3人ともう1人
サイン会は時間通り終わった
トイレで着替えて3時のお茶をした
2人して其々のサインを見て
同じじゃん、流石アイドルとか話した
そだ付箋紙見なきゃと
加奈子ちゃんは
こんな質問だった
今日の私は何点ですか?
① 0
② 30点
③ 問題外
④ その他
流石の高校生だ
メンバーの皆は④だった
100点と書いていたり
かわいいですとか
ユウトさんのが不思議
ありがとう。
何だろう?何がありがとう?
笑うしかなかった
かなうちゃんのは?
ほぼ皆さんは①だった
マタキテネとか書いていた
告のだげ④
アリガトウ マタネ
ちょっと笑えた
加奈子ちゃんも、笑ってる
楽しかったよねと写真を見てると
そだタオル返しました?と聞かれた
あの時ミニスカートヤバかった!
もう見えちゃうとか思ったら
タオル掛けに行ったから驚いた
でも優しいですよねと
だよねと笑いあって
制服はまたクリーニングして
返すねと笑ったら記念品だよと
もうそんな魔改造制服使えないと
お台場海浜公園の駅迄送り
ホテルに向かった
まだ夏の名残りの陽射しの空が
余りに綺麗でしばらく眺めた
うっすら真昼の月が見えた
さくらに到着して神戸ですと名乗ると
店の奥の窓からレインボーブリッジが
綺麗に見えるカウンター席に案内された
冷たい麦茶をゆっくり飲んでいたら
爽やかな薫りがした
求が大きな荷物抱えてやって来た
流石に時間に遅れない叶ちゃんだ
笑われてる!
直ぐにさっき見た洋服だが
全く違う笑顔の告が現れた
告が部屋に入ると女性の係の方が
静かに間仕切りの障子みたいな
パーティションを閉めてくれた
告になれないからね
人の目があるとさ
なるほどと思ったが
え?この空間を貸し切りに?
告は閉まった瞬間に大爆笑だ
「叶ちゃん さっきの服にさ
制服に着替えなよ。兄ちゃんも
笑ってくれるからさ!」
求は不思議そうな顔をしてる
告がざっくり話して2人で
大爆笑してる。全く失礼だ
3人でカウンターに座り
天ぷらを食べながら色々話した
求は新しい会社が忙しく
こないだ久しぶりにおやじと
告の いやPENTAGONのライブを
観たんだよと
こいつ 無茶苦茶カッコいいんだよと
微笑んでいたんだ
あの懐かしい優しい気配の笑顔だ
告はもうすぐ事務所の更新があると
もう7年も経過したんだと
来年にはどうにかしなきゃだと
悩んでるみたいな決めたみたいな
静かに語っていた
求が途中で立ち上がり
告の横に行き優しく抱きしめて
背中をポンポンしていた
私はそれを眺めて光が居ると
1人で静かに泣いた
私はこの20年何1つ忘れてなかった
3歳と6歳と9歳はそれなりに
成長したけれど
何も変わらない事があった
光が居ない事と
光の気配は確かに3人の中にある事
凄く美味しい天ぷらだった
叶ちゃんの推し活はどうと聞かれた
彼は優勝したんだよ
デビューも決まったんだよと
話したら
嬉しいんだと2人して笑ってた
告がニヤケながら言った
「僕の友人のアダチクンがさ
カズタクンに会ったらしいよ」
えーと叫んだ!
変な事言ってないよね。
ニヤニヤ笑いながら
さて?と言われた
その時急に求が怒った
「俺とランチ断ってサイン会。
なんだそれ!何かムカついた」
だって俺アイドルだからと
告が私の頭をポンポンしてきて
また逢えただろ!と笑ってる
加奈子ちゃんのアリガトウの意味は?
もちろん連れて来てくれたのと
あのミニスカートだよ!
あーあーきっとこの先
永久に言われるんだろうな、
仕方ないか。
私も大爆笑していた。
あ!タオル返してないと叫んだら
粗品だよと笑われた
求は大きな荷物をくれた
前のシリーズの大きいバージョンだからと
あ!ごめん袋のまんままだ見てないと
言い終わらない内に
求にコラーと叱られた。
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君が星なら私は月になりたい㉚
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