女を生む前だったか、後だったか。前だった。つまり、アダム・エバの子女は、堕落の結果だ。宗教指導者は、このことを知らなければならない。
アダム・エバが、エデンの園を追い出された時、子女がいたかどうか。子女はまだいなかった。アダム・エバは神の孫を生むはずだったが、堕落のためできなかった。つまり、神は孫を持つことができなかった。
もう一度尋ねる。あなたたちは神の純粋な血統を相続しているか。それともアダム・エバから始まった堕落の血統を相続しているのか。「イエス」か「ノー」かはっきり言いなさい。(「No」の答え)
堕落がなければ、アダム・エバの血統は真の血統となっていた。彼らの子女は、神に“心”の神として、アダム・エバは“体”の父母として侍っていたはずだった。堕落によってすべて失ってしまった。その結果、われわれはいまだに心と体が葛藤している。
われわれの心と体はいつも闘っている。一つになっていない。神は心と体が闘っているだろうか。われわれは、堕落した人類始祖の後孫だからだ。好むと好まざると、サタンの血がかけめぐっている。
言い換えれば、(われわれの生命に)サタンの愛、生命、血統が刻み込まれている。見えない心は神につながっているが、体の欲望はサタンにつながっているので、心と体が常に闘う。
心がプラスで体がマイナスの立場だったのが、堕落により、体がプラスの立場にたったので、常に葛藤が起こっている。
堕落の時、心の欲望が堕落の原因となったのか、体の欲望が原因となったのか。体の欲望があった。
それでは、堕落しなかったならば、神の愛、生命、血統が刻み込まれるのはどこだったか。それは男性と女性の生殖器だ。(あなたちは)偽りの愛、生命、血統とつながった堕落した生殖器を持っている。「イエス」か「ノー」か。(「Yes」と答える)「イエス」と言うのなら、地獄に行くということだ。神の恩讐だ。現代の世界のほとんどすべての家庭がこの性関係の問題を抱えている。最大の問題だ。
あなたたちは、あらゆる問題の王様だ。個人、家庭、国家、世界、天宙とあらゆるレベルでそうなっている。真の愛、生命、血統の根源である神が、この汚れた悪の世界を見る時、触ってみるのも嫌だ。
サタンは神の愛の恩讐だ。神は全人類を子女にしたいと望んだが、サタンがすべて(霊的に)破壊してしまった。
この堕落した望みのない人類をいかにして救うか。壊れた部分を修理するか、それともすべてを滅ぼして新たに創造するかの二つの方法がある。
壊れた人間を修理する“修理屋”として準備されたのが宗教だ。完全に修理されるまで、あたたちには何の自由・権利はない。
修理するために、神はブループリントが必要だ。あなたたちは持っていない。ブループリントとは何か。
神がどうやってその内容を教えることができるか。あなたちは、生活のあらゆる場面で心と体が闘っている。どんな社会的地位にあろうとも、心と体が闘うところには、神ではなくいつもサタンがいる。イスラム教とキリスト教が闘っている。そこに神が存在できるか。だから、神はそれらを一つにするための運動が必要だ。
“修理屋”は二つは必要ない。神のブループリントは一つだからだ。その修理屋はどこにあるか。
神は、イスラエルを中心にメシアを送ることを人々に教えていた。神が“修理屋”として送ったのがメシア・イエスだった。修理屋の主人は誰か。ユダヤ教か、イスラエルの国か。イエスだけが神のブループリントを持ち、何を果たすべきか知っていた。
イエスは、新しい神を中心とした真の個人、家庭、国家を打ちたて、ローマ帝国までも一つにすべきだった。
イエスがあんなに早い時期に十字架にかからなければ、“修理屋”としての責任を果たしただろう。ユダヤ教、イスラエルがイエスに従っていただろう。ユダヤ教を中心にイエスとイスラエルの民が真に一つになっていたなら、すべて“修理”が終わり、イスラエルが人類の中心の民になり、全世界が統一されていた。現在中東で起こっているイスラム教とユダヤ教・キリスト教との紛争はなかった。
イスラムについて言えば、十二部族の一つが出エジプトし、あなたの部族が中東に神の国を建てていただろう。
中世には、失敗したキリスト教は、ヒューマニズム、共産主義に追い詰められた。
本来(イエスが十字架にかからなければ)キリスト教はなかった。イスラム教もなかった。ただ、神を中心とする家族があっただけだ。
イエスが来た時点で、神はすでに、中国、チグリス・ユーフラテス、インドなど十分な環境を準備していた。ユダヤ教とイスラエル、ローマの反対がなければ、全世界が一つになり、イエスを中心に地上天国が出発していた。
イエスは、神の血統を三代復帰するために来た。イエスは第二アダムとして国家レベルの基台を立てなければならなかった。ローマまでだ。
再臨主もキリスト教も必要なかった。(ユダヤ教が一番悪い・・・)ユダヤ教、イスラエルの民、ローマ帝国の無知のために、イエスは十字架にかけられた。(君たちは)同意するか。
もし、ユダヤ教とイスラエルがイエスの教えを中心に一つになっていたら、ローマ帝国を凌駕していただろう。
第一アダムが神の真の愛、生命、血統を失ったので、それらを復帰するために第二アダムとしてイエスが来た。野生のオリーブの木を真のオリーブの木に接木するように。そうすれば、ヒンズー教、仏教などすでにあった宗教も、自然に吸収されていった。
神は、ヒンズー教、仏教、キリスト教などの宗教ではなく、神の下の一つの家族をご覧になりたいのだ。
イエスの十字架により、キリスト教が現れ、霊的救いのみ担うようになった。キリスト教は新婦宗教だ。新郎としてのイエスを失った。
十字架はイエス処刑の象徴であり、礼拝の対象なんかではない。十字架の後、イエスは四十日間にわたって弟子たちのもとを訪れたが、霊的にだけだった。
堕落により、アダム・エバは偽りの愛、生命、血統を相続し、偽りの父母となった。イエスは真の愛、生命、血統を持った救い主・メシアとして来られ、神との関係を取り戻し、真のオリーブの木畑に変えなければならなかった。
神が第一代ならば、第二アダムとして来られたイエスは第二代。イエスは、神の孫となる子女を持たなければならなかった。もしイエスが子女を持っていたならば、十字架にかかることはなかった。
ユダヤ教は最後の宗教になるはずだった。しかし、(ユダヤ教などの)失敗によりイエスが十字架にかけられ、新しい宗教が現れるようになった。
第一アダム、第二アダムの時代が終わり、今、再臨主・第三アダムの時代を迎えている。再臨主の使命は、真の愛、生命、血統を中心に三代を復帰することだ。
すべてのサタンの血統を洗い流すため、再臨主は、神の愛、生命、血統を中心に全世界を祝福しなければならない。そして、霊界と地上の統一させなけばならない。
今は最後の時、国連はバラバラだ。どこの国にもリーダー、主人はいない。ブッシュ大統領は米国の主人になっているか。アナン事務総長は国連の主人になっているだろうか。真の愛、生命、血統を中心とした真の主人、リーダーはどこにもいない。神はどこにも見つけることができない。それゆえに、神は、全世界が祝福を受け、真の愛、生命、血統を取り戻すために、再臨主を送られる。
イエスをはじめ霊界のあらゆる聖人、義人は「レバレント・ムーンは、真の救い主、メシア、真の父母だ」と証している。私は何も頼んでいないのに、霊界の現実を知り、真理を学んだからだ。
宗教はこれまで、独身生活を求めてきた。今は家庭の時代。宗教指導者といえども、祝福を受け、真の家庭を築かなければ天国には入れない。祝福により、真の愛、生命、血統を取り戻すことができる。また、それが罪なき真の子女を生む唯一の道だ。このようにして三代を築くなら、家庭で天国に入るだろう。それが天国の基礎だ。
祝福を通し、地上のみならず天上までも統一し、世界平和を築くのは統一教会(統一運動)しかない。
韓国人のレバレント・ムーンが、イスラムと何の関係があるか。何でキリスト教に関わるのか。それは神のためだ。神が願うものを知っているからだ。「神さえできないことを成し遂げる」といのが私の決意だ。
歴史を通して、神の戦法は「打たれて復帰する」ことだ。それが蕩減の法則だ。私が何をしているか知らずにみな反対してきた。米国においても、多くのクリスチャンが、ユダヤ人が、共産主義者が反対し、私を追い出そうとしてきた。
「天一国」時代が到来した。霊界と地上も、右翼も左翼も、イスラムもクリスチャンも、すべてが共に働き、家族として共に生きる。それが「天一国」だ。
世界平和は、宗教、国家を超え、子どもたちが国際結婚することで成し遂げられる。イスラムとユダヤ教徒が結婚する。共産主義国と民主主義国の若者が結婚する。そうすれば、われわれはすべて親戚となり、最後には全世界が一つの家族になるだろう。
弟を愛すべきカインがアベルを殺した時、神の心情は途方もなく傷ついた。一人の人間が殺されたのでさえそうなのに、いま世界では幾千万人が殺され、飢餓で死んでいく。神の心情が平安であるはずがない。
すべての人々を“修理”し、すべての宗教をなくしてしまわなければならない。そして、神の下の一つの家庭を築かなければ、希望はない。
真の“修理屋”は統一教会(統一運動)だ。霊界の聖人たちが「レバレント・ムーンだけが、天宙を一つにすることができる」と証ししている。もし信じないならば、彼らが霊界から降りてきてプッシュし、神のために働かせるだろう。
この混乱する世界のあらゆるところで、恩讐同士が殺し合っている。こんな状態が続くならばどこに人類の希望があるだろうか。ただ神主義だけが、世界人類を一つの家族にすることができる。
アダム・エバの時、神は三代を築こうとされた。今、その三代が復帰されなければならない。
神の下の一つの家族を築くための最もシンプルな方法が「交差結婚」だ。ユダヤ人とイスラム教徒が、北朝鮮の金正日と韓国のノ・ムヒョン大統領の子どもが、交差結婚するならば、恩讐関係は解消される。
時が来て、国連がレバレント・ムーンを招き、全人類に超宗教、超人種、超国家の祝福を行うことを決定するならば、一週間以内に全世界を復帰することができる。解決策はここにある。
真の祝福家庭になるならば、私たち自身が、親戚、知人を祝福することができる。時は来た。彼らが嫌がっても、力づくで祝福を受けさせなければならない。それが彼らのためだ。それが真に神の祝福だと知った時、感謝されるだろう。
そんなことを言えば、非難の的になるだけだ。テロリスト、ギャングの王だと思うかもしれない。私は80年間、これを教育し続けてきた。
ユダヤ、イスラム、キリスト教の指導者たち。交差祝福を行えと命じるならば、あなたちはそれに従うか。もし確信が持てないならば、候補者を私たちのところに送りなさい。四十日間以内に教育すれば、一〇〇%同意するようになるだろう。
やるかどうか。神が望んでいる。先祖が、あなたの宗教の始祖が望んでいる。ウソだと思うなら、今夜帰って祈ってみなさい。イエス、モハメッド、釈迦、孔子が来てはっきり答えるだろう。
善人なりたいか、悪人になりたいか。神の命令ならばやるかどうか。国際、人種、宗教、国家を超えた祝福に協力するならば、恩讐を愛したあなたは最初に天国に入るだろう。
きょうレバレント・ムーンが語ったことを信じるかどうか。(「Yes」)
「イエス」と答えた者は、左手を上げなさい。(みな上げる)「左」はサタンを象徴する。サタンが降伏した(もうサタンがいなくなった)。
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