+神をたたえよう。神は偉大、すべては神に造られた。
おはようございます。
今日は年間第12水曜日です。
み心の主・イエス・キリストとみ心の聖マリア、聖母の配偶者聖ヨゼフ、諸聖人の大いなる祝福がありますように!
また、大天使とすべての天使、私たちの守護の天使が今日も皆さまを見守り平和でありますようお祈りします。
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マタイによる福音
<その実で彼らを見分ける。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。>
そのとき、イエスは弟子たちに言われた。7・15「偽預言者を警戒しなさい。彼らは羊の皮を身にまとってあなたがたのところに来るが、その内側は貪欲な狼である。16あなたがたは、その実で彼らを見分ける。茨からぶどうが、あざみからいちじくが採れるだろうか。17すべて良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。18良い木が悪い実を結ぶことはなく、また、悪い木が良い実を結ぶこともできない。19良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。20このように、あなたがたはその実で彼らを見分ける。」(マタイ7・15-20)
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今日の教会の教えです。
偽りと偽善が蔓延する世の中です。偽物が溢れ、真実が歪められる現実の中で、私たちは混乱しています。権威が失われた世界、偽りの預言者たちが溢れる世の中で、真実なもの、善いものを見つけることは容易ではありません。社会が健全に成長するためには、三つの権威が正しく立つ必要があると言われています。子供の前での親の権威、生徒の前での教師の権威、そして信者の前での宗教指導者の権威です。
残念ながら、私たちの社会を支えているこの三つの基本的な権威が崩れています。子供たちは親の言葉に耳を傾けず、生徒たちは先生を無視し、信者たちは宗教指導者を信じていません。何が権威の基準であるかを見分けるのが難しい時代です。
イエス様の時代にも偽りの預言者が蔓延していました。ローマの支配下で選ばれた民としてのユダヤ人の地位を回復してくれるメシアが到来するという期待に満ちていたからです。イエス様は「羊の皮を身にまとってあなたがたのところに来るが、その内側は貪欲な狼である。」と比喩し、偽りの預言者を見分ける基準として彼らが結ぶ実を見るように言いました。分裂と対立、怒りと悪意を引き起こす指導者は偽りの預言者に過ぎません。
私たちの時代が求める真の権威は、人々に希望を植え、温もりのある世界を作ります。彼らが結ぶ実は「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、 柔和、節制」(ガラテヤ5・22)です。聞いただけで心が満ちるこの言葉が真の権威の印です。
親や教師、社会の指導者であるなら、自分がまいた種がどのような実を結んでいるかを見つめ、言葉ではなく、生活で権威を示す責任を持たなければなりません。
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イエス様の弟子の生活を送るため聖霊の9つの実、愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、 柔和、節制をより豊かに結ぶことができますように!聖霊、きてください。