監獄からの再出発
それで、解放後神霊集団をつくって、その霊的活動をするなかで、「エホバの夫人である。」と宣布する群れがいなければならず、また、そのような便りが北の方になければならないと思っていました。内的にはともかくとして、外的にでもそうしたアベル的集団がいなければならなかったのです。それで、「北韓にそのような信仰者の集団がある。」と言うので、先生は一九四六年に北韓に入りました。
そこで先生は、かつて「主がこのように来られる。」という啓示を受けていた神霊的な人々を集める運動を始めたのです。そのために、霊界ではとても忙しくなり、人々を送って先生のもとに集めようとする運動が始まったのです。それに対しどれほどの反対が起こったことでしょう。
その間、一九四八年九月九日に、北韓では共産党を中心とするサタンの主権が立てられたのです。そして、その年の八月十五日に韓国が樹立されました。このようにして、二つの政権が分立したので、それ以来世界は完全に二分するようになりました。それで、先生はサタン世界に行って再び条件を立てるのです。イエスは十字架で死んだ後に、失われたすべてを回復したのですが、先生は死ぬ前に監獄に行って、十二弟子を始め、すべてを取り戻して来なければなりません。だから、サタン世界に行って、そこから復帰歴史を成して行くのです。
このようにして、韓国の三十八度線を中心として北と南とに分かれることによって、共産世界と民主世界が分立されました。北韓においては、金日成がサタン側の再臨主の立場で“サタン側の父”として立ち、南においては、“神側の父”の形として来られるのです。そして、今までの基盤を再蕩減して、世界的な対立の中において収拾し、四十年期間を中心として、そのような環境を世界的に越えてゆく蕩減条件を立てなければ世界に行く道がないために、それを成してきたのが今までの統一教会の道であったのです。
それで、ここにおいて教会(創立)の条件として神の役事によって、復帰世界においても、外的な世界において、北韓の国の代表の中から神霊的、アベル的立場の人物を天が捜し出して、蕩減条件をなす人物として立て、各教派に連結させることによって、南の国家と連結することのできる出発が始まるのです。それが統一教会の歴史です。北韓においては、監獄に入れられて、南韓から再出発することのできる蕩減基準を満たすことによって、韓国における統一教会の新しい出発がなされたのです。
神の日を迎えるまで
それで、解放後十四年になれば一九六〇年です。この十四年というのは先生において長成期完成級の基準でした。なぜ十四年後だったのでしょう。七年路程においての最初の七年は旧約時代に相当し、次の七年は新約時代に相当します。イエス様の新約時代に該当する長成期完成級を中心として、全国家と全体が反対する中で、失われたものを再蕩減して奪って来るのです。このようにしながら、各教派の神霊集団において蕩減条件を成す立場の人物を全部収拾して、条件だけ立てるのです。そして、統一教会において再度育てながら、新しい世界運勢圏へと基盤を形成して世界にまで行かなければなりません。こうして統一教会の世界的版図が成されるのです。
次に、二次にわたる七年路程において、韓国国家を代表して、イエス様が失った霊的・肉的基準を連結しなければならなかったのです。たたえ、その前日まで先生が監獄にいたとしてもいいのです。先生は、イエスの十二弟子の背信を蕩減復帰しなければなりませんでした。十二弟子が皆反対したそういう中において乗り越え、捜し出していくのです。そこにおいて、十二弟子を中心として、三十六家庭が編成されました。それによって、旧約時代、新約時代、成約時代の横的な条件が立ち、イエスが死なずして働くことのできる段階に入って行くのです。
それで、お母様を迎えて、初めて着陸の基盤が構築され、霊肉を中心とした国家に向かって前進が始まるのです。そうしながら、父母の日、子女の日、万物の日を形成し、神の日に向かって前進しつつ、祝福と連結させながら条件を成して来て、一九六八年に神の日を制定したのであります。ここから、(統一教会は)世界時代へと前進して行ったのです。
国家基盤から世界基盤へ
そして一九七四年からは、一九六〇年プラス十四年ということで、国家基盤を中心として、霊肉実体を連結させて、世界的な時代へと越えていく、蘇生、長成の重要な時となるのです。当時、韓国におけるキリスト教は、霊的基盤しかなく、実体的な基盤はなかったのです。しかし、先生は韓国において蕩減条件を立てて、実体基盤を中心とした国家基準まで来るようにしたのです。そこで、ここに霊的世界基盤を連結しておかなければならないのです。キリスト教が反対したことによって、世界が反対したことになります。それで実体として、実際に実体基盤を韓国において造っておいたので、霊的基盤の世界基盤の中心地、アメリカにこれを連結させなければなりません。そのため、一九七四年を起点として、アメリカを中心に大復興会を催して、各キリスト教会において歓迎されるようになったのです。
霊的キリスト教が歓迎することによって、一九七一年十二月から一年間において全体の歓迎を受けたのです。レバレンド・ムーンが話す時は、千名以上集って来て、全体の歓迎を受けました。イエスがイスラエル民族の前に、国家的次元において失った肉的基盤を蕩減復帰するためには、このようにキリスト教の霊的世界的な基盤を、この韓国において形成された肉的国家基盤に接ぎ木することによって、世界的肉的基盤の形成に向かって出発しなければならなかったのです。これが原理なのです。
そうすることによって、韓国が国家的に、またキリスト教が反対することによって、世界的に引っかかっていたすべての内容を、アメリカにおいてことごとく歓迎されることによって解くと同時に、このアメリカの霊的世界基盤を韓国の実体基盤に接ぎ木することができるのです。
韓国は、七〇年代までに霊肉を中心とした国家基準まで蕩減復帰しました。その段階へと越えていったのです。そのために七〇年代を中心として、祝福家庭を全体動員して、国家全体へ向かって動員して、国家が反対するのにもかかわらず成したのです。これが三年路程の蕩減なのです。
このような基盤を整えたために、霊的基盤を中心として韓国は連結されたのですが、まだ、世界的な霊的基盤が整っていなかったのです。そこで、アメリカに来て歓迎を受けて、霊的基盤を連結させると同時に、国家基盤の上に実体的世界基盤を出発しなければならないのです。それはどういうことかといえば、国家的基盤における反対を世界的に蕩減復帰することなのです。そこで、一九七四年にアメリカで歓迎を受けることによって、ここから西欧社会の機動隊を中心として連結させて行くのです。
それで西欧社会に行って、ここで肉的蕩減条件を立てることのできる国家的次元に立って、世界に出ていくことのできる蕩減条件を立てなければなりません。一九七四年九月十八日、この時を中心として、先生がアメリカに来て、実体キリスト教文化圏である外的な政府を相手にして闘っていくようになるのです。
二千年前には、ユダヤ教とローマが一つとなって、イエス様を迫害して追い出してしまったのですが、現代においては、アメリカとイエス当時のユダヤ教の立場であるキリスト教が一つとなって、イエスの立場に立っている統一教会に反対したので、これを蕩減復帰しなければなりません。そこで、アメリカ政府とすべて連結されている韓国の政府と闘うようになったのです。
しかし、機動隊が行った時、韓国政府は私たちと一つとなって既成政会と闘いました。一九七五年六月七日、ヨイド広場における、世界的勝利の版図である六十二カ国と二百万の歓迎の群れを勝利の基盤として、アメリカに来て、実体世界基盤を蕩減復帰する路程を歩み始めたのであります。当時、キリスト教が反対したのですが、政府の後援の下で、完全に勝利の基盤を整えることができました。
そのようにして世界路程を出発して、ヤンキー大会とか、ワシントン大会を世界全体が反対する中で開いたのです。全体の反対をものともせずに、ワシントン大会による大勝利の段階へ入っていきました。その時が七六年です。
カナン福地に行く準備のための闘い
一九四五年から三年間摂理が延長されて、一九四八年に韓国政府が樹立されたので、一九八八年まで、この四十年間に三年を加えた四十三年間の期間において、すべてを蕩減しなければなりません。一九八八年までに、すべて決定づけなければならない闘いをしているのです。それで、解放後の四十三年間において神の国を捜し、国民を捜し、神の主権を捜さなければなりません。それに命を懸けて成していくのです。一九八五年は、国民に、カナン福地を目指して前進して行かなければならないことを通告する運動を始める年なのです。カナンの地に出ていかなければなりません。
一九八三年から三年間を中心として、カナン福地に行くための準備のためのこの闘いが、統一教会におけるすべての中心となるのです。アベルのすべての中心となるのです。イスラエル民族がカナン福地に向かう時に、エジプトにおいて出動命令を聞いて、皆が出て行きましたが、私たちの力では全体に通告することはできないので、既成教会の責任者たちと私たちとを連結していかなければなりません。
これを連結させるために、興進様が蕩減路程として昇和され、先生が蕩減を払いながら監獄の中で歩んでいるのです。既成教会と統一教会というカイン・アベルが、一つにならなければならないのに一体化できなかったので、これを蕩減復帰し、カイン・アベルを一つにしていくためには蕩減条件を立てなければなりません。そのために興進様の犠牲と、先生の投獄の路程が始まるのです。そうすることによって、キリスト教と一つになるのです。そうなれば宗教迫害ということはあり得ません。ばらばらになっているので、最後の日に、反対するものを解いてあげて、統一教会と一つになった群れとなって越えていくのです。数多くの宗派を立てて、復帰歴史をなしてきましたが、そのすべてが失敗したのを、先生一代において、統一教会を中心として蕩減復帰して、世界的に、名実共に蕩減歴史がこのように成されていったという事実を皆さんは聞いているでしょう。それらの結着をつけることのできる時を迎えたということは、どれほど摂理史的に意義があるかを皆さんは知らなければなりません。
今、先生が監獄の中において、行なっていることは何かといえば、宗教の連合をなしながら、これからのアメリカが一つの理想の道へと行くことのできる準備をしているのです。それにはカインとアベルが一つにならなければなりません。統一教会とキリスト教が一つになることによって、アメリカから世界の行く道が決まるのです。カインとアベルが一つにならなければ、次の次元へ越えていくことができません。だからこの期間がどういう期間かといえば、統一教会と既成教会のカイン・アベルを一つにするための条件を立てて越えていく期間なのです。これさえ越えていけば、神の国を捜すことのできる段階へと入っていくのです。
一九八八年になれば、キリスト教が一つとなって指名する国家的指導者が誕生し、その時にはカイン・アベルが一つとなって、世界の民主主義の問題を処理する時代へと越えていくのです。終りは告げられるのです。つまり、キリスト教がアベルとなり、政府全体がカインとなりますが、これが一つになるから、共産世界は存在できなくなります。共産世界は崩れてしまうのです。だから摂理史的に見るとき、今が最後の時である、ということを知らなければなりません。分かりますか。(「はい。」)
それで先生は、この道を、愛を中心として犠牲になりながら行くのです。犠牲と愛、怨讐を愛し、怨讐のために犠牲になる精神で行くのです。日本人と韓国人が怨讐であり、日本人とアメリカ人が怨讐であり、アメリカ人とドイツ人、これらの怨讐が一つとなって、ここにおいて神の国の伝統の基盤を、愛の伝統を築かなければ、神の国は出発することができないということを知らなければなりません。そのために出発するこの国に対して、サタン世界が讒訴することも闘うこともできないのです。それはなぜかといえば、怨讐同士が一つになったからです。サタンというのは怨讐を作るのですが、ここにおいて怨讐をなくしていくのです。これが異なるのです。分かりますか(「はい。」)ここにおいて神の国の伝統を作っておけば、それで終わりなのです。これからは世界的レベルで、そのような基盤を整えなければ、理想天国理念が出動できないという事実を知らなければなりません。
これらの怨讐同士が集まって、アメリカを救ってあげるというのです。アメリカを救おうとしている私を牢屋に入れてしまったので、私が出獄する時、世界が歓迎する日には、神の国の出動が始まるのです。私が出獄しない間は、世界はまだそのままです。
統一教会は跳び上がっていくのです。キリスト教と一つになるその日が来れば、自動的に先生は出獄するでしょう。キリスト教のすべての牧師たちに通告することが延長すればするほど、先生は出て来ることができません。そのように思って、歴史的にこのように重要な時期に来ているので、皆さんの前に通告する重要な時間であることを知って、はっきり理解していただきたいのです。私たちはそれを成していきましょう。(「はい。」)では元気で。(拍手)
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1. 文鮮明先生御言選集
文鮮明先生御言選集 19850104 - 内的統一教会史 4
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