紫藤恋~Amor De Tarapaca /Purple Love (directed in Chiese Taipei)
あらすじ
Elvies(チョ・オンゾー助言組)は父親のチョ・イサン(兆以上)とチリにやって
くる。そこにはイサンが6年愛し続けたモイン(夏毛)と娘のJojoがワインを造りながら暮らしていたのだが、モインは乳がんのため命を落とし、イサンはJojoを
引き取ることに。しかし夫に愛人がいたことを知った妻のシンウン(心運)は激怒し、これまで円満だった家庭は崩壊寸前になってしまう。イサンは仕方なくJojoを孤児院に預けることになり、オンゾはJojoに必ず迎えに行くという言葉と共に藤で作ったネックレスを渡す。数年後、成長したJojoは亦喬と名乗り、藤のネックレスを今も大切に持ち続けていた。ある日、亦喬は
ワイン企業の新作発表会に参加するのだが、そこでワイン企業のアジア地区総裁となったオンゾ(ハンジェソク)と再会する…
【始めに、この作品は2003年 ハン・ジェソクssi出演台湾ドラマです。中国語字幕で、そして中国語吹替えの作品です。所々の漢字を拾い読み 想像でドラマ観賞していましたが、skywalkerさまのご好意でハングルで1話から3話まで教えていただき、翻訳機にかけました。直訳だと意味不明であったりしましたので、私の感性も混じった(笑)意訳をしています。そのため、文章が稚拙になっていますが・・・どうぞご理解いただきますようお願いします。m(_ _)m
もし、このドラマを観賞されていて、意訳したものを読んで 少しでも楽しんでいただけたら、とても嬉しいです。^^】
[シナリオ] ザドングリョン 01-03
ハン・ジェソク:チョ・オンゾ助言組"役 : Elvies.ワイン会社総裁.兆以上(チョ・イサン)と正心運(チョ・シムン)の一人息子.早朝・ジョジョ(逆校)の初恋.
林心イム・シミョで (ヨヨックギョ "亦喬"役) : jojoハ・モイン(夏毛人)の娘.オンゾ(Elvies)の初恋.
黄有徳ファン・ユドク (ゴルイ 役) : 白光ペク・グァンの息子.医師.相違(サンイ)を片思いする.
時以南シ・イナン (ジンユルフィ 役) : 親が譲ったルガーの家(孤児院)とノバの株の.設計士. 亦喬を愛する男.
ウンヨル (ハン・サンイ相違 役) : 亦喬の孤児院友達. オンゾを片思いするようになる.
ソンフング (チョ・イサン兆以上 役) : 助言組のお父さん. 夏毛人の長年の恋人.
ドソンニ (正心運 役) : 助言組のお母さん.
タングジウィ (李白光 役) : ゴルイのお父さん.医師. 正心運を長い間片思いして来た.
林未定 (夏毛である 役) : 亦喬のお母さん.兆以上の長年の恋人.
搖り返し (幼いオンゾ 役) : Elvies(オンゾ幼い時名前)
株署威 (幼い亦喬 役) : Jojo(逆校幼い時名前)
★
<ワイン試飲会>
男 : 招待状を見せていただけますか?
亦喬 : あ~ちょっと捜してみます.
男 : 総裁様がいらっしゃった.
男 : 総裁様.
司会者 : ご来賓の皆さま、ご参加してくださってありがとうございます.当社は経営理念によって世界各国の優秀な葡萄酒のみを輸入して来ました. みなさんの声援を賜りまして今度試飲会を開くようになりました. 世の中で一番素敵なワイン,‘ティングタ’と’スィラズ’を皆さんにご紹介させていただきます。.
当社総裁であるチョ・オンゾさんを舞台の上にお迎えします.チョ・オンゾさん、こちらへどうぞ!
オンゾ : こんにちは?当社はワインを主に輸入して来ました
.愛する人のようにワインを惜しんでください。愛こそが最良の味をつけることができるからです.私は幼い時から万人から愛されるワインを愛しました.心の中から湧き出れる程、胸がときめくようなワインです。
そして、ついに完成しました。
今後とも変わらぬ心でワインを作ることをご約束致します.
暖かい心で作り上げたワインは、他のワインたちとは多くの差を見せます.
味を吟味してみると口の中で広がる愛を感じることができるはずです.
必ず愛に陷った人のように言葉では表現することができないのです.
心で感じて見てください.‘カバレオセバニュ−’と ‘マロッ’が一緒に作ったこのワインを・・・・
みなさんにご紹介します.
オンゾ : あ~ペン、落としましたか? さあ、どうぞ。.
オンゾ : ワインの中で幸せを感じる方はワインを本当に愛する方です.
甘美の味もその中に含まれています.
人々のようにワインもお互いに違う味を持っています。
.みなさんも葡萄酒のように暖かくて甘美にあふれた人生を送ってください.その温もりをずっと味わってください.
試飲会が終わって
シムウン : オンゾだわ!!
以上(イサン) : シムウン,シムウン.. 大丈夫か?..お嬢さん,ありがとう.. シムウン.. 行こう..
亦喬 : 知り合いなのかしら?.. 助言組(チョ・オンゾ)?
ワインの並ぶショップ ‘幸せ農場’ 前/ オンゾの車の中
オンゾ : (葡萄酒店の前で回想..)
<16年前チリ>
オンゾ : パパ,とても素敵です.
以上 : あの木は一本一本全部ワインを作る時使うものだよ
オンゾ : パパが一番好きなワインは? 何だったの?..
以上 : 幸せワインだよ .幸せ農場で作り上げたんだよ.
オンゾ : そうなの,‘幸せ農場’?
.パパ,どうして名前が ‘幸せ’ なの?
以上(イサン) : それが大切なんだよ
.ワインを飲んだ人たちが皆幸せになってくれたらと。モインおばさんの夢だそうだ.
オンゾ : (独白) 忘れることができない
その所幸せ農場.16年前.. 初めて私の心に入って来た一少女...
‘ジョジョ’
<チリ,‘幸せ農場’ 内,自宅>
以上 : このごろ事業は うまくいってますか?
男 : 飛行機の乗り換えは大変でしたか?
職員たち : Hola!(こんにちは!)
以上 : 職員たちが多いね.
男 : 事業が栄えたら職員も増やさなくては..
<居間>
男 : モインさん?そうでしょう?一応話そう。仕事があるから.. 後で.
イサン : じゃ後で.
モイン : 香水.. 変わらないんですね
イサン : 憶えていたの?
モイン : どうして来たんです?
イサン : ありがとう. ワインがたくさん生産されるという話を聞いてじーとしてられなくて.事業も重要だが農場に帰ってくることも大切じゃないか・・.
モイン : 心配なんですか?
イサン : ほんとは.. 一番心配なのはあなただ.
モイン : ゾフィン農場のために生きます. 去年はあまり天気がよくなくて今年見るに耐えなかったんです. 心配になれば電話します.遠くまで来る必要ないでしょう..
イサン : 言い訳ではないが あなたに会うのが夢だった..多分...6年ぶりだろう?
モイン : 分かりません.
イサン : あなたを片時も忘れた事がない. 6年間、いつも あなたのことを。
あなたと過ごした幸せな日々を忘れることができなかった.
あの人...捜したの?
モイン : もう、忘れました. 今のままで幸せです。 娘もいて、きれいな農場もあって。
.これ以上何を望むんですか.
イサン : モイン,すまない.. あなたの幸せを奪ってしまって...一生、償わなければならないよ.
モイン: お互いに幸せなら それでいいです.. やめましよう.. 息子さんてとてもいい子ですね.
礼儀正しくて郎らかで、躾をよくされていますね.
イサン : モイン,私とシムウンは...
モイン : 遅いです,もう休みます. お食事のとき声をかけます.
イサン : -モイン.. どうしても私を避けるの?
<ぶどう農場>
オンゾ : きみ、すごいな.
亦喬 : 私の友達よ. このぶどうでおいしいワインを作ることができるの.
オンゾ : 本当?
亦喬: うん.
オンゾ :踊り上手だね?誰が教えてくれたの?
亦喬 : ママが.
オンゾ : 幼い時からここで暮したの?
亦喬 : 私はここが大好きなの.でも、友達がいない.の
オンゾ : 本当?こんにちは,僕は Elvies(エルビス)!.友達になって嬉しいよ.
亦喬 : こんにちは,私は Jojo(早朝)!.私も!
<夕方,歓迎パーティー>
モイン : 食べなさい.
亦喬 : ありがとう.
男 : みなさん!一緒ににゾさん父子のために乾杯しましょう!
イサン : さぁ立って.. ありがとうございます.みなさんの努力と尽力がなかったら幸せ農場もなかったでしょう.幸せ農場がなければ今この瞬間もなかったでしょう.もう一度感謝いたします.Gracias!(ありがとうございます!) Arriba!!(乾杯
!)
皆 : 乾杯!乾杯!
男 : Let’s the dancing!(踊りましょう!)
亦喬 : エルビス,一緒に踊りましょう
イサン : どうしたんだ.手がとても荒れてるんじゃないの
モイン : 手が柔らかでなければいけませんか? バレリーナも足がとても厚いでしょう.
.葡萄酒は私が一番愛するんです. この手は私が幸せだという証拠です.
イサン : もう楽に暮らすこともできるんじゃないか. チャンスをくれないか? あなたと朝を迎えられるよう世話をさせてくれないか.モイン!
<ワイン倉庫>
オンゾ : ここ、どこ? 樽が多いね?
亦喬 : お酒を熟成させる所よ.友達になったから連れて来たのよ.
他の人はここ来ることができない.あそこにある全部が葡萄酒よ.
古いほど価値があるのよ
オンゾ : よく知ってるんだね.
亦喬: それは,ママが、私はママの娘だから、覚えなくてはと. そう思うの。
オンゾ : 笑う姿がとても可愛いよ!.まるで太陽みたいだ!.
亦喬 : これが何か分かる?コルク栓よ.
オンゾ : 大切なもの?
亦喬 : これがなければ葡萄酒に味をつけることができないの.
<ぶどう農場>
イサン : モイン!どうしたの? 疲れた? 休もうか?
モイン : 大丈夫です..
イサン: 本当に大丈夫なの?
モイン : はい..
イサン : 明日帰るつもりだよ. ここには これ以上おれないよ。あなたは私を苦しめるだけのようだ. 錯覚なのか? でも私は後悔しないよ.ちっとも...
モイン : そんなに早くですか?
イサン : もう、すべきことはやったよ. ここにいれば、あなたを よけい辛くさせるだけだよ.あなたを見る度に 私の愛は大きくなって・・・ その心は一度も変わってないよ
<ワイン倉庫>
モイン : 今年作ったんです.幸せになってください..
イサン : ありがとう..
モイン : このお酒名前は Vital Happinessです.
イサン : Vital Happiness?どうしてそんな名前をつけたの?
モイン : このお酒には生命力が感じられるんです. 飲む人が幸せになれるような・・・.
あなたが私に抱かされてくれた短い幸せのように.
イサン: モイン...
モイン : あなたが与えてくださった幸せを.. いつまでも 忘れません.
イサン : モイン..
モイン : 6年前にはあなたを断りました.6年後にも、私はひとつを選んだんです.あなたが与えた愛, あなたが与えた幸せで、 私は満足します.ここを発ってしまうと、私たちは罪人になってしまうんです.
<’幸せ農場’ 前で>
男 : 乗ろう,遅れるよ.
イサン : さあ.. エルビス,おばさんと早朝ジョジョにお別れを。
モイン : エルビス,パパのように素晴らしい人になってね.
オンゾ : はい.おばさん,さようなら.
モイン : ジョジョ,エルビスにあいさつしなさい.
亦喬 : エルビス,さようなら.. また会いたいわ.
オンゾ : 心配しないで.大人になれば また会えるよ.
男 : このままだと飛行機に乗り遅れるよ .さあ,乗って.
イサン : モイン,約束してくれ.幸せに暮すと..
オンゾ : ジョジョ!さようなら!
亦喬 : エルビス!
オンゾ : ジョジョ!さようなら!
亦喬 : また、きっと来てね!
オンゾ : 分かったよ!
亦喬 : さようなら!
オンゾ : ジョジョ!さようなら!
亦喬 : エルビス!
オンゾ : おばさん!
イサン : 止めて! モイン!
<病室前,廊下>
モイン : イサンさん,癌細胞が身の中に広がったそうです. もう手遅くれで直すこともできないんです. 化学治療は受けたくないです.ジョジョが驚くから. 今を幸せに生きたいんです. イサンさん,私は幸せです. ひとつだけお願いが........ジョジョをグンフォンイが運営する ‘ルガーの家’に預けてください.
<病室/ オンゾの家居間>
モイン : もしもし?
シムウン : すみません. チョ・イサンさんおられませんか.. どちらさまですか?
モイン : ハ・モインと申します.イサンさんはすぐ戻られます....あの どちら
シムウン : チョ・イサンの妻ですが. こんにちは..
モイン : どちらさま?
モイン : 奥様から電話です.
イサン : もしもし?
シムウン : その女は誰なの!
イサン : 友達だよ, 癌なんだ.
シムウン : 何ですって? 癌? それで遅れて帰って来るということ? その女のため? なぜ?
イサン : 私がここにいないと.
シムウン : そのこととあなたと何の関係が! その女と一体どういう仲なの!
イサン : 今は説明することができない. しかし.... 信じてくれ.
シムウン : 信じろって? どんなふうに?
イサン : シムウン, 私の話ちょっと聞いてくれ. シムウン! シムウン!
<農場内,建物入口>
オンゾ : 悲しまないで..
亦喬 : 恐いの. ママ.. 痛いの?
オンゾ : 心配しないで, おばさんはすぐ治るよ. おばさんは君が泣くの,嫌やがるよ. 笑わなくちゃ。おばさん、きっと良くなるよ.
亦喬 : 本当?
オンゾ : 僕、悲しい時や恐ろしい時 空を眺めるんだよ .あそこには神様がいらっしゃるよ!目を閉じて微笑めば,恐ろしくなくなって、幸せの声を聞くことができるよ
亦喬 : 空を見て微笑めば幸せの声が聞こえるの?
亦喬 : エルビスも、そうしたの?
オンゾ : 君も一人,僕も一人.. 葡萄酒のように僕たちの友情もずーと変わらないように.
これがあれば離れていても幸せの声を きっと聞くことができるよ.
亦喬 : ママに聞かせてもいい?
オンゾ : (独白) コルク栓は私に恋しさだけ抱かせてくれた. その後ジョジョは私のもとを去った.
その時私は初めてお父さんの深い心に隠されていた真実が分かった.
その心は...私たち家族の生活を変えていった.
<現在,オンゾの車の中>
オンゾ : 行こう.
<ワインショップ ’幸せ農場’ 前/ 逆校ジョジョの回想>
亦喬 : ママ,今日、友達ができたのよ ママも付けない.? エルビスお兄さんよ
モイン : お兄さんが やさしくしてくれるの?
亦喬 : よくしてくれるわ. お兄さんが大好きよ!.
モイン : 好きだと言うことが どんなことか 分かるの?
亦喬 : はい. 嫌いじゃないということでしょう? .ママ,大きくなったら エルビスみたいな人のお嫁さんになりたいわ.
モイン : この子ったら もうそんなこと考えてるの? ママのようにならないでね. 大人になって幸せをしっかりつかんでね. 絶対 ママのようには ならないでね,分かった?
亦喬 : ママ.幸せって何?
モイン : 幸せは楽しいこともそうだし .幸せは、お金でも買うことができないし.. 幸せになるためには二人の心が一緒にいなければならないわ. 大切にすることも. 勇気を持つこともできるの. 分かる?
亦喬 : はい.
<現在,ワインショップ前>
亦喬 : ファイティング!
<オンゾの車の中/ 過去回想>
亦喬:-コルク栓よ.
オンゾ : -大切なの?
亦喬 : -これがないと葡萄酒に味をつけることができないの.
オンゾ : (独白) ジョジョ~, どこにいるんだ? 幸せに暮しているの? 会いたい..
シムウン : 出て行って、出て行って!ここに入って来ないで!
イサン : シムウン!
シムウン : 消えて!
イサン : ジョジョはまだ幼い!
オンゾ : ママ!
シムウン : どこまで私を!これ以上! 6年でも足りないの? どれほど私を苦しめたらいいの!
イサン : モインさんはジョジョだけを残して死んだんだよ!
シムウン : もういいわ! ハ・モインだからじゃないわ, 素性の分からない子を入れることはできない! 家に入れるなんて 考えないで!
イサン : シムウン!
シムウン : 一緒に暮らすなんて、絶対できない!
オンゾ : ジョジョ ,泣かないで
イサン : こんな、・・酷いじゃないか! シムウン,信じてくれ.
亦喬 : エルビス!.
イサン : 私とモインさんとは、潔白なんだよ.
イサン : ジョジョはまだ幼い.んだ!
オンゾ : 空を見ていよう : ..恐くないよ.
イサン : うまく育てることができるよ.
シムウン : そんな!私には考えられないわ!!
イサン : シムウン!
シムウン : 出て行って!出て行って!
イサン : シムウン!
シムウン : 出て!
イサン : 興奮せずに私の話をちょっと聞いておくれ! シムウン! シムウン! ドアーを開けて! 開けて!
イサン : ジョジョ.. すまない一緒には暮らせないよ..
亦喬 : どうしてですか? 私は何も悪いことは。それでも だめなんですか?
イサン : だめなんだよ .どんな過ちもしていないよ.
亦喬:悪いことはしていないわ、.おじさんのために..
オンゾ : パパ! パパ!
オンゾ : パパ!
亦喬 : おじさん!
オンゾ : パパ! ジョジョを連れて行かないで! パパ!
亦喬 : おじさん! エルビスが~! 一人で外に!可哀想です!
オンゾ : パパ! お願い! パパ!
亦喬 : エルビス!
オンゾ : ジョジョ! ジョジョ一人でどうやって生きていくの! パパ! ジョジョが可哀想です!
亦喬 : おじさん..
オンゾ : パパ!
亦喬 : おじさん! エルビス! おじさん!
オンゾ : パパ!
亦喬 : エルビス!
オンゾ : ジョジョ! ジョジョ!
亦喬 : エルビス!
オンゾ : ジョジョ!
亦喬: おじさん, ドアー開けて!
オンゾ : パパ,連れて行かないで!.. ジョジョ!
亦喬 : エルビス!
オンゾ : ジョジョ! ジョジョ!
亦喬 : エルビス!
オンゾ : ジョジョ,泣くな. 空が泣かないからお前も泣かないで. ジョジョ,泣くな.
亦喬 : エルビス!
オンゾ : ジョジョ! 待っていて! 大きくなったら きっと会いに行くよ!
<現在,オンゾの車の中>
オンゾ : (独白) ジョジョ, どこにいるんだ? 大人になれば尋ねると言っただろう. 待っていてくれなくては.
<オンゾの回想>
オンゾ : ママ,ママ!
シムウン : 呼ばないで! だめよ! 裏切っただけだけじゃなくて, 悪い子供を家に連れて来るし? ママには、お前みたいな息子はいないわ!
オンゾ : ママ!
シムウン : 消えて!
オンゾ : ママ! そんなこと言わないで!
シムウン : 消えて! 悪い子! 顔を見るのもいや! 出て行きなさいけ! 出て行って!
オンゾ : ママ! ママ! 入れて! 寒いよ! ママ! 入れてください,
ママ! 寒いです...ママ...入れてください!寒いよ.. ママ!ママ!
オンゾ : ジョジョ,心配しないで.大人になれば必ず尋ねるからね.その時まで きっと待っていて.
<現在,オンゾの家前>
シムウン : だめよ! 裏切っただけじゃなく悪い子供を家にまで! お前みたいな息子はいない!
オンゾ : -ママ!
シムウン : -消えて!
オンゾ : -ママ! やめて!
シムウン : -消えて! 悪い子!顔も見たくない! 出て行け! 出て行け!
オンゾ : -ママ!ママ!
シムウン : オンゾだ.わ. オンゾよ.オンゾ!.. オンゾ! オンゾ!,行かないで. 許して .本当にごめんね.
オンゾ : そんな・・・言う必要ないです. 間違ってはいません.母さんは、息子のため傷を受けた方です. 悪いのは私です.・・申し訳ありません.辛くさせるので・・・.お大事に.・・もう行きます.
<レストラン>
亦喬 : マネージャー様.
マネージャー : 6時 1分,遅れたわ.
亦喬 : そんなはず,私の時計は...
マネージャー : 正確よ.会社規則に従って 30分置月給を削るつもりよ.
亦喬 : マネージャー様, わざとじゃないいんです! 私も間に合うように来たかったんです,
試飲会に参加したので遅れました.ワインに対する知識を積みたくて...
マネージャー : できるの! 皿洗いする子がワインが何なのか分かる? 試飲会さえ参加すればワインのことがすべて分かるとでも思う?
亦喬 : いいえ!今まで長い間勉強してきたんです. 頑張りました.
マネージャー : あなた年がいくつなの.?ママのお腹の中にいるときからワインが好きだったとでもいうの? 遅刻は遅刻なの! こじつけないで! そんな言葉で騙される私ではないの! 早く行って働いて!
亦喬 : すみません.
亦喬 : 一番おいしい味をつけようとすれば時間は...5年から10年の間が一番適当で
営業社員 : マネージャー様いらっしゃいますか?
亦喬 : 少々お待ちください.. ”ロシャ-シナ”です.. のどごしが良くて、食事によく合います!選り抜きのお酒です. シャングウィスプの赤い色は食欲をそそってくれます. 全部高級ワインです.
マネージャー : もちろん,高級レストランだから、安っぽいものはだめよ
亦喬 : マネージャー様.
マネージャー : あなたの仕事は何なの! ワインの鑑定士でもなるつもり? 皿を!割って月給でも弁償できなかったら、ずーと皿洗いよ!
<レストランキッチン>
亦喬 : -もう少し優しく言ってくれたらいいのに..あんなにきつく? 大丈夫よ..
いつかは優しくしてくれるわ.
<夜,ルガーの家’ 院長室>
亦喬 : 院長先生,こんにちわ.
院長 : どうしてこんなに遅く来たの?
亦喬 : 同僚が家に仕事があると言って。それで残業に。.レストランから持って来たんです.子供たちにあげてください.
院長 : いつも こんなにしてくれて。 子供たちのためにご馳走を。大丈夫なの..
亦喬 : 大丈夫ですよ。あ~!もうすぐお給料です.
院長 : ‘ルガー’のためによくしてくれて、ほんとうにありがとう!ジョジョのお蔭よ
.
亦喬 : そんなこと言わないでください. ここは私の家ですよ. もう こんなに大きくなりました.
必要なものがあればおっしゃてください.
院長 : 仕事も大変でしょう?.昼は ‘ノバ’で仕事をして夜にはレストランのバイトまで.. 倒れたらどうするの? 子供たちは、あなたの来るのを楽しみにしているわ.
亦喬 : 大丈夫です。無理はしていません.. じゃぁ...これから 12時前に来ます 安心でしょう? じゃもう帰ります おやすみなさい.
<ルガーの家/ 教室>
相違 : どうしたの?
ゴルイ : 忘れたの? 今日子たちに予防注射放してやる日じゃないか .さぁ プレゼント..
相違 : ありがとう.. みんな待ってるわ.
<ペンションノバ/ 庭園>
ユルフィ : ユルビだ!
ユルビ : ユルフィ!
ユルフィ : どうしてこんなにちらかして.年頃のお嬢さんが.大丈夫か!
ユルビ : 布団洗いなんて!面倒だわ!私しない!
ユルフィ : ユルビ. 布団をきれいにあらわなくちゃお客さんが来なくなるよ.
ユルビ : お客さんて どこよ! 誰も来ないわ!...ユルフィ,私たち 楽に暮そうよ?
ユルフィ : だめだ!パ パが残してくださったのに、どうして売るなんてこと! ルガーの家はどうする.ジョジョと子供たちの家が消えるなんて!.
ユルビ : ジョジョのためだと言えば? 融資も受けないと。 どうする.の?.
ユルフィ : 心配するな.飢え死ににはさせないさ.
ユルビ : もし、なったなら! 売ろうと売るまいと勝手にして! 私は他の働き口を探すわ!若くて金持ちの男に会うかも知れない.
<ルガーの家/ 教室前廊下>
院長 : 部屋へ行って休みなさい.さぁ行って.
子供達 : 先生.
ゴルイ : 院長先生.
院長 : 毎週、来てくれてありがとう.
ゴルイ : いいえ.
院長 : 遠く離れているから時間がたくさんかかるでしょ?.
ゴルイ : そんなことないですよ.私には一週間の中で一番意義のある時間です. .相違さんのために立派な医者になるつもりです.お金をたくさん儲けて心臓の手術を受けさせることが,望みなんです.
<ペンションノバ/ 庭園>
ゴルイ : さあ,ここにおいて.ここにおいて.
相違 : 分かりました.
ゴルイ : ジュースです.
ユルビ/ユルフィ : いただきます!.
ユルビ : 熱い.
ユルフィ : おいしそうだね. いただきます!みなさん座って. ジョジョ、.試飲会はどうだった?
亦喬 : すてきだったわ.
ユルフィ : 試飲会行ってから ‘幸せ農場’に駆け付けたの? 子供たちに治療をしてくれて疲れたでしょう~たくさん食べて.
ゴルイ : ありがとう.
ユルビ : ユルフィがこんなによくしてくれるから何でもやらなくちゃ?
ゴルイ : 来週に医師の集まりがあるんだ 素敵な友達紹介するよ.
ユルビ : 本当?ジョジョ!私たち一緒に行こう.
亦喬 : 私も?
ゴルイ : ジョジョには決まった相手がいるよ!.
亦喬 : 私には神様がすべてよ?
ユルビ : 神様を信じるの?永遠な生を得るの,?信じれば ‘ノバ’を守れるの. 一度結婚でもずーと一緒に住まない?
亦喬 : そう? 8歳の鼻チルチルと 12歳の頃 川端でスイミングをした姿さえ思い浮かべて笑わせるという話なの. 男に見るわけがないんじゃないの.
ユルビ : ユルフィにもそんな日があったの?
ユルフィ : ユルビ!,お酒も飲もう .豚皮食べる.?ゴルイのために一緒に乾杯しよう. 子供たちの診療で大変だったろう. さあ,乾杯! たくさん食べて.
亦喬 : ユルフィ,幼い時本当はどんなだったの?.
ユルフィ : やめて!お酒、飲んで.
<オンゾの家/ シムウンの寝室>
シムウン : 飲む.わ.
オンゾ : 横になってください.
シムウン : ここを出て行かないで.
オンゾ : 疲れるから もう休んでください.さぁ目を閉じて.
シムウン : そう,疲れるわね.. 本当に疲れる.. 崩れた家庭を守るために本当に疲れたわ
.. 体裁だけの妻であったの、.愛する夫は他の女に心が行っているの, ひとり息子には醜態を見せて、オンゾの一番大切な少女を追い出したわ あの時 夫を理解して,その子供を受けていたら..こんなに,愛と憎しみの間で.. もう修復できないわ、力もないわ. とても疲れたの..
白光 : シムウン.?シムウン.. やめて, .. もう大丈夫だよ..
<オンゾの家前>
ゴルイ: すごいね!.アジアで総裁って? おじさんに対抗するということ?
オンゾ : アジアで 2年間の仕事だよ 今年はアジアに会社を建てる予定で。私も驚いたよ.悩んだよ...
ゴルイ : ここにいるんなら 会社をやめて おじさんをたすけなくちゃ .おばさん見たろう?.君は唯一の息子だよ .お二人の傍にいてあげないと、おじさんとおばさん、お二人でどうやって暮す? どうしてなのかは分からないが 昔のことを忘れることができないのか? 君は家を継がなければ .おばさんを これ以上 傷つけるな. オンゾ, たまには 何も考えるなよ .ご両親にどうして そんなことができるんだ?
<ルガーの家/ ジョジョの部屋>
亦喬 : こめんね,夕食がまだで..
相違 : 仕事がきついんじゃないの?心配だわ.
ジョジョ : 大丈夫よ,勉強になるのよ!月給も少なくてきつい仕事だけど、とても好きよ.レストランで働いてワインのことも、お客さんたちと話もできて、知識もふやすことができるわ.今は頑張って仕事をして,きっと一流のソムリエになるわ!..
相違 : 羨ましいわ ,私も ‘ルガーの家’のために何かできないかって .私が年上なのに。年下のジョジョに世話になったばかりで.
亦喬 : どうして~?友達じゃないの. 相違、あなたは心臓、大変じゃないの それでも,孤児院で子供たちを教えているわ
相違 : 慰めないで.. 私なんかを好きになってくれる人はいないわ..
亦喬 : そんなこと!誰だか分からない?
相違 : だれ? そんな人いるの?
亦喬 : ゴルイさん! .言わないとわからない?ゴルイさん良い人よ 情熱家だし.
相違 : 亦喬!.私は自信がない.私には夢なんて持てるわけがないわ ジョジョとユルフィは違う.わ 二人には未来があるわ .ユルフィはあなたのことがとても好きなのよ.本当に羨ましい.わ.
亦喬 : そんなことないわよ. たまにはそっと一人にしてほしい時もあるわ..
相違 : ユルフィが嫌いなの?
亦喬 : ううん~とても,良い人よ!.. ただ...
相違 : 子供の時のことを・・・? エルビスのことまだ思ってるの?
<ルガーの家/ 庭園>
ユルフィ : 君の胸深くに まだエルビスがいるんだね 僕は大丈夫だよ. 負担にならないようにするから。でもその愛はすごいと思うよ.
亦喬 : 本当に大丈夫なの?
ユルフィ : 何回も言わなきゃだめかい?..
亦喬 : でも...
ユルフィ : 亦喬 ,思い出ばかり見つめないで。僕のことも、少しだけ見てくれたら.
亦喬 : 私もそうしたいわ, でも...
ユルフィ : いや,そんな意味ではないよ.. ちょっと深刻になりすぎた?そうだったらごめんね. ぼくが押し付けがましかったね..君が幸せだったら良いんだ. それだけで.
亦喬 : 私って わがままね
ユルフィ : 亦喬!君より心のきれいな人に会ったことはないよ!自分のしたいようにしていいよ..
亦喬 : 本当に大丈夫なの?
ユルフィ : 亦喬が幸せなら!.
亦喬 : ほんとにいいの?私、わがままよ!そんな人を好きになるなんて.
ユルフィ : ちょうどいいじゃない!それならライオバルも少ないよ.ジョジョ,君は世界で一番純粋でいい人だよ!.君を好きな人が現われるかも知れない.そんな予感がする.私は負けるかも..
亦喬 : なぜ?
ユルフィ : ライバルが多すぎて. でも、僕は男らしく勝負したいよ.このまま幼馴染で終わりたくない.
<オンゾの家/ 居間>
オンゾ : お父さん.
以上 : オンゾ!,帰って来なさい.別々に暮らすなんて。お互いに苦しむだけだよ。もういいじゃないか.これ以上耐えられないよ。
オンゾ : お母さんを愛しているのですか?お父さん!
以上 : 夫婦なんだよ.お前のお母さんと一生添い遂げるつもりだよ。
オンゾ : モインさんは?お父さん!
以上 : モインさんには しばらく夢を見ただけだよ.モインさんが死んで,私の感情も遠くなっていったよ.
オンゾ : 本当ですか?では、なぜ毎年同じ日にチリへいらっしゃるのです? なぜ店の名前を ‘幸せ農場’にしたんですか? 店にどうしてモインさんが亡くなった日に出た
葡萄酒が, 名前はどうしてゼシカインゴなんですか? お父さんはモインさんを忘れていません. お母さんのそばにいるときも,心では死んだモインさんを思っていたでしょう。 モインさんをそれほど愛していたのに,ジョジョをどうして手離したりしたんですか? ジョジョは、一人で・・・・気がとがめないですか?
以上 : モインさんの遺言だよ.モインさんは自分のことさえも忘れてほしかったんだよ. そしてお母さんの心情もわかったろう?私も仕方がなかったんだよ..
オンゾ : 仕方がない.?仕方ない! その言葉のため人生が変わったんです. チリでは仕方なくモインさんを愛するようになったし, 仕方なくジョジョをここに連れて来るようになったんですか.お母さんが怒り狂うと,お父さんは仕方なくジョジョを手離したんですね. 仕方ないというその言葉がどんなに皆を傷つけたか分かっていらっしゃいますか? お父さんはとても弱い方です. 愛を直視できない方です。お母さんを愛していないなら.. どうして別れないのですか?
以上 : お前のお母さんを辛い目にあわせるから. 言い訳になるかもしれないが面倒を見てやらなければ. この家から出ようとしても,お前も戻ってこなければ. お前が戻ってきてくれればお母さんも生きて行く希望が出るよ. オンゾ,お前に頼むのは初めてだよ.. 私の頼みを聞いて欲しい. 是非 家に帰って来ておくれ。
オンゾ : 申し訳ありません. まだ心の準備が・・・・.今、ちょっと捜したい人がいるんです.約束を守りたいんです. お父さん,ジョジョを何処に預けたか教えてください
<以上の回想>
以上 : -最初 私もどうすれば良いか .お母さんの反対がひどくてモインさんの遺言通りジョジョをルガーの家に預けるより方法がなかった.
<ルガーの家前>
ジョジョ : おじさん,ここはどこなんですか?
以上 : ジョジョ,これからは ここがお前の家だよ. 友達も多いし良い所だよ.これからは友達を家族だと思って、いいね.分かったかい?
ジョジョ : ええ、ママと約束しました.
院長 : まぁ大きくなったわね.この前はほんとに赤んぼうだったのに..
ジョジョ : ママのこと よく知ってるんですか?
院長 : あなたのママとはとても仲が良かったわ.あなたの家だと思ってね.ほら,あの友達が全部お兄さんで弟(妹)たちになるのよ.いいわね?
院長 : 素直ないい子ですね.モインさんが見なければならないのに...以上さん,ジョジョは私に任せてください. もうここが新しい家ですわ、新しい名前もつけます. もう以上さんとは、関わらないことにしてください.
以上 : モインさんにジョジョに会わないと約束しました. しかしこのまま去ることはできません. それで、私が後援者になることはいかがです? 学費を送ってやりたいんです. ジョジョを育てたいんです.ジョジョにとって少しでも役に立てれば.
院長 : それは...
以上 : 分け隔てすると思われるのですね.わかりました。絶対に口外しないことを お約束しましょう.
院長 : はい..
以上 : ありがとうございます.
<現在/ オンゾの車の中>
以上 : -私はジョジョをルガーの家に連れて行ったよ.しかし 3年後,ジョジョが重病にかかって、そのまま・・・.可哀想で、悲しかったよ。 モインさんに申し訳なくて。 ずっと心の中に抱いていた秘密だよ. どんなふうにしたらよいのか.オンゾ! ジョジョの面倒を見られなかったのは私の責任だよ.
<オンゾの家/ シムウンの寝室>
以上 : ジョジョのこと、オンゾに話したよ.
シムウン : オンゾは行ったの?
以上 : ああ..
<ルガーの家/ 入口>
オンゾ : -信じられない. 父が母のために 君をルガーの家に行かせてしまった. そして病魔が君の命を奪ったなんて. もう約束を守ることができなくなったんだね. 君と同じように寂しかったよ. でも、ジョジョがこの空の下に生きている!それだけで・・・嬉しくて.. 君にきっと会える時が来ると.
<ルガーの家/ 遊び場>
オンゾ : -僕たちの約束をまだ憶えてるかい?一緒に農場で過ごした楽しかったことを憶えている? いつも片時も忘れたことはないよ. 忘れることなんて絶対できないよ. 幸せになろう!そう言って神様に祈ったね. もうその幸せをつかむ事もできないんだね....ジョジョ,どうしたらいいんだ?、これから私は・・・・.
<オンゾの回想/ ぶどう農場>
オンゾ : こんにちは, 僕ははエルビス!.友達になれて嬉しいよ.
ジョジョ : こんにちは, 私はジョジョ. 私も嬉しいわ.
ジョジョ : あそこ全部、葡萄酒があるのよ.古いほど値段も高いのよ?
オンゾ : 君は笑う姿がとっても可愛いよ.まるで太陽みたいで.
ジョジョ : コルク栓よ.
オンゾ : 大切なの?
ジョジョ : これがないと葡萄酒に味をつけることができないのよ.
オンゾ : 君も一人なの・.. 葡萄酒のように僕たちもずーと一緒にいれたらいいね.離れていてもこれを見て楽しかったこと、忘れないようにしよう!
ジョジョ : エリビス,さようなら.また来てね.
オンゾ : 大丈夫だよ,大人になったらきっと会いに行くよ.
<現在/ ルガーの家,教室廊下>
オンゾ : -ジョジョ,私たち約束したじゃないか. 私は約束を守っているのに君は? 私を残して一人で逝ってしまうなんて...聞こえるかい? 私一人をおいて・・約束も忘れて一人きりで行ってしまったんだね!
子供達 : (音) 我家の前には小川が流れて後には丘があります.丘の上にはきれいな花たちがたくさん咲いたんです.花たちは火のように赤くて小川には白鳥がいます.
<ルガーの家/ 教室の中>
相違 :(ピアノを弾いている)
オンゾ : 止めないで!そのまま続けて弾いてください.(ピアノ音楽を聞いている途中どこかに飛び出す)
<ノバ及びルガーの家近く湖>
ユルフィ : ジョジョ!,ぶどう畑を幸せ農場のように作ればチリ(Chile)まで無理に行かなくても良いんじゃない?.
亦喬 : 世界中で唯一の場所よ.幸せ農場の代わりなんて考えられないわ.
ユルフィ : まだ質問に答えてないよ!.絶対にチリに行くの?
亦喬 : もう~.さぁ~しっかり釣りに集中して!
オンゾ : -ジョジョ!,空が泣かなければ泣かないって約束したね? でもずっと涙が出るのんだ.君にとても会いたい! そして自分自身がとても憎いよ. 君を守る事ができなくて. ただ何のすべもなく君を寂しく逝かせてしまったんだ. どうやって暮していたの? 約束を覚えてる? 大人になったら必ず会おうと!.どうして待っていてくれなかったんだ! なぜ! どうして待てなかったんだ! なぜ! なぜ! (ネックレスを湖に投げてしまう.そして湖に歩いて入って行く)
ユルフィ : 危ない! 見て! 気を付けて! 早く! 行ってはだめだ! 行っては!
亦喬 : 戻って!早く!
ユルフィ : 見て!危ない!危ない!
亦喬 : 気を付けて! 戻って!
ユルフィ : 早く戻って!
亦喬 : 早く戻って!ユルフィ!
ユルフィ : 持ってて!
亦喬 : ユルフィ!あの人助けて!
ユルフィ : どうしたんです!
亦喬 : 早く戻って来て!
オンゾ : 放して!
ユルフィ : 早く上がって!
オンゾ : 放して!
ユルフィ : だめだ!
オンゾ : どいて!
ユルフィ : だめだ!!上がって!
オンゾ : 関わらないで!
亦喬 : 早く上って来て! 争わずに早く上って来て!!
オンゾ : 関わらないで!
亦喬 : 早く上って来て!
ユルフィ : 上がるよ!
ジョジョ : ユルフィ! 気を付けて! そのまま! ユルフィ! 気を付けて!
ユルフィ : 大丈夫!
オンゾ : 放して! 関わらないで!
ユルフィ : だめです!
亦喬 : ユルフィ,大丈夫なの? チョ・オンゾさん?
<白光の回想>
白光 : シムウン?
シムウン : イサンが浮気をしたの.その女が生んだ娘を家に連れて来たのよ. 私は疑うと いつも否定していたわ. もう真実がわかったの. 6年間も私を欺いたのよ!6年も!
白光 : 確かなの? どうしてそんなことが? そんなことをするなんて信じられない.
シムウン : 今まで信じていたのに.それなのに長い間 私を. わからないわ.. 私が何を間違ったのよ?
白光 : シムウン,イサンを一度だけ許してあげよう.
シムウン : いやよ!
白光 : シムウン!
シムウン : 絶対許すことなんてできない!イサンのせいですべてを忘れてしまったの!その女の子供を家に入れることなんてできない!絶対だめなの!
<オンゾの家/ シムウンの寝室>
白光 : -シムウン.どうしてこんなに自分を辛くさせるんだ. ご主人は君を裏切って,息子は他の女の子供のため君を憎んでいて.出て行くのに、なぜこの家をどうして守ろうと思うんだ!
<オンゾの家/ 居間>
ゴルイ : もしもし? オンゾ?.僕だよ.メッセージを聞いたらにすぐ連絡して. オンゾ.避けてばかりするな. そしても君も男だ? いい,連絡くれよ. じゃ~
イサン : 白光,シムウンはどう?
白光 : 一応注射を打ったよ. 今は大丈夫だ. 眠ったよ. オンゾから連絡はなかったの? ゴルイ!オ ンゾから連絡は!
ゴルイ : はい.
以上 : 頼むよ.
ゴルイ : はい.
イサン : 白光,ありがとう. 君しか頼れる友達はいないよ. シムウンの力に慣れるのは 君だけだよ.
<ノバ/ 食堂>
ユルビ :湖に何を落としたのよ? 命より大切なものって何よ! ユルフィ,知ってるの?
ユルフィ : どうしてわかるんだ. きょう初めて見る人だよ。
亦喬 : 試飲会で私にペンを貸してくださった、その人よ.チョ・オンゾって言う.
相違 : チョ・オンゾさんだわ. 教室でピアノを弾いている時、急に来られて、ずっとピアノを弾いてくれって. とても悲しそうな雰囲気で、そのまま行ってしまったの.
ユルビ : 湖に何かを落としたのではなく自殺しようと?.
ユルフィ : チョ・オンゾさん?
ユルフィ : チョ・オンゾさん! 一緒にどうですか.
オンゾ : 部屋は空いてますか? 何泊かしたいのですが..
<ノバのペンション/ ルーム>
ユルフィ : どうぞ入ってください. 山と湖が見える所です.このペンションで最高の部屋です.
ユルビ : 私たちが育てたぶどうです.おいしいですよ. ぶどう畑があるから一緒に行って見ませんか?.
ユルフィ : 机にパンフレットがあるから一人で行くことができるんじゃないか. うるさく言って申し訳ありません. フロントは 9番です.電話しようとすれば 0番を押せば良いです.必要な
ことがあれば いつでもおっしゃってください.
ユルビ : 行って見たいところがあれば私が案内しますよ.
ユルフィ : やめて
ユルビ : なぜ?
<ノバのロビー>
ユルフィ : ユルビ!,何をするの.お客さんが驚いて逃げだすよ.
ユルビ : これはチャンスよ. 本当に格好いいわ. 頭がどうかしちゃったの?. 1976年,独身じゃないの?
ユルフィ : パスポートだけでどうして独身か、そうじゃないのか分かるんだ?
ユルビ : 直感よ直感!未婚ですごく金持ちだって!
<ノバの庭園/ プール>
相違 : 今夜、あの人も呼ぶの?
ユルビ : ああ~,我家のお客さんじゃないの. 自分の家のようにくつろいでもらわなくちゃ.
亦喬 : あの人何か悲しい事があるみたいだから. 多分出ないのじゃぁ?
ユルビ : 誰が声をかけるかで違ってくるわ!
ユルフィ : じゃ、自信のある君がやってみて. お客さん逃げださないように.唯一のお客さんだから. その人が泊まらなかったら来年春まで閉業になるかも.
ユルビ : 心配しないで.ユルフィは私の真価をわかっていないのね. 他の男たちはユルフィように目が変じゃないわ.
ユルフィ : 嘘.
相違 : そう?
亦喬 : 醤油がないわ. 私が持って来るわ.
ユルビ : こんなに多いの?
相違 : そう.
<ノバのロビー>
亦喬 : ちょっと待ってください.パスポートとペンを返します. 湖に落としたのは何です? 湖に何を落としたんですか?, ユルフィが代わりに捜したんですが.湖が広すぎて探すのは大変になると思います.
オンゾ : ネックレスは捜すことができるんですか?
亦喬 : ネックレスですか? 小さすぎて大変でしょうね. 夕方 7時に庭園でバーベキューパーティーをするんです. よろしければ一緒にいかがですか.?
オンゾ : ベルででも知らせてくれますか?
<ノバ/ルガーの家近く湖>
オンゾ : -ジョジョ!,もう少し早く尋ねて来ていたら、すまない. 思い出のネックレスを投げてしまったこともすまない. 君と一緒にいて、声を聞くこともできないけど, 空を眺める度に君がそばにいると感じるよ. 私だけの天使, 私の初恋..
<夕方,ノバの庭園/ バーベキューパーティー>
相違 : ユルビは?
亦喬 : また部屋の中でシンデレラになる夢を見ているわ.王子と幸せに暮すのがユルビの夢なのよ.
相違 : 女性はみんなそうだわ.
亦喬 : 私は違うわ.
相違 : 違うはずはないわ.それとも自立的な人なの.
亦喬 : そうじゃないけど.. 似合わないわ.
相違 : 亦喬, 湖に投げたネックレスに何か特別なことが?
亦喬 : 知らないわ. 雨が降りそうね、時間を無駄にしてはいけないわね. 私がお連れしたほうが?
相違 : いいえ.迷惑をかけても. どうしたらいいのか私にも分からないわ..
亦喬 : 独りで悲しんで落ち込んでばかりいてもはいけないでしょう.
相違 : もうちょっと待ちましょう. 気持ちが楽になるかも..
ユルフィ : どうぞ飲んで. 申し訳ありません,ここにワインはないです.
オンゾ : ワインのことよく知っているかです?
ユルフィ : 詳しくは分からないです. どうしてワインのこと言ったのか知りたいでしょう? 亦喬から聞きました、ワイン会社の総裁ならワイン通だと. 亦喬はワインが好きです. ワイン鑑定士になるのが亦喬の夢です. なぜだかよく知りませんが,亦喬が望むなら夢が実現できるように傍で力になりたいんです. どうぞ座って. ちょっと用事が.
相違 : おいしそうね.
オンゾ : ここにいるって どうして分かったの?
ゴルイ : 10年間も一緒に過ごしたじゃないか.君が何を考えているかはよく分からないが, それでも友達じゃないか .君のいる所が分かったから良かった. いつ家へ帰るつもりなんだ? おばさんが心配するよ. 君は一会社の総裁だから会社の仕事だけじゃないよ. オンゾ.
オンゾ : 帰らないよ. なくしたんだ.
ゴルイ : 何を?
オンゾ : ジョジョにもらったネックレス.. 湖に投げてしまったよ. まだ見つからないんだ.
ゴルイ : どうしてそんな事に.
オンゾ : もっと早くジョジョを捜していたら、変わっていただろうか? 私が手を放さなかったらジョジョが私を去らなかっただろうか?
ゴルイ : オンゾ!
オンゾ : 私が帰って来なかったら こんなに心が痛くはなかったんだろうか?
ゴルイ : 変わらないさ! 君が帰って来なくても手を放さなかったと言っても変わらないさ! 運命だったんだ 意地をはらないで.
オンゾ : 少なくとも試してはみたよ.
ゴルイ : 今も機会はある. 家では君が必要なんだ.
オンゾ : そんなことは聞きたくないよ.
ゴルイ : オンゾ.
オ
ンゾ : 時間が必要だよ.
ゴルイ : 相違?
オンゾ : 知り合いなの?
ゴルイ : 病院の実習の時僕の患者だったんだ. その時からの知り合いさ.相違を初めて見てから、忘れられなくて.
オンゾ : 一目に惚れだね.
ゴルイ : 相違にはまだ言ってないんだ.
オンゾ : 相違?
亦喬 : ちょっと気がはれました. 一緒に食事でも. どうして仲間に入らないんですか. 楽しいのに一人でどうして?っていっています.
オンゾ : 幼稚なことには興味ないんですよ.
亦喬 : 幼稚なんですか? 賭けましょうか? 私が探し物をきっと見つけますよ.
ゴルイ : みんな揃った?
オンゾ : さあ,始めます. 大きい数が出れば勝ちです. できないですか?
亦喬 : 誰がそう言いました?
亦喬 : -いいわ,もっと大きい数が出るはずなのに.
亦喬 : ネックレスきっと見つかりますよ.
ユルフィ : ペンションで落としたのだから 私にも責任があります.
相違 : 捜す事ができないの?
オンゾ : 捜さなくても良いです.心を鎮めたくて したことですよ. ネックレスを捜すことができるという期待は持っていません. もう手遅れです、このままで. もう休みます.
亦喬 : 絶対 捜してあげましょうよ.
<ノバのペンション近く湖>
亦喬 : きっと見つかるわ.
ユルフィ : ハハハ..
亦喬 : どうして笑うの?
ユルフィ : まるでパンダみたいだよ.
亦喬 : ずっと笑ってるつもりの? そんなにおかしい?
ユルフィ : あざ笑ってるんじゃないよ. 可愛くて. パンダは捜せないけど.
亦喬 : そんなに迷惑を? 私がお金をもらうんじゃないのに.
ユルフィ : なぜそんなに気を使って.
亦喬 : 幼い時はいつもあなたが何でも捜してくれたわ. でもどうして捜す事ができないの
ユルフィ : それは...
相違 : 大変な事になったの.
亦喬 : え!..
相違 : ユルフィよ,
ユルフィ : どうしたの?
相違 : 法院で差し押えをしに出たの.
ユルフィ : 何?
相違 : 行こう!
<ペンションノバ入口>
だめです!こんな行動すれば公務妨害罪で起訴することもできます.
家がなくなったと考えて.
ユルフィ : ユルビ!
ユルビ : ユルフィ!ユルフィ!どうして嘘ついたの!
ユルフィ : ユルビ!
ユルビ : もう融資ももらえると! 心配するなって! 門の貼紙は何? 飾りなの?
ユルフィ : ユルビ,たいしたことじゃないさ. 少し問題が起こっただけで. 何日後に融資を受ければ すべてうまくいくさ.す こしの間、品物を押収するだけ、つまらないものばかりだよ.
ユルビ : いつまで嘘をつくつもりなの! みんな知ってるわ! 長い間お金を出す事ができないと!仕方のないことなの? もう方法はないの?
ユルフィ : ユルビ!,僕は...
ユルビ : ここはあまり好きじゃなかったわ、でも雨風を避けることができる所だった!みんな古いけど我家だったわ! ご両親が残してくださった唯一の品物じゃないの! それなのに今は? 今残ったのは何なの?
ユルフィ : ユルビ!.. 本当に...君を君のためでもこの家を守りたかったよ. 能力がなかったんだ.でも...ご両親の代わりに君を喜ばせたかった. 愛されながらどんな心配もせずに生きて行ける家をあげたかったんだ.
ユルビ : ユルフィ, 私はユルフィを木のように思ったの. 雨風が吹きつけてもユルフィは動搖しないと.どんな問題でもすべて解決することができると思ったの! でも...間違いだったわ. ずいぶん長い間思い違いをしたわ. ユルフィは私に幻想だけくれたわ!そ んな嘘をつくなんて.. 酷すぎるわ! 現実を直視するようにしてくれるべきだったわ! 私が
信じた花や木はとうに根からとても・・・
ユルフィ : どうしようもなかったんだ. 融資も受けられるだけ受けて, あちこち聞いて回ったよ.それでも足りなかったんだ.ユルビ!.まだ希望はあるよ.
ユルビ : なぜ早く言ってくれなかったの, なぜ!
ユルフィ : 言えばどうなった?ユルビ ここが嫌じゃなかったのか. 貧乏が嫌いじゃないか. この家を守っていくのが嫌になったんじゃないよ. 努力しても報われない時もあって. ユルビ、僕は君の願いを叶えられなくて. でも、叶えられたらと.
相違 : ユルビ..
ユルフィ : 申し訳ありません.内輪のことを. 辛い目にあわせて.. あ~どうぞ楽にしてください.大丈夫です.今はまだ営業しています.何でもおっしゃってください。
ユルビ : 泊まってもらっても何にもならないわ!
ユルフィ : ユルビ.
ユルビ : そうじゃないの! チップをいくらもらったってノバをいかすことなんてできないよ!
ユルフィ : 一日でもここにいらっしゃれば大切なお客さんだよ. 僕たちは最善を尽くさなければ.
ユルビ : 何を守るの.すべて差し押えられてるのよ. お金がなければ土地もすべて奪われるわ!まだ望みがあるとでも? 私たちは破産したんだって! 破産! ここだけじゃなくこの地に建てたルガーの家も消えるようになるのよ!.
相違 : ルガーの家が?
亦喬 : もしルガーの家までも...
<ルガーの家>
子供達 : 何~.
院長 : 皆さん,教室に入って.
亦喬 : 早く行って. みんな,並んで. 1列に並んで相違お姉さんと一緒に音楽室へ行ってね.さあ,いい子ね.
ユルフィ : 院長先生.すべて私のせいです.
院長 : だめよ.まだここを取られるなんて事.子供たちにこんな姿を見せられないわ. 子供たちは私たちの希望よ. 私たちの希望が傷ついたら、守れなくなるわ .そうでしょう?
ユルフィ : 院長先生.. 申し訳ありません.
院長 : そんなこと言わないで.
ユルフィ : でも...
院長 : 何かを守るっていうことは大変な事なのよ.大変な力と努力をしなければならないの. どんな時でも希望をすててはだめよ. でも試練を受けるのね. 子供たちのことをずーと見ているから,他の人よりずっとよく分かっているのよ. すまないのはこちらのほうよ。何も力になれなくて.
ユルフィ : いいえ.どんなことがあってもルガーの家も守りたいです. 先生に心配をおかけしたくなかったんですが..
院長 : 独りで悩まないで.これからは.
亦喬 : ユルフィ.
ユルフィ : 先生に挨拶してから行くよ. 先に行って.
<ペンションノバ庭園>
亦喬 : 空も泣かないから泣かない. 大変なときでもそばにいて守ってあげる.
ユルフィ : 亦喬!
亦喬 : ユルフィ.. 今まではあなたが私を守ってくれたわ. 独りで悩まないで. あなたはいつも喜ばせてくれたし,悩んでいるといつも助けてくれたわ. 私もあなたの力になりたいわ. どうしてあなたはひとりで抱え込むの. あなたがしてくれた様に私が今度は力になりたいのよ?
ユルフィ : そんなに言ってくれて、嬉しいよ. ほんとうに.
亦喬 : だめでもともと,.今度位は本当にあなたのために何かをしたいの. 口先だけじゃないわ.
ユルフィ : 君が大変になるのはイヤなんだ.
亦喬 : 私、温室の花ではないわ.雑草みたいにかなり逞しいのよ.ほら笑った!
ユルフィ : 本当に一緒に苦労したいの?
亦喬 : じや~.苦労だと思わないようにして. 私たちが手を握ればなんでもやれるわ. どう?信じられる?賭ける?
ユルフィ : また賭けたいという話が出る? 信じて! 僕は絶対倒れない!
亦喬 : ユルフィは絶対倒れない!
ユルフィ : 私、ユルフィは倒れない!
亦喬 : 私はユルフィを信じてる!
ユルフィ : 亦喬はユルフィを信じる!
亦喬 : 亦喬はユルフィを信じる!
ユルフィ : 亦喬はユルフィを支持する!
亦喬 : 亦喬はユルフィを支持する!
ユルフィ : ユルフィもジ亦喬を支持する!
亦喬 : ノバ,ファイティング!
ユルフィ : 亦喬,ファイティング!
<ペンションノバ/ 食堂>
ユルフィ : 議論はすべてし尽くしたから,それぞれが仕事を一つずつ担当して .もう一度言うよ.改修は私が責任を負って,プログラムはジョジョが担当. 賛助者名簿は相違が引き受けるから,接待はユルビ、ゴルイが担当.今度は真面目にやって.
ゴルイ : オンゾ,君も手伝ってくれるよね?
オンゾ : 僕が?
ゴルイ : うっかりするところだったな. 持って来たの.
ユルビ : ここに泊まってくれるんですね?
ユルフィ : ユルビ.
相違 : 助けてくれるんですか?
オンゾ : そんなことには関心ないです
ゴルイ : オンゾ. オンゾ. オンゾ!
<ペンションノバの庭園>
ゴルイ : オンゾ!.訳もなく他人に八つ当たりするな.
オンゾ : 何?
ゴルイ : 相違にそんな言葉使いを!
オンゾ : 相違さんに悪意はもってないさ.
ゴルイ : 辛い思いを持たない人なんていない! もう少しみんなと打ち解けて. ジョジョのために辛いのはよく分かるよ. それでも打ち勝たなくては. あの人々はお前よりもっと辛いこも経験しているが笑っているよ! 君の傷は何でもないさ!
オンゾ : 傷は比べられるものじゃない!.
ゴルイ : オンゾ!
オンゾ : 傷を受けた事がなければ他の人を傷つけてはいけないのか?そ の傷は自分も欺くことができない. 自分をいくら欺いても忘れることができない. 忘れる前まで私は笑うことができない.
<オンゾの会社>
職員1 : おはようございます.
オンゾ : おはよう.
職員2 : おはようございます.
オンゾ :おはよう.
秘書 : お父さんが会議室で待っていらっしゃいます.
<オンゾの会社/ 事務室>
以上 : オンゾ..
オンゾ : 何か用事ですか? 忙しいのですが
以上 : オンゾ.. お母さんが病気なんだ. 一度家に戻ってくれないか. オンゾ,父がこんなに頼んでいるんだよ. お母さんに会ってみて. 今のお母さんにはお前が必要なんだ.
オンゾ : お父さん,お母さんに必要な人はお父さんや私ではないです.
以上 : いや,彼女に必要なのは家族だ. 行って見なさい. 以前のようにならないように
オンゾ : いいえ! ジョジョへの仕打ちをを絶対忘れることができないです! とてもエゴイスチックです. 自分の怒りを弱い少女に向けたんです. 私が見た中で一番醜い事でした. 残忍でエゴイスチックで,あまりにも非情です. なのに、どうして許せというんですか? ジョジョにした約束を もう守ることもできなくなってしまったんです!
以上 : オンゾ
オンゾ : 帰ってください. 二度と見たくないです. お父さん,お父さんのため自分自身が嫌になりました. まだ幼い少女にどうしてそんなことをしたんです! ジョジョを守ることができなかった私自身が憎いです .もっと憎いことはもうすべてが取り戻せないという真実です! お母さんのところへ行って下さい. お母さんにはお父さんが必要です.
以上 : オンゾ.. ゴルイから聞いたよ. ジョジョとのネックレスをなくして大変だと...ジョジョの写真だよ. これを見て少し心が楽になれば良いね. 内緒にしていたんだ. 君のお母さんに見付からないか心配で.時間があまりにも早く流れてしまって. 十年の歳月が過ぎ去ってしまったよ. この写真だけがジョジョの唯一の思い出になってしまった. 時間があればお母さんにちょっとだけでも会ってあげなさい..
<オンゾの家/ シムウンの居間>
白光 : 今日はどんな様子?
シムウン : よくなったわ.忙しいのに何度も来てくれて、仕事大丈夫なの?
白光 : 大丈夫、心配ないよ、君は私の友達でもあるし患者でもあるんだ.
シムウン : 時々、イサンよりあなたの方が親切だと思うの.頼れることも、そして...
白光 : シムウン,私は君が幸せだったらいいんだ.君の幸せだけが. いつでも傍にいるよ
シムウン : 私は...そんなことはできない. 私は死ぬまで幸せになれないわ. 取り返しのつかない過ちを. ジョジョのために、あの子は私を憎んで,オンゾは私の元を去ったの. 白光,オンゾが何処にいるか調べて? どこいるの早く教えて.
白光 : ゴルイが言うにはジョジョが死んだという消息を聞いてルガーの家に行ってみたらしいよ.. ルガーの家の近くのノバという所に泊っていると.
シムウン : じゃあ...会いに行くわ.. 会わないと.
白光 : まだ、衰弱しているのに、行くならもう少し後に行こう. オンゾは傷を受けたんだよ. 君が行ったら むしろまた昔の事を思い出すかも知れない. さぁつかまって.さあ,座って.
シムウン : 私がこの家を壊したのよ.イサンの言葉通りジョジョを育てなければならなかったの.私は良い妻になる事ができないわ. だからオンゾが私を嫌やがるよ.
白光 : シムウン,言わないで.そんなに自分を責めると私の心まで痛いよ.
シムウン : 白光,ジョジョを連れて来たら,オンゾは私を許してくれるかしら?
白光 : 君は何も間違っていないよ. イサンの許しも必要ないよ. ジョジョは死んだんだよ.
シムウン : オンゾがその言葉を信じる? あんなに元気だった子が急に病気で死ぬなんて事. もしかすると私をなぐさめるためにそう言ったかも. 私を裏切った事や,死んだモインの娘を忘れるためにね. でも、真実はひとつよ.ジョジョはどこかで会える日を待っているかも.
白光 : シムウン,変なことを考えないで. もうずいぶん昔の事だろう. あの子が生きていても、イサンのことも もうあきらめよう.
シムウン : イサンも仕方なく譲歩しているのよ. きっと苦痛なはずよ. この家が私には地獄になってしまったのよ. 白光,力になってくれる人はあなたしかいないわ. ジョジョを捜してほしいの! 今度はジョジョを受け入れるつもりよ.
白光 : モインとイサンのせいで、あんなに傷ついたのに? どうしてその二人の子を家に連れて来ようとするつもりなんだ!
シムウン : 彼のことを愛してるの. 彼の心のなかにいつも私をおいて欲しい. どんどん遠くなっていくようで. 憐れみでもいいの、以前のように私を見てくれたら.
<ルガーの家/ 庭園>
亦喬 : やったぁ!ユルフィ万歳!
ユルフィ : そんな大変なこと? 風船を縛るのも大変だよ. そんな言葉でなぐさめて?
亦喬 : そう? ユルフィ,万歳!
ユルフィ : だめ!,まだ弱い.もっと強く....
亦喬 : 何?
ユルフィ : ジンユルフィ,愛してる.
亦喬 : 鳥肌たつんじゃないの.
ユルフィ : どうしたの?
亦喬 : 周囲に人がいるのに?
ユルフィ : 一つも恥ずかしくないよ. 乗り越えることもできるさ.
亦喬 : 克服は何か.
ユルフィ : 見返りを期待しない心で見るんだ.
亦喬 : 分かった!.ジンユルフィ. 妹がお兄さんを愛することのように愛する. どう,誠意もあって恥ずかしくもないでしょう?
ユルフィ : 分かった,パス. あ~.. ぶどうをどんなふうに風船に縛るか?
亦喬 :チャリティに来られた方々が風船を空高く飛ばして, その風船がお客さんたちの希望と幸せを運んで, そして種子も幸せに育ったら. そうしたら あちこちに素敵なぶどう畑ができるわ. どう素敵でしょう?
<病院>
白光 : さあ.. 終わったら私の部屋に来て.
看護婦 : はい.
白光 : 整理をちょっとしてくれ.
看護婦 : 分かりました.
白光 : ゴルイ.
ゴルイ : お父さん.
白光 : これは何なんだ?
ゴルイ : 相違がお腹がすいていて. 食べ物ちょっと買って来ました. (とても緊張したように見える)..
白光 : 今は休息時間なのか?
ゴルイ : やることもありませんので.
白光 : 付いて来なさい.
<病院/ 白光の診療室>
白光 : 患者に近付くなと言ったろう.
ゴルイ : お父さん.どうして相違を受け入れてくれないんです? 先天性心臓病のせいですか? 孤児だからですか
白光 : 学歴,外貌,家柄を考えれば,相違よりきれいな子たちがいくらでもいるだろう. どうしていつ死ぬかも知れない女を選択するんだ?
ゴルイ : お父さん, 愛に貴賎があるということを初めて知りました.!
白光 : 愛にはないかも知れないが 結婚はつり合いの取れる家同士がするものだ .でないと,絶対幸せにはなれないんだ.
ゴルイ : 幸せは真実から湧き出るということを知りました.
白光 : 年を取ればわかるようになる.相違は荷物にしかならない.
ゴルイ : お父さん.両親がいないゴルイなら充分に可哀相な女と?.どうしてそこまで相違を嫌うのですか!
白光 : ゴルイ. お前はまだ幼稚だ.純粋すぎる. しかし忠告だ. 相違ような女が我家の嫁になることは許さない.
ゴルイ : 私は相違がとても好きなんです! こんな感情は初めです!
白光 : やめなさい! 簡単に愛を論ずるんじゃない!
ゴルイ : お父さん!
白光 : いいか!何を言っても聞けないのは分かる. 相違みたいな子のために私たち二人争うのはやめよう. 二日後にお見合いしなさい.
ゴルイ : 私は受け入れることができないです. 私のことですから干渉しないでください!
白光 : ゴルイ! よく聞いて! お前は私の息子だ. これから医学で後を継ぐ人間だ! 結婚は私の許諾を得なければならない. お前に選択の権利など、ないんだ!
<病院入口>
ゴルイ : 相違! 相違! 相違! 僕を信じて!
相違 : 早く行ってください.
ゴルイ : 相違! 相違! 相違! 私は本気だ.永遠に変わらない! 相違!
<ルガーの家/ 庭園>
亦喬 : さぁ.. 大門きれいだわ.
ユルフィ : 私も熱心にしたからご褒美をもらわなくては.
亦喬 : どうして初キスを奪って行こうとするの?
ユルフィ : 初キスを誰に与えようと?
亦喬 : 当然私の初恋よ!
ユルフィ : 亦喬,恥ずかしくて そのこと分かる. 認めなくても構わない.僕たち二人は確かに初恋だから.
亦喬 : やめて. 少しは真剣になれないの?
ユルフィ : 亦喬, こんなに真面目に思ったのは初めてだ. 君を守りたいよ. 初恋と思わなくてもいいんだ. 君は僕の花嫁になる人だから.
亦喬 : 花嫁? ジンユルフィさん, いつからこんなに勇ましくなったの? 誰かに聞いてみようかしら?
ユルフィ : 神様に聞いて見て.
亦喬 : 神様? でもね、どうして私にはどんな言葉もおっしゃってくださらないのかしら?
ユルフィ : 忙しすぎて僕に伝えてくれってさ.
亦喬 : 笑っちゃうわ. 相違だわ.
亦喬 : 相違,どうだったの?
相違 : ゴルイに招待状は伝えたわ.ゴルイも手伝ってくれるわ.
亦喬 : 本当?
ユルフィ : よかった.絶対成功するよ.
亦喬 : 私たちは成功するわ.がんばろう!
ユルフィ : 絶対 成功!
亦喬 : 成功するわ!
<ゴルイの家/ 白光の書斎>
男 : 調査して見た結果 1986年後 10年の間子供が死んだという記録はなかったです.でもその子供をまだ捜す事ができないのです.
白光 : いいさ, それだけでも十分だ.ありがとう.
シムウン : -ジョジョを捜すことをちょっと手伝ってくれるか? ジョジョをほんとに受け入れるつもりなんだね.
<オンゾの家台所/ 白光の書斎>
シムウン : もしもし?
白光 : シムウン,私白光だ.
シムウン : どうしたの?
白光 : ルガーの家でチャリティを開くんだが,一緒に行くかと思って.. ジョジョがもし死んでいなければ会えるかも知れないと..
第1回~第3回終り
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...자등련까지![~](https://t1.daumcdn.net/cafe_image/pie2/texticon/ttc/texticon28.gif)
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대단합니다![~](https://t1.daumcdn.net/cafe_image/pie2/texticon/ttc/texticon28.gif)
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사진도 붙이셨네요![~](https://t1.daumcdn.net/cafe_image/pie2/texticon/ttc/texticon28.gif)
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사실 전 너무 재밌어 하고 있는데.. wonjun님, 힘드실 것 같아요.. 그래도 힘내시길.. ![^0^](https://t1.daumcdn.net/cafe_image/pie2/texticon/ttc/texticon50.gif)
네![~](https://t1.daumcdn.net/cafe_image/pie2/texticon/ttc/texticon28.gif)
^^