■ お吉物語 おきちものがたり
1960
唄 天津羽衣
1.
泣いて 昔が 返るなら
ないて むかしが かえるなら
何て 愚痴など 言うものか
なんて ぐちなど いうものか
花の 命は 一度だけ
はなの いのちは いちどだけ
止して お呉れよ 気休は
よして おくれよ きやすめは
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何も彼も お仕舞いなんだ
なにもかも おしまいなんだ
でもさ、 私にゃ 判ったのさ
でもさ、 わたしにゃ わかったのさ
どんなに 男を 憎んだって 女は女
どんなに おとこを にくんだって おんなはおんな
女一人じゃ 暮せないって 事がさ
おんなひとりじゃ くらせないって ことがさ
世の中を 渡り歩いて
よのなかを わたりあるいて
染染 そう 思ったんだよ
しみじみ そう おもったんでよ
私だって 女だものね
わたしだって おんなだものね
2.
夢を見ました 恋を為た
ゆめをみました こいをした
二世を 誓った 人も居た
にせを ちかった ひともいた
女の 心を 紅 椿
おんなの ごころを べに つばき
何処で 誰が 折ったやら
どこで どなたが おったやら
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ハリスさんも 死んだ。鶴さんも 死んだ。
ハリスさんも しんだ。つるさんも しんだ。
今度は 私の番なんだ。
こんどは わたしのばんなんだ。
今の 私は、穴のあいた 三味線見たいな 者なんだ。
いまのわたしは、 あなのあいた さみせんみたいな ものなんだ。
どんなに 繕って 見たって
どんなに つくろって みたって
もう 昔の音なんか 出やしない
もう むかしのおとなんか でやしない
お酒だよ お酒お呉れツ
おさけだよ おさけおくれツ
3.
辛い 浮世の 路地裏で
つらい うきよの ろじうらで
毒と 知りつつ 呑むお酒
どくと しりつつ のむおさけ
下田港の お月様
しもだみなとの おつきさま
明過ぎます お吉には
あかすぎます おきちには
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1.
▲泣いて 昔が 返るなら
ないて むかしが かえるなら
返る かえる
返ります かえります
返らない かえらない
返ろう かえろう
(본디 상태로) (되)돌아가다[오다].
童心に 返る
どうしんに かえる
동심으로 돌아가다
(본디 있던 곳으로) 되돌아오다.
木霊が 返る
こだまが かえる
메아리가 되돌아오다
元に 返る
もとに かえる
본디 상태로 돌아가다
忘れる 物が 返る
わすれる ものが かえる
잃어버린 물건이 되돌아오다.
▲何で 愚痴など 言うものか
なんで ぐちなど いうものか
愚痴 ぐち 푸념
愚痴を 溢す
ぐちを こぼす
푸념하다
先に 帰った来た 女房が 愚痴を 溢す
さきに かえったきた にょうぼうが ぐちを こぼす
먼저 돌아온 아내가 바가지를 긁는다
▲花の 命は 一度だけ
はなの いのちは いちどだけ
▲止してお呉よ 気休めは
よしておくれよ きやすめは
止す よす
止します よします
止さない よさない
止そう よそう
중지하다; 그만두다
喧嘩は 止せ
けんかは よせ
싸움은 그만두어라
止める 辞める やめる
止めます 辞めます やめます
止めない 辞めない やめない
止めよう 辞めよう やめよう
그만두다; 중지하다; 끊다.
話を 止める
はなしを やめる
이야기를 중지하다
行くのを 止める 事に 為る
いくのを やめることに する
가는 것을 그만두기로 하다.
気休 きやすめ
한때의 위안[안심], 한때 안심시키기 위한 허황된 위안의 말(을 함).
気休を 言う
きやすめを いう
일시적인 위안의 말을 하다.
気休に 言う
きやすめに いう
안심시키기 위해서 말하다
気休に 過ぎない
きやすめに すぎない
잠시 안심시키기 위한 행위에 불과하다
気休に 薬を 飲ませる
きやすめに くすりを のませる
잠시 마음을 가라앉히기 위해 약을 먹이다
何事を 循環的な 物として 考えるのは 気休だ
なにごとを zyんかんてきな ものとして かんがえるのは きやすめだ
만사를 돌고 도는 것으로 생각하는 것은 자기 위안이다((한 번 놓친 기회는 좀처럼 다시 오는 것은 아니다))
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▲何もかも お仕舞いなんだ
なにもかも おしまいなんだ
何も彼も なにもかも
무엇이든; 일체; 모두. (이것저것) 모두
何も彼も 忘れて
なにもかも わすれて
모든 것을 다 잊고
何も彼も 焼けて しまった
なにもかも やけて しまった
모든 것이 다 타 버렸다.
何も彼も さらけ出す
なにもかも さらけだす
무엇이든 모두 털어놓다
曝す さらす
曝します さらします
曝さない さらさない
曝そう さらそう
햇볕에 쬐다; 또, 비바람을 맞히다.
何も彼も 終わった
なにもかも おわった
모두 다 끝났다
仕舞い しまい 최후; 마지막.
映画を 仕舞まで 見る
えいがを しまいまで みる
영화를 끝까지 보다
파(罷)함; 끝맺음.
仕舞を 付ける
しまいを つける
결말을 짓다; 처리하다
매진.
白菜は 今日は 仕舞いになりました
はくさいは きょうは しまいになりました
배추가 오늘은 다 팔렸습니다.
▲でもさ、 私にゃ 判ったのさ
でもさ、 あたしにゃ わかったのさ
分かる 判る 解る わかる
分かります 判ります わかります
分からない 判らない わからない
分かろう 判ろう わかろう
판명되다.
結果が 分かる
けっかが わかる
결과가 밝혀지다
판단·이해할 수 있다.
味の 分かる 人
あじの わかる ひと
맛을 아는 사람
▲どんなに 男を 憎んだって 女は女、
どんなに おとこを にくんだって おんなはおんな、
どんなに 아무리
どんなに 遅くでも 三時までには 戻ります
どんなに おそくでも さんじまでには もどります
아무리 늦어도 3시까지는 돌아오겠습니다.
どんなに 辛くても 諦めなかった
どんなに つらくても あきらめなかった
아무리 괴로워도 포기하지 않았다
どんなに 頑張っても 報われない
どんなに がんばっても むくわれない
아무리 노력해도 보답받지 못하다
どんなに 時代が 変わっても 変わらない物が 有る
どんなに じだいが かわっても かわらないものが ある
아무리 시대가 바뀌어도 변하지 않는 것이 있다
何様な どんな 어떠한; 어떤.
どんな本 どんなほん 어떠한 책
憎む にくむ
憎みます にくみます
憎まない にくまない
憎もう にくもう
미워하다; 증오하다.
憎むべき 犯罪
にくむべき はんざい
가증스러운 범죄
시기[질투]하다.
人の 幸福を 憎む
ひとの こうふくを にくむ
남의 행복을 시기하다.
罪を憎んでも その人を 憎むな
つみを にくんでも そのひとを にくむな
죄를 미워하되 사람을 미워하지 마라
君を 憎む余り
きみを にくむあまり
너를 미워하는 나머지
憎い にくい
憎かろう にくかろう
憎くない にくくない
憎くて にくくて
밉다.
憎い奴
にくいやつ
미운 놈
▲女 一人じゃ 暮せないって 事がさ。
おんな ひとりじゃ くらせないって ことがさ。
暮す くらす
暮します くらします
暮さない くらさない
暮そう くらそう
하루를 보내다.
春日を 暮す
はるびを くらす
봄날을 보내다
살다; 세월을 보내다.
毎日を 幸に 暮す
まいにちを しあわせに くらす
매일을 행복하게 살다.
살아가다; 지내다.
田舎で 暮す
いなかで くらす
시골에서 살다
一日じゅう 本を 読んで 暮す
いちにちじゅう ほんを よんで くらす
하루 종일 책을 읽으면서 날을 보내다.
気楽に 暮す
きらくに くらす
홀가분하게 지내다
暮せる くらせる
暮せます くらせます
暮せない くらせない
暮せよう くらせよう
▲世の中を 渡り歩いて 沁沁 そう 思ったんだよ
よのなかを わたりあるいて しみじみ そう おもったんだよ
渡り歩く わたりあるく
渡り歩きます わたりありきます
渡り歩かない わたりあるかない
渡り歩こう わたりあるこう
(일을 찾아서) 여기저기 떠돌아다니다; 전전(轉轉)하면서 일·일터를 바꾸다.
旅から 旅へと 渡り歩く
たびから たびへと わたりあるく
여행하느라 여기저기 떠돌아다니다
全国を 渡り歩く
ぜんこくを わたりあるく
(일거리를 찾아) 전국을 떠돌아다니다
あちこちの 会社を 渡り歩く
あちこちの かいしゃを わたりあるく
여기저기 회사를 전전하다.
沁々 染々 染染 沁沁 しみじみ
마음속에 깊이 느끼는 모양.
진실로; 통절히; 절실히.
自分の遣っている 事が 染染 嫌に なった
じぶんの やっている ことが しみじみ いやになった
자기가 하고 있는 일이 정말 싫어졌다
곰곰이; 진지하게.
染染 聴く
しみじみ きく
진지하게 듣다
조용하고 침착한 모양: 차근차근; 차분히.
染染 言い聞かす
しみじみ いいきかす
차근차근[차분히] 타이르다
染染と 喜びを 味わう
しみじみと よろこびを あじわう
마음속 깊이 기쁨을 맛보다.
外国語の 必要を 染染 感じる
がいこくごの ひつようを しみじみ かんじる
외국어의 필요성을 절실히 느끼다
ご意見は 染染 胸に 答えます
ごいけんは しみじみ むねに こたえます
당신의 충언은 깊이 저의 마음을 찌릅니다[가슴속 깊이 사무칩니다]
▲私だって 女だものね
わたしだって おんなだものね
2.
夢も 見ました 恋も 為た
ゆめも みました こいも した
二世を 誓った 人も居た
にせを ちかった ひともいた
娘 心の 紅椿
むすめ ごころの べにつばき
紅 椿 べに つばき
椿 つばき 동백나무.
椿の花 つまきのはな 동백꽃.
何処で 誰が 折ったやら
どこで どなたが おったやら
折る おる
折ります おります
折らない おらない
折ろう おろう
(기세 따위를) 죽이다; 굴(복)하다.
我を 折る
がを おる
(a)자기 주장[고집]을 굽히다; (b)상대의 역량에 탄복하다
꺾다; 부러뜨리다.
木の枝を 折る
きのえだを おる
나뭇가지를 꺾다
骨を 折る
ほねを おる
(a)뼈를 부러뜨리다((뼈가 부러지다)); (b)애쓰다; 고생하다.
居る 織る おる
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▲ハリスさんも 死んだ。鶴さんも 死んだ。
ハリスさんも しんだ。つるさんも しんだ。
▲今度は 私の番なんだ。
こんどは わたしのばんなんだ。
▲今の 私は、穴のあいた 三味線見たいな 者なんだ
いもの わたしは、あなのあいた さみせんみたいな ものなんだ
穴 孔 あな 구멍. 뚫린 공간. 구덩이
ボダンの 穴
ボダンの あな
단춧구멍
구덩이.
穴を 掘る
あなを ほる
구멍을 파다
결점; 약점.
穴探し
あなさがし
흠잡기
三味線 さみせん
일본 고유의 음악에 사용하는, 세 개의 줄이 있는 현악기
▲どんなに 繕って 見たって もう 昔の音なんか 出やしない。。
どんなに つくろって みたって もう むかしのおとなんか でやしない
繕う つくろう
繕います つくろいます
繕わない つくろわない
繕おう つくろおう
고치다; 수선[수리]하다; 깁다.
綻びを 繕う
ほころびを つくろう
(옷의) 터진 데를 깁다
겉을 꾸미다.
가다듬어 꾸미다; 보기 좋게 하다.
身なりを 繕う
みなりを つくろう
옷차림을 매만져 꾸미다
▲お酒だよ お酒 お呉れツー
おさけだよ おさけ おくれツー
3.
▲辛い 浮世の 路地裏で
つらい うきよの ろじうらで
▲毒と 知りつつ 呑む お酒
どくと しりつつ のむ おさけ
▲下田港の お月様
しもだみなとの おつきさま
▲明る過ぎます お吉には
あかるすぎます おきちには
https://youtu.be/AQJGjvsdAOU
https://youtu.be/1RNrUR7H4Ag
https://youtu.be/c_hjsu0yASQ
https://youtu.be/3oqPP2E4-QA