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[일본어신문 사설 136]
[朝日新聞デジタル 2022年6月19日]
▣ 日銀(にちぎん)政策(せいさく)会合(かいごう) 円安(えんやす)の影響(えいきょう)急(いそ)ぎ検証(けんしょう)を。
(일본은행 정책 회합 엔하락의 영향 서둘러 검증을.)
日本(にほん)銀行(ぎんこう)が17日(じゅうしちにち)、大規模(だいきぼ)な金融(きんゆう)緩和(かんわ)の継続(けいぞく)を決(き)めた。各国(かっこく)が利上(りあ)げに進(すす)むなか、急速(きゅうそく)な円安(えんやす)や株安(かぶやす)傾向(けいこう)が続(つづ)く。「現状(げんじょう)維持(いじ)」だけで日本(にほん)経済(けいざい)の安定(あんてい)が保(たも)てるのか。日銀(にちぎん)は検証(けんしょう)を急(いそ)ぎ、先行(さきゆ)き指針(ししん)の再検討(さいけんとう)など、的確(てきかく)な対応(たいおう)をとる必要(ひつよう)がある。
(일본은행이 17일, 대규모 금융완화의 계속을 결정했다. 각국이 금리 인상으로 진행되는 가운데, 급속한 엔저와 주가 하락세가 계속된다. “현상 유지”만으로 일본 경제의 안정을 유지할 수 있는가. 일본은행은 검증을 서둘러, 장래 지침의 재검토 등, 정확한 대응을 취할 필요가 있다.)
[단어]
○ 会合(かいごう) 회합. ※ 会合(かいごう)に出(で)る 모임에 나가다.
○ 円安(えんやす) 엔화 약세. ⇔ 円高(えんたか)
○ 検証(けんしょう) 검증.
○ 規模(きぼ) 규모.
○ 金融(きんゆう) 금융.
○ 緩和(かんわ) 완화.
○ 継続(けいぞく) 계속.
○ 利上(りあ)げ 이자 인상. 금리 인상.
○ 急速(きゅうそく) 급속.
○ 株安(かぶやす) 주가 약세.
○ 傾向(けいこう) 경향.
○ 現状(げんじょう) 현상.
○ 維持(いじ) 유지.
○ 安定(あんてい) 안정.
○ 保(たも)つ (타) 가지다. 지니다. (자) 유지되다. ⇒ 保(たも)てる
○ 先行(さきゆき) 장래. 전망.
○ 指針(ししん) 지침.
○ 的確(てきかく) 적확. 딱 들어맞음.
○ 対応(たいおう) 대응.
米国(べいこく)では約40年(やくよんじゅうねん)ぶりの物価高(ぶっかたか)の勢(いきお)いが続(つづ)き、米連邦(べいれんぽう)準備(じゅんび)制度(せいど)理事会(りじかい)は、利上(りあ)げのペースを一段(いちだん)と速(はや)め。欧州(おうしゅう)中央(ちゅうおう)銀行(ぎんこう)も、来月(らいげつ)に11年(じゅういちねん)ぶりに利上(りあ)げする方針(ほうしん)を示(しめ)している。円安(えんやす)圧力(あつりょく)の背景(はいけい)になってきた日本(にほん)との金利差(きんりさ)拡大(かくだい)は、当面(とうめん)続(つづ)きそうだ。
(미국에서는 40여 년 만의 고물가 행진이 이어지면서, 미 연방준비 제도이사회는, 금리 인상 속도를 한층 앞당겼다. 유럽중앙은행도, 다음 달에 11년 만에 금리를 올릴 방침이다. 엔저 압력의 배경이 돼 온 일본과의 금리차 확대는, 당분간 계속될 것으로 보인다.)
[단어]
○ 物価(ぶっか) 물가.
○ 勢(いきお)い 기세. 힘. 세력.
○ 一段(いちだん) 일단. 한층. 더욱.
○ 速(はや)める 예정보다 이르게 하다.
○ 圧力(あつりょく) 압력.
○ 背景(はいけい) 배경.
○ 金利(きんり) 금리.
○ 拡大(かくだい) 확대.
○ 当面(とうめん) 당면. 당분간.
円安(えんやす)は、輸出(ゆしゅつ)企業(きぎょう)の収益(しゅうえき)を膨(ふく)らませる一方(いっぽう)、海外(かいがい)製品(せいひん)の値上(ねあ)がりを増幅(ぞうふく)し、家計(かけい)や輸入(ゆにゅう)企業(きぎょう)の負担(ふたん)になる。約3カ月(やくさんかげつ)で20円(にじゅうえん)もの円安(えんやす)進行(しんこう)は、家計(かけい)の先行(さきゆき)不安(ふあん)や企業(きぎょう)の事業(じぎょう)計画上(けいかくじょう)の不透明(ふとうめい)要因(よういん)になり、経済(けいざい)全体(ぜんたい)への悪影響(あくえいきょう)を見過(みす)ごせない。
(엔화 약세는, 수출기업의 수익을 부풀리는 한편, 해외제품의 가격 상승을 증폭시켜, 가계와 수입기업에 부담이 된다. 약 3개월 만에 20엔의 엔화 약세 진행은, 가계의 장래 불안과 기업의 사업계획상 불투명요인이 되어, 경제 전체에 악영향을 간과할 수 없다.)
[단어]
○ 輸出(ゆしゅつ) 수출.
○ 収益(しゅうえき) 수익.
○ 膨(ふく)らます 부풀리다. 부풀게 하다. ⇒ 膨(ふく)らませる
○ 製品(せいひん) 제품.
○ 値上(ねあ)がり 값이 오름.
○ 輸入(ゆにゅう) 수입.
○ 負担(ふたん) 부담.
○ 進行(しんこう) 진행.
○ 不安(ふあん) 불안.
○ 事業(じぎょう) 사업.
○ 計画(けいかく) 계획.
○ 透明(とうめい) 투명. ⇒ 不透明(ふとうめい)
○ 要因(よういん) 요인.
○ 全体(ぜんたい) 전체.
○ 影響(えいきょう) 영향. ⇒ 悪影響(あくえいきょう)
○ 見過(みす)ごす 보고도 그냥두다. 못 본 체하다.
日銀(にちぎん)も17日(じゅうしちにち)の公表文(こうひょうぶん)で「金融(きんゆう)・為替市場(かわせしじょう)の動向(どうこう)」への注視(ちゅうし)を追加(ついか)した。日銀(にちぎん)の金融(きんゆう)政策(せいさく)は為替(かわせ)操作(そうさ)が目的(もくてき)ではないが、長期(ちょうき)金利(きんり)を一定(いってい)水準(すいじゅん)で厳格(げんかく)に頭打(あたまう)ちにするいまの政策(せいさく)の余波(よは)が、外国(がいこく)為替(かわせ)市場(しじょう)に及(およ)んでいる側面(そくめん)も直視(ちょくし)する必要(ひつよう)がある。
(일본은행도 17일의 공표문에서 “금융·외환 시장의 동향”에의 주시를 추가했다. 일본은행의 금융정책은 환율조작이 목적은 아니지만, 장기금리를 일정 수준에서 엄격히 포화하는 현 정책의 여파가, 외환시장에 미치고 있는 측면도 직시할 필요가 있다.)
[단어]
○ 公表(こうひょう) 공표.
○ 為替(かわせ) 환. ⇒ 為替市場(かわせしじょう) 외환시장
- 為替(かわせ)相場(そうば) 환시세.
○ 追加(ついか) 추가.
○ 操作(そうさ) 조작.
○ 水準(すいじゅん) 수준.
○ 厳格(げんかく) 엄격.
○ 頭打(あたまう)ち 시세가 막힌 상태. 일반적으로 사물이 극한에 도달하여 더 이상 진전할 가망이 없는 상태.
○ 余波(よは) 여파.
○ 及(およ)ぶ 미치다.
○ 側面(そくめん) 측면.
○ 直視(ちょくし) 직시.
日銀(にちぎん)は18年(じゅうはちねん)に、長短(ちょうたん)金利(きんり)について「当分(とうぶん)の間(あいだ)、現在(げんざい)のきわめて低(ひく)い水準(すいじゅん)を維持(いじ)する」という先行(さきゆ)き指針(ししん)を導入(どうにゅう)した。19年(じゅうきゅうねん)秋(あき)に「現在(げんざい)の水準(すいじゅん)またはそれを下回(したまわ)る水準(すいじゅん)」という表現(ひょうげん)に変(か)え、コロナ禍(か)もあって今(いま)も続(つづ)けている。経済(けいざい)環境(かんきょう)の世界的(せかいてき)激変(げきへん)を踏(ふ)まえ、この指針(ししん)のあり方(かた)を見直(みなお)すべき局面(きょくめん)ではないか。
(일본은행은 2018년에, 장단기 금리에 대해 “당분간 현재의 극히 낮은 수준을 유지한다”는 전망치를 도입했다. 지난 19년 가을에 “현재 수준 또는 그것을 밑도는 수준”이라는 표현으로 바꿨고, 코로나19 사태도 있어 지금도 계속하고 있다. 경제 환경의 세계적 격변을 근거로 해, 이 지침의 본연의 자세를 재검토해야 하는 국면이 아닌가.)
[단어]
○ 長短(ちょうたん) 장단.
○ 当分(とうぶん) 당분간. 잠시동안.
○ きわめて 극히. 더없이. 지극히.
○ 水準(すいじゅん) 수준.
○ 導入(どうにゅう) 도입.
○ 下回(したまわ)る 하회하다. 밑돌다.
○ 環境(かんきょう) 환경.
○ 激変(げきへん) 격변.
○ 踏(ふ)まえる 밟아 누르다. 힘차게 밟다.
○ 見直(みなお)す 다시보다. 재검토하다. 나아지다.
○ 局面(きょくめん) 국면.
為替(かわせ)相場(そうば)の変動(へんどう)スピードだけでなく、円安(えんやす)そのものの影響(えいきょう)についても十分(じゅうぶん)な検証(けんしょう)と説明(せつめい)が必要(ひつよう)だ。日銀(にちぎん)は1月(いちがつ)に、19年(じゅうきゅうねん)までのデータをもとに、円安(えんやす)の実質(じつしつ)GDPへの効果(こうか)が近年(きんねん)も含(ふく)めプラスとの分析(ぶんせき)を示(しめ)した。現状(げんじょう)でも妥当(だとう)なのか、改(あらた)めて分析(ぶんせき)を急(いそ)ぎ、国民(こくみん)に示(しめ)すべきだろう。
(환율 변동 속도뿐 아니라, 엔화 약세 자체의 영향에 대해서도 충분한 검증과 설명이 필요하다. 일본은행은 1월에, 19년까지의 데이터를 기초로, 엔하락의 실질 GDP에의 효과가 근년도 포함해 플러스라는 분석을 나타냈다. 현 상태에서도 타당한지, 다시 분석을 서둘러, 국민에게 보여줘야 할 것이다.)
[단어]
○ 変動(へんどう) 변동.
○ 検証(けんしょう) 검증.
○ 実質(じつしつ) 실질.
○ 効果(こうか) 효과.
○ 近年(きんねん) 근년. 근래.
○ 含(ふく)める 포함시키다.
○ 分析(ぶんせき) 분석.
○ 示(しめ)す 가리키다. 보이다.
○ 現状(げんじょう) 현상.
○ 妥当(だとう) 타당.
○ 改(あらた)める 고치다. 변경하다.
一方(いっぽう)、日本(にほん)の消費者(しょうひしゃ)物価(ぶっか)上昇率(じょうしょうりつ)は、いまのところ欧米(おうべい)に比(くら)べれば、かなり低(ひく)い。資源(しげん)や食料(しょくりょう)などの国際(こくさい)価格(かかく)の高騰(こうとう)による影響(えいきょう)も、長(なが)くは続(つづ)かないと日銀(にちぎん)は見(み)ている。景気(けいき)回復(かいふく)や賃金(ちんぎん)上昇(じょうしょう)の遅(おく)れもあり、金融(きんゆう)緩和(かんわ)で下支(したざさ)えする必要性(ひつようせい)は理解(りかい)できる。
(반면, 일본의 소비자물가 상승률은, 현재 서유럽에 비하면, 상당히 낮다. 자원과 식량 등 국제가격 급등에 따른 영향도, 오래가지 않을 것으로 일본은행은 내다봤다. 경기회복과 임금상승 지연도 있어, 금융완화로 뒷받침할 필요성을 이해할 수 있다.)
[단어]
○ 消費(しょうひ) 소비.
○ 上昇(じょうしょう) 상승.
○ 比(くら)べる 비교하다.
○ 資源(しげん) 자원.
○ 食料(しょくりょう) 식료.
○ 価格(かかく) 가격.
○ 高騰(こうとう) 고등. 물가가 오름.
○ 影響(えいきょう) 영양.
○ 景気(けいき) 경기.
○ 回復(かいふく) 회복.
○ 賃金(ちんぎん) 임금.
○ 遅(おく)れる 늦다.
○ 緩和(かんわ) 완화.
○ 下支(したささ)え 금액이 그 이하로 떨어지지 않도록 막음.
ただ、要因(よういん)は何(なん)であれ、2%(にパーセント)の物価(ぶっか)上昇率(じょうしょうりつ)目標(もくひょう)を大(おお)きく上回(うわまわ)る状況(じょうきょう)が持続(じぞく)するようなことになれば、経済(けいざい)への弊害(へいがい)が大(おお)きい。欧米(おうべい)の当局(とうきょく)がインフレ高進(こうしん)を見通(みとお)せなかった教訓(きょうくん)も踏(ふ)まえ、経済(けいざい)の変化(へんか)に目(め)を凝(こ)らさなければならない。
(다만 요인은 무엇이든, 2%인 물가상승률 목표를 크게 웃도는 상황이 지속된다면, 경제 폐해가 크다. 구미 당국이 인플레이션 고진을 내다보지 못한 교훈도 감안해, 경제 변화에 눈여겨봐야 한다.)
[단어]
○ 物価(ぶっか) 물가.
○ 上昇(じょうしょう) 상승.
○ 上回(うわまわ)る 상회하다.
○ 状況(じょうきょう) 상황.
○ 持続(じぞく) 지속.
○ 弊害(へいがい) 폐해.
○ 当局(とうきょく) 당국.
○ 高進(こうしん) 고진. 앙진. 항진.
○ 見通(みとお)す 내다보다.
○ 教訓(きょうくん) 교훈.
○ 変化(へんか) 변화.
○ 凝(こ)らす 엉기게 하다. 한곳에 집중시키다.
かじ取(と)りが難(むずか)しい局面(きょくめん)であればこそ、政策(せいさく)の意図(いと)や効果(こうか)を丁寧(ていねい)に説明(せつめい)する必要(ひつよう)がある。黒田(くろだ)東彦(はるひこ)総裁(そうさい)は「家計(かけい)の値上(ねあ)げ許容度(きょようど)が高(たか)まっている」と講演(こうえん)で発言(はつげん)し、批判(ひはん)を浴(あ)びて撤回(てっかい)した。中央(ちゅうおう)銀行(ぎんこう)の信頼(しんらい)を自(みずか)ら掘(ほ)り崩(くず)す行為(こうい)を繰(く)り返(かえ)してはならない。
(조향에 어려움을 겪는 국면이어야 말로, 정책의도와 효과를 꼼꼼히 설명할 필요가 있다. 구로다 하루히코 총재는 “가계의 인상 허용도가 높아지고 있다”고 강연에서 발언했다가. 비판을 받고 철회했다. 중앙은행의 신뢰를 스스로 무너뜨리는 행위를 되풀이해서는 안 된다.)
[단어]
○ 舵取(かじと)り 조타. 키잡이.
○ 局面(きょくめん) 국면.
○ 意図(いと) 의도.
○ 丁寧(ていねい) 친절함. 정중함.
○ 総裁(そうさい) 총재.
○ 許容(きょよう) 허용. ⇒ 許容度(きょようど)
○ 講演(こうえん) 강연.
○ 発言(はつげん) 발언.
○ 浴(あ)びる 뒤집어쓰다.
○ 徹底(てってい) 철저.
○ 信頼(しんらい) 신뢰.
○ 崩(くず)す 무너뜨리다. ⇒ 掘(ほ)り崩(くず)す
○ 行為(こうい) 행위.
○ 繰(く)り返(かえ)す 되풀이하다. 반복하다.
https://www.asahi.com/articles/DA3S15328545.html?iref=pc_rensai_long_16_article
▣ 日銀政策会合 円安の影響急ぎ検証を。
日本銀行が17日、大規模な金融緩和の継続を決めた。各国が利上げに進むなか、急速な円安や株安傾向が続く。「現状維持」だけで日本経済の安定が保てるのか。日銀は検証を急ぎ、先行き指針の再検討など、的確な対応をとる必要がある。
米国では約40年ぶりの物価高の勢いが続き、米連邦準備制度理事会は、利上げのペースを一段と速めた。欧州中央銀行も、来月に11年ぶりに利上げする方針を示している。円安圧力の背景になってきた日本との金利差拡大は、当面続きそうだ。
円安は、輸出企業の収益を膨らませる一方、海外製品の値上がりを増幅し、家計や輸入企業の負担になる。約3カ月で20円もの円安進行は、家計の先行き不安や企業の事業計画上の不透明要因になり、経済全体への悪影響を見過ごせない。
日銀も17日の公表文で「金融・為替市場の動向」への注視を追加した。日銀の金融政策は為替操作が目的ではないが、長期金利を一定水準で厳格に頭打ちにするいまの政策の余波が、外国為替市場に及んでいる側面も直視する必要がある。
日銀は18年に、長短金利について「当分の間、現在のきわめて低い水準を維持する」という先行き指針を導入した。19年秋に「現在の水準またはそれを下回る水準」という表現に変え、コロナ禍もあって今も続けている。経済環境の世界的激変を踏まえ、この指針のあり方を見直すべき局面ではないか。
為替相場の変動スピードだけでなく、円安そのものの影響についても十分な検証と説明が必要だ。日銀は1月に、19年までのデータをもとに、円安の実質GDPへの効果が近年も含めプラスとの分析を示した。現状でも妥当なのか、改めて分析を急ぎ、国民に示すべきだろう。
一方、日本の消費者物価上昇率は、いまのところ欧米に比べれば、かなり低い。資源や食料などの国際価格の高騰による影響も、長くは続かないと日銀は見ている。景気回復や賃金上昇の遅れもあり、金融緩和で下支えする必要性は理解できる。
ただ、要因は何であれ、2%の物価上昇率目標を大きく上回る状況が持続するようなことになれば、経済への弊害が大きい。欧米の当局がインフレ高進を見通せなかった教訓も踏まえ、経済の変化に目を凝らさなければならない。
かじ取りが難しい局面であればこそ、政策の意図や効果を丁寧に説明する必要がある。黒田東彦総裁は「家計の値上げ許容度が高まっている」と講演で発言し、批判を浴びて撤回した。中央銀行の信頼を自ら掘り崩す行為を繰り返してはならない。